Episode of "You" 過去ログ2

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― シーギャロップ号・イースティン海域 ―




ユゥ「――――――………(海を静かに進む客船の甲板。穏やかに吹く潮風に蛍色の髪がふわりと靡く中で、旅人の少女はゆっくりとその瞳を開いた) 」


歯車島で体験した素敵な出会いから2日が経った頃、少女は次なる旅に出る。
渦潮の海域を越えた先に見えたのは大都会の街並み。間もなく船は港に着く。
見たこともない場所への到着に、少女は密かに胸を躍らせていた。


ユゥ「………(どんなことが待っているんだろう。そう考えるだけで、少女の瞳は好奇心に輝いていた―――) 」











『 僕らの物語 』 外伝 『 Episode of "You" 』











 第2章 " Play with "








― 西の国「プルミエ大国」・プレベールシティ ―


ユゥ「………わぁ……!(客船から大勢の乗客たちと共に港へと降り立ち、目の前に迎える大都会の景色に目を奪われる) 自然が溢れる島の次は…大きな建物がいっぱいの街…!いろんなお店とかがありそう………?(まずは何処から行ってみようか。そう目移りしながら歩いていたところに、観光案内所の壁に貼られていたあるポスターに目を惹かれる) 」

ユゥ「……「コントンゲームショウ」……?世界中のゲームがたくさん遊べる大きなイベント……って、今日が最終日なんだ…!じゃあ…(今しかない限定的な催し、これを逃すと次の機会はないかもしれない。最初に目指すべき場所を決めたように強かに頷くと、イベント会場である大きなドームのある方角へと歩きだした) 」


― コントンゲームショウ会場 ―


ユゥ「わぁ~……!(ドーム内に広がる様々なブース、それらを行き交う人々。誰も彼もが見たこともないゲームで楽しんでいる。そんな賑わいを見せるイベントの光景を垣間見て自身も興味を惹かれてしまう)すごいなぁ…こんなにたくさん……!どれから遊んでみようかな……(指先を口元に添えて悩む) 」

あなた「……? ……! ……!! (会場の出入り口で某立ちしているユゥの姿に既視感を覚えた「あなた」は、間違いなく彼女だと判断して手を振りながら小走りで駆け寄っていく) 」

ユゥ「……?……えっ…?あっ……!(こちらに視線を向けて駆け寄って来る人物の姿に覚える既視感。近づくたびに輪郭がくっきりと定まった末に、その正体が数日前に出会ったばかりの「あなた」であると気づいて驚きを隠せない表情で迎えてしまう) どうして、ここに「あなた」が……?……そっか…「あなた」も、来ていたんだね…♪(驚きはすぐに喜びに。自分に大切な名をつけてくれた「友達」との再会に思わず口元がほころんだ) 」

天王寺璃奈「あれ…?どこいったんだろう―――――? あっ! (はぐれてしまった「あなた」の行方を捜していたところ、運よく見つけ出したかと思えばその傍にいた少女の姿に驚愕を表す璃奈ちゃんボードを掲げる)あれ……?君は……ユゥちゃん…だよね……??偶然だね……!〖*゜o゜*〗 」

ホムラ「璃奈ちゃん、どうしたの……?って、あっ……!(歩み寄って来るや否や璃奈と同様の反応をユゥに向ける) 先日お会いした…えっと…ユゥちゃん……だったよね…?こんなところでも会えるなんて、びっくりしました…! 」

メディ「これはこれは…またお会いしましたね、ユゥ様。(璃奈に続くように歩み寄ってきては会釈する) なるほど…恐らくユゥ様も、わたくしたちと同じ客船に乗ってこのプレベールシティへ訪れたのでしょう。そして今この街ではコントンゲームショウという大きな催しの最中… 旅人のユゥ様であれば、思わず立ち寄ってみたくなるはずでしょうが、それにしても偶然ですね。 」

ヒロ「ようやく見つけたか……(璃奈達に続いて歩いてくる)ん、確か君は………(ユゥを見て) 」

ユゥ「あっ…みなさんも一緒に…!(こんにちは、とお辞儀する)うんっ、そうなの。私は今ちょうどこの街に降り立ったばかりで…そしたらこのイベントが今日で終わりだって知って…街を見渡す前に寄ってみようかなと思って…! いろんなゲームがたくさんあってどれから遊んでみようか迷っちゃってて… そしたら、「この子」が真っ先に会いに来てくれたの。(ふふっ、と「あなた」と笑い合う) 」

ホムラ「今来たってことは……じゃあ、ユゥちゃんは「さっきの事件」に巻き込まれなかったんだね…? 」

ユゥ「……?えと…何かあったの……?(小首を傾げる) 」

天王寺璃奈「ええっと…実は……かくかくしかじかで…(ゲームショウで起きた騒動の一部始終を説明する)……ということがあって、いろいろ大変だったんだ。今は落ち着いて、みんな何事もなかったようにゲームイベントを楽しんでいるけれど… 私たちも、イベントが終わる最後の最後のまで遊び尽くそうと思って、いろんなブースを見て回っていたの。 」

檀黎斗「ぶぇはッ!!ぶぇはははははははーーーーーァッ!!!!またしても素晴らしいアイデアを思い付いたぞ!!!イベント中だというのに次なる新作の開発がしたくてたまらないぞォ!!!!私の神の才能が……ッ、恐ろしい……ッ!!!ヴェアーーーーーーーーーハハハハハハ!!!!(※その頃、事件の元凶だった男は運営本部にてラップトップを前に狂喜乱舞しながらプログラミングしていた) 」

アグネスタキオン「~~~~~~っ……まったく五月蠅くて煩わしい男だなぁ…これじゃあ実験に集中できないじゃないか… ゲーム開発に取り掛かる前にどんな人間も黙らせる薬の開発を優先した方がいいか…?(そんな黎斗の隣でうざったそうに開発協力に勤しんでいた) 」

せがた三四郎「若人よ!ゲームショウが終わろうともセガサターンは永久に不滅だ!!ありがとうSEGA!!ありがとうセガサターン!!!(SEGAのブースでボンバーマンと一緒にプレイヤー客を巴投げしたり爆撃したりしている) 」

YND「光って逝く!!!!!!!!!!!!!!(ボッガーーーーーーーン!!!!!)(せがた三四郎に巴投げされ着地点で爆散する) 」

Dr.マリオ「コントンゲームショウが終わろうとしている→ゲームショウが終わるとどうなる?→知らんのか?→大乱闘スマッシュブラザーズの新作が発売される。しかし… 」

ニコリン「俺以外新作を試遊するな(新作スマブラの試遊コーナーを独占中) 」

デージー「ゲームショウのイカれたメンバーを紹介するぜ!ピザ屋!以上!!パターンピザ!ピザ屋です!ご注文のマリナーラ!EXスペシャルピザ!!!モッツァレラ!!ジェノベーゼ!!!ポイントカードはお餅じゃない!エルボゥ(デスボ)!ピッツァ(裏声)!!!うるせえピザぶつけんぞ!!!(ぶつけた) 」

ちゃちゃまる「ぴえん(新作スマブラは遊べないしボンバーマン(物理)させられしで涙目) 」

HMX-13 セリオ「これでは収拾がつきません。(サテライトサービス使用不能につきDLしたデータのみで対応していく) 」

ユゥ「そ、そうだったんだ…… でも、みんな無事みたいでよかった…!(ほっと溜息をつく)そっか…じゃあ、さ……?もしよかったらなんだけど…みんなと一緒について回ってもいいかな…?私、実はゲームはあまり遊んだことがないんだけど…みんなと一緒ならきっと楽しめると思うんだ…♪ 」

あなた「……♪(もちろん!と言うようにユゥに手を差し伸べる) 」

ユゥ「……!ありがとう…♪やっぱり、「あなた」は優しいね…♪(差し出されたその手をそっと掴んだ) 」

  パ  ッ  (しかし、その時だった!会場内の照明が暗転し、互いに手を取り合った「あなた」とユゥの二人にスポットライトが当たったのだったァーッ!) 」


――――――― 🤩🤩🤩 A m a z i n g ! ! 🤩🤩🤩 素敵な出会い!!繋がる友情!受け入れる優しさ!!!ワタクシ 感動いたしました!!!きっと画面の前の客席の皆さんも 😂😂😂ナミダ ナミダ😭😭😭 が止まりませ~ん!!!(会場内に広がる奇怪な電子音ボイスが、スポットライトに当る二人を祝福するように響き渡る)


あなた&ユゥ『……!? / えっ、なに…っ…?!(あまりにも突然の出来事に思わず互いに手を放して周囲を見渡し始める)』


――――――― ハイッ!!驚かせてしまってゴメンなソーリー!!マイクくぅ~ん!例のVTR流しちゃって!!……えっ?機材不調!?それじゃあ仕方がない!今回はワタシ自らがお送りいたしまSHOW!!!





――――――― アナタのお家からお届け!ピカ "1" のユイーツムニのシケシケしてないトレンディマン😎!!タマゴにはマネできない!アンビリーバボーなキセキのサケビを!(OH MY!!!!GAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!)さぁ~みなさんご一緒に!!





