戦国BASARA/エロパロ保管庫

星合の空9

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「謙信様…」
暗い夜の中、かすがは星を見上げつつ主が戻るのを待っていた
(何であの時、一緒に入ろうと…)
謙信を男だと信じているかすがは謙信の言葉が信じられなかった。異性と混浴するのは彼女には
戸惑うことだった。愛してやまない人ならばなお更である
(で、でも…謙信様の体って、さぞや綺麗なんでしょうね)
かすがの頭の中には裸の謙信(男)の姿が薔薇の花びらが舞うキラキラした空間に
浮かび上がり…そして…
「い、いけませんわっ! そんな事を考えるなんてっ!!」
かすがは顔を真っ赤にして大きく頭を横にぶんぶん振った

「何がいけないの?」

「ええっ! そ、それは……………って?!」
かすがの顔が急に険しくなった
「よっ! お久しぶり…って、今日で二度目だったね」
蝙蝠のように木に逆さまにぶら下がった佐助がそこにいた
「なっ、なぜ貴様がそこにいるっ!」
かすがは物凄い剣幕でとっさに巨大手裏剣を構えた
「そんな物騒なもん持っちゃって。忍び同士、ゆっくりお茶でもしようと思ったのに」
佐助も木から下りると大型手裏剣を構えた
「はっ! さては謙信様のお命を狙いに来たのだなぁ! 卑怯者め!!」
「…へ? 上杉謙信もここにいんの?」
佐助は鳩が豆鉄砲を食らったようにきょとんとした。彼はてっきり自分達の行動を嗅ぎつけて
かすがが信玄を暗殺に来たのだと思っていたからだ
「呼び捨てするなっ! 覚悟しろっ!!」
かすがが飛び掛るように攻撃してきた
「おいおいおい、ま、待て! それならうちの大将…もとい、武田信玄公も温泉に入ってるぜ」
佐助はとっさに回避しつつかすがに説明した
「……なに?」
かすがの動きがピタッと止まった
「(やれやれ…)そういうこと♪ いやぁ、さっきまで戦っていた大将同士が仲良く裸の付き合いなんて面白いねぇ………え?」
佐助が軽く冗談を言いつつもかすがの物凄い殺気にビクリとした
「武田信玄と…」
「いや、うちの大将は奇襲するなんて卑怯な真似しないぜ。それに戦以外では敵にも寛大だし。
ほら、こういっちゃ難だけど戦バカ同士案外、気が合うんじゃねぇの……って駄目?」
佐助の言葉は怒りのピークに達して肩が震えているかすがには聞こえなかった
「謙信様が…謙信様が穢れてしまうっ!!!」
かすがはもの凄い勢いで温泉の方へ走って行った
「え、あ……ちょっと、待て! かすが、落ち着けって!」
かすがの勢いに気圧されつつも佐助は慌てて彼女の後を追った
(信玄と一緒になんて…)
君主の心配もあるのだが、かすがの心には信玄への嫉妬心があった
謙信は常々、戦となると信玄の事をよく口にした。好敵手への強い対抗意識の表われなのだろうが
彼女にはそれが悔しくて堪らなく、そんな感情が一気に吹き出てしまった
星合の空10

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