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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

西海夫婦馬鹿善哉8

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匿名ユーザー

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初めての邂逅は厳島だった。
そのころ、文の上で平行線を辿っていた互いの戦法を、ならば実地で試してみようと言い出したのは元就のほうだった。
まさかこの冷静沈着な女が、こんなことを言い出すとは思ってもいなかったので、最初は驚いたが、いろんな意味で血が上っていたのは元親も一緒だったため、受けることにした。
とうに接点がなくなったと思っていた毛利と、いきなり対戦する、と言い出した元親に、さすがの長曾我部軍も大騒ぎとなったが、元親は止まらなかった。
かくて初春の厳島にて、両者は初顔合わせすることになる。

使うものは、罠と重機。そして互いの力と知略。それのみ。
決着は完全な大将戦でという申し出を、断る理由はなかった。
途中の海上から、すでに足止めの罠が張られており、初めて肌身に感じる元就の抜け目なさに、元親はひどく興奮した。
一人で行くという元親を、泣いて止める部下を振り切り、上陸した厳島は、仮にも神殿にこんなことしていいのか、と心配になるほど、どこもかしこも罠で覆われ、改造しつくされていた。
足止めを食らったせいで、時刻はすでに夜半を過ぎていた。
約束の刻限には大幅に遅れたが、神殿の奥からは、待ち続ける元就の気配が確かに伝わってくる。
それを頼りに、暗闇の中を元親は進んだ。
上がる火柱、落とし穴。どれもこれも文で感じていた通りの、元就らしい罠の数々だ。
網をかきわけ、光柱を避け、釣り天井をかわし、時に持ち込んだ重機で破壊しながら、ようやく最奥の本殿に辿り着いたときには、もはや夜明けが迫っていた。

紫の薄もやが漂う凪の海上から、吹き込む涼しい風が神殿を駆け抜けていく。
朱塗りの柱に囲まれた壮麗な神殿で、未明の空と自軍の船団を背に、静かに立ち尽くす元就を見たとき、元親は、顔を見たことがなくてよかったと心から思った。
はじめに見ていたら、外見にとらわれて、その奥の魂に気づくことができなかったかもしれない。
濃緑の戦衣装を纏い、磨きぬかれた輪刀を掲げて立つ元就は、それこそ魂が抜けそうなくらい、美しかったのだ。
こちらも言葉を失ったように、呆然と元親を見つめていた元就の切れ長の目が、ふと
瞬いた。
背後を見やった切れ長の目が不審そうに眇められるのを見て、慌てて元親も振り返る。
どうしても心配だったのだろう。
神殿の入り口には、長曾我部の軍勢が所狭しと押し寄せていた。
残った罠に引っかかったか、何人かは煤を被って真っ黒だ。
いつも騒がしい彼らに気づかなかったのは、神々しいまでの元就の美しさに、全員が
ぽかんと見入っていたからだった。

「あ、この、てめえら!待ってろっていっただろうが!」
「すんません兄貴!でも俺たち心配で!」
「すげえ……あれが日輪の巫女さんかあ」
「前に見たときより、もっと別嬪になった気がする……」
「これが、お前の策だったのか?」

本当の別嬪ってのは、声まで鈴を転がすようだ。
思わず感心しながら、ひどく低いその響きに、いや違う!と叫んで元親は手を振った。
「こいつらは全員、ただの見物だ!お前には指一本触れさせねえ!」
「兄貴!それなんか変な台詞ですぜ!」
「まことだな」
「信じろ!……てめえとやるのは、俺だけだ!」
一声上げざま、本殿へと飛び込む。
足元で、緑の閃光がはじけた。

正面切って戦っても、元就は手ごわい相手だった。
本殿はそれこそ足の踏み場もないほど罠で埋め尽くされ、その隙を縫って繰り出される輪刀の鋭さは、何度も元親の肝を冷やした。
同様に元親の槍から繰り出される技は、元就を追い詰め、危機に晒した。
何度も傷を負い、また負わせた。
一進一退の攻防だったが、互いを知り尽くしたものだけが持つ、阿吽の呼吸は、傍目にはまるで組み手か、舞でも舞っているかのようにも見えた。
男女の別を越えた、魂のぶつけあいがそこにはあった。



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