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飛電或人「―――― ……ふぅ……!(社長室のデスクに腰かけ、ノートパソコンを折り畳んだ) これで今月はなんとかなりそうだな~…んっ、んんんん~~~~~っ!(ぐぐーっと背伸びする)」
イズ「お疲れ様です、或人社長。(お茶を乗せたトレイを両手にやってくると彼にそのお茶を差し出した)」
飛電或人「おっ、イズ~!おつかれさん!今日もありがとね。(イズより差し出されたお茶を口に含む) あっちゃあああああああああああああ! (いきなり口に含んだため火傷する)」
イズ「今のは、「お"茶"」に「あっ"ちゃ"あ」をかけた、トラブルが起きた際にも機転を利かせたギャグでございますね。」
飛電或人「違うよお!!?(ハンカチで口元ふきふき)……?おっ…その「スカーフ」、あれからずっと大事につけてくれているんだ。(ふと横目にしたのは、イズの首元に巻かれたスカーフであった)」
イズ「はい。或人社長からいただいた初めての誕生日プレゼントですから。(胸元に手を添えて丁寧に会釈する。その表情は、ヒューマギアでありながらどこか人間味を帯びていて、素直に嬉しそうであった)」
飛電或人「そうか…――――(その脳裏に過るのは、数日前に起きたあの「方舟事件」。一人の歌姫との出会いから始まった、"悪意"を巡る壮絶な戦い。だがそれも、"愛"ある結末に変わり、幕を閉じた…)」
飛電或人「(席を立ち、背後にある窓から外の景色をそれとなく見渡しはじめる)……ノアも、シャドウも、"あっち"で上手くやっているかな…(そんなことをふと口から零す)」
イズ「…ノア様の歌声は大変すばらしいものでした。きっと、シャドウ様も、彼女の歌声に救われて幸せにしていられることでしょう。」
イズ「……そういえば、或人社長。歌で思い出したことがございます。実は明日、『 オーフェンバック王国 』と呼ばれる場所にて、年に一度開催される世界規模の大音楽祭『 グランディオーネ 』という催しが開かれるそうです。明日土曜日は我が社も休日… 良ろしければぜひ、足を運ばれてはいかがでしょう?」
飛電或人「大音楽祭か…!そう言われると確か、過去に何度かテレビで話題になってるのを見たことがあるな…実際に行ったことはないけど…―――――(歌なんて、それほど興味はなかった。だが、あの方舟事件を通じて「歌」が齎す不思議で魅力的な力に救われたばかりの今の自分には、あまりにも響くものがあった)」
飛電或人「………っよし!そういうことなら、一緒に行こうか! あっ、そうだ……愛の奴も呼びたいんだけど…だ、大丈夫…?ほら、あいつもノアの一件で助けられたし、まだそのお礼もろくに出来てないから、さ……?(以前の嫉妬によるシンギュラリティの暴走、その懸念が過るが―――)」
イズ「はい!実は、わたくしも…愛様をお呼びすることを推奨しようかと思いまして…。或人社長のおっしゃる通り、宮下愛様のご尽力がなければ、あの事件を解決することも困難だったことを理解しておりますから。(蔭りなどない、純粋な微笑みを表現する)」
飛電或人「…ホッ……(杞憂で安心したのかほっと胸を撫で下ろす)…ありがとう…!そうと決まれば、早速連絡しないとな… イズ、人数分の飛行機のチケットの確保、お願いできるかい?俺は今から愛に聞いてみるから。」
イズ「かしこまりました。(ぺこりとお辞儀してその場を後にする)」
宮下愛「―――――……うん… うんっ……!いいねっ、音楽祭♪愛さんもすっごく行きたい!(ダンスレッスンの休憩中、スマホを片手に或人からの連絡を受けていた) ちょうど明日も明後日も何も予定入れていないからさ、それならお言葉に甘えて愛さんもお邪魔しちゃおうかな♪……うん、うん……!おっけー!じゃあまた明日、7時に空港で!はいはーい♪(着信を切る)」
宮下愛「……音楽祭かぁ~…どんな感じなんだろう~!もう愛さんわくわくが止まんないや!りなりーがいたら一緒に連れていきたかったけど、しょうがないよね………――――?(首に掛けたタオルで汗を拭く最中、ふと本棚の上に視線を向ける)」
宮下愛「………(そこに縦掛けられていた一枚の写真立て。短い間だったが、後に歌姫と呼ばれるようになったノアと撮ったツーショット。アンドロイドであるが故にその表情は明るい自分とは対照的であったが、今でもあの美しい歌声を忘れることはない。本当に、「心」に響く素敵な「歌」であった――――)」
宮下愛「……のあみー……―――――(彼女はもういない。あの歌声はもう二度と聞けない。それでも、彼女と過ごした思い出だけは、永遠に忘れることはない――――)」
宮下愛「………うんっ、決めた。なおさら行きたくなってきた!あの余韻を、もう一度…――――(そして少女は、その瞳に"期待"を輝かせる――――)」
――――― 『 前奏曲 -プレリュード- 』 ―――――
志村けん「特典?え?あんだってぇ?!ないに決まってるだろが!! 」
関羽監督「あるよ(真顔) 」
フォックス「入場者特典第一弾はトレーディング缶バッジ!ちなみに俺はヒ口が出たから誰かウタと交換してくれないか? 」
ファルコ「あ!ヒロのロが漢字の「口」になってるー!」
ウルフ「黙れトリ 」
ヒロ「俺の等身大フィギュアもあるよ! 」
ミア・テイラー「Great!バットにちょうどいい!(ヒロのフィギュアをバットがわりに使う)あ、首が折れた 」
ヒロ「ぴえん 」
映画泥棒「ソローリ…(こっそり映画館へ忍び込み録画を開始しようとしている) 」
まてー!(こ、この声はァーッ!?)
