機動戯曲 Ξガンダム 過去ログ.1






プツン







Chapter.1 【Möbius】






─ C・Airport ─

機長猫「えーなんやかんやありましたが、無事着陸となります。あーマジで死ぬかと思った。危険手当出るのかな? 」

ピポポポポポポポ……(合流してからこの空港まで、並んで護衛として飛んでいた巨体が特徴的な稼働音を鳴らしながら共に滑走路へ降り、着地の際にゆったりとした風を発する)

ガイル「(テロリストから鹵獲した銃火器を手に、未だに警戒態勢を続けたまま)……到着か、一時はどうなる事かと思ったが…… 」

ドロシー・ヘイズ「凄い!生きてる!私生きて地上に降り立とうとしてる!!スクラップになってない!!(客席でぱたぱたと足を振りながら、地上の景色を窓から目に入れて) 」

アレックス・ディノ「……なんとか、なってしまった……にしても、お前……ハサウェイ・ノア、だったか。あんな無茶をして……なんとかなったからよかったが、アレが来なかったらどうするつもりだったんだ?(サングラスをかけた彼が、機内の現状を作った要因の一人である青年に訝しむような目を向ける) 」

ハサウェイ・ノア「……わからない。気が付いたら動いてた。それに……(言葉を濁して、目を逸らす) 」

アレックス・ディノ「何か……策があった?もしかして信号を出させないように鎮圧して……とか……はあ。冗談だと思いたいな…… 」

保健衛生大臣「やめたまえ、アレックス君。彼があの時動かなければ、死人が出ていたかもしれんのだ。大目に見てやれ(と、アレックスの肩に手を置き) 」

アレックス・ディノ「……(と、少し顔をしかめて)……分かりました 」

ハサウェイ・ノア「はは……僕も褒められるべきことは……ところで、あれは……?(と、ここに来て窓の外に降り立っている巨体に目を向けて) 」

ガイル「反射的に動ける、というのは……訓練を積んだ人間か、或いは才能のある人間だ。君がどちらかはさて置き……どちらにしろ、この後我々全員に事情聴取が行われる。真っ先に動いた二人には、少し辛い物になるかもしれんが…… (窓の外を見ながら)形状からして、モビルスーツ…か…?……初めて見るタイプだ。何処かの試作機か? 」

保健衛生大臣「……む?あれかね?あれは…… 」

アリシア「『ペーネロペー』……でしょう?世界政府が新しく配備したという……(相変わらずの態度で座席に座る彼女が、そう口を開く) 」

クラウド「ペーネロペー……(アリシアの発した言葉を聞いて、その名を反覆する) 」

アリシア「あら、中佐殿までご存じでないので?世界政府が採用した初の……『ガンダム』と聞いております。鉄華戦役で活躍した、ウィンダムや敵軍のMSを見て、その価値を認めになった世界政府が新たな戦力として導入したとも。 」

泉けん「わーいわーい!(どさくさ紛れにドロシーの手を握り) 」

ドロシー・ヘイズ「あれが噂のペーネロペーかあ、なんだか鳥とか怪獣みたいに見える……技術の進歩は急だなあ 」

ハサウェイ・ノア「……ガンダム、か…… 」

ガイル「ああ、失礼した。あれがペーネロペーか……データとしては目に入れていたが、実物を見るのは初めてでな…実際に見ると印象としては全くの別物だ。戦闘機の類ならこういった感覚を覚える事は無かったんだが。あの機体からは妙な違和感を覚える…… 」

エドガー「(というより………………『この世界の技術』なのか疑問だ。二足歩行兵器はないこともなかったが、技術の進歩動向の問題じゃない。技術の企画が違う)あ、ブランケットがご入用のお客様ございましたら遠慮なくお申し付けください(変わらず機内スタッフに扮しつつ営業スマイルを振りまきながら)—————(さりげなく『乗客名簿』に目を通す) 」

???「ペネロペーは正確にはガンダムではありません。最もその流れを汲んでいて、内部に位置するユニットがガンダムの名を冠するのは事実ですが。(その時、シャトルのドアが開き一人の青年と、その後に続く人影が入ってくる) 」

アレックス・ディノ「……む?(と、ドアの開いた方向へ視線を向けて) 」

???→レーン・エイム「お初にお目にかかります、ガイル中佐、ハイラム大臣。ペネロペーのパイロットを務めています、レーン・エイム中尉です。緊急事態につき、乱暴な手段を取ってしまいました。こちらから、空港内部への案内を行います(と、シャトルに入ってきた赤毛の青年がぴしっと体制を整え、そう言う) 」

ガイル「(レーンに向け、整った敬礼を即座に返し)君があの機体のパイロットか……助かったよ。君の働きによって、我々は今ここで息をしている……有難う、それではこのまま案内を頼む 」

ハサウェイ・ノア「……あの男……(と、彼に向けて興味深いような目を向けて) 」

アリシア「丁度いいところに降りられました。此処なら、近いですよ 」

ドロシー・ヘイズ「わーい、今度はイケメンの少年が案内してくれるってさ!凄いね都会!ぺねろぺー?……あの機体の発音って"ペー"ネロペーじゃなかったっけ……軍って固有名詞の訛りとかにはすっごい煩いイメージだったけど、案外そんな事ないんだね 」

レーン・エイム「はっ。こちらです。詳しくは誘導に従ってください(と、シャトルに接続された階段へと降りていく) 」


レーン・エイム「ここから施設内です。あちらからすぐ都市部に出れますが……運行時のトラブルの都合上、ある程度の拘束時間が発生します。事情聴取などを行うとの事なので、詳しくはそちらの者へ聞いていただければ(と、空港内へと一行を案内する) 」

クラウド「一応、ようやく一息つける……か(と、疲れたようにベンチに腰掛ける) 」

ガイル「承知した。案内は有難う、であれば我々は此処で待機させて貰おう……(少し引っ掛かるな……春麗捜査官を呼びたい所だが、今彼女は別案件で飛び回っている。ならば……気は進まないが、別の警察関係者に連絡を取るか)(考え込んだような表情で、空港内のベンチに堂々と座り) 」

ドロシー・ヘイズ「んん……?(今更泉けんに手を握られているのに気付き)んー、普段だったらちょっと揶揄って遊んでるんだけど、ここ出先だしあんなことあったばっかりだしなあ……後で料金表用意するから、その後でね♡(軽く泉けんの手を振り払い) 」

オルガ・イツカ「ようやく一安心か…もう当分航空機には乗りたくねえな 」

加賀「無事降りられましたが、事情聴取が待っていますね… 」

エドガー「無事保険金じゃなくって退職金をいただけそうで何よりです。いやぁ実際にあるんですね巨大ロボット。(うだつの上がらない機内スタッフですといいたげに苦笑いをしながらレーンの背を見送り)………(最近実装された兵器の割には落ち着いていたな……慣れすぎている。) 」

偽マフティー「はあ?なんで俺達が事情聴取だなんて!俺達が何かしら怪しいように見えるのかよ!(この見た目でこれである) 」

レーン・エイム「かぼちゃの覆面を被ってサブマシンガンを携行する人間の何処が怪しくないというんだ!!!貴様に関しては逮捕してやってもいいんだぞ!?(と、偽マフティーの方に振り向きそう叫んだあとで)……では、私は他の仕事があるのでこれで……(と、再び背を向けて歩き去っていく) 」

ファセット「(そこは逮捕するとこじゃないかナー……と突っ込みたいけど命の恩人には違いないので沈黙するしかない私はファセットです、人間のいざこざにまきこまれて借りてきた猫状態になっています)くぅ……石油王に法制がっつり売り込む予定だったのに…… 」

ガイル「(偽マフティーの前に立ち)君達にも感謝しているが……お互いの為に大人しく事情聴取を受けてくれ。それで余計な疑いも晴れるだろう 」

偽マフティー「チッ……時間を取られるのは仕方ないか…… 」

アリシア「よろしいではないですか。彼らが動かなければ我々は今頃、という状況でしたし。それに…… 」

ハサウェイ・ノア「気持ちのいい態度の男だったな。……ん?(アリシアが口を開いたのを見て、そちらに目を向けて) 」

アリシア「……ああ、いえ。こちらの話になってしまうのであれですが……私としては丁度いい降り方が出来たので、良ければおもてなしが出来ないかと(目を細めて笑いながら、いつの間にか手に持ったグラスを揺らす) 」

クラウド「この近くが丁度いい……その名前、その見た目、口ぶり、やはり…… 」

アリシア「ええ、隠しているようで申し訳ございません。最も気付いた人も多いでしょうが。改めて自己紹介いたします。『ロウクレスト・コーポレーション』の総括秘書を務めております、アリシアと申します。本社をこの近くに構えておりますので、丁度いいかと思いまして(と、笑うように口に手を当てて) 」

ドロシー・ヘイズ「えっ……ええ……?(アリシアの顔をじっと遠目に見ながら)……うわぁ、本物だ…凄い……これがまともな都会…… 」

泉けん「よーし!その言葉覚えたからな!(謎の圧を放ち、ドロシーから離れる)スカイロッドを足蹴にしようとしたクソイケメン野郎…(エドガーを見て)絶対一泡吹かせてやる! 」

偽マフティー「ロウクレストォ?ってなると最近急成長した新鋭の大企業か。確か軍需から医療、インフラに……とにかく多くの事業に手を出してて、神羅辺りと競うまでになったところだよな。ああ、そこのお嬢様か。よくTVにも出てる『アリシア』……あ、そういうこと? 」

エドガー「非常時だったのでついあのような事を口走ってしまいまして、誠に申し訳ございませんでした。お詫びと言ってはあれですがー……(すっとキャバのサービス券らしきものをけんの手に握らせ、両手で包むように握手)これで一つ手落ちとしませんか(>>にっこり<<) (乗客リストに載っていたがああなるほど、どおりであの状況下で落ち着いていた訳だ。) 」

ガイル「(VIPも乗っている便だとは知っていたが……まさかロウクレストの重役がこんなに近くに居たとはな)……確かに、この近辺はロウクレストのお膝元か 」

ファセット「これマジ?超VIPじゃん、宝石……宝石売り込まなきゃへへへ……手荷物、てにもつ………。事情聴取終わるまで戻ってこないじゃない!どうしてくれんのよおい!神経が苛立つのですわー!!(偽マフティの胸ぐらに掴みかかる 理不尽) 」

偽マフティー「うおあああやめろやめろ神経が苛立つあああああ(ファセットに揺さぶられガタガタしている) 」

アリシア「いえいえ、神羅と対等だなんて。お世辞でもそのような……我が社は若輩者でして、むしろ良好な関係を築こうと必死なくらいでありまして、はい。こちらとしては一山当ててここまで来たようなもので、まだまだこれからでございますよ。……中佐殿の言う通り、ここの一帯は我らの影響も大きく……それに、丁度いいのは時期もでしてね 」

