戦国BASARA/エロパロ保管庫

佐助×幸村(♀)2

最終更新:

bsr_e

- view
だれでも歓迎! 編集
大きくてよく熟れた柿は、確かに俺好みに実がしまっていて、かじったらカリカリと音がしそうなほど
硬かった。
振り返った目線の先の柿狩人は、濃くなった夕日にくしゃくしゃの髪を染めながら、けろりとした顔で
自分用の柿を選んでいた。

ふいに胸の奥から、苦しいような、怖いような、何かひどくいたたまれない気持ちが湧き上がった。
目の前の人に気づかれないよう、手の中の柿を強くつかんで押さえ込む。

だが、そんな俺のしみじみ気分を吹き飛ばすような主の次の行動に、俺は持っていた柿を振り上げて
またしても怒鳴り声を上げることになった。
「旦那!落ちてたもん洗いもしないで丸かじりしない!」
「なにを言う!柿は丸かじりが一番うまいのだぞ!」
欠片を飛ばしながら叫ぶ旦那の口元を手ぬぐいで押さえつけ、かじりかけの柿を取り上げる。
一口で半分いっちゃうなんて、どんな口してんだこの人。
「だからって皮くらい剥きなさい!行儀悪いにも程があるよ!ああまったく、庭で大声は上げるし槍は
振り回すし、戦でもないのにまた男衣装着てるし!」
「ひゃにをふうう!」
「もー、わかってんの?あんた女の子でしょうが!」
一日一度は出る俺の小言に、旦那の顔がまるで渋柿でもかじったかのようにしかめられる。
顔しかめたいのはこっちだよ、と思いながら、俺はため息をついてその場に座り込んだ。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー