死の時計の告げる刑期が、止まった輪廻の中で響く |
これは喜劇?
いいや、悲劇?
違うね、これは遊戯だよ。
彼は僕達の玩具さ。
気まぐれで選ばれただけの、哀れな玩具。
踊ってくれよ、僕の手の中で。
死ぬまで―――いや、死んでも君は僕の玩具なんだから。
次はいつ、時計の鐘を鳴らそうか・・・
どうして、俺だけがこんな目に遭わなければいけない?
どうして、俺だけがこんなにも苦しまなければならない?
頼む、誰か・・・誰でもいい
誰か、助けてくれ。
お知らせ
用語集を更新、新たなターゲットを追加
次回:予定は未定
メインテーマ
あらすじ
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ハリアスの因縁の相手、『隻眼の悪鬼』の二つ名を持つ名前持ちの食人鬼。
弱い自分を乗り越えるために、心を消して戦いを挑む。
が、その圧倒的な力の前に呆気無く窮地へと追い込まれる。
自らに襲い来る『死』の恐怖に、一度は全てを諦めかけるが、死にたくないという思いが巡る。
その最中、自分を殺す相手を直視し、死に抗う為に体中に残るありったけの力を込めて攻撃を放つ。
するとどうしたことか、『隻眼の悪鬼』はまるで最初からいなかったかのように消えてしまう。
自分でも何をしたのかわからないまま、命からがら生き延びて帰路へつく。
しかし、その途中で自分の第六感のままに横へ飛ぶと、光の速度で飛来する凄まじい斬撃が腹を抉る。
攻撃の主、灰コートの大男と遭遇し、何も出来ぬまま首を刎ねられる。
物言わぬ躯となった頭は、ただただ空を見つめていた・・・。
『俺、何か悪い事・・・したのかな・・・。』
死後、意識が明滅するように揺れる中で、今までの自分をゆっくりと振り返る。
考えれば考えるほど、自分がいかに世界から見放されているかを理解して、やるせなくなるが、どうせ死んでしまった。
―――しかし、漸くこの世界とお別れを告げて、来世に生まれ変われると、ある意味前向きになれる事も多かった。
『火継』へ謝る最中、ゆっくりと意識が溶けてい―――かなかった。
彼は、『ヘリオ』と呼ばれる子供になっていた。
『そんなのアリかよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!』
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- 一章『前を向く決意と無くなった太陽』 過去ログ
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『ヘリオ』の体となって、あれよあれよとしている内に寄宿舎に泊まる事になったハリアス。
目覚めてから、『ヘリオ』との同調で覗けてきた過去を読み解くと、この子もかなり難儀な家庭らしい。
ただ、それでも棚から降ってきたぼた餅のように手にした、思いがけない『二週目』であることを受け入れる。
『ハリアス』の頃はあまりにも余裕が無く、どうしても切迫した状況だったため、思考が後ろ向きだった。
それを踏まえて、今度こそは前向きになって、生きていくことを決めた。
『変わっていこう、今度こそは後悔なく生きるんだ。』
そんなことを考えていると、思えば『ヘリオ』になってから一度もトイレを催した事が無かったことに気付き、トイレへ行く。
男子トイレの個室、落ち着いて事をなそうとすると、違和感に気付く。
そう、無かったのだ、あるべき『モノ』、『息子』がノットサンだったのだ。
鏡の前に立って、頬をつねったり、 本来胸板であるはずの場所を掴んでみたりするが、それは紛れもなく現実だった。
―――『ヘリオ・ライトホーク』は、女の子だった。
『お゛ッ・・・女の子だぁぁぁぁぁぁぁ!!!???』
騒ぎ立てていると、何だ何だと人が集まってきてしまう。
そうした一悶着はあったが、寄宿舎の住人らと楽しく談笑のひと時を満喫する。
『ハリアス』の時では向き合う余裕もなかった、そういったひと時に心を安らがせる。
そんな最中で接していた 難波が地球出身だと割れてしまったり、 カワタと同郷だと色々と思わぬ事実も判明したりするのだが、会話を楽しんでいく。
そうして味わったひと時をもう一度味わうためにも、今一度、『生きていく』事を決意する。
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ある日、寄宿舎の自室で眠っていると、不可解な夢を見る。
その夢は、自分を殺した『 灰コートの大男』や、見知らぬ男女、そして彼の 師匠と その友達が何かを言っている場面だった。
目覚めた時には、不快な汗をびっしりとかいており、二度寝もままならないので、気分転換に外へ出る。
夢の内容も、夢が指し示すものも、一切を理解できず、ただ愚痴を零しながら夜空の下でココアシガレットを齧る。
そうして考えてみれば、『生きていく』決意をしても、結局はただ翻弄されてばかりの自分に嫌気がさしてくる。
『結局、翻弄されてばかり・・・か、ちっとも前に進めやしない。』
次第に、自分が何のために生きて、何故『今も生きている』のかを考える。
だが、答えは出ず、『前の自分』で果たせなかった約束や、何も伝えることができなかった師匠に思いを馳せて、悔やむばかり。
そんな中で、 火愚病達とほんの気分転換のつもりで暫し語らう。
そして、彼の言う『真実に向かう』事に自分の生きる理由を見出し、今後の目標とする。
『何の目標も無く、何で生きているのかもわからず生き続けるよりはずっと良くなりそうです、おかげさまで。』
ただ、不器用が故に、一人で解決できずとも、どうしても誰かを頼る事はできそうになさそうだ。
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- 三章『無慈悲なる世界は、どこまでも俺を傷つける』 過去ログ
- 四章『人の与うる慈悲と灰の与うる無慈悲』 過去ログ
- 七章『どうしてか、こんなになってまで僕は生きている。』 過去ログ
登場人物
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この物語の主人公。
多くの絶望が彼を襲い、心を砕く。
彼に振りかかる全てが、平等な筈の死であろうが無情。
死亡回数4回、現在の行方は不明。
『やめてくれ、俺はもうこんな世界にいたくなんて―――!!!』
ハリアスの師匠であり先生。
彼に『Imagine Magic』を授け、剣術や体術を教えこんだ。
小学生になる位の頃からの家庭教師で、オウルナイト家に居候をしていたが、クビにされた。
ハリアスが死んでしまったショックで、やけ酒がかなり増えており、心のどこかで大きな傷を作っている。
『全部、全部・・・どうして、私の手から零れ落ちて・・・』
詳細不明、髪から目の色、服装や肌の色まで病的に白い少女。
不思議な雰囲気を纏い、世界を彷徨い歩いているようだ。
何かを探しているようだが―――?