映画泥棒「 !? 」
ワナイダー「盗撮に命を懸けるポケモン、ワナイダーマッ!!!(デンデデーン!) 」
フォックス「ワナイダーマン!?(この環境で)生きていたのか! 」
ワナイダー「HAHAHAHA…HAHAHAHAHAHA!!!(映像を)すり替えておいたのさ!!!(スクリーンに劇場版ぼくものではなく、劇場版大乱闘ヒロスマッシュピードを流す) 」
ファルコ「Kiss☆Summer こんな映画、そうめんみたいなもんだぜ(口コミでヒロスマッシュピードに☆1酷評をポチり) 」
渋谷かのん「(マルガレーテちゃん…生きててよかったね…!)(パンフレットの登場人物欄にマルガレーテが出演しているのを見て感動で涙している) 」
ニャオハ「席を立つな!神経が苛立つ!(前席で立ちんぼしているハイジャッカーの後頭部に猫パンチ) 」
偽マフティー「(あ、いた)(猫パンチで重症、血まみれになる) 」
サイボーグちぃちゃん「(偽マフティーをミニガンで大掃除する)かのんちゃんたちを守るのが私の使命だから。(革ジャンとグラサンを装着し、バイクに跨る) 」
ヒロ「ちぃちゃあああああ!!!(ついでに撃たれる) 」
サイボーグちぃちゃん「あなたは抹殺対象じゃないにも拘らずなんで自分から当たりに行くの?旅立ったら元も子もないよね…? 」
錦木千束「もしもしもしもし~?📱(電話しながら歩いてくる) …ん? ちょぉいちょいちょいちょぁいちょぁいちょぁい!!!(ドンッッッ(不幸にも、黒塗りの高級車(バイク)に追突され跳ね飛ばされてしまう) 」
ヒロ「…なんとなく…………………君に撃たれたい気分だった(なんやそれ)俺はまだ…旅立つ気はないぜ(グッドサイン) 」
セントォ!「ごめーーーーーーーーーん!(千束をはねとばした張本人。超軽い謝罪で物申す!) 」
ヒロ「俺の罪………ちぃちゃんを守れなかった罪を洗い流してくれ………(ガクッ 」
ピカマン「立つな!!立つなーーーー!!くそ、くそ!くそ!!くそォ!!立つなって言ってるのに!!うわぁ…ぁぁ……ああああああ!!!!!(長座体前屈!!!!!)うわあああああ!!!!!(疾風怒濤の屈伸!!!!!!)うわああああああああああああ!!!!!!!!!!!(以外!!それはジョジョ立ち!!!!!)立つな!!立つな!!どうしてだよおおおおおおおお!!!!!!ちくしょおおおおお!!!もう一生四足歩行できなくなっちゃったああああああ!!!!!! 」
サイボーグちぃちゃん「あなたは本来の私だけを見てればいい。記憶や人格は私でも私のクローンでそれをベースにした改造された存在だから。 」
つづりん「21:00からはドラマがあるらしいよさや。枝豆みたいなドラマだといいねー(なんやそれ) 」
ゴクウブラック「愚かな人間ども。お前たちは本来の私だけを見てればいい。肉体や力は孫悟空でも私の肉体でそれをベースにした改造されたザマスだから。 」
ニャオハ「立つなっつってんだろ!!!!!!!!!!陰茎が苛勃つ!!!!!!!!!!!!!!!(筋骨隆々のムキムキマッチョボディに覚醒する) 」
シモン「ここは俺の住む世界ではない(空へ向かって飛び降りる) 」
ヒロ「う、うぅ………ちぃ、ちゃん……(絶命) 」
ディアボロ「仕方ない、この混沌とした世界を支配し秩序を取り戻すのはこのディアボロだ!!Z★超(ゼッチョウ)し続けるぞ!!ドギュウウウウウウウンシュインシュインシュインシュイン(Zと超!2つの最終形態が合体し超身勝手の極意3へ覚醒!!)うおおおおおお!!ぶうううううううううん!!!!!(ウルトラスーパーデビルキングプラチナ!!光の速度の100倍の更にその先へプラスウルトラ!全次元を統一した速度へ到達し
カオスルームへ至ろうとするほど目覚めだす!!) 」
サイボーグちぃちゃん「こんな私でも思ってくれるのはありがたいよ…(せめてもの手向けにヒロだった存在にエタノールをかけ火炎放射器で焼く) 」
ピカマン「させるかよ!!!!俺はバスケが嫌いだあああああ!!!!!(フェラーリに乗りディアボロ(超身勝手の極意3)へ激突。互角に渡り合いフェラーリの右ストレートでぶっ飛ばす) 」
ディアボロ「ちくしょおおおおおおおおーーーーーーー!!!!!! 」
完<<
― オーフェンバック王国・港 ―
ルフィ「ついたぞーーーー!!上陸だーーーーーーー!!(停泊した海賊船「ゴーイングサニー号」から我先に港へ踏み込んだ)」
チョッパー「すっげー綺麗な街だなー!ここにはなにがあるんだー!?(目をキラキラ輝かせている)」
ブルック「ヨホホ、チョッパーさん、よくぞ聞いてくださいました。ここ、『 オーフェンバック王国 』は"音楽の都"。その名の通り、世界中からあらゆる音楽家や演奏家が集まり、朝から晩まで毎日音楽を奏で続ける日々を過ごしている方々が暮らしている国なんです。」
ウソップ「おー、さすがブルック。音楽のことなら何でも知ってんだな!」
ブルック「ええ、そりゃあもう!それに、この都には…―――――美人なお姉さんもたくさんいらっしゃるんですよねぇ~~~~!!!手当たり次第に、パンツ…見せていただきtアブェエッ!!?(後頭部をナミにぶっ叩かれる)」
ナミ「はいはい、余談はその辺にしておいて… とりあえず、次のログが溜まるまではこの国に滞在するわ。ブルックも用事があるみたいだし、それが終わった翌日は出航するわ。いいわね?」
ジンベエ「うむ、問題ない。ここは幸い波風も穏やかじゃの。天候にも恵まれておるし、休息にはちょうどよいじゃろう。……?して、ゾロはどこじゃ…?先から姿が見えないが…?(辺りをきょろきょろ見渡す)」