泉けん「キャバ?………僕がいつも行こうとしてるけどどんな手を使っても門前払いを喰らうと知っての狼藉か?(エドガーにアトスミヒを突きつける。ちなみにこのエロガキ、10歳である) 」

エドガー「………。(チッ、めんどくさいなという営業スマイル)あー……大丈夫、今度はうまくいきますよ(そっちの業界で顔が効く人物の名刺も合わせて握らせ) ね"っ (威圧 やっぱり理不尽) 」

クラウド「時期……?最近で丁度いいことがあるとすれば…… 」

アリシア「はい、丁度近くに発表会がありますので。我が社だけではなく、多くの企業が参加してくださる規模の大きな奴です。今回、我が社の用意した舞台で開催することが決定しまして。光栄なことです(一口も付けていないグラスを傾け、誰かに差し出すようにしながら、言葉を続ける) 」

偽マフティー「あー、妙に人通りが多いのはそーゆーことね。政府の新型がすぐすっ飛んできたのも、重要なイベントが間近だから、か? 」

ドロシー・ヘイズ「あー、そう!聞いた事ある!時期的に今くらい?もしかして私参加できちゃう?凄いね!良い事と悪い事が色々詰めすぎたおじさんのお尻位色々とある! 」

保健衛生大臣「うむ。我々もそれを見にわざわざボディーガードまでつけて此処まで来たのだがね。散々だったよ 」

ガイル「成程な、確かに今は警戒態勢が敷かれている……詳細な部分は俺にも知らされていなかったが、現地ではこのレベルの戦力が動員されているのか 」

アレックス・ディノ「大臣、何故専用便を使わなかったんです? 」

保健衛生大臣「市民と同じ目線に立つためだよ。政府の人間ではなく、君という民間のボディーガードをわざわざ雇ったのもその一環だ。特別待遇に慣れすぎると、感覚が鈍る 」

エドガー「(ああ、あれか……そういえばVIPのバーゲンセールみたいな乗客名簿だったのもそういう……)ああ、ひょっとしてペーネロペーの機動、到着が妙に早かったのはそういう…… 」

アレックス・ディノ「……あの機動力だ。ある程度近ければ、発進さえすればすぐ到着する。世界からVIPが集まっているのもあって、緊急発進の準備は怠っていないはずだ 」

ガイル「スクランブルの態勢は万全という訳か……最新型のモビルスーツでそこまで整えられるとは ……軍需産業らしい言葉だ 」

エドガー「(やっべ聞かれてた)最新兵器と聞いたものですから、すぐに出てこれるとは思いませんでした。いやそれだけの事をしてでも守る価値があるという訳ですね。 一市民にはスケールが大きすぎて目眩がしそうです、ハハハ  」

アリシア「企業にとっては政府に、他企業に、そしてその他顧客に売り込むチャンス。政府にとっても、有力な民間企業に頼ることはよくありますから。巨大特殊兵器戦力まで備え、手っ取り早い戦力として名高いPMCの話や、神羅のスイーパーやガードスコーピオンが政府やその他民間へと払い下げられているのは有名な話でしょう? 」

偽マフティー「アンブレラのところの生体兵器も、アレで一応売り物だもんな……あ、ところでメタルギアRAYってどこが生産してるんだったか? 」

ハサウェイ・ノア「RAYは確か、製造法が流出しててデッドコピーの改造品が沢山……にしても、この物騒な世の中に……大丈夫なのか? 」

アリシア「物騒な世だからこそ、ですよ。力はそのような時期にこそ必要なのです。それに、物騒なことばかりではありませんよ。無論娯楽なども出展いたしますし、我が社も含め医療方面や食糧方面、その他色々……別に戦うだけが力ではないのですよ 」

保健衛生大臣「その通り。今回の催しは、世界を明るい方向へ向けるための物だ。それに、この基地にはペーネロペーとレーン・エイム中尉がいる。例え荒事になっても彼がなんとかすると、彼を信じてやってはどうかな? 」

ハサウェイ・ノア「……そうだな。彼はきっといいパイロットになる。あれは昔の俺だものな……(と、まるで何かを懐かしむように彼をそう評する) 」

クラウド「……そう、だな。ついでに此処で仕事を探していくのもいいか…… 」

ガイル「……失言だったな、確かに、クレストの規模ならばありとあらゆる産業で世界に貢献している……そこを忘れてはならないな(相も変わらず引っ掛かりがある様だが、それを顔には出さず) 確かに、彼はまだ若いが優秀なパイロットだ。あの機体の性能も他を凌駕している…… 」

一般兵「すみません、皆様の予定が決定しました。事情聴取やその他手続きで少しお時間を取らせていただく代わりに、宿泊施設などの手配をする準備は整っております。なんなりと(と、そんな会話の中、一人、そう伝えるためにやってきて) 」

アリシア「……おや、長話しすぎてしまいましたか。時間のようですね。にしても、丁度良くここに少しの間留まる理由が出来たようで。機会ですので、是非ご覧になっていただきたいものですね 」

保健衛生大臣「我々は元よりそのつもりで来たのだ、是非と言いたい。ディノ君も、いいかね? 」

アレックス・ディノ「あ、はい。俺は、一応仕事なので…… 」

ドロシー・ヘイズ「やったあ!お客さんのとこ以外は何も決まって無かったから、良い部屋に泊まれるなんて予想もしなかった超ハッピーって感じ!ハニーに自慢しとこ(スマートフォンを取り出し、早速堂々と自撮り) 」

ガイル「ありがとう、そうだな……俺も個人的に連絡を取りたい男が居る、その後は彼らの案内に従うとしよう 」

ハサウェイ・ノア「僕も、せっかくだし見ていこう。……せっかくだし、ね 」

エドガー「ああお構いなく。本当に適当な部屋を一つ貸していただけるだけで結構ですのでー(会釈を返しつつ、面々を横目に眺め)(VIP……というより兵器、軍事関係者のバーゲンセールだったか。世界平和に固執する身分ではないが暫くは近辺を離れない方が良さそうだ。) 」

泉けん「セクシーなお姉さんと相部屋で頼む。() 」

ファセット「一番いい部屋を頼む(くそやろう) 」

偽マフティー「……そうだな。『せっかく』、だからな…… 」













偽マフティー『……分かっているな?マフティーの門出の大仕事だ。此処でデッカク名を知らしめろ。……全部アンタにかかっている』

???『ふぅん……愚問だ。任せておくといい』

偽マフティー『……そんじゃ、頼むぞ。信頼している!』

???→海馬瀬人『頼まれるまでも、ないわァ!!『ドラゴンアイ』、出るぞォ!!!』




── file.2 LawCrest Corporation

出展:カオスドラマオリジナル

ケイオスにて最近急成長した新鋭企業。
多方面にわたって事業を展開しており、兵器から乗用車、
エネルギーから食器まで、多くの産業に関わる。

主にメディアに露出するのは総括秘書の『アリシア』であり、
代表取締役社長が誰なのか知る者は社外にはそうはいない。

得意分野としては機械技術全般に渡り、
堅実な物から革新的な物まで、
ジャンルを問わず多くの機械を送り出しているほか、
その生産力を生かし他社の製品を製造することも多い。

社内にはLCCセキュリティと呼ばれる、事実上の私兵を抱える。







プツン











─ イサキオス・アーバン/Isaac Urban ─


偽マフティー「えっとアイザック……あ、イサキオスって読むのか。イサキオス・アーバン。まあ、典型的な『城下町』……だな。どこぞの腐ったピザみたいなもんだが、印象は真逆だ。透明感があって、緑っぽい印象。あちらさんが明度の低い未来都市ならこっちは明度の高い未来都市って感じの風貌……だな。(と、パンフレットを見ながらつらつらと自分の考えを述べる) 」

ハサウェイ・ノア「企業的なイメージの違いもあるのかもね。ロウクレストは基本、クリーンで未来的なイメージを押し出している。開発している機械のデザインにもそれが現れているよ。スチーム・パンクに出てきそうな機械の印象すら覚える神羅と、SFチックなデザインを持つこちらで……と言っても、実態は逆のような印象を受けるけど 」

偽マフティー「まあこっちは日が浅いのもあってか堅実な感じだが、あっちはこう…ゲテモノ!!って感じだ。あいつら多分MS作ったら腕伸ばしたり胸開いたりするの作るぞ 」

ドロシー・ヘイズ「……なんか、健全でクリーンで……環境や人権に配慮しましたって感じの街だね、私の住んでるグリッチシティとは別の世界みたい(街を見渡しながら歩き)……フィルターに違和感があると思ったら、空気が綺麗なんだ…生まれてはじめてかも、化学物質が溶けまくってない空気って 」

クラウド「ミッドガル、な……ケイオスに来てからは、魔晄炉を稼働させても地が枯れない、とかっていうんで、あちらも無駄に軌道に乗っているようでな……(と、俯きながらドロシーの話を耳に挟んで)……アンタの住んでいるところが、ある意味気になる 」

ドロシー・ヘイズ「私の住んでるグリッチシティの話?企業や研究機関が沢山いるタックスヘイブンで、格差と汚染が酷くて治安が悪くてインフレが激しい、ありふれた街なんだけどね。 そう、魔晄炉もなんだか凄いよねー、一気に発展が進んだもの 」

保健衛生大臣「何にせよ、彼らの優秀さ、有力さを物語っているということだよ。ここもミッドガルも、我々としては軽視できん。一時期の沢芽のように。それに、今は多くの人間が集まっているのだ。会場もあちらに見えるし……噂をすれば影が差すかもしれんぞ? 」

クラウド「……ミッドガルは、神羅の天下だっただけマシだったのかもしれないな……(と、ドロシーの語る内容に頭を抱えて) 」

???「……その口ぶり、もしかして気付いていらっしゃいましたか?大臣殿。(保健衛生大臣の視線の先、停まっていた車のドアが開き) 」

保健衛生大臣「貴方ほどの傑物のオーラは早々隠せるものではないよ、『ルーファウス神羅』殿。(と、車から姿を現した男にそう話しかける) 」

???→ルーファウス神羅「困りますね。それではおちおちお忍びも出来ない(ゆっくりと立ち上がるように姿を現した金髪の男が、そう保健衛生大臣へこぼした後にクラウドに目を向ける)……久しぶりだな、クラウド・ストライフ。運び屋の仕事はどうだ? 」

ドロシー・ヘイズ「こっちは政治の腐敗が原因として大きいからねー、神羅は多分大丈夫なんじゃない?おじさまも優秀って言ってるし……(車から現れたルーファウスに目を見開き)え? ……本物だ…… 」

クラウド「……アンタ、か……アンタこそ、もう身体は平気なのか?車椅子はどうした……?(現れたルーファウスに対し、顔をしかめながらもそう返す) 」

ルーファウス神羅「元々あの椅子は大げさだった。それに最近、急に具合が良くなってな。昔と同等以上に動ける自信はある。試してみるか?(と、ショットガンを回してから構え、ニヤリと笑う) 」

クラウド「……!(咄嗟に剣を構えようとする) 」

ルーファウス神羅「……冗談だ。この通り弾も込めていない。それに大臣殿の近くで火花を散らしてみろ……どうなるか分からん。お楽しみなら後で相手をしてやる(と、ショットガンを仕舞い、保健衛生大臣の方へ向き)ようこそ大臣殿。貴方も目当ては催しですか?良ければ近くまで送っても…… 」

保健衛生大臣「いえいえ。こちらも何処を贔屓するわけにもいかないので。それに車なら用意させてあるのでね。構いませんとも。……ふむ、時間も時間だな。そろそろ……(と、腕時計を見て) 」

アレックス・ディノ「キキーッ 大臣、車の用意できました(と、車が近くに停まる) 」

保健衛生大臣「……ほらね。私もそろそろ準備故、もう行くが。入場に制限はないため、君たちも見ていってはどうかな?会場で会えるかもしれんぞ。……アレックス君。君も何か見に行きたいものがあるかね?(と、車に乗り込んでアレックスへとそう話しかける) 」

アレックス・ディノ「え、あっ俺は特に……あ、いや。食品、食品が少し見に行きたいです。友達にお土産を買っていきたくて……(などと、保健衛生大臣と会話しながら車を走らせ去っていく) 」

ドロシー・ヘイズ「……あの人随分万能だしなんか怪しいしちょっとヒステリーっぽいけど大丈夫なの?行っちゃったけど……(アレックスを見送りながら) 」

泉けん「(城下町を双眼鏡で観ながらキョロキョロ見回している) 」

ルーファウス神羅「フラれてしまったか……ま、その方が信頼できると言えば信頼できる。……では。私からも是非見に来てもらいたい。そう身構えなくとも、ショーやテーマパーク程度に捉えればいいさ。幻夢辺りも出展する。……私も最後のひと準備だ。もう行こう。では、ごきげんよう(と、車に戻る直前、クラウドに『気を緩めるな』と口の動きで伝え、遠くへ消えていく) 」

クラウド「……!!……(何か、あるのか?この催しに……とにかく、警告は聞いておいた方が良さそうだ)…… 」

エドガー「昨今は極東での需要増加で品薄になりつつある珈琲の栽培にも着手しているんですね。いやぁ、その辺の企業なら値段調整しかしなさそうなところを……志と先見的な経営って感じがしていいですねぇ(観光を楽しんでますという風のニッコニコ顔でパンフを眺めていたが…) あ"ぁ"ッ 新種の合成麦まで……えっ、あのブランドのパンはここの麦を扱ってるんですか……ッ あ、ちょっとこれ気になりますね。いいなぁ未来都市!(素が入り任務が思考から飛びつつある) 」

泉けん「流石に僕にも人妻の趣味はないな(双眼鏡をしまって呟く) 」

偽マフティー「……行っちまったなー。……よしハサウェイ、行って来い。お前が行け。用事は俺が済ませといてやるから(と、親指を振って笑う) 」

ハサウェイ・ノア「……いいのかい?カボチャ。じゃあ、行くけど……? 」

偽マフティー「せっかくの機会なんだ!!遠慮せず行って来い!!!な!!!……んじゃ、俺は此処で……(と、そそくさと去っていくカボチャ) 」

ハサウェイ・ノア「……だ、そうだ。……ああも言われたら、NOとは言えないな。そうだな、見に行くか……会場も近いし。発表会。 」

ドロシー・ヘイズ「(クラウドとルーファウスのやり取りを横目で見ながら)……なんか熱いなあ、美形二人だとよっぽどドギツイのじゃないと絵面がキレイだからいいよねー……でも普通に楽しみかも、発表会。ハニーがデートで来てたりしないかなあ 」

クラウド「……俺も行く。気にならない、と言ったら噓になるしな(嫌な予感が離れない……と言うわけにも、いかないしな……) 」

ハサウェイ・ノア「じゃ……行こうか 」

─ G.P. in LawCrest 会場 ─

ルーファウス神羅「……さて(車を停め、会場へと足を踏み入れて)すまない。少々遅れてしまったかな?私が最後だったりするか?(そこに集まった者たちにそう話しかける) 」

ガイル「……やれやれ、なんとか発表会には間に合ったか……正直、こういう形で来たくはなかったんだが(助手席に若い男を乗せた、大型のクロスカントリー車で現れ) 」


アリシア「……いえ。時間は充分ですし、更に遅れている方も一人いますので。問題はございませんよ(と、ルーファウスへと微笑を向け) 」

ウェルド「(スーツを丁寧に着込み、国際警察のバッジを襟元に付けた端正な顔立ちの若い男がガイルの運転する車の助手席に乗っている)いやあ助かりました、この辺りは一度来たことはあるんですが、何せ都市構造が今一頭に入ってなくてですね……要するに土地勘的なものが全くと行っていいほど働かないんですよ。春麗さんはその辺強かったりするんですかね? 」

三島一八「……フン(この男はMISHIMA KAZUYA。G社代表である) 」

トニー・スターク「(塗装、外装共に派手なケイオス資本のスーパーカーから軽い足取りで降り、襟を整え周囲を見渡す)清く正しく万博って感じだ。ああそこのレディドリンクいただける? へえシャンパン、様式美って奴だね。ああどうもありがとう(相場を超えた額のチップと酒を交換し、スポーツドリンクのようにぐいと飲みながら辺りを見渡す) やあ中佐、彼女は元気?既婚だっけ、似たような髪型のサイボーグが知り合いにいるからごっちゃになるんだ(ガイルと握手を交わしジョーダンを交えながらルーファウスの横へ) やあやあいつ以来だったかな、人違いじゃなければの話だけど。足の調子はどう?アイアンスーツを義足に転用したけど使うかい 」

ルーファウス神羅「やあスターク。この通り足はピンピンしていてな…原因も私は分からないのだがね。調査中だ 」

飛電或人「――― "発表"会に出てほしい社長ランキングで"8票"を得た男!『飛電或人』が通りまぁーす!はぁいッ!!アルトじゃ~~~~~~ないとォーーーーーッ!!!m9( ゚Д゚ ) 」

イズ「なお、或人社長のギャグに関しては0票でございました。 」

飛電或人「うわああああああああああああああああそういうのはやめてくれえええええええええええええええええええええ(´;ω;`)ブワッ 」

天津垓「相変わらずの調子で安心しましたよ飛電或人……にしても、この式典に遅刻などしているのはどこのどいつです? 」

ヒロ「………どうもこういう堅苦しい雰囲気は合わねーな(辺りを見渡す) 」

アリシア「ええ。連絡によると、海馬コーポレーションの瀬人社長が遅れるようで。開始そのものは待たなくていいと連絡が入っています 」

トニー・スターク「ガンマ線の影響じゃないだろうな。知り合いにがっつりそいつを浴びた男がいたが、そいつは運動神経と引き換えに理性が吹っ飛ぶ体質になったからね。そこだけはハッキリしとくことをお勧めするよ(ルーファウスとシェイクハンドをし、アリシアへ一瞥をやる) 驚いたな……うちでいうところペッパーが社長をしているようなものか……あー……いや実際社長をやってたな。いやあの子は秘書……秘書なんとかだったか 」

ルーファウス神羅「ほう、ガンマ線で肉体が……?(と、興味深げにトニーの話を聞き)……そうだな。話では、彼女はアンドロイド、なんだったか?君たちのところのヒューマギアとは違うのかね?(アリシアを指してそう言葉を零した後、或人に振る) 」

イズ「はい、我が社のヒューマギアは他企業のアンドロイドと同一視される傾向にありますが、実際はその内部構造に大きな相違点があると共に、シュンギュラリティの覚醒により高度なAIへの進化を促進する思考ルーチンが搭載されているなどかr―― 」

飛電或人「イズうううううううう!!勝手にしゃべらないでええええ!!そこは!!社長の俺が…ねえ!!?(´;ω;`)ブワッ 」

檀黎斗「おのれ海馬ァ!!!この私と真っ向勝負するのが怖くて逃げたかァ!!!!デュエルでもノックアウトファイターでも鉄拳でもなんでも受けてやるというのにィ!!! 」

ドロシー・ヘイズ「そういう場とはいえなんかとんでもないメンツの中に紛れ込んじゃった……なんか、こう…凄いね……大企業の重役主催の乱交パーティに呼ばれたことこそあれど、みんな社長とかのレベルだもんね…… 」

エドガー「(ちゃっかり場内の清掃スタッフに扮しゴミやらを回収しながら移動)   げ  ッッ   (ドロシーヘイズの姿が司会橋に入り既に顔見知りであることからそそくさとUターンする) 」

ジュラルの社長「フフフ…今日は楽しい一日になりそうじゃないか。(説明しよう!この男はホワイト企業で名高い株式会社ジュラルの社長!今日は社員全員に有給を与え、社長本人は発表会へやってきたんDA!) 」

アルバート・ウェスカー「……そうか、瀬人の奴が遅刻か。……騒がしいことになるな。(サングラスの下に双眸を秘めながら、そう零すのはアンブレラのアルバート・ウェスカー) 」

せがた三四郎「素晴らしい!!この式典には夢、希望、未来、そしてセガサターン・ソウルがある!!  ドン ドン (如くのアレ)【株式会社セガサターン代表取締役 せがた三四郎】 」

ペニーワイズ「あーみなさんこんばんは株式会社ペニーワイズのペニーワイズです(ぇ(発表会に乱入) 」

ハサウェイ・ノア「……ふう。確かに、凄いな。こんな顔ぶれは見たこと……(会場に入場し、辺りを見渡して。多くのブースに、錚々たる面子に目を泳がせる) 」

雷電「(ガイル等の軍関係者らが集まるスペースに遅れて黒塗装の車が停車。中からスーツ姿、スキンヘッドの男に名を連れ降り立つ) 遅れてしまったか……。活人剣をふるう必要がないに越したことはないんだがな。 ああくそ襟がきつい!ローズ……久々のボディガートといってもここまでかしこまる必要はないだろ……! 」

市長「市ゃ長です… 」

ケン「こういう集まりは、未だに中々慣れなくて困っちまうな……(マスターズ財団 社長 ケン・マスターズ……車で遅れて登場) 」

アリシア「飛電と我々では根本的に技術ツリーが異なる、というと分かりやすいでしょうか。飛電はシンギュラリティの発生による成長に重点が置かれていて……おや。お客様ももう多く入場していらっしゃるようで。……そろそろ、行きましょう 」

ルーファウス神羅「……スケジュール的に、最初のイベントは我が社の新兵器のデモンストレーションだ。最初の一撃で心を掴んでやろう。一撃で心臓を撃ち抜く殺し屋のように…… 」

