戦国BASARA/エロパロ保管庫

かすが×謙信(女)11

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匿名ユーザー

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主の顔は見なかった。
かすがは平伏したまま、痛いほどの沈黙に耐え続ける。その間、いろいろなことを考えた。怒ってしまわれるだろうと思った。
かすがは、激昂した謙信に斬り殺されても当然だと思っていた。それだけのことをするのだと思っていた。
けれどそれすら己の傲慢だと知った。かすがは己の責任の結末を、謙信につけて欲しいと思っていたと。それは罰を受け入れるように見えて違う、先刻のすべらかな謙信の肌に唇を這わせるよりも、よほどかすがにとってはおそろしい快感かも判らない。
消えよう、とかすがは思った。己の死体さえ謙信の目に触れないように。生きていようとも逃げようとも、思わなかった。ただ、謙信のあおい目に映る価値さえ、己にはないと思われて、消えようと思った。
「……」
いつまで経っても、謙信は何も言わなかった。何の反応も感じられなかった。どんな顔をなさっているのだろう。氷のようなあの表情の無い、けれどとても恐ろしい顔をしているのかもしれない。怒る謙信は蒼い炎のように恐ろしかった。
「……、……ぃ」
その時、謙信が何か言った。短い間、けれど痛いほどに長い沈黙を破ったのは、か細く儚くちいさな声。かすがには、良く聞こえなかった。
そのすぐあとに、しゃくりあげる音が聞こえて、かすがは思わず顔を上げた。
かすが×謙信(女)12

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