サンジ「あのバカマリモ…どーせまた迷子だろ。ほっとけ。ていうか二度と帰ってくんな。そ~~~~んなことよりナミすぁ~~ん!ロビンちゅわ~~~ん!俺と街へ買い出しに行かなーーーーい!?」
ロビン「うふふ…ごめんね、サンジ。私も個人的な用事で一人で散策してみたいの。この街に眠ると言われている『 伝説 』について、ね……(ぶ厚く古い書物を脇に抱えていた)」
ルフィ「ということは、冒険できる時間はたくさんあるってことだな!よ~~~~し、行くぞウソップ!チョッパー!まずはメシだーーーーーーーーー!(二人を連れて街の方へと猛ダッシュしていった)」
ナミ「ちょっとルフィ!……もうっ!ゾロといい…どうしてウチの船長やクルーは勝手に動き回るのよ…(額に手を当てやれやれと首を振る)」
ブルック「ではナミさん、私もライブコンサート会場へ向かいます。明日開かれる大音楽祭『 グランディオーネ 』への参加…個人的な悲願を達成させるためにも…!あ、よければぜひ明日来てくださいね!私の音楽に感動したらぜひパンツを見せtギョエァーッ(ここでナミに蹴り飛ばされて首が吹き飛ぶ)」
ロビン「ふふふ…楽しい冒険になるといいわね。 ………―――――『 禁断の歌 』、ね……(脇に抱えていた古い書物を開く。そのページに記された奇妙な一文を呟き、そんな物騒な用語とは無縁にも見えるその美しい街並みへ一人歩を進めるのだった―――)」
――――― 『 前奏曲 -プレリュード- 』 ―――――
ハンドヘルドちぃちゃん「今回はどんな仕上がりになるか楽しみだね。じゃ、この辺でー♪(シャットダウン) 」
ヒロ「(あまりの暑さに止まるんじゃねえぞ)…………あっつ!!!(あまりのアスファルトの熱さに飛び上がる) 」
のぞみんクローン「皆のために道に水まきなんよ♪(水を撒く) 」
卑劣様「なに!?水のないところであのレベルの水撒きを!?なんて奴だ!? 」
お知らせ璃奈「アスファルトだけでなく街中が熱されているため人工降雨を行います。(人工降雨機を発射後、雨雲が展開されていき雨が降る) 」
雨がふる→レイニーデイ→身体は死を求める→しかし……
志村けん「まだ生きてるだろバカヤロー!! 」
グラードン「(だる) 」
いかりや長介「誰のための税金ですか全く…! 」
日本国の王「俺のため俺のため俺のため俺のため俺のため俺のため俺のため俺のため 」
元気玉「(←日本国の王の指先で輝いている) 」
現金玉「(←元気玉に吸い込まれていく) 」
ニシキノ「モグモグ……今月も面白いネタがたくさん転がっていたな… 「方舟「アーク」による世界規模のAI障害」、「魔法の国「マジルカ」にて
賢者の石を巡る大騒動」と… だがどれも俺が駆けつけた頃には事件は解決されていた…くぅ~……口惜しいなあ!事件の渦中へ自ら飛び込み、その一部始終を見届けることがルポライターの使命で醍醐味だというのに…!(過去の新聞記事の切り抜きを貼りまくったノートやメモ帳をテーブルの上に乱雑に広げて、それらを照らし合わせながらハンバーガーを食していた)」
♪ ~ (そんなニシキノのもとへ、着信音が鳴る)
ニシキノ「……あ、どーもー。お世話になってますー!本日はどのような御用件で、「
モルガンズ」さん?(手に取ったスマホ、その顔の見えない電話相手へにやりと口角を上げる)」
モルガンズ「クワハハハ!どうもどうも、ニシキノ君!お忙しいところ悪かったな!突然で申し訳ないのだが、フットワークの軽さに定評がある君に、大至急取材に行ってもらいたいところがあるのだよ!」
ニシキノ「 それを待ってましたぁ!! (店内で大声を張り上げる。このカオス界のありとあらゆる情報を牛耳る「亜空軍文化新聞社」、その社長直々からのオファーと聞けばいてもたってもいられないのだ)…で、何処なんです?そこで一体何が…!?(急いでメモ帳の新しいページにペンを走らせる)」
モルガンズ「さすがミスターニシキノ!君こそジャーナリストの鑑だ!そんな君だからこそ頼みたい事案がある!先日、マジルカで賢者の石にまつわる大事件が起きたことは既に新しいが、その隣国『 オーフェンバック王国 』で間もなく世界規模の大音楽祭が開催されることは知っているだろう?」
ニシキノ「ええ、毎年開催される『 グランディオーネ 』ですね。世界中の音楽家たちが一堂に会し、素晴らしい音楽を奏でるという、あの… もしや、その祭典への取材とか…!?」
モルガンズ「いいや!ご存知の通り、音楽祭は毎年開かれ、今回は記念すべき第120回!その中には、今最も注目されている新進気鋭の楽団…『 混律交響楽団『 vivace 』 』も出場するというが…そちらについては我が社の社員に直接あたらせる。君には、もっとディープでアブノーマルな取材をしてもらいたい。」
モルガンズ「――― 音楽の国に眠ると言われている、『 禁断の歌 』についてだよ ―――」
ニシキノ「…『禁断の歌』……?そんなものがあの国にあるとは、初耳だ…(電話越しに眉を顰める)」
ミア・テイラー「…………(何袋ものハンバーガーを平らげつつ、近くの席にいた二人の話に耳を傾ける)」
モルガンズ「知らないのも当然だろう。なにせそれはあくまで地元住民たちによる噂でしかない。いわば、音楽の国の都市伝説であり、確証など未だ見つかってはいない。だが、それを事実づけるものがあれば…きっとグランディオーネを遥かに凌ぐビッグ・ニュースになること間違いない!!!ニシキノ君、君にはそれをお願いしたい…!どうかな…!?」
ニシキノ「………ええ、むしろ…――――そっちの方が興味をそそられますねぇ!!(ニタリと大胆不敵な笑みを浮かべる) わかりました。お受けしましょう、その依頼!……はい、はい……!はい……!はい……はい、わかりました!ではさっそく現地へ向かいますので!…はい!では…!(電話を切る)」