アルバート・ウェスカー「神羅の新兵器、か。お前たちの方向性で、今政府の採用している『モビルスーツ』に何処まで対抗できるものが出来たか見せてもらおう 」

ハサウェイ・ノア「……あ。どうやら、あっちでデモンストレーションが始まるみたいだ(そう言うと、ライトの当たった方向を見る) 」

トニー・スターク「(アンドロイド……あれが? ビジョン、いやジャービスに近しい、いや対人モージュールに至ってはそれ以上か?) おっと、秒刻みのスケジュールって奴だな。 ぶちかましてやれルーファウス、期待してるよ 」

ドロシー・ヘイズ「へぇー!貴女が最新式のリリム…じゃない、アンドロイド?ああ!ヒューマノイドって言うのね!本当に人間と全然区別がつかない!!技術の進歩は凄いなあ!!(イズを見るなり突然テンションが上がり) 」

ガ コン (ライトの当たった場所から、赤い装甲に包まれた、大柄な人型の巨大兵器が出現する。その姿は不格好にも見え、或いは大雑把に力強い、そんな印象を受ける)

ルーファウス神羅「……『プラウド・クラッドMK-2』。うちの馬鹿二人が勝手に持ち出したものを改良した。持ち出された物自体はとんだ弱小だったが、コンセプト自体は優秀だったものでね。再設計して、この度投入することとした 」

アルバート・ウェスカー「人型のデカブツか。仮想敵はMSか? 」

ハサウェイ・ノア「あれは、モビルスーツ?いや、別機軸か……!!(プラウド・クラッドMK-2を見て、そう零す) 」

クラウド「…………(あれ知ってるぞ、めっちゃ弱かった奴だ。キャリーアーマーの方がだいぶ強かった奴だ) 」

ガイル「十中八九、モビルスーツへの対抗製品だろうな……デザインは受けなさそうだが、見た所剛性は悪く無さそうだ(プラウド・クラッドを見上げながら) 」

ルーファウス神羅「……仮想敵はMS……か。そうだったらよかったのだがな。機動力が足りず、どちらかというと既存の兵器に近い運用を予定している。装甲自体は厚い故、やってやれんこともないだろうが…… 」

飛電或人「でっけぇ~なぁ~~~!(感心したようにあんぐりと口を開けて見つめている) 」

天津垓「つまり、アレには政府のペーネロペーなどと格闘戦が可能なだけの運動性はないと。仮想敵は、既存の兵器や生身の人間ですか(あんぐりと口を開けている或人を横目にそう評する) 」

ルーファウス神羅「そうなるな。だがあの剛性、場合によってはMS以上に有効な兵器となるはずだ。特に、強力な異能者などとの戦闘にはこちらの方が有効であると踏んでいる 」

ガイル「やはりネックとなるのは機動力か…… 奴の言う通りだな、俺でも生身でアレを破壊するのは時間が掛かる 」

ガ コ ォン ズダダダダ ドギュン ドギュン(機動を開始したプラウド・クラッド。その巨体による物理攻撃、銃撃やレーザーなどで配置された標的を次々と破壊していく)

トニー・スターク「まあ何も民間人の脅威はMSとかああいうスケールがデカイものに限らない。寧ろ武装ゲリラや暴徒、そういった居住区画に侵入してくる連中の方がまだ目立つ。ああいった小回りの効く兵器の需要は高いだろうな 」

アリシア「なるほど、素晴らしいです。流石神羅の技術力。こういうのを、驚異のメカニズムというので……む?(と、言いかけたところで何かに気付いたのか空を見上げる) 」

ルーファウス神羅「ま、こちらとしてはMSに関しても別口で……おや?(アリシアが空を見上げたのを見て釣られて空を見上げる。その先に何か光のようなものを見つけ)……あれは 」

檀黎斗「フン……奴のいない式典など……む?(空を見上げ)……バカな、あの特徴的な形のジェットは…… 」


アルバート・ウェスカー「奴め、サプライズのつもりか……?(と、それを目を細めて見て)……いや違う、何か降りてくる。……衝撃に備えろ 」

天津垓「あの影……まさか……いや、例え奴でもそのような…… 」

ウェルド「生身であんなのとやり合うのも……考えなきゃいけないんでしょうねえ、我々の立場だと……(ガイルの隣で半分呆れながら)……おっと、成程、あの機体が……(落下してくるものを見上げ) 」

ズ    ン  (地鳴りが響く。その地面を巻き上げるように、巨体が空から降り立つ。がっしりとした足、腕に持った銃、そして背中に背負ったミサイル・コンテナ。そしてバケツのような形状にモノアイが光る頭部が特徴の人型)

ルーファウス神羅「アンノウンだと……?馬鹿な、そんな狼藉をする者が何処に……いや、あれが奴の差し金なら、納得は行くが……!!(降り立った巨体に顔をしかめ、睨みつける) 」

ガイル「……いや、違う!アレは……モビルスーツではない………! 」

クラウド「っな……モビルスーツか!?いや、あんなのは見たことも……!! 」

ガオン!!! カァオ!!カァオ!!!カァオ!!!!(アンノウンを見て、とっさに戦闘モードに入り武器を向けるプラウド・クラッド。だがそれは不明機の放つハイレーザーライフルに一撃、二撃、三撃と連続で、的確に撃ち込まれ、沈黙する)

アルバート・ウェスカー「あの装甲を一撃で貫通するか!それを三発も連射するとは……途轍もない物が割り込んできたようだが…… 」

海馬瀬人『HAHAHAHAHAHA!!粉☆砕!!ふつくしいまでの破壊力だ……門出にはちょうどいい!!』

ハサウェイ・ノア「(スピーカーONになってるーーーーー!!!!)」

アリシア「瀬人社長……?アレに乗っているのは瀬人社長なのですか……?(機体から鳴り響く声を聞いて)……いえ、それよりも……あのマーキング……マフティー……?(が、その興味はすぐ、その肩に書かれたマーキングに移る) 」

ルーファウス神羅「クソッ!!やはり奴か!!……何?マフティー?マフティーだと?海馬コーポレーションではないのか!? 」

ウェルド「……間違いない、海馬コーポレーション社長の声ですね………流石に偽装を疑いたいものですが…しかもマフティーと来たか……国際警察本部に連絡を入れましょう。問題はアレの対処ですが……まあ、警備部隊の到着まで持ち堪えるしかなさそうですね(飄々と携帯電話を取り出しながら) 」

飛電或人「…なあ、何が一体どうなって…――――!(「マフティー」を象徴する、そのマーキングに目を見張る) 」

海馬瀬人『……さて。「警告」は済んだ。速やかに撤収してやろう(と、その巨体は勢いよく青い炎を発して空へと浮かび上がっていく)』 」

アルバート・ウェスカー「『マフティー』……瀬人がマフティーだと?それに奴め、警告……これが奴のいつもの気まぐれならば良いが……おそらく、この行為は軍備拡張路線を辿る世界政府、及び兵器開発に注力する民間企業への……『牽制』……いや。『警告』と見ていいな

ルーファウス神羅「……マフティー……噂に聞いていたが、ここで動き出すか。……だが、政府も力を入れていたこの瞬間に介入され……ここまでされて世界政府が黙っているわけがない 」

レーン・エイム「アンノウンだと!?何故接近に気が付かなかった……!!ええい!!……レーン・エイム中尉、ペーネロペーで出ます!レーン隊、アンノウンを迎撃する!!(それを見ていたレーンが、すぐに指示も待たず駆けだしていく) 」

ガイル「海馬コーポレーション程の企業がバックに居たならば、確かにあの規模の活動も頷ける……だがしかし、余りにもあからさますぎる……(跳んでいく機体を見据えながら)……政府への警告か、今回はそのデモンストレーションとでも言うのか…! 」

雷電「『警告』……? 本命はこれからとでも言うのか……。 オペレーター、衛生映像を常時共有してくれ。ああ、念のためだ(ナノマシンを介し自社と会話しつつ周囲をぐるりと見渡す) 」

ハサウェイ・ノア「……っ!!モビルスーツを出撃させる……!?この市街で戦闘をやる気か!!……避難を。此処は危ない!!(と、近くの手を引いて) 」

アリシア「……お客様方の避難を進めてください。政府は恐らく、この近辺であの機体を仕留め切るつもりです。皆様にもご協力いただきます(淡々とそう述べて、集まっていた皆に視線を向ける) 」

トニー・スターク「冗談だと言って欲しいがあの青臭いのはやりそうだ、全く熱血漢の相手はキャップで済ましてくれ。嫌になる……(ハサウェイの発言を受け止め、サングラスに仕込んだ回線をオンラインにし) ジャービス、コード:パーティタイムだ。ありったけのアイアンスーツ隊をこっちへ。避難誘導なら手数でどうとでもできるはずだ 」

ドロシー・ヘイズ「……え?ここで?撃ち合う訳?あのクソデカロボット同士で……?ヘルプ!!ヘルプミー!! 」

ウェルド「今も現地から消防隊が向かっている様ですが、恐らく間に合いません…!徒歩でもとにかく此処を離れなければ、大勢死人が出ます…! 皆さん落ち着いて―!!避難ルートは……(群衆の中に消えて行く) 」

レーン・エイム「好き勝手やってよ!!マフティーだか何だか知らないが、好きにはさせんよ……!!ペネロペー……出る!!(怪音と共に、巨体が再び浮き上がる。標的をアンノウンと定め) 」

海馬瀬人『ふぅん……追ってくるか。だが凡骨パイロットがガンダムに乗った程度でこの、『ドラゴンアイ』を落とせるものか!!HAHAHAHAHA!!!!いい踏み台にしてくれるわ!!!!』 」



── file.3 Dragon eye

出展:アーマード・コア ネクサス/カオスドラマオリジナル

重武装、重量級の二脚型機動兵器。
『コア』と呼ばれる胴体部を軸とした、独自の設計思想を持つ。
その性質から『アーマード・コア(武装したコア)』という
MSやメタルギアとも違う兵器種として称されている。

本機は重装、高火力を是としており、
右手のハイレーザーライフル、左腕のグレネードランチャー、
極めつけは背部に背負った二個の超大型ミサイルと、
機体の重さと引き換えに高い火力を獲得している。

元々『フォックスアイ』という機体を元に設計されており、
重量の過多や燃費の悪さなどの欠点もほぼそのまま受け継いでいる。
が、これを駆る海馬瀬人はこの機体の性能に満足している。
原型機からの変更点としては、
頭部カメラ部分が青眼に変更されている点が挙げられる。








プツン










海馬瀬人『来い、有象無象共め。このオレをその力で倒せると思うなよ……!!(スピーカーの電源を入れたまま、機体はハイレーザーライフルを構える。それはまるでその巨体そのものがそう啖呵を切っているようにすら見えた)』

飛電或人「イズは観客たちの避難を…!(イズに避難誘導を促させ、自身はそこから踵を返す様に海馬が手繰るドラゴンアイへと対立した) あんたを止めてみせる…! カ シ ャ ン ッ ―――― \ ゼロワンドライバー ! / (「飛電ゼロワンドライバー」を装着する) \ジャンプ !/ \オーソライズ !/ (プログライズキーのボタンを押し、ドライバーへオーソライズ)―――― 変身! ガ チ ャ ン ッ ! \プログライズ !/(そして最後に、キーをドライバーへと装填した) 」