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敵勢力
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その詳細の一切が、不詳。
存在そのものが絶望、或いは彼自身が絶望そのもの。
どのような強者でも、敵対が即ち『死』の確定を意味する程に強い。
ハリアスの命を狙うのは、彼が異空世界の遊戯神達によって選ばれた手先だからであった。
どうやら、ただの悪人ではないらしいが―――?
『世界が、哭いている―――』
真に憎むべき敵、この物語最大の大悪。
数多の世界と次元を渡り歩き、その全てを滅ぼしてきた最悪の存在。
灰コートの大男の真の敵にして、彼が生きる理由。
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Words
物語に登場する、一部の重要な用語集です。
今後展開されるドラマの内、幾つかにおいて重要なものもあります。
記載された用語の情報について、最初は基本的に殆ど明らかになっていません。
用語について知るためのヒントを掲載するものもありますので、是非追求してみてください。
解禁条件の中には、隠し条件が存在するものも存在するため、より多くのキャラで追求すると効果的です。
なお、掲載された名称に『』が付いているものは、その用語の正式名称が明らかになったものです。
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ツキシマが死に間際に謝った相手。
一体誰なのかは、明らかになっていない。
※ツキシマとの好感度が極めて高くなると・・・?
ツキシマは間違いなくシスコン。
少なくとも溺愛レベルなので間違いない。
※ツキシマとの好感度が極めて高くなると・・・?
ハリアスにかけられた、非常に強い呪い。
詳細不明であり、尚且つありとあらゆる方法をもってしても解呪不可能。
見観子曰く、直ちに命に関わるようなものではないらしい。
※ツキシマ又はハリアスとの好感度、及び見観子との好感度が高くなると・・・?
灰コートの大男が集めている玉。
強い運命の下に生じ、運命が”一区切り”を迎えるか、”一区切りを迎えさせるか”のどちらかで、突如として空から発生したかのように降ってくる。
異空世界の遊戯神達の降臨を阻む、重要なキーであるようだが、その真価や用途は一切不明。
築島が殺された際には必ず生じる事から、彼は余程強い運命を背負っていることがわかる。
この玉がどうやらお金になるような物である事が、チャット掲示板にて明らかになっている。
※ドラマの進行、及び灰コートの大男との接触で・・・?
ハリアスが灰コートの大男に誹られた時の呼び名。
遊戯神によって一方的な契りを交わされ、頬に必ず何かの文様が浮かび上がっているのが特徴らしい。
存在するだけで、遊戯神の降臨を早める働きがあるとのことで、 彼]は今まで一人で殺し続けて来た。
彼]は傀儡であることを恨むが、傀儡にされた個人に対して恨みはしていない。寧ろ、死してしがらみから解き放たれた時はその命を背負うようにして生きている。
※ドラマの進行で・・・?
灰コートの大男にとっての因縁の相手、彼が生き、戦い続ける理由。
降臨すれば世界の崩壊は免れないとのことで、彼はこの降臨を全力で阻もうとしている。
曰く、次元を流浪する者、世界を渡り歩く者。壊し嘲笑う破界者達、神を騙る偽神。災厄を振り撒き世界を閉じる裁定者、神殺しの神達。
神に至らずして神の座を持つ者、―――『権能』が形を成した者。既に数え切れぬ次元と世界を破壊しているらしい。
チャット掲示板にて、その内の一人が画像で掲載された。
曰く、『とんでもなく強い』とのことで、『救済策』ナシでの勝利は保証されていない上に複数人存在する。
その強さたるや、今後のドラマで『最強状態になったAS』を1ASとした場合でも最低で5ASを超えるとのこと。
※灰コートの大男との接触で・・・?
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About
この物語は、
ハリアスが抗えぬ死の運命に直面し、苦悩し、苦しんでいく物語です。テーマはずばり『当たり前へのアンチテーゼ』『余計なお世話』『世界の無常さ』となっております。
今までのキャラと比べると、精神的にとても貧弱なため、何度も心が折れそうになります。
基本的に一本道の物語ですが、彼とある程度深く関わり、或いは支えてあげていくことで、より多くの真実が見えてくるでしょう。
彼と関わる事のメリットは、今後のドラマにおけるヒントのようなものが手に入る事のみです。
従来の本ユーザー製ドラマと大きく違う点として、基本的に戦闘はハリアスのみが狙われ、また命を狙われるのもハリアスのみです。
そのため、戦闘能力の皆無なキャラクターでもご安心して参加して頂くことが可能となっております。
本ドラマで重視されるのは、『日常』です。ハリアスと触れ合い、時に彼を励ましたり、語り合ったりしてみてください。
参加、並びに編集においてはフリー。
誰でもドラマへの参加が可能です、気軽にどうぞ。
最終更新:2017年11月04日 23:16