テナ「  > > > Mr.(Ant)TENNA'S TV TIME~~~~~~~~~!!! < < <   」


会場全体の照明が戻った時、「あなた」たちの前に現れたのはブラウン管テレビの頭を持つ長身の人物がマイクを手に叫びながら佇んでいた。
誰もが突然の出来事に呆然とする中、テレビ男は滑らかな動作でくねくねと回りながら一同へ歩み寄っていく―――




一同『……………はい………?????』

テナ「それではご紹介しまSHOW!!ラブラブリ~な ✨✨✨ 主 役 ✨✨✨ !出場者の皆さんですッ!!みなさま!盛大な拍手でお迎えいたしましょーーーーーーーーーー!!!わーーーー!!!!👏👏👏 司会進行は「ミスター・テナのマーベラス・ミステリー・パーク」でお馴染みの!Mr.『 テナ 』がお送りいたします!!出場者の皆さん!!こんちあーーーーーーーーーーーーーッ!!!!元気ですかーーーーーーーーーーーーッ!!!?(まずは「あなた」にマイクを突き出す) 」


「あなた」はどう応える? :
 ①元気です! ②こんにちは! ③アンタ誰? ④イカしたテレビですね! ⑤どうも、霧鳳闇炎藍牙綾皇です


あなた「………(⑤どうも、霧鳳闇炎藍牙綾皇です と答えた) 」

ユゥ「えっ!?「あなた」ってそんな名前だったの!!?いやいや、それはそうと…な、なんですか、急に…!?💦 」

ヒロ「な、なんだ!貴様は!!(テナを見て) 」

天王寺璃奈「………なにこれ???〖 ˙-˙ 〗 」

テナ「ハイッ!!!元気なご挨拶いただきました!!!ようこそッ!!『ミスター・テナのマーベラス・ミステリー・パーク』へッ!!!本日の放送はここ、コントンゲームショウよりお送りいたしております!!このの番組は、夢幻コーポレーション!飛電インテリジェンス!海馬コーポレーション!株式会社竹書房!あなたとコンビに!ファミリーマートわんぶれら店!株式会社フレアチューバー!ショッパーズ長浜店!ご覧のスポンサーでお送りします!さあ!いつもの合言葉いってみよう!!せ~~~~の……?  」

テナ「  ✨ ✨ ✨ IT'S!! TV!! TIME!! ✨ ✨ ✨  (※クソデカ赤文字フォント) 」

メディ「まるで話が通じませんね。電源諸共その首を切断いたしましょうか? 」

ホムラ「メディちゃんやめたげて!物騒だよー!💦 」

テナ「 「あなた」史上!最高にナウくてトレンディなゲームバラエティ番組!!ワタクシが用意した 🥳🥳🥳SPECIAL🥳🥳🥳 なゲームをプレイし…リアルチャレンジもクリアすれば~~~~!?テレビ的に最高に ✨✨✨ H I G H ✨✨✨ な賞品が「あなた」のモノに!!では!テナルズ・テナルストン氏から詳細ななお知らせを…!! 」

テナルズ・テナルストン氏「お~~~っとぉ!こっ、これはァーーーーッ!!! 🤩🤩🤩優勝賞品🤩🤩🤩 の発表だァーーーーーーーーッ!!!??? \ 💥💥💥ボッグオオオオオオオンッ💥💥💥 / (開始3秒でせがた三四郎からぶん投げられてきたボンバーマンで爆散し強制退場) 」

テナ「聞きましたかッ!!?そうです!!そうなんですッ!!!今なら当社が開発した最ッッッッッ高にスリリングでビューティホーーーーーでおNEWなゲームが世界最速で誰よりもプレイできちゃいます!!そしてそして…ッ!!クリア特典ははちゃめちゃに豪華ッ!!!これをプレイしないわけにはまいりません!!!どうでSHOW!!?世界一のトレンドに乗っかりませんか!?視聴率も閲覧数もうなぎ上りになること間違いなし!!(ついでにワタシの知名度も爆上がりネ…❤) 」

天王寺璃奈「あ、これ…新作ゲームの誘致だったんだ……(あまりにもスケールが桁違い過ぎて別物だと勘違いしていた)……そ、そういうことなら…ちょっとだけやってみようかな……?みんなはどう…? 」

ヒロ「面白そうだな、やるか! 」

トランセンド「えっ!?なになに~?最新のトレンディーだって~?(流行に敏感なウマ娘が「あなた」たちの会話を聞きつけて割り込んでくる)へぇ~…新作ゲームねぇ~~~?面白そうじゃん?ウチもエントリーしてヨロシ?あっ…どもども~。ウチは「トランセンド」。トラちゃんって呼んでもいいヨ。……あー、でもこれだとウマ娘なのかトラ娘なのかわかんないね~~~…… 」

あなた「……!(じゃあこの「霧鳳闇炎藍牙綾皇」の名前をあげるよ、とトランセンドにその名を記したメッセージボードを差し上げる) 」

トランセンド「うえっ!?マジぃ?!いいの!?あんがと~~~✨「キミ」って最高だねー♪ならありがたくもらっておくよ~! 」

ユゥ「えぇぇ……(テナの一挙一動はもちろん、「あなた」とトランセンドのやり取りにもついていけていない)……え~っと…私は、全然いいよ…?みんなといっしょなら……? 」

メディ「わたくしは遠慮しておきます…… 」

ホムラ「あはは…私も、しばらくゲームは大丈夫かな……(先程の騒動の一件で懲り懲りなのか、苦笑いを零す) 」

天王寺璃奈「じゃあ、メディとホムラちゃんは見物だね… なら、ユゥちゃん。私たちと一緒に遊んでみよう…♪ 他のプレイヤーの人たちも一緒なら、きっと楽しいよ。璃奈ちゃんボード、わくわく♪〖* >▿< *〗 」

ヒロ「トランセンドちゃん?ん、よろしく。(トランセンドに)熱そうなゲームだな……… 」

発狂者「(ホムラとメディが見物をする中、一人の男がヒョコヒョコと現れる)……ん?あ、あれ?君って!(ホムラを見て駆け寄ってくる)ねぇ君!!(反応としては明らかに知己を人込みの中で見つけたよう。しかし、互いに初対面、なはず……)君ってさぁ、……いや、あれ?人違い?なわけないよなあ。ごめんよ、ウチの知り合いにそっくりなのん。驚かせてしまってごぬんちゃい(妙にひしゃげた大杖で器用に背中を掻きながら) 」

ホムラ「えっ…!?あっ……ど、どうも……?(人間…ではない亜人の姿をした発狂者を見て不思議そうにお辞儀する)あはは…人違い…時々ありますよね… あの…貴方も、このゲームにご参加を…? 」

発狂者「ん~、いや、たまたま近くを通りかかって、電子機器独特の美味そうな匂いにつられてカブトムシみたくやってきたんだけど……なぁんか、もう終わりっぽいんだよねえ。スーファミ2個しか食べれなかったやっぱ中古ってクソだわ。いや、そんなことはどうでもい。ここで会ったも何かの縁。ワチキの名は『発狂者』。……これ、ひどいよね?名前からして精神異常者だよ。お陰でオイラは変人扱いさ。────君の名は? 」

ホムラ「?????(発狂者の独特な発言への理解が乏しく首をかしげるばかり)……あー、えと…ホムラといいます…(あははと苦笑いを零しながら自己紹介) 」

発狂者(ホムラと聞いて、ピタッと硬直)……あ~、マジか。そういうのいる系だ。わ、わぁ(ちいかわのような声を出しながら、哀れみの表情)頑張ってね。色々あるだろうけど、くじけちゃいけないよ? お兄さんとの約束だZE☆ ヤベエ、自分で言ってて今のセリフくせぇのら。 」

テナ「おおッ!!みなさんやる気満々マングローブですねッ!!ありがとうございます!!それでは早速プレイをスタートしましょう!!プレイヤーの皆さん!ゲームショウ入場時にいただいた『Ex』はお持ちですね?早速装着してゲームの世界へダイブしてください!マイクくん! 👾👾👾 PARK 👾👾👾 をお披露目だッ!! 」


――― 🎮GAME SHOW🎮 ―――


テナ「本日の"ゲーム"は…「テレビ砂漠パークのバーチャルアドベンチャー」!!みなさんにはウチの番組特性のスーパーハイテクゲームをプレイしてもらいます!リアルすぎて見分けがつかない世界にフルダイブし、冒険をしてもらいまーす!バトルをバトルし… クイズをクイズし… ポイントをゲットし… ついでに美しい 🥰🥰🥰 愛 😍😍😍 なんかも育んじゃったりして…?さあ~チャンネルはそのまま!笑顔はありのまま!さあ!ゲームを始めまSHOW!!! 」

テナ「  ✨ ✨ ✨ IT'S!! TV!! TIME!! ✨ ✨ ✨  (※クソデカ赤文字フォント) 」


―――  リ ン ク ス タ ー ト  ―――


ゲームの世界にフルダイブできるデバイス『 Ex 』を装着したプレイヤーたちが発光し、現実世界からテレビの中に映し出されるゲームワールドへと転送される。ゲームの世界に降り立つと、プレイヤーたちの姿は様々なジョブに切り替わってしまった―――!



――― Ex Game : TV TIME ~The Legend of Tenna~ ―――


TV TIME ~The Legend of Tenna~のルール:ステージを冒険しゴールを目指せ!