レーン・エイム「嘗めてよ!!その玩具で、このペネロペーの相手をしてみろと言うのだ!!(急速、編隊を伴って海馬の駆る『ドラゴンアイ』へと迫る巨体。その異様さを光と怪音が彩る) 」

飛電或人 → 仮面ライダーゼロワン「 \トビアガライズ ! ライジングホッパー ! !/ \A jump to the sky turns to a riderkick./ (仮面ライダー「ゼロワン」へと変身を遂げる)――― いくぞッ!(戦闘態勢の構えを取り、跳び出していく) 」

海馬瀬人『オモチャか……上等だ。『玩具』の方が、『兵器』よりはいくらか上等だろう!(背部スラスターから青い炎を吹き出して浮き上がり、会場から飛び去っていくドラゴンアイ。そのまま道路を跳ね、開けた場所へと)』

ルーファウス神羅「飛電の……チッ、青臭いのはあの若社長も同じか。あの体格差で何をするつもりだ!(と、言いながらもショットガンを構え、その反動でカッ飛ぶようにゼロワンを追う) 」

アルバート・ウェスカー「……フン。あのデカブツの相手は任せればいい。俺達は避難誘導と二次災害の対策だな。……或いは、データ取りに勤しむ輩もいるだろう?(と、飛び去っていくドラゴンアイを見て背を向ける) 」

仮面ライダーゼロワン「ブォン、ブォン、ブォォォオオオオン――――!!(バイク「ライズホッパー」に跨るとアクセルを切って道路へと乗り出し、ドラゴンアイを追跡していく) ジャキィンッ! (走行中にアタッシュカリバーを展開すると) はっ! (バイクを踏み台に持ち前の跳躍力でドラゴンアイへと迫る) ガシャン、ガシャンッ! \チャージライズ ! !/ どりゃぁぁあーーーッ!! (武器を折り畳んでチャージし再び展開。刃に黄色いエネルギーを収束させ、そのまま右側目掛け勢いよく獲物を振り下ろす) 」

天津垓「飛電或人ォ!!貴様どうするつもりだ!?……1000%無計画な……私もいざというときに備えてサウザンドライバーの用意をしておくか……にしても、海馬瀬人が何故このタイミングで乱入……しかも、事業とは無関係な方面で神羅の面子を潰すような真似を?海馬コーポレーションは既に軍需からは全面撤退しているはずだ… 」

檀黎斗「分かっていないなァ天津ゥ!!……軍需から全面撤退しているのに、じゃない!奴が軍需を毛嫌いしているからだ。ここ最近の軍拡路線、「戦争」行為そのものが嫌いな奴からすれば腹立しいことこの上ない!それに奴は前社長との確執で軍事産業そのものが嫌いだ!……故の牽制、故の警告!力を力でねじ伏せる、奴らしいやり方だ!!(と、満足そうな顔でそう語る) 」

海馬瀬人『フン、甘いわァ!!(カァオ、カァオと特徴的な発射音から放たれるハイレーザーライフル。飛来するMS隊へと射撃を行いながら、センサー内に跳躍するゼロワンを捉え)ふんッ!!(急速に旋回、巨体から振るわれる巨腕にてその一撃ごとゼロワンを打ち払う) 』

レーン・エイム「ビーム…いや、熱レーザーか!小賢しいマネを!(放たれるレーザーを大きく回避しながら、ビームライフルからピンク色の光を撃ち下ろす) 」

仮面ライダーゼロワン「なッ―――うぐああぁッ…!!(巨腕に薙ぎ払われ勢いよく地面へ叩きつけられる…)―――― タ ン ッ (ことには陥らず、ずっと前進していたらライズホッパーの上へと運よく着地し、そのまま跨って再びバイクを走らせていく)空中相手には分が悪いな…なら!\ウイング !/ \オーソライズ !/ (フライングファルコンプログライズキーをドライバーに装填) \プログライズ !/ \ Fly to the sky ! フライングファルコン ! /(空を司る隼の力を得る) 」

仮面ライダーゼロワン(フライングファルコン)「 ジ ャ キ ィ ン ッ ――― ブ ワ ァ ッ ! ! (両肩の翼を広げて上空へと飛翔、再びドラゴンアイへと食らいつくように追跡を再開する) んんんッ…―――― おりゃああぁッ!!(ドラゴンアイの頭上へと突き抜けると、そこから落下するようにサマーソルトキック)を繰り出していく) 」

海馬瀬人『チッ、開けた場所まで誘導したからこそいいが……ビームを撃ち下ろすか、街に向けて!!正気とは思えん!!(と、飛来するビームを短く跳ぶように回避していき)む……フンッ!!(ゼロワンの放った蹴りを頭を突き出すように受ける。装甲が少々へこみ、衝撃がぶつかり合う) 』

ルーファウス神羅「フッ…ハッ…!!(タン、タンとショットガンの小気味よい音を鳴らしながら空を舞い、ゼロワンへと追いつく)飛電の或人社長だったか!この体格、質量差では厳しいものがある!それに奴の装甲は……何!?(と、ゼロワンへと向けられた頭突きへと巻き込まれ吹き飛ぶ) 」

アリシア「イサキオス基地から連絡がありました。どうやら同時に複数の機影が接近、そちらでも戦闘を行っているようで……流れ弾や墜落機がいつどこに着弾するか分かりません。避難を急がせてください(と、会場に残った者たちにそう告げる) 」

仮面ライダーゼロワン(フライングファルコン)「ちィッ…!!(ドラゴンアイの頭突きと衝突し合い、一瞬火花を散らすも…) くッ…! (その体格差によりやはり吹き飛ばされてしまう)…やってみなきゃ、わからないだろ…!(翼を左右へ広げ上昇・旋回し、翻弄するようにその機体周囲を飛び交っていく) 」

ハサウェイ・ノア「避難とは言うが、この状況でどこに逃げれば安全かなんて……この周辺でシェルターと言えばロウクレストの本社内くらいしか……ロウクレストの本社内、そうか……!! 」

海馬瀬人『小賢しい……的が小さいなら、やむを得ん!!滅びのバースト・ミサイル!!(背中のミサイル・コンテナが開き、巨大なミサイルが放たれる。それは空中で分裂すると、無数の弾体へと分かれ辺り一帯に飛翔する) 』

ルーファウス神羅「そうかもしれんが……!!これから騒がしくなる、等身大のパワードスーツは救命に回った方が……ッ!?(突如吹き荒れる破壊の嵐に驚愕、とっさに弾いたコインから障壁を発生させ防ぐ) 」

天津垓「なるほど、軍拡路線に腹を立てての介入というのは理解できますが……それでは、あの兵器は……?彼の考えと反するのでは?(と、黎斗の評を受け、ドラゴンアイを見てそう疑問を呈する) 」

ガイル「恐らくあの機体はAC……機動力ならばペーネロペーの方が上と見た……!援護をしたいところだが、今は観客の避難が優先か!(ソニックブームを連射し、流れ弾や破片を次々に撃ち落とし)とにかく!所定のルートで避難を急いでくれ!警備員!! 」

ウェルド「(ガイルの背後で人の波に揉まれながらも、市民を誘導して回っている)さあ、急いでください!!ここは危険です!!警備員さん!!落ち着いて!!人数が必要です、人の道を……!! 」

檀黎斗「兵器ィ?……違うな、あれは『玩具』だ。あの赤毛の言ったことはある意味間違ってはいない。見ろ、胴体と腕部、胴体と腰部を接続するジョイントの形状を。何か違和感をおぽえないか?まるで、腕や下半身をまるごと付け替えることを想定しているかのような構造…… 」

仮面ライダーゼロワン(フライングファルコン)「―――!!(打ち出された大量のミサイルに一瞬呆気取られるが…) 勝 負 だ ッ ! ! (臆さず翼を羽搏かせ、急上昇)グゥンッ―――オゥンッ――ギュンッ――――ズゥォンッ―――!!(星座を結ぶような複雑軌道を描きながらミサイルとの熾烈な逃走劇を行う。白い飛行機雲のようなレーンに則ってこちらへと追尾し続けるミサイルとの距離を維持しつつ旋回を繰り返していくが…)―――― ニ ッ  返すぞ!! (ドラゴンアイの目と鼻の先で急停止したと思えばそのまま直角に急上昇。すると、ゼロワンを追ってきた大量のミサイルがドラゴンアイへ雪崩れ込むように襲い掛かる!) 」

レーン・エイム「チィッ!!(途端に地面へと足をつけたペーネロペーが急接近、ドラゴンアイへとサーベルを構え突進する) 」

海馬瀬人『ぐっ……!!小賢しいマネを……!!!(なだれ込むミサイルをその身で受け、よろめきながらゼロワンへと向けて左腕のグレネードランチャーを構えるが)……何ィ!?(突っ込んできたペーネロペーに対して咄嗟に構えなおし、空気を揺らすほどの衝撃を起こしながら組み合う) 』

天津垓「手足をまるごと……?それではコストがかかりすぎる。換装ならもっといいやり方があるはずだ、バックパックのみを付け替えるだとか……『玩具』とは…… 」

檀黎斗「そう、『単一兵器なら』コストがかかりすぎるやり方だ。故にアレは戦局に応じて換装するなどというなまっちょろいものではない。恐らく、無数のパーツを組み替えて全く別の機体を作り出すことのできる……奴らしい大掛かりな『組み換え型ホビー』だ!!そうだなァ、アレにAIを乗せてスポーツ大会でも開催したら盛り上がるんじゃないかァ!? 」

ハサウェイ・ノア「……よし、僕たちも避難しよう。誘導もある、ここは危ない 」

ド キュウウンッ!!!!!(瞬間、緑色の光線が会場を薙ぐように一発着弾する)

ハサウェイ・ノア「ッ!?(着弾した光線の方を振り返り)緑色、ウィンダムの粒子色だぞ!!街に向けて……!? 」

レーン・エイム「好きに……させるかあああッ!!(組み合ったドラゴン・アイを横に向けて蹴り飛ばし、森林へと追いやる) 」

仮面ライダーゼロワン(フライングファルコン)「 キュピーン ! (装填されたキーを強く押し込む) (― “ フ ラ イ ン グ イ ン パ ク ト ” ―) っはあああああぁぁぁぁーーーーッ!!! \ フライングインパクト ! ! / (白桃色の羽を散らしながら、上空より勢い付けて落下。右足にエネルギーを纏った強烈なライダーキックを繰り出し、ペーネロペーと共にドラゴンアイを森林へと追い込んでいく) 」

海馬瀬人『おのれェ!!格闘戦では不利が付くか!!だが、被害を気にせんでいい場所に追いやったのは評価してやろう!!(木のクッションで踏ん張りをつけ、腕部グレネード砲を向けペーネロペーへ向け射撃) 』

