ジョルノ「今日のボス」

キャラ崩壊注意
平行世界に連れて来られてしまったボスのSSです








ディアボロ「うぁぁぁぁぁ────ッ!」

ディアボロ「……ハッ!」

ディアボロ「く、クソ……今度こそ、今度こそ逃げ切れる筈だった!いいや、逃げ切れるではない!」

ディアボロ「逃げ切ったのだッ!逃げ切るなど言わない、逃げ切ったなら使ってもいい!」

ディアボロ「だが!まさかだ!狭い路地裏に挟まった瞬間巻き毛のアメリカ人に国旗で包まれた挙句俺と出会って消滅するとはどういうことだ!?」

ディアボロ「どういうことなんだ!クソ!クソ!クソ!」

ディアボロ「し、しかし此処はいったいどこなんだ…建物の中か?」

ディアボロ「だとしたら不味い、この帝王ディアボロ。こんな言い方は奇妙ではあるが、死に慣れた経験から言わせれば屋内とは!四方八方に死因となるものを配置した空間!」

ディアボロ「地震、火事!密室とは!逃げ場を無くし、拘束したまま膨大な質量で潰そうが焼こうが自由にされる状態なのだ!」

ディアボロ「意図もたやすく行われるえげつない不幸を連れてくるGERのことだ、例え側に豆腐の角が置いてあっても警戒しなくてはならない」

ガサッ…

ディアボロ「UWAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

ディアボロ「………?……なんだ、スナック菓子の袋か…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ディアボロ(…おかしい、奇妙だ……!何故、未開封の型揚げが!一つだけこんなところにある!?」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨…

型揚げ「さっきわかった…射つべき場所がつまり敵ってことで良いィーんだな!?炸裂しろ!なんであろうと爆弾に変える誰も見たことのない黄金の熊の看板に注意!」

ディアボロ「!?…しゃべ……

型揚げ(破裂)




今日のボス:型揚げの馬の力を利用した黄金の長方形の破裂に巻き込まれ死亡




ディアボロ「うぁぁぁぁぁ────ッ!」

ディアボロ「ハッ……」

ディアボロ「クソ!またか!またなのかッ!」

ディアボロ「俺が!死んでも!レクイエムをやめないのかッ!ジョルノ・ジョバァーナッ!クソ!クソ!どういうことだ!どういうことなんだ!あの髪型!コロネみたいなの!クソ!」

ディアボロ「しかもまた同じ建物か…あそこにあるスナック菓子は…恐らく先補の破裂する奴だな、コーラを飲めばゲップするのと同じぐらい確実だ、新手のスタンド攻撃か?」

ディアボロ「しかしなんなんだここは…?外からはサイレンが聞こえるな…音からしてイタリアのそれではないな」

ディアボロ「フン…今更ライフルなんぞ恐れる必要もない、エピタフで10秒先の未来を予測する、たったそれだけ、たったそれだけで回避できる事よ」

ディアボロ(チラッ)

警察「…いいか、相手は殺人鬼だ、捕らえる事が可能ならば捕らえろ、殺してもいいとの命令も出てる……」

ディアボロ(殺人鬼…!?何者かと交戦中なのか…?まさか私の素性が世間一般的に知られて…いや、あり得ない…こともないか)

ディアボロ(だが否定材料は充分にある、見慣れているせいか何にも思わなかったしせいぜい道端に転がってるゴミ箱ぐらいに風景と同化していたがこの夥しい数の死体)

ディアボロ(私は殺っていない)

レグィ(だが何故、ロバートさんは俺にこの拳銃を託したんだ…俺の力だけでも十分なのに…)

ディアボロ(私ではない、ならば誰かが殺った、私以外の誰かが殺ったのだ)