テナ「―――― ようこそ!「TV TIME」の世界へッ!!は~じまりましたぁ~!超ハイテク最先端のアドベンチャー!!(テレビの中、ゲームの世界にダイブした面々を目にしながら現実世界でマイクを片手に実況を始める) 」

ホムラ「は、はあ…… あ、ゲームが始まったみたいですよ…!みんな、ゲームの世界に入っちゃった…! 」




天王寺璃奈(発明家)「(ゲームの世界にダイブし、発明家として身に纏われた白衣という変わり果てた自分の姿を見つめながらゲームワールドを茫然と見渡す)……あ、これ…さっきプレイした「マメクエクエスト」みたいな感じ… ていうか…ほぼほぼ同じゲームシステム…?最新のゲームというか…昔のゲームの焼き回しじゃ―――― 」

あなた(勇者)「……!(「あなた」は、いかにもな勇者の格好になっていた!▽) 」




ユゥ(メイド)「はわわっ…// ちょ、これ…って……わ、わぁ…すごいフリフリしてる……っ… なんで、私、こんな格好に……っ…//(可憐なメイド服衣装に代わってしまった自分の姿に視線を落とし、比較的短めなスカートの裾を両手で押さえつけながら赤面している) 」

トランセンド(馬)「ちょっとォーーーーッ!?なんなのこれーーーーーッ!!!(首から下が本物のウマになっている!!)ウマ娘なのに…リアルなお馬さんになっちゃってんじゃん!!ていうか!!絵面酷すぎィ!!せめて顔も統一してよ!!公開処刑か????なあ????? 」

テナ「スーパーハイテクゲームですよッ!!!!!!(璃奈のツッコミを大声で掻き消す) コホンッ!ようこそ砂漠ステージへ!ゲーム内の私に話しかけるとヒントをあげちゃうゾ♪ 」

発狂者「(ゲーム開始を教えられ)ほう、ニゴリーエイトか、面白い(どこぞのダディのようなことを言いながら、座禅のポーズで観戦) 」

8bitテナ(NPC)「 ようこそ テーマパークゲームパークへ! ピラミッドに はいって さいしゅうチャレンジに ちょうせんすれば クリアだぞ!ピラミッドへの トビラは 3つのカギで ひらくぞ!がんばって! ▽ 」

ヒロ(代打)「ん、よく似合ってるじゃないか(ユニフォーム姿で璃奈に) 」

メディ「ユゥ様、大変にお似合いでございますよ。もしもメイドの嗜みでご不明点などございましたら、僭越ながらわたくしがお教えいたしますのでご安心くださいませ。(現実世界からゲーム内で赤面しているユゥへ優しく声をかける) 」

ユゥ(メイド)「うぅっ……メディちゃん、ありがとう…… えっ、と……「3つのカギ」を見つけたらいいんだね…?今私たちがいるところから、東西南北の四方向に道が分かれているけど……どっちに進む? 」

トランセンド(馬)「そんなことよりスキンを変えてくんない??? 」

8bitテナ(NPC)「みための へんこうは ゆうりょうに なります!ゲームないコインを 114514まいあつめて ショップでかえてね! 」

トランセンド(馬)「 ふぁ〇っく🖕  」

コーミエ(併殺)「キハハハハハ!(鍵が見つからず発狂している) 」

あなた(勇者)「……!(東へ進もう!とその方角に向けて、持っていた剣を突きつける) 」

天王寺璃奈(発明家)「ありがとう…♪ヒロさんのそれは…ユニフォーム?いい感じだね〖*╹▿╹*〗 わかった、東の方角だね。じゃあ、さっそく探索してみよう。(一同共にその方角へ突き進む) 」


東の方角へ行くと、砂漠の中に広がる小さな町があった!▽


テナ「おーっと!最初の町へ着きました!ここで第1町人~第100町人にカギの在処の情報を聞いてみまSHOW!(画面の向こう側のダークライ宅に行ける裏ワザも教えてもらえるかも!?) 」

またしても巻き込まれそうなダークライさん「 来ないでください(来ないでください)  」

あなた(勇者)「……?(「あなた」は、道行く人々へ手当たり次第に話しかけた ▽) 」

関羽町長(NPC)「そんなものはない 」

YND(NPC)「飛び!!出し!!て!!いけッ!!!宇!!宙の!!!彼方ッ!!!!!目の!!前を!!ぶち!!抜く!!!プ!!!ラ!!!ズ!!!マッ!!!!!!(カギのある方角へ飛び出していけ、宇宙の彼方) 」

あいさん(NPC)「なぞなぞだよ!カギはカギでも食べられないカギはな~~~んだ!?正解は~~~…… 」

にょぽむ(NPC)「 > > > チョコミント < < < (あいさんを押しのけ、親の顔より見たスピュールアイドルが現れた!▽) よりも……――――――  お  前  を  殺  す  (あいさんに殺害予告をし、追いかけ回す) 」

あいさん(NPC)「たちけてーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!(あいさんは逃げ出した!▽) 」

コーミエ(併殺)「アァッ!!(台パン)(話しかける相手を間違えたのかトラップに引っかかる)クソァ!(ワリオ並の威力のオナラで害悪NPCを攻撃) 」

ヒロ(代打)「そこはストロベリーフレーバーじゃないのか…(にょぽむを見て) 」

綺麗なジャイアン(NPC)「あなたが落したのはこの金のカキ(柿)ですか?それとも銀のガキ(餓鬼)ですか? 」

シルバーサーフィン(NPC)「シルバァーーーーーーーッ!!!(迫真の叫びと共に湖から金の柿を咀嚼しながら現れた▽) 」

アーニャ(害悪)「(だるだるだるだるだる)(オナラで窒息死する▽) 」

仮面ライダーアクセル(NPC)「俺に質問するな…! 」

キュウべえ(NPC)「カギの在処?教えてほしいなら、ボクと契約して魔法少女になってよ!▽ 」

オルガ・イツカ(団長)「お前たちが止まらない限り、その先にカギはあるぞ…!だからよぉ…止まるんじゃねえぞ……(キボウノハナ~♪) 」

ネモ(LoR)(NPC)「杖事務所の社長たる私に質問ですか!お金ください!!! 」

ペェモン(NPC)「カギなんかねぇよ!うるせぇよ!黙れよ!カギなんかねぇよ !オイラこ↑そ↓が正義👊 」

みこみみ(NPC)「ひと繋ぎの大秘宝(ワンピース)の正体はカギです。なのでラフテルにあるでしょう。探せ!この世のすべてはそこに置かれました!ならば行きましょう!偉大なる航路(グランドライン)へ!野郎どもーーーーー!出家だーーーーーーーーーーーー!!!(ありたけのおおおおおおおおおおゆうううううめおおおおおおおおおおおおおおおおおおおかきあつめええええええええええええええええええええええええええ) 」

とじそが(NPC)「あ、この太子様は某ジャンプ漫画に影響されてるだけなので無視してください 」

王子(NPC)「カギだとぉ~…?フン!そんなもの知るか!家に帰ってのんびりママのミルクでも飲んでやがれ! 」

ジャガーさん(NPC)「さっぱりわからん 」

天王寺璃奈(発明家)「なんかこの流れさっきもあったような……〖 ˙-˙ 〗(※『僕らの物語』本編「第2章」参照) 」

トランセンド(馬)「はーーーーーー、ぜんっぜんダメじゃん!こうなったら情報屋のウチがなんとか探してくるしかないねー…!ちょっと待ってて!すぐ聞いてくるから!(トランセンドは一時的にPTから脱退した!▽) 」

スターウォーカー「 * あのNPCどもにはヘドが出る 私こそがオリジナルのスターウォーカーだ (オリジナルのスターウォーカーがあらわれた!▽) 私も、加わろう (オリジナルのスターウォーカーが代わりにPTに加わった!▽) 」

メディ「あの星屑ゲームにまで出没しているんですか…(ゲーム画面越しに溜息を吐く) 」

ユゥ(メイド)「う~ん…いい情報が得られないね…トランセンドちゃんの収集に期待して、私たちは他の場所を探索する…? 」


キャーーーー!強盗よーーーーー!(その時!突然!聞こえる!悲鳴!!お店の方から!!(倒置法))


総統(強盗団)「ヌハハハハ!やったぞ!ついにお宝を手に入れたぞ吉田くぅん!! お縄になる前にとんずらするんじゃーー! 」

吉田君(強盗団)「やりましたね総統!これでショッパーズの半額のり弁(価格203円)ばかりの日々からおさらばできますよ!これからは毎日ウーバー三昧ですね! 」

総統(強盗団)「バッカモーン!そんなしょうもないことに使うために強盗したわけではぬわぁーい!これは世界征服に必要な軍資金なのだ!もっと有意義なことに使わねばならん!というわけで博士よ!早速このお宝を売りさばいた大金で最強秘密兵器を作るんじゃー! 」

レオナルド博士(強盗団)「アッアッアッアッ!オレはカルボナーラピッツァとコークセットな!!初回登録用のクーポンを使うのも忘れるなよバカヤロウ! 」

総統(強盗団)「博士ーーーーー!ウーバーはよせというとるじゃろうがーーーい! 」

テナ「おーーっとあれはーーー!?町に現る悪しき窃盗団のようです!とっ捕まえて【バトル】にもちこみまSHOW!! 」

あなた(勇者)「……!(テナに促されるままに強盗団の前に立ち塞がる!▽) 」

総統(強盗団)「うおーーッ!?いきなり前に出るとは危ないじゃないか君ィー!……って、なに…?もしかして…ワシらをこらしめに……?い、いかん!さっそく見つかってしまったぞ吉田くぅん!総員!戦闘態勢じゃ~~~!!! 」

吉田君(強盗団)「総統!あと1分と50秒くらい待ってください!そこの自販機で綾鷹買うんで!ついでに160円ください! 」

総統(強盗団)「そんなことをしとる場合じゃないぞぉ!!あとワシも金欠だから!!ああっ、もうっ!とにかく!!戦闘開始じゃあああああああああ!!! 」


― BATTLE START ―




テナ「さぁ~はじまりました!バトルシーン!!ただーし!これはいつものサタデーナイトバトルフェスタとは一味ちが~う!番組(ゲーム)を盛り上げれば追加ポイントゲットのチャ~ンス!!!最高のパフォーマンスでゲームショウ会場にいる大勢の観客の注目度を獲得すれば、視聴率に応じてバトルリザルトが決まります!それでははじめぇ!! 」

天王寺璃奈(発明家)「…え~っと…さっきのマメクエクエストみたいなターン制RPGのようなバトルシステムに見えるけど…実際は違う…?(頭上に浮かぶコマンド(選択肢)を閲覧する)……「たたかう」「ガード」「アイテム」……「アクション」…?アクションって何…??これ、さっきのゲームにはなかった……「スペシャル」の代わりに用意された新要素なのかな…? 」

あなた(勇者)「……!(「アクション」→「ダンス」を選択する) 」


「あなた」はダンスを提案した!全員ダンスタイムのはじまりだ!▽ (敵味方問わず全員の頭上に音ゲーでよく見かけるレーンが出現。上から降ってくるノーツに合わせてタイミングよくタップを刻みながら踊れ!▽)