ニシキノ「……実に興味深い…!!今度こそ、その真相を、この目で……!!(急いでハンバーガーを口に放り込み、メモ帳類を慌ててカバンの中へしまい込んで店を飛び出していった)」
ミア・テイラー「『……『禁断の歌』………『グランディオーネ』がやっているあの国で…………? 」
ミア・テイラー「………(招待状をバッグから取り出して目をやる)モヤモヤした気分を払うにはちょうどいいかな…(そう言い、ハンバーガーを再び食べ始める) 」
――――― 『 前奏曲 -プレリュード- 』 ―――――
― オーフェンバック王国・街道 ―
エレイン「(楽器屋の前、ショーウィンドウの前に置かれた空の木箱の上に仁王立ちし、床まで届く蒼の長髪の少女が威厳ある佇まいで演説めいた所作、語調で目の前の少女達へ語りかけていた)――――――おお勇者よ。数多の苦難、荒波を超えよくぞここまで参った。しかしそなたらに我を打つ資格があるかな? それは挑戦権……ともいう、すなわち限定ぎt……ゲフンゲフン 勇者の剣を引き抜くに能う魔力<マネー>を備えているか……―――――― 」
アコロ「おっと、これ間違った冒険の書だね。復活の呪文どこにメモしたっけなー具体的に言うと今日の予定表とか(黒のツインテール、オレンジのパーカーに中華風の装いを包んだ小柄な少女が、エレインの頬をつねり揺さぶりながらゴムのように引っ張る。)ギターさん忘れてきたってこれマジ?ただでさえセッティング、舞台の強度テスト、その他諸々リサーチで忙しいんだけどなぁ 」
エレイン「おおゆうしゃよ!ぼうけんのしょが きえて しまう とは なさけない! >□< ウワァー (ビョーンビョーン) 」
キャス「にょえ~~……そう叱らないであげてよぉ~~……元メインのギターちゃんが毎日ごぼう付生活に耐えかねて蒸発、その際にいろいろ質に入れちゃったのが原因なんだからさぁ~~………。(桜色に水色、白、黒と多彩なメッシュが入った幼児…という風防の少女があくびをしながらアコロのパーカーの袖を引っ張り) 」
エレイン「 >< ピェ… (今にも泣き出しそうな顔でされるがまま掴まれている。こらえてこそいるが抵抗の気配はない) 」
アコロ「(ううん、すっげーかわいそーな状況……)責めちゃいないよ、ただあまりにも八方塞がりでどうしたものかなって(後頭部をかきつつ腰に手を当て、"後ろ"の生き物を見やる)彼女を無理矢理連れてきた手前、今更ナシですって言いにくくない? 」
ヴィヴィ「私は貝……ムール貝……(軸線が何重にも重なって見える程に震え、作画崩壊した生き物が路地裏の端っこで今にも雨と埃だけ食って死ぬまで辛うじて生きそうな状態になっている) 」
アコロ「>>ウワァー!!!!もうメンタルブレイクしてるーッ!!!!<<(目玉が飛び出しヴィヴィの横へスライド移動、肩を揺さぶる)ほら起きて!!私は貝になりたいHDリマスターしてる場合じゃないから!!本番明日だから!! 」
キャス「ねんねん~~~~ころ~~~りぃ~~~よぉ~~~~おころぉぉぉりぃぃぃよぉぉぉ~~~~……アンチと強火信者とエアプ評論家とイーロンよクソの子だねんねしなぁ~~~~~~~(がらがらを振りながらヴィヴィの横に体育座りし、頭を優しく撫で寝かしつけようとする) 」
ヴィヴィ「ママァ……(スヤァ……) 」
アコロ「寝かすなァーーー!! 」
エレイン「おおゆうしゃよ!シんでしまうとはなさけない!!こうなったら私は辺境の砂上の城の魔王からジョブチェンジしA級ビジュアルロックバンドにジョブチェンジしてみんなのご飯台とソシャゲ課金代を稼いできてあげます!わたしは 魅力99 統率力99 なので!だいじょうぶです!(胸をドンと叩き得意げに鼻を鳴らす) 」
アコロ「驕るなァーーーー!! 」
ヴィヴィ「起きたらそこはそこだけに地の底現実の底ここはどこ私は誰、私はヴィヴィ、財布と魔女のキキ むり、しのう 」
アコロ「逸るァーーーーー!! 」
キャス「ぼうけんのしょが消えてしまったかぁ…仕方ないなぁヴィっちゃんは……(おもむろに付け髭を装着) 」
キャス(あらす爺の姿)「フォッフォッフォッフォッ… ~前回までのあらすじ~ 商店街の景品でエレキギターを手に入れてしまったヴィヴィ。密かに弾き語りでうはうはハッピー投げ銭毎日ステーキ生活に憧れていた彼女だが、その影の者の性質故に、密かにあった音楽の才を発揮できずにいた。 」
キャス(あらす爺の姿)「そこへ通りすがった謎の頭ハッピー美少女。透き通った青春のような青い髪の少女が、ギターを抱きまくらに路上生活をするヴィヴィへ手を差し伸べこう告げるのであった。 『ティンときた! そこのそなた わがまほうのくに 『レイウェイ・スター』の ゆうしゃ に ならないか!』 」
キャス(あらす爺の姿)「とにもかくにもお金がほしい、あとなんか仕事がほしい、お腹すいたという三つの呪いにかかり、状態異常混乱になっていたヴィヴィはその甘言に抗えず、駆け出しガールズバンド『レイウェイ・スター』に加入。待ち受けていたのは毎日ごぼう生活と厳しいレッスン、影の者にはハードルが高すぎる宣伝活動、 そして道中はぐれて魔法の国に缶詰、開放うされたかと思えばどんぶらこっこと流れるままオーフェンバック王国へ…… 」
ヴィヴィ「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「:!!!!(人の面影が辛うじて残った何かみたいな作画崩壊をし寝転がったままバグったファミコンのような悲鳴をあげる)違うんです違うんです違うんです違うんですギターはすぐ質に入れて僕がついていけないこの世界のスピードから目を逸らすことが出来ない天秤痛みはないすまぬ千本桜 」
