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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

毛まつ7

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絶頂に登りつめた瞬間、体内で爆発するものと思っていた元就の精が顔中に降り注いでいた。
水をかけられたように、快感の余韻が冷める。
「あ……え?」
まつは何が起きたのか分からず、言葉にならない声を漏らした。
と、鼻で笑う声が聞こえる。
「所詮、こんなものか」
冷たい声だった。
「愛……か。ふん、くだらぬ。おい、女。聞こえているのか?」
見下すように言った男は間違いなく、先刻まつに惚れたと告げた男、毛利元就である。
声は冷え冷えとしていて、顔には能面のような氷の面。視線は蔑むような冷たさをもって、
まつを見下ろしていた。
「貴様と前田利家は聞くところによると、たいそう仲の良い夫婦だったそうだな。
互いに深く愛し合っていた。そうであろう?」
当然だ。
まつは戦慄いていた。
「ふ、くくくくくっ。夫を愛していながら、他の男に体を許したと。深い愛情の行き着く
先がこの結末とは……滑稽でならぬ」
毛利元就は両手を上げ、大仰なしぐさで笑っている。
「愛など、この程度のものか? くだらん、実にくだらぬ。我が策の糧にもならぬ、無用の
ものと我は理解した」
理解したと言うが、まつには何がなんだか分からない。
まつは、ふるえる声で訊ねた。
「な、何を言っているのですか? この程度? 所詮? ――試したというのですか? 
お答え下さりませ! 何のつもりでこんなことをなさったのです、試すつもりだった
のですか、まつの心を!?」
元就は着物を着なおすと、裾についた埃を邪険に払った。それがなかなか取れずにいる
ようで、元就は裾をじっと見つめていた。
問うたまつには目もくれない。裾についた埃ほどの関心もないのだと、元就が無言で
言い捨てているようだった。
まつは怒鳴った。
「お答え下さりませ!」
「貴様は馬鹿か」
穏やかにすら聞こえる元就の声音は、ひたすら残酷だった。
「貴様の心とやらに量る価値があるとでも思うておるのか? 我の言葉が理解できぬなら
口を開くな、耳障りな女よ。
我は『愛情』という感情の価値を量ったにすぎぬ、戦場で使う価値のあるものか否か、
我が策の糧となるか否か」
気だるそうに言う元就は、路傍の石を蹴飛ばす気安さで言ってのけた。
「答えは否、だ。恐怖で兵を縛る方がはるかに合理的。そうであろう? 女」
実験だったとでもいうのか。元就は目に見えぬ『愛』を、まつという女を被験者にして
冷めた目線で観察していたのだ。
愛した夫以外の男の囁く言葉に心を動かすか否か。答えは出、元就は『愛』という感情の
価値を、鼻で笑った。
そういうことだった。
「あ、あ、あ……」
心を、犯された。陵辱された。
まつはそう思った。
愛する男は利家だけなのに、自分は冷酷な男に体を許してしまった。
目の前が暗くなる。
これが絶望なのだと知り、まつは力なく笑った。
「ふん。愛など、この程度のものよ。貴様がそれを証明したのだ、自らな」
どこか残念そうな色を含んで言う元就の言葉を、まつはうわの空で聞いていた。

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