◇派遣切りで緊急受け入れ
派遣労働先から雇い止めされ、県営佐鳴湖団地に緊急入居している日系南米人の住民が7日、県が1年間としている入居期限の延長を求め、県浜松土木事務所に申し入れた。
申し入れをした外国人と日本人の交流組織「さなるだい国際交流テント」(日置俊二代表)によると、県は昨年12月~今年2月にかけ、派遣切りで仕事と住まいを失った外国人54世帯の入居を緊急に受け入れた。
一方、1年間の期限付き入居としていたため、県は今年6月、期限内で退去するよう入居者に一斉に通知。しかし、これまで職が見つかったのは2世帯にとどまり、28世帯が入居期限の延長を要請した。このほか把握している世帯では16世帯が帰国するか、帰国を予定しているという。
日置代表は「居住者の生活や仕事の状況を聞かずに出ていけという対応はひどい」と指摘。日系ペルー人の男性(47)は「お金があったらアパートを借りたいが、仕事が見つからない。もうちょっと残りたい」と話した。
県浜松土木事務所は、保証人や敷金が必要な一般の手続きで入居し直すことや生活保護などを紹介するとしている。
【大塚仁】
【大塚仁】
毎日新聞 2009年9月8日 地方版