アコロ「あ、よし無事再起動する前兆の悲鳴だ(顎に手をあて投げやり気味にうなずく)はぁ……こうなったら限られた予算でギターを購入するしかないね……で、ヴィっちゃんの手に馴染むように調整して……。まあお金と30分があればどうにかなる程度の問題だけど 」
キャス「(付け髭を外し、ヴィヴィの頬をつつきながら)んじゃぁここは村長が人肌ぬいじゃおっかなぁ……。幸いここは音楽の町だし、どこかでライブ会場の設営なりなんなり日雇いのお小遣い稼ぎぐらいはできるでしょ。みんなは先にこっちのライブ設営しててよぉ~~ 」
アコロ「うん、今のところそれしかなさそう。ちょっと巻きでいかないとしんどいけど……わかったよ(ヴィヴィの襟を掴み引きずって歩きだす)いこうエレイン。場所取り、スケジュールチェック、スタッフとの打合せはウチやるから、そっちは力仕事お願いね 」
エレイン「 うおーっ! きあい の おたけび! ちからが10だんかい あがった!▼(ちからこぶを作るような動作をし、スキップでアコロの後ろを付いていく) 」
ヴィヴィ「 「らせん階段」 「カブト虫」 「廃墟の街」 「イチジクのタルト」 「カブト虫」 「ドロローサへの道」 「カブト虫」 「
特異点」 「ジョット」 「天使(エンジェル)」 「紫陽花」 「カブト虫」 「特異点」 「秘密の皇帝」 ズル ズル ズル ズル ズル 」
キャス「ふぉっふぉっふぉっ 気をつけるんじゃぞ~~……(ひらひらと手を振り)……… カサッ (ふと、パーカーの内ポケットに忍ばせた"紙切れ"を取り出す) 」
キャス「『禁断の歌』『歌姫』……。『百爵』なら見逃さないだろうね、やんなっちゃうなぁ…… 」
――――― 『 前奏曲 -プレリュード- 』 ―――――
劇場版 僕らの物語 『 僕らの歌物語 』 公開まで、あと4日――――――
─ 大海原の上、広い海の何処かで ─
ガヤガヤガヤガヤ………(船内に所狭しと声が響く。船を動かすための指示から、他愛のない会話まで)
船員A「急げ急げー!!少し経ちゃまた忙しくなるぞ今の内に荷物奥にやっとけ!! 」
船員B「またどうせ汚れんのに今から掃除なんて意味あんのかよ? 」
船員R「口より手を動かしなさいな 」
船員N「何より自由っ!!! 」
船員B.M「そろそろオーフェンバックでグランディオーネの時期か……おいター、お前も行きたがってなかったか?(新聞を読みながら、傍に控える「ター」と呼ばれた船員へ話しかける) 」
ター「え……?ああ、そうスけど……でも勝手に行っちゃったらその……(ターと呼ばれた船員は、困ったように頬を搔きながらそう答える) 」
船員B.M「……いいんじゃねェか?お前なら充分小舟でも行けるだろ。お前が居ない間は安心しとけ、まだ幹部でもねェんだから 」
ター「……よ、喜んでいいのか悲しんでいいのかわかんないんすがね……でもじゃあ、お言葉に甘えて……(そう言って小舟を出そうとその場から駆け出していく) 」
船員B.M「はァ……ま、一年に一回だ。楽しんで来い……そういや、お頭は?姿を見かけないが 」
船員N「お頭なら「美味い酒とその肴を探しに行く」とか言って小舟で出たけど? 」
船員B.M「は??????????? 」
――――― 『 前奏曲 -プレリュード- 』 ―――――
劇場版 僕らの物語 『 僕らの歌物語 』 公開まで、あと3日――――――
黒ウォズ「祝え!令和5年目を迎え、新たに変身した錬金術師!その名も仮面ライダー『ガッチャード』!まさに生誕の瞬間である!! 」
カイバーマン「まてぇーッ!次のヒーローはこの俺!正義の味方「カイバーマン」!!特撮番組も
カオスドラマも俺のタイトルを飾ってやるぞ!! 」
パラガス「錬金術だってェ~~~!? 」
ブロリー「親父ィ…俺も錬金ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛術師になりたいです……あと映画にも出たいです…… 」
メカちぃちゃん「錬金術はいらないからにょぽむをこれ(ミニガン)で大掃除! 」
にょぽむ「 よ お ( 親 の 顔 よ り 見 た 人 類 悪 ) 」
サイボーグちぃちゃん「見つけたよにょぽむ…!!(物陰からミニガン乱射) 」
あいさん「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああなんてことをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!ずっと誰もその名前を口に出さなかったから出てこなかったのに!!!!歩夢はね!!!!地獄耳なんだよ!!!!!!!!!!!これでもうスクールアイドルも劇場版もおしまいおしまい♪みんな!来世でまた会おう!!!愛してるよ!愛だけに!!!!!!!!(号泣不可避) 」
梢パイセン「あれが噂に聞く史上最悪最恐のスクールアイドル「にょぽむ」ですか…!!確かに、ものすごいチャクラの気配がします!!! 」
AIさん「(ハンドヘルドちぃちゃんの中から)さあ、誰がAIさんの前でにょぽむを始末できるでしょうか!人類の命運がかかっています!AIだけに!! 」
乃木〇(ピー)の同僚「やめとけ!やめとけ!お前らじゃあにょぽむは止められんよぉ…!(┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨)『上原にょぽむ』 1〇(ピー)歳 独身!仕事はまじめに相方に擦り付け、片やクソゲー三昧に明け暮れる情熱の女!ラブライブの皮を被ったバケモノのためラブライバーからもアンチからも恐れられているが、乃木〇(ピー)の壁だけは越えられない人類最強の霊長類だ。悪いやつじゃあないんだが銀河〇想郷に火をつけて焼き払った罪は重い……とんでもねえ女さ! 」