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨…

ディアボロ「……!銃声ッ!それも警官の装備するような貧弱な装備によるものではない!」

ディアボロ「音だけ聞いてブルドーザーだと理解できるようにハッキリとわかった!」

ディアボロ「マフィアだ…!このディアボロは理解したッ!エピタフを使う必要もない!読める!ここは!今!まさに戦場なのだと身体で感じるッ!」

ディアボロ「だが!エピタフは!このディアボロのスタンドはッ!状況を理解するための手段ではない!問題は現状ではない!現状でを打開できるかどうかだッ!」

ディアボロ「『エピタフッ!』」

┣¨ォ ̄ ̄ ̄Z_______ン

ディアボロ「!?…なんだ、どういうことだ!?何故そうなる!?」

ディアボロ「警官隊の撃った弾が!何故か私を貫いているッ!?奴らは私に背を向け進行方向に発砲しているのに!?何故だ…いったいどういうことだ!スタンド攻撃か!?クソ…まずい、なんとかしてここを離れ…いや!10秒では逃げ切れない!」

ディアボロ「殺るしかないのか!?たった10秒先の未来が来る前に!スタンド使いを!?」

警察「こちらヤングチーム…シールド部隊が「弾一発」でやられた」

ディアボロ「!?…ま、不味い!どうして、どうして10秒だけなのだァァァ────ッ!」

警官「これより突入する!」

ディアボロ「俺の側に近寄るなァァァ──ッ!!」

レグィ「あいつ…天に近い男…味方殺しってのは本当だったな…だが俺を甘く見過ぎだ…この程度で死ぬのはマイテイ人じゃねーよ!」

ズドドドバシシュビュンババババガッダッダッダ……ダッ

警官「」

ディアボロ「」




今日のボス:コールドビルにて交戦していた[[レグィ]]の攻撃に巻き込まれ死亡



レインド「―――ダメだ!お前ら逃げろおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

ディアボロ「ハッ!?」

AS「・・・言葉に、従っておこう。(自分の真下の空間を砕きそこに逃げ込む)」

ピカチュウの中の人「逃げる・・・?何かありそうだ!(その溜めたオーラを球状にしてロバートに向かって撃ち、飛び退く) 」

ディアボロ「おい待て、何かってなんだ、おい」

アオ「レインドさんッ!!?…くッ!!(何が起こる…!頼む、間に合え――!!)」

クレッペレインド様!? 何・・・を」

クレア「――ッ!?」

ディアボロ「え?え?なんだこれ…どういう状況だ?今度は何処に飛ばされたのだ?」

モララー(エンドリ)「ぶっ飛ばしてや―――――!!れ…レインド……?―――――――――――」

クレッペ 「(ロバートに盾を向けながら距離を取る)」

――――――(ただ、無音が数秒、世界を包み込む)――――――

ディアボロ「え?え?」

ディアボロ「おい待てお前ら、どういう状況だ!?おい!俺の側から離れるなァァァァ────ッ!」



ロバート「”ディケイワールド”」



瞬間ッ!ディアボロの脳裏には彼自身の青春がッ、

ディアボロ『これは試練だ…』

ディアボロ『なんかわからんがくらえ!』

ディアボロ『帝王はこのディアボロだ!以前変わりなく!』

ディアボロ『ちくわしか食ってねぇ!』

ディアボロ『このレクイエムが終わったら俺…結婚するn………





今日のボス:マイテイ国最終決戦にて、戦死





ディアボロ「UWAAAAAAAAAAAry

ディアボロ「ハッ!?」

ディアボロ「あ、ありのまま今起こった事を離すぜ!
      俺は確かに警官の撃った弾に殺されると思っていたが実際には一人の男が跳ね返した弾丸に貫かれていた!
      な、何を言ってるかわからねぇと思うが俺にもわからねぇ、髪型がどうにかなりそうだった
      超人だとかスタンドとかそんなチャチなもんじゃねxd
      もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ」

