「犯してあげる。私が、お前を……ね」
「やめ、……やめろ!」
信玄はその声にぎくっと顔を上げると、濃姫の前に狼狽した顔を晒して、うわずった声で叫んだ。
濃姫の黒い瞳は下腹部の奥と同様に、武田信玄を犯す、という行為に酔うように潤んでいた。
熱に浮かされたように熱い息を吐き、頬を赤く染めている。
後戻りなどできない、する気もない、そんな表情だった。
一方的にいたぶることによって得られる快感に後押しされて、止められるわけがない。信玄の
顔が苦悶で歪むのを見ることこそが、彼女に喜悦をもたらすのだから。
「ぬうぅ……やめろと、言っておろうが!」
狼狽した声で制止を命じたとて、濃姫の内部で燃える加虐心の炎に油を注ぐだけの意味しか
持たないと、分かっていながら信玄は再度叫んだ。
「馬に乗るのは好き?」
まるで聞こえぬそぶりで、濃姫は陰部をあらわにしたまま信玄を跨いだ。
「…………」
「私は大好き。暴れ馬に轡を噛ませて、たずなを引いて優しく従わせるの、楽しいわ。うふふ」
がに股になって腰を下ろし、濡れそぼった淫唇と信玄の筒先を触れ合わせた。そのまま腰を
くりくりと動かして、なじませるように擦り合わせる。
濡れた柔らかい肉の感触が先端を包み込み、信玄はいまだ残る抵抗感とはうらはらに、早急に
押し割りたい衝動に駆られた。
腰をわずかに持ち上げれば、濃姫は逃げるように体を浮かせて、
「ほら、焦りすぎよ。もっとゆっくり……ね?」
そっと頬を緩める。
濃姫は体を仰け反らせて、腰をゆっくりと下ろした。
しかし、腰を下ろしたものの、挿入させずに濡れた秘唇で幹を舐めるように滑らせる。
「ぐ……」
焦らされて知らず首を振った信玄を嘲笑うように濃姫は腰を上げ、再度下ろした。
「あぁ……うふふっ」
ヒクヒクと動く湿った唇は、筒をくわえるように蠢きながら上下に律動を繰り返す。濃姫の
唇から濡れた声が漏れ、その声に煽られるように信玄はただ身悶えした。
陰核を男茎に押しつけるようにして、何度も腰を上げては下ろす作業を繰り返す濃姫の腰の
動きに、信玄はみじめなほど翻弄されつつあった。
動くたびに溢れる粘液を塗りたくられて馴染み合い、恍惚とさせる滑らかな動作に変わっていく
ものの、焦らされる快感は焦らされていると自覚すればするほど、信玄の中にあるかなしかの
わずかな矜恃を冷酷に傷つける。そして、そうやって傷つけられた分だけ、体を焼き尽くす
ような焦燥感がさらに増していく事実は皮肉だった。
「やめ、……やめろ!」
信玄はその声にぎくっと顔を上げると、濃姫の前に狼狽した顔を晒して、うわずった声で叫んだ。
濃姫の黒い瞳は下腹部の奥と同様に、武田信玄を犯す、という行為に酔うように潤んでいた。
熱に浮かされたように熱い息を吐き、頬を赤く染めている。
後戻りなどできない、する気もない、そんな表情だった。
一方的にいたぶることによって得られる快感に後押しされて、止められるわけがない。信玄の
顔が苦悶で歪むのを見ることこそが、彼女に喜悦をもたらすのだから。
「ぬうぅ……やめろと、言っておろうが!」
狼狽した声で制止を命じたとて、濃姫の内部で燃える加虐心の炎に油を注ぐだけの意味しか
持たないと、分かっていながら信玄は再度叫んだ。
「馬に乗るのは好き?」
まるで聞こえぬそぶりで、濃姫は陰部をあらわにしたまま信玄を跨いだ。
「…………」
「私は大好き。暴れ馬に轡を噛ませて、たずなを引いて優しく従わせるの、楽しいわ。うふふ」
がに股になって腰を下ろし、濡れそぼった淫唇と信玄の筒先を触れ合わせた。そのまま腰を
くりくりと動かして、なじませるように擦り合わせる。
濡れた柔らかい肉の感触が先端を包み込み、信玄はいまだ残る抵抗感とはうらはらに、早急に
押し割りたい衝動に駆られた。
腰をわずかに持ち上げれば、濃姫は逃げるように体を浮かせて、
「ほら、焦りすぎよ。もっとゆっくり……ね?」
そっと頬を緩める。
濃姫は体を仰け反らせて、腰をゆっくりと下ろした。
しかし、腰を下ろしたものの、挿入させずに濡れた秘唇で幹を舐めるように滑らせる。
「ぐ……」
焦らされて知らず首を振った信玄を嘲笑うように濃姫は腰を上げ、再度下ろした。
「あぁ……うふふっ」
ヒクヒクと動く湿った唇は、筒をくわえるように蠢きながら上下に律動を繰り返す。濃姫の
唇から濡れた声が漏れ、その声に煽られるように信玄はただ身悶えした。
陰核を男茎に押しつけるようにして、何度も腰を上げては下ろす作業を繰り返す濃姫の腰の
動きに、信玄はみじめなほど翻弄されつつあった。
動くたびに溢れる粘液を塗りたくられて馴染み合い、恍惚とさせる滑らかな動作に変わっていく
ものの、焦らされる快感は焦らされていると自覚すればするほど、信玄の中にあるかなしかの
わずかな矜恃を冷酷に傷つける。そして、そうやって傷つけられた分だけ、体を焼き尽くす
ような焦燥感がさらに増していく事実は皮肉だった。




