ニケフォロス2世フォカス(963~969)
皇帝即位前から中央軍(タグマ)を率いて戦い、
クレタ島をイスラム教徒から奪還した。
皇帝ロマノス2世の死後、
その妻であったテオフォノと結婚して即位した。
即位後も積極的に対外政策を推し進め、
3世紀ぶりにキプロス島を奪還。
政治的宗教的要所のアンティオケイアも奪還。
ハムダーン朝に勝利を重ね、
「サラセン人の蒼ざめた死」と呼ばれた。
(サラセン人とはムスリムの意味)
ニケフォロス2世は個人としては宗教的であったが、
教会を政治のために用いて、教会と対立した。
妻テオフォノにも嫌われ、
最後はヨアンネス・ツィミスケスに寝取られ暗殺された。
最終更新:2021年10月30日 11:26