\最高に初売りって奴だ!アハハハハハハハハ!んっんー実に素晴らしい気分だ、洗濯したばかりのパンツを履いて迎えた正月の朝はなァァァァ!/

ディアボロ「ああ…なんということだ、私は今年も死んだまま年を越してしまったのか…」

ディアボロ「元旦…ということは都会が賑わう反面他所は人通りが少ない筈だ…」

ディアボロ「丁度いい…とにかく安全なところへ、そして冬のナマズのように過ごすのだ、そして今年こそは安心して正月を……

オ  メ  メ  タ  ァ

ディアボロ「!?」

\キャージコヨジコダワーソラカラブルドーザーガオチテキタワー/

ディアボロ「」

ディアボロ(なんということだ…あれは人間としての理性を保っていない…逃げなくては、ここでは駄目だ、もっと遠くへ…)

ディアボロ(避難しよ)

「させねぇよ」

ディアボロ「ファ!?」

たーる「 お 年 玉 だ ッ ‼︎」

グォォォォン…

ディアボロ「キングクリムゾン!離れろ!今すぐここから離れry

たーる「もう遅い、脱出不可能よッwwwwww」

ディアボロ「やめろオオオオオオオオォォォWRYYYYYYYYYY!」





今日のボス:[[たーる]]様にタンクローリーでぶっ潰された挙句爆発に巻き込まれ死亡





──お前は次に『たーるなら仕方ない』と言う

ディアボロ「たーるなら仕方ない…ハッ」

ディアボロ「待て待て、いくら死に慣れたとはいえ特に理由のない暴力を許すのはどうなんだ」

ディアボロ「……暗いな」

ディアボロ「何も見えん…なんだこれは、またか?またスタンド攻撃なのか?…クソ、手探りで現状を理解するしか…」

ゴソッふわっ

ディアボロ「RURURURURUEEEEEEEEE!?」

ディアボロ「な、なんだ…羽毛布団…か…ム。微かに光が差し込んでいる…?ありがたい、これで少しは状況を把握できるな」

ディアボロ「1Lのアパートか…ということは日本の収納棚とやらだn」

槭「帰ったぞしーく!ただいまー!」

ディアボロ「!?…くっ…家主か。奴がスタンド使いでないという可能性がない事はない…」

ディアボロ「だとしたら敵に回すにはリスクがある…キングクリムゾンで即殺す、なんだかわからんがくらえばよかろうなのだ」

ディアボロ「悪く思うなよ…(フニッ

ディアボロ「フニッ?」

SEEK <⚫️><⚫️>

ディアボロ「」

SEEK <⚫️><⚫️>

ディアボロ「」

SEEK <⚫️><⚫️>ゴゴゴゴゴゴ…

ディアボロ「……」ガタッガタガタ

SEEK <⚫️><⚫️>┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨…










槭「ん?なんだしーく、そんなところに居たのかー!どうしたんだ?」

SEEK「えへへ…別にただ槭さんを驚かそうとしただけですよ♪」



今日のボス:原因不明の理不尽な死亡







ディアボロ「」

ディアボロ「」

とぅるるるるるん♪とぅるるるるるん♪

ディアボロ「!?」

ディアボロ「こ、この着信音は!この着信音はァァァァ──ッ!」

ディアボロ「ドッ…ドッピオ!お前無事で…

蛙電話「私メリーさん、今あなたのところに向かってるの」」

ディアボロ「」

蛙電話「私サリーさん、今タバコ屋の角を曲がったの」

ディアボロ「お掛けになった電話番号は只今使われておりません、お手数ですが、番号をご確認の上お掛け直しください(裏声)」

ディアボロ「…ふー、スッとしたぜ…俺は吉良や神父と違ってちと荒っぽいタチでなぁァァ…激昂しそうになるとこうしてアメリカの鼠真似をして頭を和やかにするようn

蛙電話「私サリーさん、今コロッセオに居るの」

ディアボロ「工工エエエェェェァァァァッ!?(何故勝手にかかるんだ!?)」

蛙電話「私サリーさん、今海岸の岩の後ろの電話ボックスを出たの」

ディアボロ「勝手に電話がかかってくる…しかも近くにいる!?これはスタンド攻撃……ッ!」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨…

ディアボロ「エピタフッ!」

┣¨ォ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄Z___________ン......

