《賢者の石/philosophers' stone》 |
世界さえも変えてしまうほどの膨大な魔力を秘めた特殊な魔宝石。
ケイオス古代人曰く、人類補完に不可欠な霊薬であり、
カオススピネルの"核"と呼ばれる。
混沌世界で確認されているだけでも7つ存在し、それぞれが世界中に散らばっているが、すべての所在は明らかになっていない。
基本的な設定は一般的な賢者の石の設定に準じる。
手に入れることで不老不死になったり、生と死を逆転させて死者の蘇生を行ったり、
無から有を生み出したりと規格外の魔法を引きだせる。
代価を必要とせずに錬金術を行使できるなど、神の領域とも呼べる究極の力を得ることが出来る。
実際に賢者の石がドラマで描写されたのは『
双眸 ~紺碧の哀/紅蓮の愛~』が初であり、『
僕らの物語』ではその誕生に纏わる史実が描かれた
(なお、それ以前から賢者の石を保有するキャラクターは何名か登場していた)。
その誕生は遥か大昔に及び、7名からなる大魔導士の旅団によって引き起こされた「一度目のサバト」により、
7つの賢者の石が生み出されたことが由縁となっている。
後に解散した旅団によって7つの石は世界各地へと散らばってしまったという。
劇中で明かされてはいないが、混沌世界に生み出された7つの賢者の石にはそれぞれ名前が付けられており、
傲慢(プライド)、色欲(ラスト)、暴食(グラトニー)、嫉妬(エンヴィー)、
強欲(グリード)、怠惰(スロウス)、憤怒(ラース)の七つの大罪を冠している。
在処
- ウェリタスが所持(賢者の石を埋め込んだ宝玉「三重秘神宝玉」を所有)
- 世界政府保有最高裁判所「デッドエンド」で厳重保管(後に「赤い泪」教祖のシングに強奪される)
各ドラマにける賢者の石
カオススピネルよりも絶大的な効果を齎す石は発見されているがそれもまた外殻に近いものであり、
核である賢者の石の探索が水面下で行われている噂もある。
しかしそれは世界政府の情報操作により隠蔽されたものであり、実際は政府が極秘裏にその一つを厳重に保管している。
政府が賢者の石を保有している理由は謎に包まれ、神界政府ですらその真実を知らない(黙認しているかどうかも不明)。
真実を知る者は軍の上層部のほんの一握りであり、その保管区域を知る者は誰もいないはずだが、
闇社会の情報を牛耳るカゲッチとバリバットによる情報から、司法の島「
デッドエンド」にあることが判明。
赤い泪がデッドエンドを襲撃、占拠することで賢者の石が
シングの手に渡ってしまう。
・僕らの物語
「第7章」にて判明。
エムロード王国が誕生する前の遥か大昔にこの地で賢者の石が生み出され、
その一つによって後の王国が築かれることとなる。
代々王族によって厳重に保管されていたが、数千年が経った2011年の10月に
王国に現れたマカオとジョマの暗躍によって賢者の石が悪用されることとなる。
それによって引き起こされた大事件「ワルプルギスの血祭」の騒動で賢者の石の在処が一時的に行方を眩ますが、
騒動の中でシントリーが密かに奪っており、ベールに託されていた。
賢者の石を託されたベールはそのまま石を体内に取り込んで王国を脱走し、以来彼女の身体に内包されていた。
人間になろうとするソラが求めているものでもあり、彼自身も賢者の石を手に入れるために王国内で一人暗躍していた。
賢者の石の力を引き出すのに必要な魔力は計り知れなく、
マカオとジョマは「二度目のサバト」で人柱に選定した多くの魔女から魔力を奪い石に集めてその復活を目論んだが失敗し、
ソラはベールから奪い取った石を自分と融合させて無差別に人間を襲い、その膨大な魔力を得ようとした。
最終更新:2024年05月09日 21:16