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佐助×かすが(死にネタ)8

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だれでも歓迎! 編集
茅屋に戻った佐助は、かすがに背を向けて外を見ていた。いつもはにこにことかすが
を眺めている事が多いが、今日ばかりは顔をまともに見れそうになかった。空の高いと
ころで鳶が鳴いている。佐助は、気を紛らわすかのように苦無の手入れを始めた。か
すがはそんな佐助に目もくれず、その彼が昨日持ってきた柿を剥いて、一人食べてい
る。かすがは佐助にも薦めたが、彼は断った。その状態が一刻ほど続いた。柿を食べ
終わったかすがは、絵草子を見ている。佐助は相変わらず苦無の手入れをしていた。
 かすが、と何かを決意したのか佐助は声をかける。呼ばれたかすがは草子から顔を
上げ、顔を向けた。だが、佐助は背を向けたまま、顔をあわせようとしない。
 「どうしても、さ、……他の道は選べない?」
 「今更何を、私にはその道しか残っていない」
 きっぱりとかすがは答える。佐助はいつかのかすがの言葉を思い出していた。自ら命
を絶つ事が出来ないかすがは、生きるために復讐の道を選んだのだ。佐助には止め
る事が出来なかった。どうしても、かすがには生きて欲しかった。
 「……そうだよね、やっぱり」
 はは、と佐助は乾いた声で笑った。そして、はっきりとした声でもう一度、彼女の名を
呼んだ。
 「かすが」
 「何だ」
 「お水くれない?」
 「自分で入れろ」
 「これは独り言だけど」
 と言いながら、佐助は目を閉じ、頭の中で後ろに居る彼女を思い浮かべる。想像の
中の彼女は、やはり佐助ではなく別の彼方を見ていた。
 「掛け軸の裏に薬がある。強力な眠り薬でね、これを飲まされたら半日は目を覚まさ
ない。それと、床の下に変装用の道具と地図と今までこつこつ貯めてきたへそくりがあ
る。これが誰かに見つかったら大変だなあ、いくらスゴ腕忍者の俺様だって、逃げられ
ちゃうよなあ」

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