ディアボロ「10秒先の未来を読んだ!そこか!」クルッ

サリー「!」ピタッ

ディアボロ「フン、今度はさしずめ『今あなたの後ろにいるの』と言うつもりだったのだろう?」

メリー「私メリーさん、今あなたの後ろにいるの」












メリー・サリー(ピシガシグッグ)

今日のボス:心臓麻痺により死亡





クリス「あーあ、ひでぇ雨だな…」

フリック「全くだなー、オイ…風邪引く前になんとか一仕事終わらせようや」

クリス「クッソ…何が悲しくて遺体の検死なんて…」

フリック「はい、ホトケさんとごたいめーん」

クリス「」

フリック「」

クリス「なぁ…こいつ何で髪の毛にカビ生えてるんだ?」




今日のボス:死ぬと言ってはいけない。『死んだ』なら使っていい
        特に理由のない死亡────


今日のボス:偶然ゲートから出現してしまい、更にキンクリでコスモス派に抵抗しようとしたため死亡

今日のボス:以外!それは流れ弾ッ!(CPOの戦闘に巻き込まれ死亡)

今日のボス:[[灰色の戦士]]が辿り着く前にクラーケンに食われ死亡

今日のボス:槭家が妬ましいため八つ当たりしてきたマジキチ少女と交戦し圧勝するも
       勝ち誇っていたら足を踏み外してエンパイアステートビルの高さから約五秒で墜落し死亡

今日のボス:料理大会に出席していたが料理が判定の[[レインド]]氏に気づいてもらえずショック死

今日のボス:世界を救うためボブちゃんに殺され死亡

今日のボス:特に理由のない暴力がボスを襲う!

今日のボス:死んだという結果だけが残った 

今日のボス:今日のボス

今日のボス:死亡回数が不死鳥とかを上回った




型揚げ「いいや限界だ!押すね!」

型揚げ「のりしおくぅぅぅ──んッ!!」

バッグォォォォ──ン…

ディアボロUWAAAAAAAAAAA!!」

型揚げ「やった!発現したぞ!ハハハハ!戻ったぞ!」

型揚げ破裂)






今日のボス:パァン!




ディアボロ「うぁぁぁぁぁ────ッ!」

ディアボロ「ハッ……」

ディアボロ「クソ!またか!またなのかッ!」

ディアボロ「俺が!死んでも!レクイエムをやめないのかッ!ジョルノ・ジョバァーナッ!クソ!クソ!どういうことだ!どういうことなんだ!あの髪型!コロネみたいなの!クソ!」

ディアボロ「しかもまた同じ建物か…あそこにあるスナック菓子は…恐らく先補の破裂する奴だな、コーラを飲めばゲップするのと同じぐらい確実だ、新手のスタンド攻撃か?」

ディアボロ「しかしなんなんだここは…?外からはサイレンが聞こえるな…音からしてイタリアのそれではないな」

ディアボロ「フン…今更ライフルなんぞ恐れる必要もない、エピタフで10秒先の未来を予測する、たったそれだけ、たったそれだけで回避できる事よ」

ディアボロ(チラッ)

警察「…いいか、相手は殺人鬼だ、捕らえる事が可能ならば捕らえろ、殺してもいいとの命令も出てる……」

ディアボロ(殺人鬼…!?何者かと交戦中なのか…?まさか私の素性が世間一般的に知られて…いや、あり得ない…こともないか)

ディアボロ(だが否定材料は充分にある、見慣れているせいか何にも思わなかったしせいぜい道端に転がってるゴミ箱ぐらいに風景と同化していたがこの夥しい数の死体)

ディアボロ(私は殺っていない)

レグィ(だが何故、ロバートさんは俺にこの拳銃を託したんだ…俺の力だけでも十分なのに…)

ディアボロ(私ではない、ならば誰かが殺った、私以外の誰かが殺ったのだ)