ターミネータちぃちゃん「(ターミネータのテーマが流れる)I'il Be Back.I'm Back.(抹消対象確認・にょぽむ) 」
にょぽむ「効かないねぇ…!?「ぽむ」だからぁ!?(ぽむぽむの実の能力者なので銃弾もヘイトも木の葉体術もユナイタルも通用しない!)ギア5!!!ぽむぽむのぉ~~~~~~~~~ギガントJETキングコングニカニカバズーカガトリングレッドホーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーク!!!!!!!!!!!!!!(よくわからんがなんかすげえ拳のラッシュがすべてあいさんとついでにその辺を横切ったヒロとかすみんに全弾叩き込まれる!!!!!!!!!!!!!) 」
あいさん&かすみん『なんでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!? / だからカスミーユじゃなくてかすみんですーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!( 仲 良 死 )』
アーニャ「(うそだろぉ~?) 」
MAXムキムキちぃちゃん「これはかのんちゃんやみんなを守るため、そして別次元で逝ってしまったかのんちゃんやマルガレーテちゃんの無念を晴らすため…!!!!!(にょぽむの攻撃をかき消し、確実に一撃を叩きこむ…が…) 」
ちゃちゃまる「(うそだろぉ~?) 」
思念体かのんちゃん「もうやめてえ!!!!!!ちぃちゃんのライフ(精神力)はとっくにゼロよ…!!!私も亡くなって、マルガーレちゃんも亡くなって、あっちのちぃちゃんは闇に堕ちて、こっちのあいさんもボロボロで(※無関係)!これ以上戦う必要なんてないのに…どうしてぇ…!!!!(謎シリアルフェイス) 」
せっつー「それでも!!!!!!!!!!!!!!!!戦う理由があるんだああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(声量9999999Hz) 」
らんじゅ「(せっつーのクッソうるさい声でお亡くなり) 」
シン・マルガレーテ「やはり「歌」。「歌」の力は偉大。私はこの力で、すべてを救う…―――――――――――――― " 変 身 " ( #マルガレーテを変身させ隊 ) 」
つづりん「待ってたよ、にょぽむ。全てを終わらせよう(にょぽむの前に立ちはだかる) 」
かりんパイセン「なによぉ…私が音痴だっていいたいわけぇ…?(カラオケ採点-40点) 」
MAXムキムキちぃちゃん「かのんちゃん(思念体)…マルガレーテ(シン)に…(その力を使い果たしノーマルちぃちゃんに戻りダウン) 」
ギャラクシー☆すみれ「 > > > ギ ャ ラ ク 死 < < < (なんかもうやばすぎて考えることを放棄したすみれは自爆して銀河となった) 」
つづりん「ボクは君が欲しているものを全て持っている。(乃ピー坂のご加護が彼女を包む)さぁ、戦おう。(彼女の背後にあきもっちゃんのスタンドが現れる) 」
ダイヤお姉ちゃん「みんな!!!立ち上がるのよ!!!私たちスピュールアイドルオールスターが手を組めば!きっとにょぽむを打破できますわ!!多分!!! 」
りなりー「(もうすでに帰りたい…) 」
のぞみん「ウチらが手を組めばにょぽむを永久に封印出来るやで…!!! 」
ミラーリン「星空凜かと思ったか!!!!!!!!!残念!!!!!!!!!!!あたしだよ!!!!!!!!1にゃ このファッションは滋賀県じゃ最先端!!!!!!!ファッショナブルなんだ!!!!!!!!にゃ (私服がくっそだせえミラーリン、参戦!!!!!) 」
技屋コニー「いったいいつから…私が「卍解」していないと錯覚していた…? 卍 解 ( ド ォ ン ッ ) 」
しおってぃー「汚物は消毒です!!!!!!!!(シャワーヘッドをフル装備) 」
ハロメグ「ハロメグーーーーーーーーー!!全国のメグ党のみんなおまたせーーーー!藤島慈ことハロメグだよーーーーーー!! 」
ズラシックザウルス「のっぽをよこせズラァァァァァァァァァアアアアアアアア…………!(ズシーン・・・ズシーン・・・!!!) 」
T-Xゆうちゃん「歩夢、私は記憶と人格を移植されただけだけれど今までの歩夢のことは覚えてるよ…?(腕が変形しプラズマ砲を展開) 」
うちはカホ「(こんだけスクールアイドルがいればきっとばれないだろう…そうとなれば…) 脱走だーーーーーーーーーーーー! 」
しず子「雷鳴が胸に鳴り響いて…閉じ込めていた感情が、溢れ出していkオロロロロロロロロロロロロロロロロロrrrrrrrrrrrrr(二日酔いにもかかわらず追い酒に焼酎にテキーラ、バーボン、ウォッカなどをラッパ飲みしたため口から虹色を吐き出す) 」
がんばルビィ「もうがんばルビィするしかないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお(ヨイショヨイショワッショイwwwwwwwwwwヨイショヨイショワッショイwwwwwwwwww)(かわいそうに!作画で奇妙なダンスを踊りながらIN) 」
りこっぴー「食らいなさい!梨子ちゃんビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーム!(おでこからビームを発射!) 」