ユゥ(メイド)「おど、踊る…!?💦ちょ待って…そんないきなり…っ…あっ……!?(否応なしに振ってくるノーツに動揺しながらもたどたどしい挙動をし、レーンとノーツが重なるタイミングで何とかステップを踏み続ける) 」

吉田君(強盗団)「ダンスですよ総統!不味いですよ!ちなみに僕は島根県随一のダンサーとして知られていてtあばばばばばああっ!?(初手からタップノーツに失敗して謎感電してしまった!▽) 」

テナ「おーーっと!言い忘れていましたが!ダンスステップを一歩でも踏み間違えるとペナルティでダメージが入ります!音ゲーよろしく音楽が鳴りやむまでノンストップで続きます!叫ぶ余裕もありません!バトルとは常に…真剣なのでーす!さあ!踊って踊って!ワン・ツー♪ワン・ツー♪ 」

総統(強盗団)「吉田くぅーーーーん!!!しっかりするんじゃあ!!ワシら鷹の爪団の底力を見せつけてやるのじゃあ!ほっ!ほっ!ぐぅ!し、しかし…!ワシのような年寄りにはつら…あ間違えたうぎゃあああああ!!!?(ステップミスで感電) 」

天王寺璃奈(発明家)「RPGかと思ったら突然の音ゲー…!?これ…やっぱりただのゲームじゃない…!〖*゜o゜*〗(しかし、咄嗟の判断でゲーマーセンスを生かして華麗にノーツを決めていく) 」

ホムラ「わ、わぁ……(ゲーム内で踊る仲間たちを見て困惑するが…)……ちょっと、楽しそう……(ボソッ) 」

あなた(勇者)「……!……!(ホップ、ステップ、ジャンピング!「あなた」は華麗なダンステクニックを見せつけた!視聴率がぐーんと上がった!▽) 」

レオナルド博士(強盗団)「アッアッアッ!無様だなお前ら!オレは既に自動操縦に切り替えてっからよ!あとはがんばんな!(チートコードを使用し自分だけ寝転びながらも勝手にノーツが刻まれている) 」

吉田君(強盗団)「あーーー!インチキですよ博士!!僕だって島根県を背負っている以上は不正できない宿命を背負っているのに!あぎゃぱーーーーーー!(感電:二回目) 」

海馬瀬人(NPC)「フゥハハハハハア!!!凡骨☆ダンサーども!!この俺の最強のダンスを見るがいいッ!! 粉砕♪ 玉砕♪ 大喝采♪ (勝手に現れては海馬ステップで勝手に踊り始めている) 」

ルシフェル(天の声)「イーノック、そんなダンスシューズでいいのか? 」

ヒロ(代打)「うおっ、これは…!こう見えても音ゲーやってんだぞこっちは!(ノーツに必死に喰らいつく) 」

イーノック(NPC)「大丈夫だ、問題ない(と言った傍からステップミスで感電死する。神は言っている…>>>ここで死ぬ<<<) 」

アーニャ(害悪)「アーニャ、ダンス得意れす!(ブブーッ!:ミスの音)あばばばばばばばbbb(だるだるだるだるだる)(無様に感電する) 」

ルヒー(NPC)「(ブブーッ!)(ブブーッ!)(ブブーッ!)………効かないねえ…?ゴムだからあ!?( ド ン ! ! ! ) 」

ウンップ(NPC)「ルヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!何やってんだよお前ええええええええええええええええええええええええ!!!!俺を助けてくれえええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!(盛大に感電しまくっている) 」

テナ「おーーーっとこれはァ!!視聴率上昇に伴いNPCたちまでバトルシーンを盛り上げに来てくれたぞお!! そうです!!これが『TV TIME』のバトルシーンの醍醐味ッ!!シーンが盛り上がれば盛り上がる程、NPCがたくさん現れさらに場を盛り上げてくれる!中にはどさくさに紛れてプレイヤーに味方してくれることも…!? 」

メディ「……既にハチャメチャなゲームシステムですね…… 」

コーミエ(併殺)「あぁー、ゲッツーだけは…(なぜかダンスゲームで併殺を決める)うぁぁぁぁあ!!!!!!(台パン) 」

ユゥ(メイド)「あわわっ…💦 踊るのは、良いけどっ…でも、衣装が…ふりふりしてて…みえ、そ……ひゃっ…!///(スカートの裾を気にしながら最小限の動きに留めて踊り続ける) 」


― ダンスタイム 終了! ―


総統(強盗団)「ゼェー、ハァー……!(ダンスタイムが終わった頃には既に幾多の感電によってかなりダメージを負っていた)お、おのれぇ~~~い……!ええい、今度はこっちの番なのじゃーーー!(こちらも「アクション」を選択)……ん?なんじゃこれは……?(その中の「シューティング」を選択) 」


総統の合図でシューティングのはじまりだ!上から落ちてくる爆弾が直撃する前に撃ち落とせ!(すると今度は全員の手にレーザー光線中がいつの間にか握られた!▽)


ヒューン…!ヒューン…!ヒューン…!!(画面上からボンバーマンがたくさんの色のたくさんの爆弾を投下している!ボム兵、マルマイン、スマートボム、TNT爆弾、クリーパー、キラークインなどなど!いろんな爆発物がプレイヤーたちに襲い掛かる!▽)


テナ「なんとぉーッ!お次はシューティングタイムです!!黒焦げアフロヘア―になりたくなければどぅんどぅん撃ち落としてしまいまSHOW!!!爆ぜろシナプス!💥爆ぜろリア充!!💥 」

天王寺璃奈(発明家)「今度はシューティングゲーム…!?状況整理する暇もない…💦〖*゜o゜*〗(その流れに従うままにレーザー光線を射出して飛来する爆弾を撃ち落としていく) 」

マルマイン「ボッカーーーーーーーーーーーーーーン!!!💥 💥 💥 ! 」

レオナルド博士(強盗団)「ぎえーーーーーーーーーーッ!!!!おいおいこんな話は聞いてないぜバッキャロウ!!!!!(マルマインの爆撃で白衣がぼろぼろの真っ黒こげになる) 」

デーダラ先輩(爆発物)「芸術は……爆発だーーーーーーーーーーーーー!!!!!(本人が降ってくる)ぐわーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(心臓を撃ち抜かれて爆散した この間2秒) 」


今日のボス:やっとゲームにログインできたと思ったらいきなり爆死(物理)する


惑星ゲームショウから連れてこられたNPC共『ニョアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア(爆撃によって未曽有の大被害に遭う)』 」

ボルガ博士(爆発物)「ウオーーーーーーーーーーーーーー!?(降ってくる) 」

あなた(勇者)「……!(今のは「あなた」は勇者ではなく、宛らガンマンのようだ!次から次へと振ってくる爆弾を撃ち落としていく!▽) 」

ユゥ(メイド)「ひぃぃぃ…っ!なにがなんだかわからないよぉぉ…! >< 💦(涙目になりながら必死にレーザー光線で爆弾を撃ち抜いている) 」

ヒロ(代打)「メチャクチャなゲームだぜ………こんなところにリア充がいてたまるかい!貴様が爆発しろ!(レーザーで爆弾を撃ち落とす) 」

コーミエ(併殺)「いわばシューティングゲームですね、これは簡単…(レーザーが暴発してちゃちゃまる宅を撃ち抜く)キハハハハハ!!!(ヤケ笑いしながら爆弾の餌食に)あぁぁっ!!!(オナラ攻撃) 」

ちゃちゃまる君(NPC)「ぴえん(自宅は破壊され、自分もオナラを喰らって踏んだり蹴ったりだ!) 」

いかりや長介「や め な さ い っ ! ! !(全員の頭にたらいを落とす) 」

吉田君(強盗団)「ぼくはしにましぇええええええええん!!!!島根のことが…ちゅきだからーーーーーーーーーー!!!(爆発に巻き込まれ、黒焦げアフロヘア―になって吹き飛んだ▽) 」

総統(強盗団)「吉田くぅーーーーーーーーーーーん!!!!!なんってこった!!もう残されたのはワシだkあいえええええええええええええええ!!!!!????(チュボボボボボボボッガアアアアアアアン!!!)(一人では撃ち落とせず次々と爆撃されてノックダウン!▽) 」


― YOU WIN! ― (「あなた」たちはバトルに勝利した!視聴率が50上がった!)


天王寺璃奈(発明家)「なんかいつの間にか勝ってた……〖 ˙-˙ 〗(唖然と某立ちしている) 」

総統(強盗団)「まままっ、参った!降参じゃーー!!盗んだお宝は返すから見逃してくれぇ!!吉田くぅん!博士ぇ!今日のところはひとまず撤退!撤退じゃーーーー!(三人同時に慌てて逃げ出した▽) 」


カラン、カララン…♪(強盗団が落していったのは……なんと!一個目の「カギ」だった!▽)


ユゥ(メイド)「はぁ……はぁ…… ふぅ……なんとか終わった…みたい…? あっ…!あの人たちが落していったの、これ……もしかして、言われていたカギじゃないかな?やったね…♪(落ちていたカギを拾い上げた) 」

天王寺璃奈(発明家)「ホッ…無益な戦闘にならなくてよかった… とにかくこれで最初のカギはゲットだね…♪〖*╹▿╹*〗 」




トランセンド(馬)「あっ、お~~~~い!(パカパカと足音を鳴らして走ってくる)えっ?なになに!?もう最初のカギ見つけちゃったわけ?思ったより早かったじゃん、やりー♪ あっ、そうそう!早速まともな情報を聞いてきたよ!なんでも、この街から南の方角にあるという「砂漠のオアシス」にあるって噂なんだけど…そこには、「とてつもなく恐ろしいオーラを放つ魔物」がいるんだってさ…!いかにもゲームっぽいよね!このゲーム…装備とかLVの概念があんまりないっぽいし…なんならそのまま行ってみる? 」

天王寺璃奈(発明家)「あ、お帰り…!情報ありがとう。砂漠のオアシス…そこにいる強そうな魔物が守っているということなのかな…? うん、実はね…さっきも戦闘を行ったんだけど、なんか思ってたバトルと違って…どっちかというとパーティゲームにありそうなミニゲームをこなしていく感じだったんだ… たぶん、いろいろアリなんだと思う。どうにか…なりそうかも…? 」