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨…

ディアボロ「……!銃声ッ!それも警官の装備するような貧弱な装備によるものではない!」

ディアボロ「音だけ聞いてブルドーザーだと理解できるようにハッキリとわかった!」

ディアボロ「マフィアだ…!このディアボロは理解したッ!エピタフを使う必要もない!読める!ここは!今!まさに戦場なのだと身体で感じるッ!」

ディアボロ「だが!エピタフは!このディアボロのスタンドはッ!状況を理解するための手段ではない!問題は現状ではない!現状でを打開できるかどうかだッ!」

ディアボロ「『エピタフッ!』」

┣¨ォ ̄ ̄ ̄Z_______ン

ディアボロ「!?…なんだ、どういうことだ!?何故そうなる!?」

ディアボロ「警官隊の撃った弾が!何故か私を貫いているッ!?奴らは私に背を向け進行方向に発砲しているのに!?何故だ…いったいどういうことだ!スタンド攻撃か!?クソ…まずい、なんとかしてここを離れ…いや!10秒では逃げ切れない!」

ディアボロ「殺るしかないのか!?たった10秒先の未来が来る前に!スタンド使いを!?」

警察「こちらヤングチーム…シールド部隊が「弾一発」でやられた」

ディアボロ「!?…ま、不味い!どうして、どうして10秒だけなのだァァァ────ッ!」

警官「これより突入する!」

ディアボロ「俺の側に近寄るなァァァ──ッ!!」

レグィ「あいつ…天に近い男…味方殺しってのは本当だったな…だが俺を甘く見過ぎだ…この程度で死ぬのはマイテイ人じゃねーよ!」

ズドドドバシシュビュンババババガッダッダッダ……ダッ

警官「」

ディアボロ「」




今日のボス:コールドビルにて交戦していた[[レグィ]]の攻撃に巻き込まれ死亡



今日のボス:──………(ここから無限ループできます)








ディアボロ「なんかもう、逃げるの飽きてきたな…」

ディアボロ「思い返せば情けない死に様ばかりだ…くく、自分でも笑えてくる」

ディアボロ「このレクイエムに終わりなど無いのだろうな…ああ、わかっているんだ。終わりなどない、そもそも終わりなど、人生において存在しないのだ」

ディアボロ「ああ…そうとも、終わりなどないんだ…」

ディアボロ「今なら理解できる、恐らく私は…既に必要のない存在なのだ」

ディアボロ「私は恐ろしかった、ドッピオが、私の弱点を、恐怖を克服できない私そのもであった彼が、確実に成長するという『過程』を後ろから見ているしかないということが」