ルーファウス神羅「……どいつもこいつもふざけた……(携帯を取り出すと何処かに連絡を入れて)……アレを出せ!パイロットは無論奴だ!! 」

ガイル「遠慮のない火力戦を見せてくれるな…!(ハサウェイ同様、光線に目を向け)……何という事を…!応援がもっと必要だ!避難も!! 」

ハサウェイ・ノア「かぼちゃとも連絡がつかない…チッ、とにかく行こう。迅速に行動した方がいい(と、誘導するように会場の出口へ向かう) 」

クラウド「くぅっ……あ、ああ。確かに……(合体剣にて落下する瓦礫を斬り崩していたが、ハサウェイの声に反応して同じく走り出す) 」

ローズ(SW)「私達を救うのは愛よ……!(突然のヒロイン面) 」

レーン・エイム「榴弾砲か!?おのれ!(ドラゴンアイの放ったグレネードを両腕で防御し、後ずさる) 」

バ シャ アアアンッ!!!(と、森林付近の海岸から水しぶきを上げてマンタレイのようなシルエットを持った巨体……メタルギアRAYがドラゴンアイへと飛び掛かる)

ウェルド「機体が離れている今のうちに、全員を退避させます…!丁度二方向に別れていて都合がいい、ガイルさん!こちらの援護をお願いします!(奇しくもハサウェイとは逆方向の出口へと避難民を誘導する) 」

海馬瀬人『フハハ、その装甲とはいえ無事にはいくまい……む!?(水中から飛び掛かる巨体に目を見開いて)メタルギアRAY、デスペラードか!?おのれェい戦争屋どもめ!!(飛び掛かってきたRAYを全身で受け止め、そのまま地面へと叩きつけるように左腕を振る) 』

ドロシー・ヘイズ「めっちゃ大混戦になってる~~~!!!とにかく脱出させて!(自主規制)よりも勢いよく!!(ハサウェイの誘導で群衆に紛れ、その場から逃げようと走る) 」

アルバート・ウェスカー「……む(落下する瓦礫を片手で粉砕し)……手伝おうか、ガイル少佐…いや、今は中佐か(と、ウェルドの方へ) 」

アイアンスーツ隊「 ゴ ォ ン ……  ゴ ォ ン ……  ゴゴゴゴゴゴォォォンンンン(一機、二機、続け様に複数隊のアイアンマン、その模造品であるアイアンスーツが着陸。それぞれ手からユニビーム照射し瓦礫を払う、一般人の盾にりつつ避難誘導するといった行動を始める)『我々がお守りします。』『ルート確立、付近のPMCへ即入金、援助要請済』『輸送経路確保、これより誘導を開始します』 」

泉けん「お姉さん大丈夫だ!僕がついてるから安心したまえ!(さりげなくドロシーと並走している) 」

ローズ(SW)「私にも優しくしなさいよぉぉぉおおお!!(けん坊をX-ウィングで追い回す) 」

ハサウェイ・ノア「ああ、こんな状況僕も御免だ!!さっさと……!?(近くへと着弾するミサイルに身をかがめて)クソッ、規定ルートじゃ逆に危ないか、この調子だとそもそも塞がれるか!? 」

トニー・スターク→アイアンマン「(腕時計型の端末へ人差し指を押し当て指紋認証をクリア、腕時計から拡張されるパーツが瞬く間に全身を覆い『アイアンマン』への早着替えを終える)予定より20分も到着が遅い。これも件の通信障害のせいか…… いやこれが同じ社長同士の殴り合いだなんて信じたくもないね!米国人はやることなすこと雑だと揶揄されているのは知っているがこいつらを見て同じことが言えるか聞いてみたいもんだ! 」

志村けん「(アクバー提督の被り物をしながら泉けんとローズを追いかける) 」

レーン・エイム「これ以上は、貴様に!(ドラゴンアイに蹴り飛ばされ大きく倒れ込むRAYにチラリと視線を向けて、ビームサーベルを発生させた状態で組みかかる) 」

海馬瀬人『二度も懐に入らせるか!!(後ろへと跳び、距離を取りながらハイレーザーライフルを連射) 』

ガイル「……!あのパワードスーツは……いいぞ、避難支援がやってきた!俺はこのまま殿を務める、さあ、急いで!(しゃがんで構えたまま遠目のMS同士の戦いを見据え) 」

仮面ライダーゼロワン(フリージングベアー)「応援が来てくれたみたいだ…よし! \ ブリザード ! / \ オーソライズ ! /(フリージングベアープログライズキーをドライバーに装填) \プログライズ !/ \ Attention freeze ! フリージングベアー ! /(氷を司る熊の力を得る)おりゃああぁ!!(熊手の掌から触れるものを瞬く間に凍結させる冷気を放ち、ドラゴンアイの下半身の各関節部を瞬間凍結させようと試みる) 」

セフィロス「政府も下手だな、対応が下手だ。……俺が出るとはな。メガソニック砲を撃つ、範囲内の味方は下がれ(そんな中、あるビルの頂上に爪をひっかけ砲撃姿勢を取る一機のモビルスーツが出現。戦闘を続ける面々へとそう警告する) 」

ルーファウス神羅「……開発コード『ヴァサーゴ』。ガンダムヴァサーゴ。本社が開発した初の……『モビルスーツ』だ。やっと来たか……(ウェルドの方の避難誘導に混ざりながら、セフィロスが駆るそれを見つめる) 」

海馬瀬人『ええい小賢しいわ!!何、足が凍って……チッ!!あの飛蝗め、まだ……!!……!!!(上からこちらに狙いを定める赤黒の機体を見て目を見開く) 」

ワッカ「なんで寺院に機械があんだよ 教えはどうなってんだ教えは お前ら禁じられた機械を 平気で使ってんじゃねえか 分かってんのか!? 「シン」が生まれたのは 人間が機械に甘えたせいだろうが 金取んのかよ!? くそったれ!(避難誘導するパワードスーツに抵抗し殴りかかるなり即逮捕される。スタッフはこれに関して一言コメントした『 き も 』) 」

レーン・エイム「赤い……ッ、ガンダムだと!?(ヴァサーゴを見て咄嗟に飛び上がる) 」

セフィロス「ふんッ!!(ヴァサーゴが腹部砲口から紅い光線を発射、動きの止められたドラゴンアイに向けて薙ぐように放たれる) 」

アイアンマン「メガソニック砲……!?実物を見た訳じゃないがあれの火力もぶっ飛んでいただろう!ええいくそ、ジャービス!ストックのアイアンスーツも全てこちらへ回せ! 避難経路一帯にパルスバリアを設置させるんだ!早く!! 」

アイアンスーツ隊「(当然増援は間に合わない。現場に居合わせた機体のみで防衛戦を貼り、一斉にヘキサゴン状のエネルギーフィールドを展開。 避難する長蛇の列を覆うように防壁が展開される) 」

ハサウェイ・ノア「クソ、もうこっちからビルに行くにはこのルートしか……ん!?(先頭を走り、誘導するように走っていると縦に薙ぎ払われる紅い光にちょうど出くわし、近くの巨体に気付く)やっべとんでもないところに来ちゃった 」

仮面ライダーゼロワン(フリージングベアー)「よしっ…これで…―――うおおおっ!?(彼方より飛来したヴァサーゴの光線から逃れるように飛び退く) 」

海馬瀬人『……ハァ……ハァ……おのれェ!!(メガソニック砲を片腕を犠牲にしながらも凌ぎ、焼け野原の中からプスプスと煙を立てた、左腕のない状態で現れ、丁度襲ってきたRAYを蹴り倒す) 』

エドガー「興味本位と情報商材への欲求からマジでいらんことに首突っ込んだ感が半端ないな!くそったれ!(ハサウェイの後に続き避難民の誘導に手を貸していたが、同じく到達した場所、状況から判断んを誤ったことに気付く。時既に遅し) 最悪アレらとやり合うことになるのか……。なんとでもなるはずだ(体格差を考慮しない。実際なんとでもなる) 」

クラウド「ハサウェイ本当にこっちで大丈夫なのか!?うおわああ!?(ドラゴンアイに蹴り飛ばされこちら側に倒れ込んできたRAYを見て思わず声を上げる) 」

ガイル「更に新手のモビルスーツ…!!しかも火力は他以上……!いかん!(アイアンスーツ隊に混ざるように飛び出し、巨大なソニックブームを打ち出してバリアを補強する)これで足しにはなるか…? 」

ウェルド「あれは確か政府の新型……全く、ウチが握った情報も思った以上に間に合いませんね…!(避難民の誘導をなおも続けながら) ……別ルートの方々は無事だといいんですが! 」

ドロシー・ヘイズ「(ハサウェイの誘導に従っていた結果、目の前に現れた現実と隣の泉けんkら絶望的な状況を察知し)うわーーん!!ピンチ継続だよー!!! 」

セフィロス「しぶといな……近接で仕留めるか(と、赤黒の異形のMS、ヴァサーゴはビームサーベルを取り出し跳躍、そのままドラゴンアイの付近に着地、空気と地面に振動を伝えながら地面を踏みしめてサーベルを構え、ドラゴンアイへと突っ込んでいく) 」

海馬瀬人『足元に人間が……おのれェい!!ハサウェイ!!!(状況に悪態をつきながら片腕でヴァサーゴを迎撃せんとレーザーを放つ。それが一発、また一発と付近の木々に着弾、熱せられ溶けた木がボトリボトリと) 』

ハサウェイ・ノア「大丈夫かなんて分かるわけないだろ!!!!走るんだよ!!!!!(と、溶けた鉄や木が燃えながら落下するものをかいくぐっていく) 」

エドガー「だな、突っ立っていたらそれこそ大丈夫じゃない(走りつつ腕だけ『シラット』特有の肘を重視した構えをとり)  ゴッッッッッ  (肘を振るい、一行へ影を落としていた倒木を難なく両断し退路を繋ぐ) 遮蔽物は気にするな、どうとでもできる! 」

レーン・エイム「何をォ!!(射撃するドラゴンアイへと再び組みかかる) 」

海馬瀬人『また貴様か!!離れろォ!!(再び組みかかってきたペーネロペーを蹴り飛ばそうと脚を振るう) 』

セフィロス「……貰った!!(組み合う二機の巨体を見て、ドラゴンアイの背中へと光剣の刃を、的確に突き立てる) 」

海馬瀬人『しまっ……貴様ァッ!!!!(背中に突き刺された光剣に気付き、振り返ると同時に叫びを上げ) 』

セフィロス「……フンッ!!(と、勢いよく光剣を引き抜きそのまま離れていく) 」


バチバチバチバチィィイィッ(まるで光の雨が降るように、光剣が引き抜かれた傷跡から激しく炎が噴き出す。もはや幻想的にすら見えるように)