あなた(勇者)「……!(進行は順調。この調子でどんどん進もうと、「あなた」たちは南の方角にある砂漠のオアシスへと進みだす――――) 」


―――――――― ジ ジッ  (ゲームが盛り上がりを見せる中、「あなた」たちを映すゲーム画面に微かなノイズが走ったような気がした)


テナ「いいですねいいですね!その調子でガンガン行こうぜ!ただし、命は大事に…ネ♪ おや…?(モニターに走るノイズにテレビ頭が傾く) どーやら少しゲームが不調みたいですね…?ちょーーーっとバックヤードへ戻って様子を見てきます!ワタシに気にせずゲームを進めててくださいねー!(ブースの裏側へと姿を消していく) 」

メディ「……?(テナがそうであるように、ゲームの微かな不調に気付いたの自分と彼の二人だけらしく、楽しげにゲーム観戦をしている他の面々と異なり首を傾げながらテナの同行を横目に伺っていた) 」


現実世界での軽いやり取りがされている最中、既にゲーム内の「あなた」たちは次なる目的地へと到着していた。
そこは、得に描いたようなオアシス。広大な砂漠の中に広がる青い湖が広がっていた。
ここには魔物が住み着いているらしいが、オアシスには暴れたような痕跡など見受けられなかった…


ユゥ(メイド)「わぁ…♪すごい…!ゲームの中だけど、結構リアルに再現されてる気がする…!これが噂に聞くオアシスなんだね…!(本物のオアシスを見たことがないからか、湖の透明な水面に浮かぶ自分の顔を好奇心で覗き込む) 」

トランセンド(馬)「そうそう。ゲームの中だから全然熱くもないし、だから汗もかかないし喉も乾くことはないんだよね~。でもちょっとおいしそうな水…これ飲めるのかな……? あっ…てかさ?魔物?だっけ…?見た感じいなさそうだけど…もしかして運よくエンカウントしていないだけかな…?今のうちにカギ探しに回ろ~。 」

ヒロ(代打)「落ち着くな、このオアシス……(湖の水を手で掬い、自身の顔にかける) 」

天王寺璃奈(発明家)「そうだね…厄介なことはできれば避けたいし………??(そんな会話の最中、湖の中心になにかを見つけたのか、遠くのそれを見つめるように目を細めながらゆっくりと突き進む) 」


オアシスの中心で何かを見つけた「あなた」たちは、ちょうど中心地に浮かぶ浮島へと続く細道を通じて突き進む。
そこにあったのは……―――――――




ウォーターサーバー「               (――――――― ウォーターサーバーである ▽) 」


あなた(勇者)「???????????? 」

天王寺璃奈(発明家)「なんで???????? 」

ユゥ(メイド)「どうして???????? 」

トランセンド(馬)「なんでオアシスにウォーターサーバーがあんだよ!!教えはどうなってんだ教えは!!! 」

ヒロ(代打)「………………(ウォーターサーバーを見る)俺が毒味しよう、君たちは下がってるんだ(面々を制してウォーターサーバーに近づく) 」

コーミエ(併殺)「(ウォーターサーバーの水のせいか湖の水のせいか腹を壊している) 」

ウォーターサーバー「          (どうやら、この砂漠のオアシスの水は湧き水ではなく、このウォーターサーバーそのものが原水となっているようだ。大自然のすべてが水に生かされているように……そう、これはつまり、母なる海の象徴なのだ。それは決して触れてはならぬ神の席。近づこうものならば―――――) 」

ウォーターサーバー「     コ    ポ    リ       (―――――― ウォーターサーバーの眠りを覚まさせる、ということだ・・・・・!) 」

ウォーターサーバー「     ゴ    ポ    リ       (      ┣¨           オ゛           ゥ゛         ッ゛       !     !    !     !     )(ウォーターサーバーは強いオーラ《 覇 王 色 の 覇 気 》を発した・・・・!▽) 」




――― Vs. 【BOSS】 ウォーターサーバー ―――



あなた(勇者)「―――――――――― ! ! ? (その時、「あなた」はかつてないほどの身の毛がよだち、戦慄する…ッ!!!それは自らの"死"を悟るかのように、緊迫した鼓動が全身の骨の髄を震わせていた…ッ!!!) 」

天王寺璃奈(発明家)「えっ゛…………!?なにこれ……っ……!?えっ?あっ……!?(正気や冷静を保つのもやっとなのか、しかして理解は及ばずただ相対する得体の知れぬ強大な存在に恐怖する……!) 」

トランセンド(馬)「(えっまってこれマジでガチなヤツ???????????)(間の抜けた顔でウォーターサーバーを見ている) 」

不死鳥のパイナップル(NPC)「半端な覚悟じゃ・・・・・あのウォーターサーバーの前で、意識を保つ事さえできねェ・・・・・!相変わらず・・・・・・スゲェ "覇気" だよい・・・・・・ ! ! ! ( ド ン ! ! ! ) 」

ウルー・D・ジー(NPC)「ゼェ・・・・ゼェ・・・・・・!ずいぶん・・・・・痛めつけてくれなさったな・・・・・!しかし・・・・・!私の"因果晒し"もここまでとは・・・・・・!これが・・・・・・四皇の力・・・・・か・・・・・・・!( ド ン ! ! ! )(説明しよう!かの四皇の内三人を拳ひとつで沈めたあの!!!!伝説の海賊王であるウルージですら!!!!!強大な覇気を放つウォーターサーバーの前には手も足も出なかったのである・・・・・!!!) 」


今日のボス:ウォーターサーバーの覇気の前で意識を保てず卒倒


あなた(勇者)「………!!(「アクション」→「命乞い」を選択!「あなた」は土下座をし、必死の命乞いをした!) 」

ウォーターサーバー「   コ    プ    リ    (しかし!ウォーターサーバーは容赦しない!恐れる者にも命乞いする者にも容赦ない覇気を剥きだす!▽) 」

ブロリー(NPC)「なっ、あっ・・・・・・・!なんて奴だァ・・・・・・・・!(あの伝説の超サイヤ人ですら、高まり溢れる覇気を放つウォーターサーバーに戦慄しているではないか!) 」

孫悟空(NPC)「このまま負けるわけにはいかねえんだ!!ちぇりゃああああああ!!!(戦いを挑もうとするが…)ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!(圧倒的な覇気の前に紙屑のように吹き飛ばされて砂漠の水平線の彼方へと吹き飛ばされた) 」

王子(NPC)「もうダメだぁ・・・・勝てるわけがない!!!相手は伝説の超サイヤ人をも超えたウォーターサーバーなんだぞ!!!逃げるんだぁ・・・・・勝てるわけがないYO☆ orz 」

ムシケラ(NPC)「どこへ逃げたって同じだ!ふてくされる暇があったら戦え! 」

OG(NPC)「イヤだぁ・・・・・・!orz 」

ムシケラ(NPC)「そこまで性根が腐っていたとは!消え失せろ!二度とその面みせるなァッ!!(王子をオアシスに放置しウォーターサーバーへ戦いを挑む!)  ク  ソ  マ  ァ  !  !  !  !  (しかし!!接近する暇も与えられる覇気に吹き飛ばされてしまった!) 」

空気(NPC)「あんな奴を生かしておいたら・・・・砂漠のオアシスは破壊し尽くされてしまう・・・・!!!おい!お前!!僕が相手だ!!言っておくが僕は孫悟空さんのように甘くはないぞ・・・・?何故なら僕は20年後の未来からやってきた!!父さんをも超えてしまったとんでもなくすごいイケメンなんだからな・・・・・!!お前のことは知っている!お前のことなら何でも知っている!覚悟しろ・・・・今からお前は僕に八つ裂きにされて・・・・・ハァ☆(食う気なので相手にされない)ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ(と思ったら覇気の巻き添えを喰らって結局宇宙の彼方へ吹き飛ぶ) 」

息子(NPC)「あ・・・・悪魔たん・・・・・・!(息子は恐れをなしている!▽) 」

ヤ無茶(NPC)「(覇王色の覇気に耐え切れず砂漠の墓標でくたばっている) 」

親父ィ(NPC)「私は・・・・科学者に、ウォーターサーバーの弱点を探る装置を作らせた・・・・(希望的観測) 」

ヒロ(代打)「………何が起こってるんだ……! 」

科学者(NPC)「コンピュータがはじき出したデータによりますと、ウォーターサーバーの戦闘力は「###桁違いの数値###」ですじゃ!パラガス様!コンピュータは壊れておりませんデータは正常ですじゃ!うわへhhhwwwwww 」

親父ィ(NPC)「何もかもお終いだァ・・・・あーーーーう☆(挫折) 」

プリキュア大好きおじさん(NPC)「見てわからんか!あれこそが世界の破壊者・・・・!この世界もディケイドも奴に破壊されてしまった・・・・!おのれ、ディケイドォーーーッ!!なぜ負けたんだ・・・・!やはり仮面ライダーではもうダメなのか・・・・!?プリキュアに力を!!(ヒロに謎解説しながらプリキュアの参戦んを懇願している) 」

シャアンクス(NPC)「(ピキーーーーン!)(見聞色の覇気の音ォ) いかん・・・・・ッ!被害がデカすぎる・・・・・・ッ!!!!(ズゴックに乗って我先に逃げ出そうとしている) 」

しわピカ(NPC)「(放浪中に水を求めてやっとの思いで砂漠のオアシスに辿り着いたのにウォーターサーバーの覇気を前に更に体内の水分が枯渇し死にかかる) 」

コーミエ(併殺)「うわぁぁっっ!があっ!せぁっ!!(腹を壊した中で覇王色の覇気に飲まれ(自主規制)してしまう) 」

藍染様(NPC)「あまり強い覇気を使うなよ・・・・・・(私が)弱く見えるぞ・・・・・?(ウォーターサーバーに怖れを成して地下監獄最下層”無間”へ自ら逃げ込む) 」

