シャッフル



概要

 デッキカードを混ぜる行為。
 ディールシャッフル、ヒンズーシャッフルなど様々な種類が存在する。
 各シャッフルの概要は後述、またシャッフルの名称は場合によって異なるため注意が必要。

 デッキ構築や改造を行う場合、同名カードごとにソートして机に並べて行うことが多い。
 そのため終わった後は必ずシャッフルを行うべきである。

 ゲームの前には、デッキの枚数の確認の意味を込めてディールシャッフルを行うと良い。
 デッキのカードを1枚ずつ、複数の山に分ける。
 その後、各々の山を混ぜて相手に対してシャッフル、及びカットを申し出る。
 相手の手によってもシャッフルを行ってもらうことで、デッキの中が完全にランダムな十分なシャッフルを行うことができる。
 これにより、イカサマの一つである「積込み」をしていない、デッキの枚数がしっかりしているということを相手に示すことができる。
 そのため簡易的なヒンズーシャッフルやのようなデッキの中身がほとんどバラけないようなシャッフルや、ディールシャッフルのみのようなデッキの中身が一定の規則に則ってしかバラけないようなシャッフルでは意味がない。

 ゲーム中はディールシャッフルは時間がかかるため、簡易的なヒンズーシャッフルを行うことが多い。
 所謂普通のシャッフルである。
 このシャッフルの後でも、相手に対してシャッフル、及びカットを申し出る。
 ただしヒンズーシャッフルにこだわる必要はなく、しっかりとシャッフルを行うためにディールシャッフルを行ってもよい。

 テキストなどによってデッキの中身全てを見た場合、必ずシャッフルを行う。
 基本的にはテキストにシャッフルする旨は記載されているが、稀に記載されていない場合があるため注意が必要。

ディールシャッフル

 デッキのカードを上から1枚ずつ手にとり机の上などで複数の山に分け並べ、最後に各々の山を混ぜてシャッフルする。
 一見すると最も混ざり易いシャッフルのように感じられるが、最も積み込みの危険性が高いシャッフルでもある。
 勿論無作為化を行うためにこのシャッフルを行うプレイヤーもいるが、充分な無作為化が為されていないのにできていると誤認させることができる点で注意が必要である。

 例えば4つの山に分けてこのシャッフルを行う場合、以下の4つの山に最初に分けられる。

  • デッキの上からn枚目のカード
  • デッキの上からn+1枚目のカード
  • デッキの上からn+2枚目のカード
  • デッキの上からn+3枚目のカード

 つまり上記に該当する場所に最初に積込みをし、ディールシャッフルを行えば結果作為的なデッキを作ることができてしまう。
 そのため、ディールシャッフルだけでは不十分なシャッフルと認識されてしまう。

 相手がディールシャッフルのみ或いは、ディール+ヒンズー数回といったシャッフルしか行わない場合には、ゲーム開始前に念入りなシャッフルのやり直しを求めることが推奨される。

 なおこのディールシャッフルは時間がかかる欠点が存在するため、ゲーム中のシャッフルにはあまり向かない。

ファローシャッフル

 デッキを2つの山に分け、山の横をおおよそ1枚ずつ交互に噛み合うように差し込むシャッフル。
 あまり混ざり合わなうシャッフルとは言えないが、並んでしまっているカードを素早くばらけさせる事ができる。
 ディールシャッフルを行う時間をかけることが難しいゲーム中や、またゲーム終了時の簡易的なシャッフルなどで行うことが多い。
 またこのシャッフルはスリーブなどで保護していることが前提のシャッフルである。
 ノースリーブのカードではカードの側面を傷つけることになるので絶対にやってはいけない。

 ただし、これだけでは満足なシャッフルとはいえず、ヒンズーシャッフルなどと合わせる。

ヒンズーシャッフル

 日本人が一般的に用いるシャッフルである。
 デッキを片手に持ち、もう片方の手でデッキの上から一部を取り、手のひらに維持し、再びデッキの上から一部を取り、それを最初に持ったデッキがなくなるまで繰り返していく。
 カードのまとまりが崩れ難く、良く混ざるとは限らない。
 そのためファローシャッフルやディールシャッフルなど、カードのまとまりを離し易いシャッフルと組み合わせると良い。

リフルシャッフル

 デッキを2つの山に分け、それぞれの山の端をはじきながら端同士を噛み合わせていくシャッフル。
 某カードゲーム漫画の影響で、ショットガンシャフルとも呼ばれる。
 一般的な紙のカードで行うとカードが痛むため、自分のカードであっても推奨されない。
 このシャッフルを行うのは、プラスチック製のトランプなどのみである。

関連項目

最終更新:2017年08月05日 15:32