ドロシー・ヘイズ「汚ぇ花火だあ……もっと幻想的でロマンチックな感じが良かったよー!私達死ぬ奴じゃん!!(噴き出す炎をバックに) 」

ハサウェイ・ノア「っは……ハァ…ハァ……セト……!!(噴き出す炎を、まっすぐ目に収めてそう呟く) 」

エドガー「(こういう状況にリアクション取れなくなった辺り一般生活との感覚の乖離を感じる……まずい、怪しまれる)うわーーーーもダメだーーーーーー。(某ガッシュのようなギャグ顔で間の抜けた叫びにすらなっていない叫びを上げる) 」

クラウド「こんな状況じゃなけりゃ幻想的な光景なんだがな……(眼前で繰り広げられる地獄にそう呟く) 」

レーン・エイム「むっ……!!(ズン、とペーネロペーの腕を突き立て、舞い上がる炎からハサウェイ一行を庇う) 」

ルーファウス神羅「おおやってのけたな……仕留めたぞ……よくやったセッフィー……(と、ドラゴンアイが沈黙した現場へと早歩きでやってくる) 」

セフィロス「誰がセッフィーだ……にしてもいい仕事だ、プレジデント(と、ヴァサーゴのコックピットハッチを開けて) 」

ルーファウス神羅「プレジデントはやめろ、親父とダブる。……にしても、この機体がそうか…… 」

ガイル「襲撃してきた機体は沈黙した様だ、そちらの避難は……ほとんど完了したか、ありがとう、ウェルド刑事。君を呼んだのは正解だった…(無線機で通話しながら、走ってドラゴンアイの残骸へと駆け寄ってくる) ……ようやく撃墜出来たか…… 」

ハサウェイ・ノア「……終わった、のか(目の前に突き刺さったペーネロペーの腕を見上げながら) 」

クラウド「……はあ。やっと、か…… 」

アイアンマン「(直線上のジェット気流を描きドラゴンアイの上空へ移動) 随分と派手にやらかしてくれてまぁ……ソコビア協定を思い出すな、まったく(ハサウェイの近くへ移動し、ペーネロペーの腕部を見上げ状況を理解し頷いた)ご苦労レーン少尉。お手柄だったな 君も避難誘導、協力に感謝するよ。怪我はなかったか、必要ならメディックユニットをすぐに呼び出すが? 」

ハサウェイ・ノア「……(……セト……それに、別行動してたカボチャとも連絡がつかない。……一体、何が……) 」

レーン・エイム「はっ!なんとか、こちらには死傷者は…… 」

泉けん「いやぁ綺麗な花火ですね(ローズに酷い目に遭わされたのか服に大量の口紅の跡がついている) 」

ハサウェイ・ノア「はい、彼の言う通り、外傷は……はい、外傷はありません(……一体、何が……) 」






プツン





BGM♪:無音

……カツ、カツ、カツ、カチャカチャッ(暗闇に、革靴の音と銃器のような音が響く)

偽マフティー「……った……か……ちぃっくしょう……俺としたことがしくじっ……た……(ところどころ破れた緑のジャージに、ボコボコになった身体を這いずる) 」

ハイジャッカー(ドクロ)「うぐ……クソ……(暗闇を照らす揺らめく炎の中、マスクを被った人影が数人転がる) 」

???「……何処に逃げるのよ?(闇に響く革靴の音の主。何処か嬉しそうに声を上げながら、かぼちゃマスクの背中を踏みつける) 」

偽マフティー「ぐげ!……なんだよッ!!(と、自らの背を踏みつけるそれに逆切れするように向き直って) 」

???「なんだよ、ってあたしの台詞じゃない?あたしはここに雇われて警備をやってて、アンタらはそこに入ってきた。こうなるのは当然だと思うけど?……ただの盗人ってわけじゃないよね?何が目的なのかな?(と、かぼちゃマスクを無理矢理起こして、首を掴み上げる) 」

偽マフティー「言うわけねえだろバーカ!!うぐっは!!……あ(と、掴み上げられ壁に叩きつけられた拍子に古びた本のようなものが零れ落ちる) 」

???「……あ。これ、何かしら?ねえねえ、これ、何かしらぁ?(と、本を拾ってそれについてかぼちゃマスクへと問いかける。ひゅるりと取り出したナイフを腕に突き刺しながら) 」

偽マフティー「んんんんん!?いやそれは、それは盗んだはいいけどオレには使えなかったから、とりあえず持ってるやつで……(と、腕にナイフを突き刺され悶絶しながら) 」

???「……ふうん。ま、いいか。お楽しみは後でもいいもんね……(と、かぼちゃマスクに興味をなくしたように背を向ける) 」

偽マフティー「……お前、お前、なんなんだよ……お前……(と、押さえつけていた力が解かれて倒れ込みながら、そう問いかける) 」

???「……あたし?あたしは…… 」

???→ローゼンハイン「……ローゼンハイン。ヴァルブルク・ローゼンハイン。名字で呼んでね♪(と、指を立てるしぐさをすると、抜き撃ちした拳銃で天井に仕掛けてあった爆薬を撃ち抜いた) 」



── file.4 windam

出展:機動戦士ガンダムSEED

政府が制式採用を発表した、初の『モビルスーツ』。
元は某盟主王が核をブチ飛ばすのに使われていた。
鉄華戦役においても大量の核弾頭を通常のミサイル感覚で大量にブチ飛ばしていたが、
性能自体がまあ普通に強かった為、ジェットストライカーなどの通常兵装も含めて世界政府に制式採用されることとなった。

表向きは政府の新兵器となっているが、
その採用経緯から分かる通り、政府が独力で開発に成功した兵器ではない。

が、この兵器の出どころは同時期に採用されたペーネロペーと同じく不透明であり、
どこがどのように開発したのか、知る者は少ない。







プツン









─ ロウクレスト 本社内 ─


ハサウェイ・ノア「……はあ。本当に、よく何とかなったものだ……一応、後始末のために本社内に避難……ま、妥当か…… 」

クラウド「……事情聴取とか……増えるのだろうか…… 」

ドロシー・ヘイズ「ロウクレストって会社は知ってるけど本社ビルに入ったのは流石に初めてなんだけど……セキュリティ機密保持の為に私達全員処分とか、そんな感じにはならないよね? 」

エドガー「危険ワードを一つ教えておく、『安全な場所までお送りします』だ。これを黒スーツの警備員が言い出したらアウト。送迎の車に乗った瞬間プレス機まで輸送されて バンッッ (勢いよく両手を合わせる。気まずい間を置いて面々へ目配せし肩を竦める) 」

アリシア「ああいえいえ。お気になさらず。客人を入れるような場所に見られて困るようなものは置いていないので……(と、通りがかりでそう言いながら、また向こうへと歩いていく) 」

泉けん「そんなことになる前に…一緒にスカイロッドで逃げましょう(ドロシーの横を歩いている) 」

ルーファウス神羅「海馬の馬鹿が乗っていたアンノウンはロウクレストが回収するのか?政府ならまだしも……仕留めたのはウチのヴァサーゴとセフィロスだぞ 」

ドロシー・ヘイズ「うわーん!!(自主規制)的な展開じゃなくて即スクラップは幾ら何でも身も蓋も無さ過ぎるよー!!……でもあれじゃない?先にこう、後ろから銃で撃たれたりする奴じゃない? (通りすがりのアリシアの顔を凝視し)……(うーん、体温とか表情筋の動き的に、嘘はついて無さそう?)  いざとなったら頼るけど、色々のお代は私割り引いたりしないよ?(泉けんとさり気なく距離を離しながら) 」

アリシア「管轄ですので。政府に良い印象を持っていない方も多いので、我々で処理するのがベストと思いますが…… 」

トニー・スターク「スクラップの処分に関しては異論はない、あれをどうこうするのもタダじゃないんだ。その辺の費用をロウクレストが請け負ってくれるに越したことはない(へっと口橋を釣り上げて冗談交じりに笑うが、一呼吸置いて神妙な面持ちになり合間にコーヒーを口に含みながら)ただ中身の扱いは慎重に考えた方がいい。仮にも大量殺戮に発展しかねなかった重犯罪者だ。討伐に関してもエイム少尉が貢献している以上優先順位はあちら側にあると思うが 」

ルーファウス神羅「そうだ、大体貴様ら戦闘時に何を……あの男は仮にもKCの社長だぞ?お前達に…… 」

ドロシー・ヘイズ「……いやいや、あれ?そもそもこういうのって議論の余地無く普通に政府が証拠として持って行く物じゃないの?中の人含めて……思いっ切りテロの実行犯だったし、一企業が主体ってのもなんかズレてない? 」

エドガー「まあ死体の方が運ぶのも楽そうだしな(横目でアリシアを見やり、どうもどうもと腰を低くして営業的笑顔で会釈を繰り返しながら見送る。すぐに真顔に戻り)しかしマフティ……か。 理念に沿った行動、宣戦布告だが少し考えればここら一帯の警備、ひいては政府軍が血眼になって追ってくる事は明白。そうなれば市街地戦になり最悪人間バーベキューのバーゲンセール(韻踏み)になるだろうに…… 『らしくない』と思うんだが、あんたはどう思う(唐突にハサウェイへ話題を振る) 」

ハサウェイ・ノア「……ここを選んだ理由があるんじゃないかな?少なくともアンノウンは市街から離れた場所へ誘導していたように見えるし、存在を知らしめるには絶好のチャンスで……何より、政府軍が市街を盾にして撃つのがまず状況としておかしい。そう考えた上で、これは宣戦布告と同時に何かしらの目くらましか時間稼ぎ……だったんじゃないかな? 」

泉けん「アッハハ!それは結構。僕はお金で動いているわけではないんDA☆(さりげなく距離を離されてるのに気づいていない) 」

アリシア「許可は取っておりますので。政府との連携も取りますが、本社の管轄内ではそうさせていただきます。特に神羅の言える事ではないのでは?ミッドガルにジュノン、実質的な都市国家でしょう?……それに、我が社にはちょうど『適任』も滞在していらっしゃるので。 」

エドガー「組織力の誇示と揺動か、確かに無駄がないし効率的だ。上手く行けばの話だけどな、かなりの博打だ。やっぱりどこか腑に落ちないな(どこか"マフティ"という組織そのものへの印象が悪くないと感じ取られるような言動、所作で顎に手を当て思考を巡らし)……と(アリシアの声に気付き首を横に振った)まずい、疲れてるな…… 」

トニー・スターク「まあ確かにオタクの管轄内で派手に暴れられたんだ。世界政府は抑止力ではあるが群体であって国家そのものではない。その国で起こったことは、その国で対処するのが理に叶ってるか(サングラスを指先で整え、肩を竦める) 適任? 尋問は趣味じゃないがあの偏屈な坊ちゃんを任せられるのがいるのか、実に興味深いじゃないか。紹介してくれるのか? 」

