伊幸11 - 戦国BASARA/エロパロ保管庫

｢い、ぃたっ……｣

背中に回された腕の力が挿入の痛みに耐えようとしてか一層強くなった。
痛がるだけの女を抱いても楽しくないからとゆっくり腰を押し進めてみるはいいものの
幸村が感じている痛みに比例するかのように政宗の背にも走る鋭い痛みも強くなる。

｢あっ！ぁあっ！｣

甲高い、悲鳴のような声を幸村があげた。
とろりと愛液に混じり、赤い血が繋がった部分から零れ落ちる。
破瓜の証を見て、政宗の胸にむくむくと征服感が湧きあがった。
ただ一人の女の純潔を奪ったくらいで、馬鹿らしいくらい興奮している自分がいるのがわかった。

｢あんた、いい女だな｣
｢っぅ、あ、ゃぁ、あっ……――｣

もう既にこちらの声など耳に届いてはいないのか。
じたばたと痛みから逃れようともがく幸村を掻き抱き、肌を押し付ける。
柔らかい女の体は抱き心地が良く、やはり戦場を飛び回るだけに留めるのは勿体無いと思えた。
持ち上げた体をくるりと反転させるとぐしゃぐしゃに泣き濡れたままこちらを睨む幸村の顔が目に入る。
首筋に噛み付くように痕を残してから頭を力任せに地に押し付けると
ぐっと唸るような声が聞こえたが、気にせず腰を掴み高く持ちあげた。
豊満な乳房はぐにゃりと地に押し付けられ、その形を保つことができなくなった。
獣のような体勢で抽挿を繰り返しているうちに痛みが快楽に変わり始めたのか、
いつのまにか喘ぐような声が繋がった部分から漏れる水音に混じり響く。
幸村の中は熱く狭くて、吸い付くような感触だ。
最初は痛がっていたせいもあってそう激しく腰を動かしてはいないのに、
そろそろ限界がきそうだと政宗は体をぶるりと震わせる。
中で肉棒がぐ、と一回り大きくなったのがわかったのか、幸村が鳴いた。

｢くっ……――｣
｢な、にっ……ゃ｣

どくどくと幸村の中に政宗の熱が広がっていく。
体の奥底に感じるそれがなにかわかっていないのか、
ゆるゆると小さく幸村は首を振ったが政宗を追うようにして上り詰めたかと思うと
びくんと大きく体を跳ねさせた後ぐたりと弛緩させてそのまま意識を失ったようだった。
伊幸12