Toronto編 - 日本人のためのカナダＭＢＡポータルサイト

住宅事情
留学生の場合、通常は大学の所有する寮やレジデンス（数名の学生とシェアする住居）を手配するか、もしくは一般の賃貸アパートを探すことになります。
トロントで賃貸アパートを借りる場合、中心から離れない限り家賃相場も高く、日本の首都圏とさほど変らないといえます。（但し、アパートにもよりますが、電気代や水道代が家賃に含まれているケースは一般的です。）探す方法は、インターネット、新聞・雑誌、スーパーや大学等の掲示板、もしくは直接アパートに出向いて確認する等が一般的ですが、言うまでも無く良い物件はすぐに無くなってしまうため、早めに動くことが肝心です。
上記を考慮すると、資金に余裕の無い人やとにかく生活費を安く上げたい人、またアパートを探す手間を省きたい人は、大学の施設を手配する方が良い場合が多いといえます。

保険
大学にもよりますが、例えばトロント大学のように留学期間中は大学側で指定の保険に入ることが義務づけられているケースがあります。しかしながら、このような保険は保険料の安い分制約も多く、例えば日本への一時帰国中は適用されなかったり、歯科も対象外となります。
自由に保険を選べたり、上記のような制約をカバーしたい人は、やはり日本で留学生用の保険に入っておくのがより安心でしょう。但し、MBAとなると１年以上の長期になるため、保険料はかなり高くなってしまいます。
ちなみにオンタリオ州の医療保険がありますが、通常、カナダ国籍を持っている人や相当日数カナダに滞在している人に限られるため、一般の日本人留学生が申請することはできないようです。

銀行
銀行口座を開設することは、カナダ到着後最も早く手配する必要がある重要項目の一つでしょう。
トロントはさすがに金融の中心だけあって、カナダのほとんどの大手銀行が本社を置き、各社のATMもいたるところにあります。したがって、大学や自宅からのアクセスが便利な銀行で、かつ周辺にATMの多い大手の銀行を選ぶと良いでしょう。
口座開設には、一般的に身分証明書（留学生の場合、通常はパスポート）が必要となりますが、通常は即日開設されます。
なお、クレジットカードは、後々身分証明代わりとして必要となることも多いため早々に手配したいものですが、credit historyの無い一般の留学生の場合は、発行までにかなり時間がかかったり、発行されないケースも多々あります。したがって、口座を開設した銀行で学生向けのクレジットカードを申請するのが手っ取り早いといえます。

自動車・運転免許
トロントはカナダの他の都市と比べて、TTC（Toronto Transit Commission - http://www.toronto.ca/ttc/）が運営する地下鉄、バス、ストリートカーの公共交通機関が発達しており、トロント市内や近郊に住む場合は自動車を所有する必要はあまり無いといえます。もちろん、自動車があれば何かと便利ですが、むしろ自動車所有にかかる費用等（特にカナダでは車の保険は非常に高額）を考慮すると公共交通機関を利用する方が懸命といえるでしょう。
運転免許は、日本人であれば、幸い筆記や実技の試験をあらためて受ける必要はありません。まず、日本領事館で自動車運転免許証抜粋証明書を取得し（通常約１週間程度かかります）、その証明書を持参して、免許センター（Ministry of Transportation Drivers & Vehicles License Issuing Office）にて発行手続きを行います。その際、カウンターで視力検査と写真撮影を行い、手数料を支払います。
詳細は下記トロント領事館のサイト参照：
http://www.toronto.ca.emb-japan.go.jp/nihongo/shomei/shomei-1.html

インターネット
通常大学図書館内に設置されているPCを利用するか、ノートPCを利用する場合は大学構内もしくは建物内でワイヤレスでアクセスできる環境があります。加えてトロントの一部の公共図書館ではワイヤレスでインターネットを無料で利用できます。（但し、利用者数に限りがあるため、混んでいる時等はなかなか接続できない事はあります。利用できる図書館はこちらのサイト参照：http://www.torontopubliclibrary.ca/spe_ser_wir.jsp）
また、賃貸アパート等でインターネットを利用する場合は、インターネットサービスを行っている会社（Rogers等）と契約をして、毎月料金を支払う必要があります。プロバイダーによって各種契約内容は異なり、多様なプランがありますが、基本料金はおよそ＄10数ドル位からで、一般的には基本料金のみで制限無く利用できます。

買い物
トロントには日本の食料品の専門店がいくつかあり、加えてチャイナタウンやコリアンタウンのスーパー等でも日本食を扱う店が数多く存在するので、大体の主な日本食は入手可能です。しかし、当然、日本で購入するよりも割高なため、かさばらない調味料等は日本への帰国時にまとめて購入することをお薦めします。
また、買い物一般として、トロントはカナダの大都会だけあって、デパートや専門店も多く、ショッピング好きな人でも満足できる都市といえます。但し、７％のGoods and Services Tax (GST) という日本での消費税のような税金商品を購入する際に加算されます。更にトロントの場合、オンタリオ州税として８％ のProvincial Sales Tax (PST)がかかるため、併せて１５％の税金が加算される事になります。したがって、特に昨今の円安・カナダドル高の状況では、あいにく全体的に物価は日本よりも高いと感じる事も少なくありません。

旅行
カナダ滞在中、日本への一時帰国や休み中の旅行等で旅行会社にお世話になる機会があると思いますが、トロントには日本の大手旅行会社の支店を含め数多くの旅行代理店が存在します。やはり、日本人にとってはやはり日本語の通じる代理店の方が何かと便利でしょう。一概には言えませんが、料金やサービスを考慮すると、トロント中心部に支店のある下記代理店が比較的利用し易いでしょう。
IACEトラベル（http://www.iace-canada.com/）
HIS（http://his-van.com/）
できれば、最初は数社にコンタクトして比較検討することをお薦めします。