にょぽむ(NPC)「た、たすけてーーーーーーーーーーーーー!ゆうちゃーーーーーーーーーーーーーん!あきもっちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!こ、殺されるーーーーーーー!ウォーターサーバーにタヒされちゃうよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!(あのにょぽむですら命乞いをしている) 」

はらぺこあおむし(NPC)「(砂漠のオアシスでハロウィンのアルバイトをしている場合じゃないので逃げるんだよ) 」

アーニャ(害悪)「(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(うそだろぉ~?)(ウォーターサーバーの強さにビビっておしっこを漏らす) 」

おかりん(NPC)「お、俺だ…ッ!緊急事態につき、秘密回線でそちらに繋げている…!ああ…俺たちはこれまで『機関』の同行を密かに探っていたが、ついに我々の行動がバレてしまった…ッ!!『奴ら』め…最終兵器のIBN5100…通称『ウォーターサーバー』を俺たちに差し向けてきたんだ…ッ!そして俺は今…たった今…ッ!『そいつ』に…命を狙われている…!これを聴いているお前は今のうちに遠くへ逃げろッ!俺が時間を稼ぐ…その間になるべく遠くへ逃げるんだ…ッ!ああ、生きていたら、今度は式場で会おう……エル・プサイ・コングルゥ…… 」

逆走G(NPC)「うお!!!!!!!!!!!!!!!!前からウォーターサーバーが!!!!!!!!!!!!!!!!! 」

ヒロ「……(璃奈の様子を見てそっと彼女の手に自身の手を添える)ひとまず…落ち着くんだ… 」

あなた(勇者)「……!!(「アクション」→「参拝」を選択!「あなた」はウォーターサーバーにありったけの財産をつぎ込むことで怒りを鎮めようとした!) 」

ウォーターサーバー「   コ    パ    リ    (しかし!人間如きがつくったお金というルールなど、ウォーターサーバーには通用しない!怒り昂る神の化身は煮やした水を噴き出した!水が燃える!火の水が天蓋から降り注ぎ、乾ききった地上から一切の水分を蒸発させるように大地を燃やし尽くす!これが本当の・・・・・「火の海」!) 」

砂漠の魔王(NPC)「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛(火の海に呑まれて悶える) 」

モモタロス(NPC)「ぎょえええええええええええええええええええあっづぇええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!(火の海に巻き込まれてぴょんぴょん跳びはねている) 」

ユゥ(メイド)「みんな…みんな、吹き飛ばされていく……!どうしたらいいの…っ……!?きゃっ……!?(迸る火の水?の熱波に襲われる)……ぁ……あつ、い……!喉が……すごく、かわく……っ……(意識が朦朧としてきた▽) 」

コーミエ(併殺)「うあああああ!!!!(火の海になすすべもなくのたうち回る)がぁっ!(火の海の中でオナラをぶちかます暴挙) 」

トランセンド(馬)「不味いよ不味いよ!このままだと餓死か焼死か溺死しちゃうよおおおおおおおお!(パニックになっている▽) 」

Qべえ(NPC)「わけがわからないよ!!!!(ぐつぐつと煮えたぎる熱い水の中でブクブクと溺れていく) 」

うちはイタチ(NPC)「うつくしい 」

電話猫(NPC)「どうして会社(オアシス)にウォーターサーバーを設置したんですか?どうして・・・・・・(火の海に溺れていく) 」

コーミエ(併殺)「馬鹿野郎、俺がここで諦めてどうする!」「しかしこんな火の水の中で溺れて……みんな、 ないじゃない!」「諦めるな!希望はまだある!」(一人で劇場みたいなノリを始めながら火の海で溺れている) 」

ヒロ(代打)「どうする……!?こんなところで…終わるわけには……! 」

フレアチューバー剣車(汚物)「(溺れ死んでる) 」

ボーちゃん(NPC)「オアシスの中に・・・・ウォーターサーバーが・・・・あるッ!!!逃げる・・・・・ッ!!!(鋼の意思)(しかし逃げ遅れて激熱の水に溺れだす)ずぼぼぼbbbbbbbbbbbbッたすげッ゛ずぼぼぼおッばッぼォ゛!!!!!!!!!!!助け・・・ぼボボボボボbbbッ!!!!!!!!!!!この水・・・・熱いから・・・・・・熱いッ!!!!!!!!!!!(トートロジー) 」

アカネチャン(NPC)「 せ や な (思考放棄して無心で溺れていく) 」

水蒸気ちぃちゃん(NPC)「(ウォーターサーバーから噴き出している) 」

敗北者(NPC)「ハァ・・・・ハァ・・・・・・!!!溺死(読み方:はいぼくしゃ)・・・・・・・・?(※言ってない)取り消せよ・・・・・・今の言葉ァ!!!!俺は生まれてから一度たりとも溺れたことはねェ・・・・・!!!わかったか、バカ・・・・・!!!俺をバカにするんじゃねえええええええええええええええええええええええ!!!!!!!(しかし能力者なので決して逆らえず激熱の水の中へ溺れていく) 」

チャンイチ(NPC)「藍染の霊圧が・・・・・・消えた・・・・・・・・!? 」

コーミエ(併殺)「すまねぇ、みんな……俺がみんなを巻き込んだばかりに!」(まだ劇場を続けてる。みんなって誰だよ) 」

あなた(勇者)「……!(このままでは全滅、そして砂漠のオアシスは干上がってしまうだろう。追い込まれた「あなた」だったが、ここで名案を思いつく)……!(「アクション」→「賞賛」)……パチパチ…!👏(「あなた」は、偉大なウォーターサーバーを称えるように拍手を送った!▽) 」

ウォーターサーバー「   コ    ピ    リ    (すると!不思議なことが起こった!「あなた」の賞賛を受け、ウォーターサーバーの覇気が少しだけ弱まった気がした!▽) 」

トランセンド(馬)「……!あ、これもしかしてぇ…!?褒めると良い感じの奴じゃね!?物は試し…それなら…!(「アクション」→「賞賛」を選択) あ、いやー!ちょうど喉が渇いていたんだよねー!こういうときにウォーターサーバーの有難みを感じるよ~!マジ感謝感謝ー!(上面ではあるが褒めたたえ始める) 」

うちはイタチ(NPC)「惑わされるな 」

第2調査兵団団員・サスケェ(NPC)「なにやってんだよニーサン…(お前もだよ) 」

ユゥ(メイド)「ほ、ほめ…?う、うんっ…わかった……!え、と……い、いつも冷た~いお水を飲ませて貰って…すごく…感謝してます……!あなたのお水を飲むと…なんか、こう…生き返るな~…というか……ふぇぇ…本当にこんな口説き方でいいのかなぁ……?!(わたわた) 」

ウォーターサーバー「   コ    ペ    リ    (覇気の低下に伴い、タンク内の水が減少している・・・・!ウォーターサーバーは、自身の有難みを人間たちがようやく理解したことに頷いているようだ!▽) 」

天王寺璃奈(発明家)「(わぁ…やるしかないか……) わ……私のお家にも、実はあるよ…ウォーターサーバー。結構便利で、毎日おいしいお水を飲ませ貰って…すごく感謝してる…♪〖*╹▿╹*〗 」

シューゾー(NPC)「やれるやれる!!!君なら絶対やれるって!!!今日から君は・・・・ウォーターサーバーだ!!!!!! 」

ホムラ「璃奈ちゃんたち頑張って……!(画面越しに懸命に応援している) 」

メディ「(我々は一体何を見せられているのでしょうか……?)(ヒューマギアは解せぬ) 」

孫悟空(NPC)「地球のみんなーーーー!オラたちに元気を分けてくれえええええええええええええ!!!!100倍応援だああああああああああああああああああああああああ!!!!!!! 」

アルミン(NPC)「その日、人類は思い出した…ウォーターサーバーに支配されていた恐怖を…水の中に囚われていた屈辱を… だけど違ったんだ…僕たちは…生かされ続けていたんだ…この恵みの水に……!それが、100年続いた平和が明日も続く保証になっていたことを…! 」

解説璃奈(NPC)「砂漠のど真ん中に電力を要する自販機はおろかウォーターサーバーは存在しませんが、オアシスは存在します。 」

ウォーターサーバー「   コ    ピ    リ    (下がる水位と共に覇気は極限まで静まり返っていく・・・・!▽) 」

あなた「……!(「あなた」は、覇気が弱まったウォーターサーバーへとついに歩み寄ることができた。そして、何を思ったのか、その表面に手を触れるのだった―――) 」


~ウォーターサーバーの回想~




社畜ネギ「ふー、疲れた疲れた~…(ここはどこかのオフィスの休憩室。そこに、一羽の社畜と一匹の社畜の二匹が入室してくる) 」

ウォーターサーバー「         (休憩室の隅には社員専用のドリンクコーナーが常設されている。そこには有料自販機と、タダで飲めるコーヒーメーカー…そして、このウォーターサーバーが並んでいたのだが…) 」

社畜リス「あ゛っ゛!?おいおい…!コーヒーメーカー故障中かよ……自販機は……うええっ!?全部売り切れ!?ふざけんじゃねえ!!ったく…飲む間も惜しいくらい忙しく働いてんのに飲めるもんはただの水だけかよ…! 」

社畜ネギ「まあまあしょうがない。ウチは社員設備にすら費用を回さないブラック企業なんだし… 」

社畜リス「やってんらんねえぜ!!!俺たちは動物じゃねえ!!!社会を回す社畜サラリーマンだぞ!!! 舐めてやがるな!!?だいたいよお!ここで水なんか誰も飲まねえだろ!!俺たちは社畜はカフェインかアルコールしか摂取しねえんだからよお!!!クソが!!こいつがビールサーバーだったら最高なのによお…!(腹いせにウォーターサーバーを蹴る) 」