ディアボロ「いずれは、ドッピオは一人の男として独立しただろう、その時私はどうなる?半分の存在である私は…」

ディアボロ「きっと、ただ消滅するだけだ…結果だけが全ての存在、しかし、結果というものが人生において存在しないものだとしたら…」

ディアボロ「私は何処にも辿り着けない、これがG(ゴールド)E(エクスペリエンスR(レクイエム)」

ディアボロ「……では、過程とはなんだ?」

ディアボロ「結果などないというのに、存在するこの過程とはなんなんだ?」

ディアボロ「……そうか、決して辿り着けないとしても『真実へ向かう意思』…それこそが」

ディアボロ「ジョルノ・ジョバァーナですた気付いていないGERの弱点…!」

ディアボロ「…ふ、はは…!ははは!」

ディアボロ「フハハハ八八ハハハ八八八ハハハハハハ!」

ディアボロ「ハハハ……ハ………」

ディアボロ「もういい…もう充分だ…」

ディアボロ「私は充分すぎる程生きた…もう、充分だ…」

ディアボロ「全て覚えているぞ、死ぬ間際に味わった痛み、全て」

ディアボロ「あれもまた過程だったのだ、私は今日まで生き延びよう、どんなに死を繰り返そうとも死を受け入れてでも、このレクイエムから脱しようとしてきたじゃないか」

ディアボロ「終わりなどない、だからこそレクイエムには勝てないというのに向かい続けた…」

ディアボロ「その矛盾に気付いて始めて、『私は生き返った』のだ」

ディアボロ「生きていない者が死ねる筈もない、だが、命を受けた今なら…」

ディアボロ「礼を言うぞ、GER…お前の能力は確か…『命を与える』能力だったな…」





レインド「雨か…まいったな、傘持ってないぞ…」

レインド「ま、たまには甘えてもバチは当たらないよな!もしもし、カノンか?────………




┣¨ォ…ン



「何だどうした!」

「事故よ事故!救急車を早く!」

「『男の人』が跳ねられたわ!・



カノン「……!」


カノンレインド……!」

レインド「無事か!?怪我はない…か……!?」

カノン「だ、大丈夫…少しかすっただけ…けど…!!」

レインド「嘘を付くな!ひでぇ出血だろ!待っていろ今すぐなんとかするから!」

カノン「僕は大丈夫だよ!…僕の血じゃない……でも…でも……ッ!」

レインド「……!?」



ディアボロ「………」



レインド「この男は…?」

カノン「僕をいきなり後ろから突き飛ばして…っ……代わりに……!

レインド「嘘…だろ!?」

ディアボロ「………にっ」

レインド「────!!……た、頼む…誰か!誰かこの人を助けてくれ!誰か!医者は居ないのか!?」

「退いてください!道を開けて!患者は見世物じゃないんだ早くしろ、冬のナマズみたいにしてやとうか!」

レインド「あんた…医者か?」

医者「え、ええ…患者は…」

ディアボロ「……」

レインド「妻の代わりに…こんな…くそ、俺のせいだ…俺が…俺が…!」

医者「……違いますよ」

レインド「……?」

医者「この患者はとっくに死んでいる筈です…心臓がとっくの昔に停止しています」

レインド「なッ……!?」

医者「本来なら墓の下にいてもおかしくないし、身体を維持できている事事態あり得ない筈なんです」

レインド「…それなら、何故…?」

「先生、先生!あり得ない事です!患者が…患者の心臓が活動を再開しました!」

医者「な……!?」

「し、しかし!その事によって出血が激しくなり…もう…」

レインド「………!!」

カノン「っ……!」

ディアボロ「……」

医者「……君」

レインド「……」

医者「最後に、彼が何かを伝えたいらしい…」

ディアボロ「……」

レインド「……何だ」

ディアボロ「……………女は…」

レインド「無事だよ…俺の妻なんだ、あんたのお陰で助かった」

ディアボロ「そう…か…」

レインド「……おい、行くんじゃね〜ぞ…何にも返してねーんだよ、勝手に助けて勝手に死ぬなよ…!」

ディアボロ「………俺は」

『俺は生き返ったんだ』

レインド「……」

ディアボロ「…よく、似た目をしている……いい目だ…今の私ならわかる、それが…黄金の意思なんだな・」

ディアボロ「……今の私も、そんな目を…しているだろうか……」

レインド「……」

ガシッ

レインド「黄金の意思だとか、そんなことは知らない…だがな」

レインド「俺は…お前の命に誠意を払うよ」

レインド「お前が命を張って守ってくれたものと一緒に、新しい命を守って行く…!」

レインド「お前の残してくれたmlのが!お前の生きた証を証明してくれる!」

レインド「いや、約束する!俺は…俺達はお前のように身を呈してでもこの世界にお前が確かに存在していた事の!お前が生きた証を証明して見せるッ!!」

レインド「だから!まだ行くな!せめれ、せめてあんたの名前を……ッ、」


レインド「」

カノン「彼は…もう……」

レインド「……」

レインド「こいつには、俺の言葉は届いていたか…」

カノン「きっと…届いているよ…だって」



『安心したように眠っている…ッ!』






今日のボス:GERに完全勝利。死亡……











FIN





型揚げ「この型揚げ、容赦せんッ!」

ディアボロ「あぁぁぁぁぁんまりだぁぁぁぁ────ッ!」

今日のボス:波紋入りの型揚げをくらい死亡

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最終更新:2024年04月11日 01:44