死体になったあいさん「(なにこの壮大なオールスター感 こわすぎる…) 」
T-850ちぃちゃん「確実に倒して細胞ごと焼かないとにょぽむは増殖するよ… 」
にょぽむ「フハハハハハハウフハフハウフアハウハウハハアア!!!!!おもしろい!!!!ならばかかってこいやァーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!見ててねあきもっちゃん!!!あたし!!!!!ついに火星で乃木〇(ピー)になるからねえええええええええええええええええええええええええ!(徒党を組んだ歴代スピュールアイドル共を迎え撃つ!!!!!) 」
ついにはじまったスクールアイドルたちの壮絶な激闘!!!!!劇場版ラブライブ!オールスタースクールアイドルバトルロワイヤル!!!公開開始!!!!!続きは劇場で!!!!!!!!1
加賀「勝つのは人類かはたまた…こうご期待です。 」
タケシ「お前ら人間じゃねえ!!!!!!!!!!!!!!!! 」
あきもっちゃんのスタンド「こんな化け物を乃ピー坂に入れたら…坂道シリーズは終わってしまう! 」
タイキックさん「ウルサイ!タイキックダ!!!!(タケシの尻にタイキックを喰らわす) 」
つづりん「ボクにとってにょぽむとの戦いは昼下がりのお昼寝タイムとなんら変わらない平穏なものだ。…にょぽむの悪しきオーラ、まるでくさやのようだ…くさや………さや、くさい?(なんで?) 」
AIさん「やめてーーーーーーー!!!それを思い出させないでーーーーーーーー!!!!(スパコン内で汗だく) 」
さやか「もうブチギレたので爆発落ちにしますね( ^^ #)(TNT爆弾を起動) 」
\デデーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン☆/ ( こ の し ま つ )
いかりや長介「(巻き込まれ黒焦げメイクで)ぶっふぉ…だめだこりゃ… 」
ヒロ「 」
――――― 『 前奏曲 -プレリュード- 』 ―――――
劇場版 僕らの物語 『 僕らの歌物語 』 公開まで、あと2日――――――
― 白玉楼 ―
西行寺幽々子「は~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~、退屈ねぇ…(山盛りの菓子箱(※全て空箱)をバックに畳の上でダラダラ寝転がっている)」
魂魄妖夢「……あの、幽々子様。」
西行寺幽々子「あら妖夢ぅ……ああ、ごめんなさいねぇ… 晩御飯の献立なら、今夜は親子丼とか食べたいなぁ…って思っててぇ…」
魂魄妖夢「謝るところはそこじゃなくてぇ!今夜の献立は聞いていないんですよ!幽々子様!!当館がしばらく休館日だからといって、いくらなんでもだらだらし過ぎです!こういう時こそ、開館に迎えて大掃除をしたり施設の増築や見直し、それから経費管理など、やることはたくさんあるはずで…(くどくどくどくどくどくどくどくどくど)」
西行寺幽々子「そろ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~り(ゴミ山に埋もれて逃げようとしている)」
魂魄妖夢「と!!!!!!!!いうことですので!!!!!!!!( ガ シ ッ )(幽々子の足を掴む) これから諸々とりかかりますよ!!!いいですね!!!!(そのまま引きずろうとする)」
西行寺幽々子「ふええええええぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~ん!やだやだやだ~!><(ジタバタ) 妖夢が戻ってきてからというもの、普段の業務よりやることがかなり増えてただでさえつかれているんだからたまにはいいじゃないの~~~~~~!><」
魂魄妖夢「ですが幽々子様?先程、随分退屈なさってそうでしたけど??手持無沙汰ではございませんか???」
西行寺幽々子「(ギクゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!)(冷や汗だらだら)」
魂魄妖夢「なら行きましょう!!!さあ!!!まずは大浴場の大掃除から!!!!」
西行寺幽々子「イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー>< (柱にしがみ付いてついでに噛みつく)」
八雲紫「――――― まあ、ずいぶんと賑やかですこと。(突如開かれた「狭間」。そこから日傘を差しながらするりと降り立ち、幽々子とと妖夢の前に現れる) はぁい、ご機嫌いかがかしら? 」
西行寺幽々子&魂魄妖夢『……あっ、紫! / 紫様…! (彼女の登場に二人ともぴたりと動きが止まる)』
八雲紫「久しぶりね、幽々子。それに妖夢。200年ぶりとかじゃないかしら? ……どう?従者が傍にいる生活に戻った後は?」
西行寺幽々子「あら~~~~…もうそんなに経っていたのねぇ~~~~(頬に手を当てながら「あらまあ」と感心したように口を開ける) ………ええ…それはもう…―――(ここで妖夢と目が合い、共に微笑み合う)」
八雲紫「………本来、貴女たちが再び巡り合う運命はこないものと思われた。だけど、それも……あの『星の子』が齎した幻想的な力のお陰…なのかもしれないわね……(目を瞑り、その瞼の裏であの事件――「春」を巡る戦い――を思い返す)」
八雲紫「……それはそうと。暇を持て余していたのなら、ちょうどよかったわ。お二人とも、「音楽」に興味はない?とある場所で、それはそれは素敵な演奏会が開かれるというわ。きっと、貴女たちにとっても特別な機会になると思うだけど…いかがかしら?