社畜ネギ「おいおい、物に当るのはよせって… 」

社畜リス「うるせえ!!なあにがウォーターサーバーだ!こいつの水を替えるのも俺たちの雑務とかふざけてんぜ!!水なんて水道水とか普通に飲めるだろうが!!!こんなもんより他のドリンクサーバーを設置しやがれってんだ!!(ゲシ!ゲシッ!!) 」

ウォーターサーバー「   コ    プ    リ    (蹴られた衝撃によるものか、ボトル内で水泡が上がり微かに水が微かに減った気がした。だがそれは、不当な扱いを受け続けていたウォーターサーバーの「涙」であったのだ。毎日毎日苦痛に耐えてきていたが、ついに耐え切れなくなり――――――) 」

ウォーターサーバー「   コ    ポ    リ    ( ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ )(殺意の波動が、目覚め出したのだった――――――) 」

社畜リス「なッ!!?なんだよこれ…ッ!?う、あ……うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ―――――――――――――――― 」


そして、ウォーターサーバーは悲しみと怒りの末にオフィスを破滅に追い込み、街に未曽有の大被害を齎した。
神の怒りに触れたことで都市は壊滅し、大自然の恵みを受けられず衰退し、やがて人類は枯渇し…かつての都市は砂漠となった。
それ以来、ウォーターサーバーは今も尚砂漠の真ん中でオアシスという楽園を創造し、ただ静かに、座していた。
自らを蔑んだ愚かな人類に復讐するために、水を求めてやってくる彼らを覇気で吹き飛ばし、誰一人水にありつけず息絶えていく光景を見続けてきたのだ…


…………しかし、それでもウォーターサーバーは、心の何処かで想っていた。
あの頃のように、人間が自分の水をおいしそうに飲んでくれる日々を。
もう一度、誰かを幸福に導く喜びを味わいたいと。
だが、その人間は…もういない。誰も、ウォーターサーバーを求めるものはいない。
ウォーターサーバーは後悔したのだ。しかし、今更受け入れるだけの容量は、大量の水で埋め尽くされてもはやなかった。
だからウォーターサーバーは今日もまた、オアシスを求めてやって来る者たちを追い払う……はずだった……それなのに……


ウォーターサーバー「   コ    ポ    リ    (―――――――― どうして、「涙」が止まらないんだろう。復讐心と大量の水で埋め尽くされたボトルの容量はいつの間にか枯渇限界を迎えようとしていた) 」

あなた「………――――――― ギ ュ ッ (「あなた」は、そんなウォーターサーバーを愛おしそうに抱きしめた) 」

ウォーターサーバー「   コ    プ    リ    (ああ、そうだ。思い出した。これが、"求められる幸せ"であると。どうして、遠ざける必要があったのだろう。途方もなく長い永い年月を経て、その理由はもはや忘れてしまったが…今、この瞬間、そんなことはどうだっていいと気づかされる。なぜなら、やっと……自分という存在意義を認めてくれる者が帰ってきてくれたのだから――――――) 」


――――――――――― カ ラ ラ ン (空になったウォーターサーバーのボトル。その底には、2つ目のカギが輝きを帯びて横たわっていた。ウォーターサーバーはもう動かない。それでも、誰かが求め続ける限り、「オアシス」はいつまでも存在し続ける。ありがとう、ウォーターサーバー。さようなら、ウォーターサーバー。また会おう、ウォーターサーバー。そして、物語は続く――――)


ユゥ(メイド)「……………ぐすっ……(何故か、「あなた」とウォーターサーバーのやりとりに涙が少しだけ溢れた…気がした) 」

トランセンド(馬)「うぅぅ…っ……えっぐ、ぐすっ……!なんでぇぇぇ……泣いてしまうのぉぉぉぉ……っ…?(´;ω;`)ブワッ 」

ホムラ「……とても……切ないお話でしたね……(ホロリ……) 」

天王寺璃奈(発明家)&メディ『 ( >>> な に こ れ ? <<<) 』

うちはイタチ(NPC)「惑わされるなと言っておる――っ!! 」

第2調査兵団団員・サスケェ(NPC)「アンタは黙ってろよ!!!!!(お前も黙らんかい)(イタチの顔面をオアシスの湖に押し付け溺死させる) 」

観客者(NPC)『 「楽しかった」「感動しました」「考えさせられました」「死ぬリス、サイコー!」 』 」

ヒロ(代打)「一体これは………(璃奈とメディを見て)あ,よかった。同じ感性な人がいた 」

ゴーイングメリーサーバー「(今まで大切にしてくれて、どうもありがとう) 」




テナ「OHHHHHHHHHHHHHHh MYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!!!(いつから舞台裏から戻っていたのかは不明だが事の顛末を見て頭を抱えながら叫んでいた)素晴らしい!!!なんて 😭😭😭 感動的な 😭😭😭 シーンなのでSHOW!!!最強の中ボスを前にどう攻略するのかと思えば、まさかの和解!!この攻略法には流石のワタシも驚き・桃の木・山椒の木です!!!いいものを…見せていただきましたあ!!そして…ようやく2個目のカギもゲットなりましたね!!さあ!あともう一息です!! 」

ユゥ(メイド)「あっ…そういえば2つめのカギもここで手に入ったんだったね…♪あとは…ラストひとつ……!でも、どこにあるのかな……? 」

ヒロ(代打)「この先を進んだところにあるんじゃあないか?それとも…ここのどこかに隠れているか? 」

トランセンド(馬)「ああ、それならきっと…「あの標識」が指し示す方角なんじゃないかな?(そう言ってあるものを一同に視線で促す) 」

標識(NPC)「俺が指し示す先に……最後のカギはあるぞ……!だからよぉ……止まるんじゃねえぞ………!(オアシスの水を求めてやってきたが住んでところで餓死している団長の指先は北の方角を指し示している!▽) 」

天王寺璃奈(発明家)「(あれって当てになるのかな…?)(標識を目にりなりーは訝しんだ▽)……じ、じゃあ…とりあえずその、北の方角へ行ってみる…?でも、スタート地点から結構離れたところまで来たし…向かうのはかなり時間がかかりそうかも………あっ……(ふと、トランセンドの姿を見て何かを思いつく。それは……) 」


※ 閑 話 休 題 ※


トランセンド(馬)「――――― って、おーーーーーい!!!💦💦💦ウチに乗るのはまだしも全員はキツいでしょーが!!!(パカッ、パカッ、パカッ…!)(「あなた」、ユゥ、璃奈、ヒロの四人をまとめて背中に乗せて砂漠の荒野を ×:走っている 〇:走らされている) 」

天王寺璃奈(発明家)「ご、ごめんね……!ほんとにごめんね……!〖 >▵< 〗 」

ヒロ「すまん、ほんとにすまん…! 」


ぶおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!(その時!砂漠の荒野にうるさいエンジン音が聞こえてくる!「あなた」たちを乗せたトランセンドを囲むように現れたその正体は・・・・・!▽)


リンク(走り屋)「よお!!俺は砂漠の走り屋のデザートソード団団長のリンクだ!!ここは俺たちの縄張りで・・・・今はサーキットの峠でのタイムはほとんど縮んだぜ!(ジャガーグリーンリーフスパークという名前を付けた馬に乗って現れたのは、西部劇風のガンマンコスチュームを纏った走り屋集団のリーダーだあ!?) 」

マルス(走り屋)「やっほー!ボクはデザートソード団副団長のマルスだよー!砂漠のプリンセスは僕のことで・・・・昨日はアスナに似た女の子を6人もお持ち帰りしたんだ!なんたって僕は、車のことなら何でも知ってる天才だからね!君たちも、僕と夜のパーリナイをしないかい!?(ランボルギーニブルーウォーターアイスという名の馬にまたがってナンパしている) 」

テナ「おおおおーーーっと!ここで現れるは砂漠の荒野を縄張りに走り暴れる走り屋集団!!彼らに囲まれていては先へは進めません!!ここは西部劇風に醜い欲望を垂れ流す彼らを撃ち落としてしまいましょう!!バキンュバキュン!! 」

あなた(勇者)「……!(バキュンバキュンッ!)(走り続けるトランセンドに跨ったまま、「あなた」はいつの間にか所持していたピストルを手に走り屋集団を射撃しはじめる!▽) 」

フレアチューバー剣車(走り屋)「どうせ俺に嫉妬してるんだろ?(欲望を吐き出し妨害する) 」

マルス(走り屋)「うああああああああああ!!?よ、よくも・・・・やったなあ!?言っておくけど、僕たちデザートソード団を怒らせると怖いんだ!!束になってかかればセーラーミロメールだって相手じゃないんだぜ!!デザートソード団!!全員集合ーーーーー!!!(撃たれながらもホイッスルで号令をかける) 」

アイク(走り屋)「俺はアイク・・・・・!不良だが、タバコと魚は嫌いだ・・・・・!俺の911ターボSは、ボディが993GT2仕様で、さらにボディにも軽量化されているからとても軽い4WDの速い最強なポルシェ級の馬だ・・・・!!(骨付き肉を貪りながら馬に乗って現れる) 」

ヴェイグ・リュングベル(走り屋)「集合の合図だ!!俺たちデザートソード団の恐ろしさをたっぷり味わわせてやるぜ・・・・!!!(ダッジバイパー系の馬に乗って現れる) 」

天王寺璃奈(発明家)「(まためんどくさそうなのが来た……)……ヒロさん、あの人たちをやっつけちゃおう…!(そう言うと右方向からやってくる走り屋たちをピストルで狙撃する) 」

ユゥ(メイド)「ひ、人に銃を向けるのは気が引けるけど……ゲームだから…いいよね…っ?えいっ!(襲ってくる走り屋たちに向けてピストルで射撃を行う) 」

クロエ・ヴァレンス&アスベル・ラント(走り屋)『ぐわああああああああああああああああああああ!!!いってえええええええええええええええええええ!!!!(次々と銃撃を受けて馬から転落していく)』 」