海馬瀬人「ええい!!このオレに手錠など!!アッやめろ、コートはやめろコートは(などと安定のうるささで連行されている) 」

ルーファウス神羅「……ミッドガルの話をすると反論できんのが情けない。にしても奴め、静かについていけんのか(と、海馬の連行光景に目を向けて) 」

ドロシー・ヘイズ「ああ、成程……実質的に企業が支配してるに等しいから、公安的な組織もそっちが実験を握ってるみたいな……今の世の中結構どこでもあるよねえ……平和に暮らすドロシーちゃんとしては、無差別テロの犯人とか片っ端からしょっ引いて欲しい所なんだけど……(なおも泉けんと徐々に距離を離しながら)うーん、気持ちは分かるんだけど、私はお金が大事だからなあ…… あっ、連行されてる!めっちゃ元気だね! 」

アリシア「ええ、あなた方も割と知っている方だと思いますよ?偶然契約期間の、割と名の高い傭兵なので。まあ、機会があれば……む?(と、突然何かがあったように目を閉じて)……なるほど。ふむ。分かりました。話は現場で聞きます。……申し訳ございません、急用ができました。失礼いたします(と、エレベーターを呼びその中へ) 」

泉けん「お金が大事なら後でいくらでも出すさ!(無意識に距離を詰める)あ、変なやつがしょっ引かれてる!(海馬を見て) 」

トニー・スターク「お元気なことで。嫁さん(ブルーアイズ)はなんとか交渉して厳重に保管するようにしてもらから安心しろ(手を振って海馬を見送り)……。(アリシアを黙したまま見送り、コーヒーを口に含む) 別件、いや本命の方も『有名な方』とやらにやられちゃったかね(グイー) 」

アルバート・ウェスカー「……適任とも言われるほどの悪趣味な……高名な傭兵か……随分と絞られるな。奴か 」

ルーファウス神羅「……にしても……マフティーか。それこそ荒れるぞ、これから……彼らの動きにもよるが……政府もまた黙ってはいないぞ。無論、私も黙るつもりはないが……(と、頬突いて杖を突いて) 」

ドロシー・ヘイズ「マフティーに伝説の傭兵かあ……私今もしかして割と歴史の転換点にいる? 」

エドガー「(社長メンツが濃い上に空気重いな……)けん君、こちらのお姉さんが君に『音わっか歌ってみた』やって欲しいってさ(無茶振り) 」

ハサウェイ・ノア「……(セト。救出作戦も立てないといけないか……) 」

─ イサキオス基地 第三会議室 ─

保健衛生大臣「……マフティーの行動もあって、緊急会議か。たまらんな、これではおちおち観光も出来ん(と、首を鳴らしながら席につく) 」

アレックス・ディノ「…………(そんな保健衛生大臣の傍らで後ろで手を組んでいる) 」

ロダム「私が直接現場に出向いても良いが……行われたのは用心を狙った、新型兵器による大規模テロだ。確実にバックの組織が居る……政府軍としては、各国と連携を取り早急に撃滅に当たらねばなるまい(無数の勲章を軍服に付けた姿で堂々とした態度で席に座っている)事態は一刻を争うと言っても過言ではない。遅れれば遅れる程、大勢が死ぬことになる 」

コクゼン「 カチカチ え"ぇ"ぇ"ーーカチカチーー………。スゥゥゥーーー~~カチカチ~…… カチカチ あ"の"皆さ"、カチカチ あ"や"っぱり"駄目だぁ" 一つ聞い"て"い"い"? カチカチカチカチ (要領を得ない濁った声、ひん曲がった口元が特徴の男初老の男、政府軍大将が挙手仕切り出す)ライター、以ってない? あ"の"……切れちゃったんだけど、自前の" 」

赤犬「マフティーのぉ……この忙しい時期に更に面倒ごとを増やしおって……割ける戦力も多くかあない(と、指を組んでテーブルに肘を乗せ、そう語る) 」

セイン「 ゲホッッッッッ (政府軍伍長。細身、青白い顔、うだつの上がらない青年そのもとといった印象であるコクゼンの私兵が彼の背後で吹き出す)大将、大将!禁煙です、禁煙ですから……!(ヒソヒソヒッソー) 」

レーン・エイム「……(フルフル) 」

保健衛生大臣「マフティー……マフティー・ナビーユ・エリンねぇ……ロウクレストに拘束された彼……瀬人社長から情報を聞き出せればよいが……む、そういえば席が一つ空いている…… 」

赤犬「その席ですかい?……その席なら、例の『お客人』のじゃあ。もうじき…… 」

ガチャ (と、噂をすればドアが開き、一人、警護を連れてその場に踏み込んでくる)

???「……いやあ、待たせましたか?申し訳ございません。ですが、必要なことだったと思ったのでね……(一つ空いた席に座り込み、顔を隠していた帽子を取り) 」

???→ムルタ・アズラエル「……どうも。『地球連合』及び『ブルーコスモス』の代表として来ております、ムルタ・アズラエルです。以後お見知りおきを…… 」

アレックス・ディノ「……!!(と、素顔を現したそれを見て眉を動かし) 」

ロダム「……成程、確かにこの場に居るには適任な人材と言える 」

ムルタ・アズラエル「おや、君は……フッ、深くは言いませんよ。この場では無粋ですからね(と、一瞬アレックスへと目を向けるもすぐに逸らして)……さて。今回はご紹介に来たんです。そう、そのマフティーの掃討に向く新戦力を…… 」

コクゼン「あ"ーーーーー……適当な人材引っ張って来たねぇ、忙しいところ悪いね本当に。(火のつかないライターを繰り返し突きながら一瞬だけムルタへ目配せし)ふぅぅぅーーーーーん……若いのに偉いねぇェェェェ…… 」

保健衛生大臣「……新戦力? 」

ムルタ・アズラエル「ええ。ご紹介しましょう(と、壁にプロジェクターを投影し)まず一機目。高機動空戦型砲撃MS、GAT-X130 エールカラミティ!!(映し出されるは一対の翼を持つ灰色の機体) 」

保健衛生大臣「空戦型…1G下での飛行が可能なのかね…… 」

ムルタ・アズラエル「二機目。強襲攻撃型可変MS、GAT-333 レイダー!!(続いて映し出されるは鳥のような青い機体) 」

ムルタ・アズラエル「そして三機目……水陸両用型遊撃MS、GAT-707E フォビドゥンヴォーテクス!!(最後に映し出されるは甲殻のようなものを背負う藍い機体) 」

ムルタ・アズラエル「以上の三機に専用のパイロット……失礼、生体CPUも用意してあります。必ずしも戦果を挙げるでしょう…… 」

ロダム「生体CPU……悪くない、コンセプトとしては興味を惹かれるが……単純なスペックは問題無いだろうが、安定性には疑問が残るな 」

コクゼン「僕ァ"い"い"と"思う"けどね"ェェェ スゥゥゥ…… いちいち戦没者の追悼セレモニーとかやる手間減るじゃない  —————CPUならばっくあっぷもできるでしょ。今の時代人的コストもカットしていかなきゃでしょォォォ 」

ムルタ・アズラエル「確かに安定性には課題こそ残りますが、特に約一名。……ですが、この世界特有のインスピレーションを受け、実験的にやってみたことがあるんですよ。無論、それにより性能は飛躍的に向上しております…… 」

ユリアス「——————。(三名召集されたコクゼンのボディガードの一人、中性的な容姿の少年兵が生体CPUという単語に反応を示し顔を上げる。 視線は『GAT-333 レイダー』に集中し何度か瞬きをしていた) 」

保健衛生大臣「……生体CPU、強化人間か……世知辛い、物だな……(と、俯くように目を閉じて) 」

アレックス・ディノ「……(まだ、生体CPUなんて代物を……) 」

ムルタ・アズラエル「強化人間……見ようによってはそうかもしれませんね。最も人間としての運用をするような代物ではありませんが……ま、MSの到着と同時に三人とも赴任するはずですよ。手配はしているので……フフ 」

保健衛生大臣「……そうか…………人体をいじくりまわすのは……私としてはあまりいい気はしないな…… 」

ロダム「そう、強化人間という発想は素晴らしい……コンセプトと研究内容自体は是非応援したい所だが……まあ、此処まで言うからにはフェールセーフも備えられては居るのだろう。私は戦力としての投入自体には反対はしない 」

ムルタ・アズラエル「お褒め預かり光栄です。無論、一応の制御は可能になっていますとも。……一人怪しいですが。……ま、その時用の対処もございますので…… 」






プツン





海馬瀬人「フン……何をしても吐きはせんし、そもそも何も知らんと言っているだろう?(と、手錠をつけられたまま余裕を持った表情でそう言う) 」

ローゼンハイン「……ふぅん。ムカつくくらいに余裕あるわねぇ。でもそっちの方が好きよ?色々出来て……(と、手に滑らせてくるくるとナイフを回し、海馬の指にそれを添える) 」

海馬瀬人「そのナイフで指の何本でも持っていくか?フン、所詮は野良犬、知恵はヤクザ物程度か。もう少し期待していたものだがな? 」

ローゼンハイン「別にィ。アンタみたいなのは指数本持ってっても別に気にしないでしょ?あ、でも社長さんカードゲーム大好きなんだっけ?じゃあ指無くしたら困るかな?……でもさ、こちとらアンタだけじゃないのよ、確保してんの(と、かぼちゃマスクの写真を見せて)……色々聞いたわよ?アンタもこうならないうちに色々と……楽になった方がいいと思うなあ? 」

海馬瀬人「……(嘘だろうアイツ、マジでしくじったのか無能め)……フン、だからさっきから言っているだろう?本当に何も知らんと。……だが、噂なら知っているぞ? 」

ローゼンハイン「……へえ?(と、眉を上げて興味深げに彼を見下ろして) 」

海馬瀬人「マフティーの正体は、フフッ、カオスマスターの幽霊なんじゃないかとなァ、ハハハハッハアッハハハハハッ!!!!(と、半笑いから紡ぐ言葉が段々大きな笑いへと変わり、高笑いを上げる) 」

ローゼンハイン「……ここまで余裕を持たれると……少し……(と、海馬の背後に回り、その頭を掴み) 」

ガ ッッッ!!!!!(そのまま、机へとその眉間を叩きつける)

海馬瀬人「ぐあっ貴様!!何をする!! 」

ローゼンハイン「……少し、ムカついちゃうわよねぇ?……アハハッ、まあ安心しなさいよ……(と、持っていたナイフをするりとホルダーへと戻し)……お楽しみの方法はいっぱいあるんだからねぇ?(そう、倒れ込んだ海馬を覗き込む) 」

── file.5 Mafty Navue Erin

出展:機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

ケイオスに突如その存在を現した謎の組織。
組織と同名の、『マフティー・ナビーユ・エリン』と呼ばれる人物が指導者であると目されている。

その多くは謎に包まれており、
ケイオスに現れた過去の組織にも劣らぬ多くの戦力を保有すること以外はその活動目的含め多くが謎に包まれている。

存在が仄めかされてから、
しばらくの間は音沙汰がなかったがG.P. in LawCrestでの介入を機に活動を開始。
知らなかった者たちにもその名を知らしめた。





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最終更新:2022年07月08日 22:51