西行寺幽々子「……「あの子」のことね……(
「あなた」たちを思い出すと、本当に不思議な子たちだったなあと面白おかしそうにほく笑むのだった)……えっ、演奏会?それは、それは……( チラッ )とても……( チラッ )……き、興味があるわねぇ~~~!( チラチラッ )(妖夢の顔色をいちいち伺いながら苦笑交じりに合いの手を打つ) 」
魂魄妖夢「幽々子様~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?(ズズズズズイッ!!!)(すごい剣幕で壁際まで詰め寄っていく)」
西行寺幽々子「ひぃーーーーーーーーー!お、お願い妖夢ぅ~~~~~!これだけ!この演奏会というものにだけ行かせて!私、退屈過ぎて死にそうなの…!(※すでに死んでるけど) きっと、音楽を聴けば日常生活への活力を得るきっかけにもなると思うわ…!うんっ、きっとそうだわっ♪そうに違いないっ♪ねっ、行きましょ?ねねっ?(妖夢にせがむ) 」
魂魄妖夢「……………………………………はあ……(毎度の如く押し負かされてしまう自分に嫌気がさしたのか、大きなため息を吐きだす)………わかりました。じゃあ、その演奏会を堪能しましたら、ちゃんと白玉楼開館までの準備を手伝っていただきますからね!?」
西行寺幽々子「ありがと妖夢~~~~~~~~~~~!愛してるわ~~~~~~~~~!(ぎゅうと抱き着く)……というわけだから、紫!私たちも行くわ!✨(目をキラキラ輝かせる)」
八雲紫「ふふっ、決まりね…♪じゃあ、せっかくだからおめかしもしないとね。演奏会とは即ち、宴。お松を楽しむには、子供心が必要だわ。そういうわけで…―――――(目の前に作り出した「狭間」に飛び込むと――――)」
ゆかり「――――― ポ ン ッ ☆ (狭間を通り抜けた途端、幼い姿になってしまった) どう?こういう趣向を凝らすのも、時にはいいでしょう?」
西行寺幽々子「わぁぁぁ~~~~~~♪✨(幼くなった紫に目を惹かれる)……それじゃあ私も…えいっ!(ゆかりが通った狭間へ飛び込む)」
ゆゆこ「――――― ポ ン ッ ☆ (ゆかりと同じく、可愛らしい幼子の姿にたちまち変化した) わぁ~~~っ、ちっちゃ~~~~~い!うふふっ…確かに、たまには子供の姿になるのも面白いわね~~~♪(あまりの興奮に小躍りする)」
ゆかり「……貴女もどうかしら?(妖夢に促す)」
魂魄妖夢「ゆ、紫様!?それに幽々子様まで…ああ、なんてお姿に……!(でも、可愛い……)(あわわっと狼狽しながらも、内心その可愛らしさに興奮止まないでいる)………ハッ!い、いえいえ!私まで幼くなってしまっては!誰が幽々子様をお守りするというのですか!なので、私は、結構です!(掌を突き出しNOを誇示) 私は……(するとタンスに手を伸ばし、そこから何かを取り出す)」
魂魄妖夢「――――― 私は、これで大丈夫です。(それは、かつて主の幽々子からいただいたプレゼントの白いマフラー。大切にしまっていたそれを首に巻き、毅然とした表情を浮かべた)……さっ、行きますよ!幽々子様は私から離れないようにしてくださいね!(ふんすっ)」
ゆゆこ「……!妖夢……ふふっ…♪(なんだかんだで、楽しみなのね…♪)(彼女がそのマフラーを付けるときは、決まって楽しいお出かけになる予感の時だけだ。そのことに密かに気付いているからこそ、嬉しそうに微笑むのだった)」
ゆかり「ふふふ……ええ、行きましょう。きっと楽しいことになるわ。(そういうと大きな狭間をそこに開く。目的の地へと直通する狭間へ、三人は飛び込むのだった―――――)」
――――― 『 前奏曲 -プレリュード- 』 ―――――
劇場版 僕らの物語 『 僕らの歌物語 』 公開まで、あと1日――――――
― 空白の劇場 ―
人気(ぎとけ)のない伽藍洞の劇場
そこに、二つの人影が席に腰かけて並んでいた。二人の間には幾つかの空席を隔てて、
それでも互いの会話は至近距離で行われるもののようにはっきりと伝わっていた―――
謎の少年「―――― いよいよ"開演"だね。 (組んだ足の上に両手を添えて、その少年は期待に満ちた眼差しで不敵にほくそ笑んでいた)」
オスカー「……ええ。あまりにも長く ――我々にとってはあまりにも早く―― 待ち望んだものです。人の"想い"を描く『 物語 』は佳境を迎え、今…新たなる世界へと旅立つ。」
謎の少年「そして、『 僕ら 』はそこで感じるだろう。多くの出会いと別れを経た先にある、"感動"を…!(感極まり両手を上げる)」
オスカー「その"感動"を、どうか味わってきてください。私はここから見守ることしかできませんが、貴方は…いえ、貴方もまた、この世界に生まれた一人の人間として、最高の特等席で直接感じていただけたら。」
謎の少年 → ジーン「ああ…!(そして少年は立ち上がる。居ても立っても居られない高揚感に胸躍るように) 行ってくるよ。俺が求める―――――"感動"のために! (自らの胸に手を添え、大きく顔を仰ぎ出す)」
オスカー「 さあ、始まりますよ。最高の、『 歌物語 』が――――――――― 」
――――― 『 前奏曲 -プレリュード- 』 ―――――
劇場版 僕らの物語 『 僕らの歌物語 』 本日 "開演" ――――――
最終更新:2025年07月10日 23:44