◇7500万円支払う
音更町農協(十勝管内音更町)の元係長の男性(当時33歳)の自殺は過労によるうつ症状が原因として妻(36)ら遺族が農協に計約1億4058万円の損害賠償を求めた訴訟は10日、札幌高裁(村野裕二裁判官)で和解。農協側が遺族側に謝罪して7500万円を支払う。
1審・釧路地裁帯広支部判決(2月2日)は「業務量を軽減するなどの措置を怠ったのは安全配慮義務に違反する」と遺族側の主張を認め、農協に計約1億398万円の支払いを命じた。一方、農協側は「安全配慮義務違反はない」として控訴した。
和解後、妻は代理人の伊藤誠一弁護士を通じて「夫の死が個人的なものとして葬られないようにするためここまできた。二度とこのようなことを起こさないでほしい」、農協は「早期円満解決を優先させ和解した」とのコメントをそれぞれ発表した。【水戸健一】
2009年7月11日 地方版