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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

西海夫婦馬鹿善哉7

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匿名ユーザー

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豪放に見えるが、元親は実は凝り性で、興味を抱いたものには細かい性格だ。
重機の設計で複雑な設定を立て、綿密な計算を重ねていくのも好きだし、異国の衣装や小物をこまごまと集めて、洒落めかすのも好きだ。
同じように、最近興味の対象となった毛利の女当主のことも、綿々と研究と分析を重ねていった。
その結果、さらに気づいた。
無駄遣いの嫌いなこの知将は、どうやら自分と同じくらいの凝り性でもあるらしい。
どの戦でも、事前に完璧ともいえる策を立て、兵を配置し、罠を張っている。
計算に計算を重ねたと思われるその策の、複雑さと小気味よさはいっそ美しいほどで、元親の目にはまるで、異国渡りの重機の設計図のようにも見えた。
最初の、長曾我部の敗退にしてもそうだ。火力では毛利をはるかに凌駕しているはずの
自軍が、ああもあっさり負けたのは、元就が海からの侵略に対し、事前に二重、三重の
罠と対策を施していたからだった。
一見『無駄遣い』っぽく見えるほど張り巡らされた数々の罠は、実際にはなにひとつ
無駄なことなどない、施行者のこだわりが散りばめられた、匠の一品だった。

策を練り、罠を仕掛け、凝って凝って凝りまくって作り上げたそれに必要ならば、自分自身も囮とする。
他人には冷酷非情に見えるかもしれないが、こいつにはこだわりと、それ以上に国を守ろうとする気概がある。
非情なだけでは人はまとめられない。毛利軍がこの女当主に従うのも、それが理由だろう。
面白い女だと、はじめて思った。

今回の件について、長曾我部の当主から毛利当主へと送った文のほかに、元親はこっそり別口で、元就宛に個人的な文を送ってみた。
忍者に託したその文には、どこの恋物語かと疑うような美辞麗句を並び立て、銀に真珠や貝や珊瑚を飾り立て、異国渡りの細工を施した、見事な首飾りも同封した。
たいていの女なら、その場で着物を脱ぎだすような品だ。
首飾りは返って来なかったが、返答もなかった。
ならばこれでどうだと、次の文には前回の海戦での罠への賞賛と、自分ならそれをどう破るか、事細かな策を書いて送ってみた。
返答はすぐ来た。
元親の策の甘さへの指摘と、それに対する自分の対策が淡々と綴られており、最後にまた付け足しのように、首飾りへのほめ言葉が書かれていた。
『細工を見て、異国の技術に興味がわいた。今後の兵器購入の参照としようと思う』
なんて面白い女だと、改めて感動した。

長曾我部と毛利としては、近隣諸国としての距離を保ちながら、それからも元親は
元就に文を送り続けた。
元就からの返答も続いた。
これまでの策や罠への賞賛、新たに購入した兵器の火力自慢、それを使って、自分なら毛利をどう攻略するか。
数々の海の幸と、風光明媚な所領の紹介。
詳細は語られないが、自領に仕掛けられた罠の精巧さの自慢、長曾我部の重機の欠点の指摘と、たまにほめ言葉。そして自分ならどう対処するか。
自国が抱える、肥沃な大地と山の幸。山間から上る日輪の美しさ。
文の量はどんどん増えた。語ることは尽きず、まれに文の上で舌戦を交わし、相手の文章に感心し、時に怒り、時に己を省みた。
そのたびに、惹かれていく自分を感じた。これまでにないほど深く、熱く。
家臣にも、家族にも秘密の、ただ互いの忍びだけが首をかしげる謎の書簡の往復は、それから約半年続いた。

こいつはどこか、自分と似ている。
見た目や性格ではない。魂が似ているのだ。
自分が重機や火器に興味を持ち、こだわるのと同じように、この女は練り上げる策と、張り巡らす罠の種類と質に、こだわりを持っている。
そして、あけっぴろげに自慢する自分とは違い、ひけらかすことはないが、心の底ではそれを誰かに見せつけたい、認められたいと思っている。
だからこそ、元親が送った文に乗ってきたのだろう。
自分が興味を持ったものならば、寝食を惜しんで没頭する。
己のこだわりのままに、考え、調べ、生み出し、編み上げる。
研究、分析を重ねることで、さらにそれを高め、完全なものへと近づけていく。
自分と同じようにこの女も、そうした行為そのものが好きでたまらないのだ。

世間ではそういう人種を、俗に「オタク」と呼ぶ。

一回に交わす文が、巻物にして十巻を越えるころには、元親は完全にこの、一度も顔を見たことも言葉を交わしたこともない『面白い女』にのめりこんでいた。
互いの立場を考えれば、それは決して、それ以上に進めてはいけない感情であることは、わかっていたけれど。



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