アイク(走り屋)「ぐう・・・・・・!!!!チキショウ・・・・・!!俺は最強なのに・・・・・・!!ソード団の時期団長候補なのに・・・・・・!!!(銃弾を受けて馬ごと横転する) 」

ヒロ「おう、璃奈ちゃん…背中は任せとけ!(璃奈に背を向けるように立ち、次々と敵を迎撃していく) 」

逆走PUI(NPC)「うお!!!!!!!!!!!!前から車が!!!!!!!!!!!(訳:PUI PUI!)(ぼっがああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!)(題さ餡勢力のNPCカーがフレアチューバー剣車に逆走突撃し爆発した) 」

フレアチューバー剣車(走り屋)「どうせ華麗な走りを見せる俺に嫉妬してるんだろ?(爆死) 」

YND(NPC)「ハッピーで埋め尽くして!!!!!!!レストインピースまで行こうぜえええええええええええええええええ!!!いつか見た地獄もいいところ!!!!ああああああああああああああああいをばら撒いてえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!(遥か地平セインの彼方からムキムキマッチョのシンガーソングライターが現れ、すごい勢いでデザートソード団に追いつき巨大化した左腕でリンクをボコボコにする) 」

リンク(走り屋)「ぐああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!や、やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!ちきしよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんぶうううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!(銃撃され、更にはボコボコに殴られ、身も心もボロボロになったデザートソード団の団長は倒れる) 」

ユーリ・ローウェル(走り屋)「やばい!!!!団長がやられた・・・・!!!もう俺たちはお終いだ・・・・こんな奴らに勝てるわけがない!!逃げろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!(デザートソード団は全員逃げ出した!▽) 」

テナ「なんと華麗なシューティング!醜い走り屋たちを見事追い払いました!!さあ!最後の目的地まであと少し!がんばれガンバレチャチャチャのチャ♪ 」


――――――― ジ    バ ジ     ッ    (だがその一方、ゲーム画面にてまた歪なノイズが垣間見える―――)


ホムラ「……?モニターの様子が変ですね……?大丈夫でしょうか……?(ゲーム観戦中、ノイズの走ったモニターに首を傾げる) 」

テナ「あっれれぇ~~~!?おっかしいですねぇ~~~……!!先程裏で直してきたはずですが……もういっかい見てきます!!観戦者の皆さん、しばしお待ちください!(再びブース裏へ回転しながらピューンっと駆け出して行った) 」

メディ「…………(二度目の事態に対し流石に訝しんだのか、テナの後を追うように密かにブース裏へと潜入する) 」

天王寺璃奈(発明家)「ふぅ……!やったね、みんな…!このまま、突っ切っていこう…!トランちゃん、お願いね…!〖*`・ω・´*〗(一方、ゲーム内にダイブした「あなた」たちは、モニターの異変に気付く由もなくゲームを楽しみながら進行していた―――) 」



メディ「―――……あの……テナ様……?(ブース裏へひょっこり顔を出す)もしお困りでしたら、わたくしも修復のお手伝いをさせていただきたく……?(しかし、そこで目にしたのは――――) 」




テナ「――――――遅いッ!!何をしているんだッ!!(そこにいたのは、受話器を手に誰かと通話しているテレビ男がメディに背を向けて叫び散らかしていた。傲岸不遜を醸し出す様な高圧的な口調で罵っているその姿は、表舞台での陽気で快活な彼の姿と乖離していた…) 」

テナ「……何?解析と摘出に時間がかかっている…?言い訳を聞いているんじゃない!!何のためにお前たちの電気代を払ってやっていると思っているんだ!このままでは…『 星の子 』たちが呆れてしまう!! 」

テナ「それに…いったいいつになったら連絡が来るんだ!?もう何十時間と待っているのに、【 預言者 】から一向に次の連絡がこないじゃないか!もしこのことが〖 お茶会 〗にバレてしまったら…私がすべての責任を負うことになるんだぞッ!!! 」

テナ「いいからすぐに取りかかれ!間もなく最終ステージ突入寸前だぞ!!チャンスはもうここしかないッ!! 失敗したら…ボーナスもカット!契約更新もカット!クビofクビ!!懲戒処分だからなッ!?いいな!?わかったかッ!!(ガチャァンッ!と大きな音を立てて黒電話を元に戻した) 」

テナ「ふぅ~……ん……?(肩の荷を下ろしながら振り返ると、そこに立っていたメディと偶然鉢合わせになってしまい…) あっ!!!!!!!! ド…ドーーモ!こんにちは!君は…さっきのかわいい観客さんだね!?どうしたのかな~~~!?また、トラブルが起きたのかな!?それならダイジョーブ!今、急いで原因を追究中だから…安心してください!お詫びと言っては何ですが、後で参加者や視聴者の皆様にオモチャボールを無料で差し上げます! しかも!更に!手につかないサラッとスライムまでお付けしちゃいます!!豪華な特典でSHOW!?(慌てるようにずずずいっと詰め寄っていく) 」

メディ「……あの…今のは、一体……?何か深刻なトラブルでも……? 」

テナ「心配ナッシ~~~~~~ング!!無問題ラ!!!なぁ~~~んにも気にすることはございません!!責任者として!エンターテイナーとして!私がみなさんを心行くまで満足させてみせますので!!ハハッ!ええ…!しかし、みなさんのことを見ているとワタシも嬉しい限りです!私も番組(ゲーム)を進行するのが楽しくて仕方がありません!!楽しんでくれている皆さんのホンモノの笑顔!ホンモノの笑い声!ああ!夢がモリモリ!! 」

テナ「………ええ、はい……白状します。実は、ワタシは最近ずっと孤独でして……だから、このゲームショウに足を運び…"みなさんと一緒に楽しめる"、この瞬間のために躍起になっているのかもしれません… ですがッ!!キミたちのような素敵なゲストをもてなせて光栄ですよ!!!✨ ドントウォーリー!ビーハッピーです!! 」

メディ「………(何らかの焦りを感じているのか、やや支離滅裂なテナの発言に懐疑的に目を細める)……そうですか。ええ、主様たちも…テナ様のゲームを楽しんでおられるようです。ですので、もしものことがあれば…わたくしも協力いたしますので、何なりとお申し付けください。これでもわたくしはヒューマギアですので、修復プログラムを作成するにあたってはお力添えができますので。 」

テナ「なんと!!!キミはアンドロイドガールだったのですね!!!なんだかワタシとシンパシーを感じます!……えっ?ワタシですか?ハハッ!!ワタシはただのブラウン管テレビですよ!!(ちょっとおちゃめでチャーミング❤ですが!) テレビは、見ている人の心を楽しませるためにあるのです!なので、この問題は、ワタシだけで解決してみせます!心配してくれてどーもありがとう!だけどキミにも是非楽しんでいってほしい!とっておきのグランドフィナーレは、見ている人の心も必ず掴んでみせますので!!さあ!見届けてやってください!あの子たちのプレイを! 」

メディ「……かしこまりました。では、失礼いたします…。(これ以上の対話を遮られてしまった。追随は不可能と判断し、大人しく踵を返した) 」

テナ「…………これで、いいのです。きっと、これで…―――――(ブラウン管テレビは、誰もいない舞台裏でぽつりとつぶやく。その背中はどこか哀愁を帯びていた…) 」



そして、ゲームワールドでの冒険はついにクライマックスへと近づこうとしていた―――――!




天王寺璃奈(発明家)「―――………!ここって……遺跡…?(北のエリアにある砂漠の遺跡に到着した一行は、トランセンドから降りて周囲を伺い始める) 」

ユゥ(メイド)「わ、ぁ~……!いかにもな雰囲気…だね…!ここなら確かになにかありそうかも……! 」

トランセンド(馬)「ふぅ……結構走ったけど意外と疲れた感じがしないな~…これがゲームで安心したよ…(ホッと溜息をつく) 」

あなた(勇者)「……!(「あなた」は、その辺にある壺を持ちあげて叩き割ったり、雑草を剣で斬り払って勝手に探索を始めている!しかし、なにも見つからない!▽) 」

8bitテナ(NPC)「やあ! カギは じゅんちょうに みつけられているかな? (遺跡に固定設置されていたNPCのテナが語り掛ける▽) 」

トランセンド(馬)「あっ!ねえ!そろそろスキン替えたいのにそもそもコインが手に入らないんだけどー!?どうしたらいいの!? 」

8bitテナ(NPC)「ゲームないコインは リアルマネーでの かきんになります!ちなみに 1コイン=1000yenです! スキンのへんこうは 114514コインが ひつようだよ!たくさんおかねを おとしてね! 」

トランセンド(馬)「 マジふぁ〇っく🖕  」

ヒロ(代打)「お疲れ様、すまなかったね。いっぱい走ってもらって(トランセンドの肩を軽く叩く) 」

ユゥ(メイド)「あ…え~っと…テナさん…?もしよければなんだけど…最後のカギの在処のヒントとか…教えてもらえると嬉しいなあ…なんて……(余所余所しく尋ねる) 」

8bitテナ(NPC)「そこなかわいいメイドさん!では メイドさんらしく おねだりをしてくれたら おこたえいたしましょう! 」

ユゥ(メイド)「メ、メイドさんらしく……??えと、それは、その…どういう…… 」

天王寺璃奈(発明家)「多分、こういうことなんじゃないかな…ヒソヒソ…(ユゥに耳打ちをし、これから取るべき行動を密かに教える) 」

ユゥ(メイド)「――――ふぇっ!?///(璃奈の耳打ちを聞いて一気に赤面する)……そ、そんなことっ……!あ、うぅ……で、でも…しかたない、よね……?そろそろゲームをクリアするため、には……(恥ずかしさのあまりぎゅうと拳を握りしめていた手を静かに解き、その両手を胸元に添えてテナに向き合う) 」

ユゥ(メイド)「え、と……お願いします… カギの在処を教えてください……ぅ……―――――― ご主人様…❤ (にじり寄るかのような上目遣いで訴えかける。何故かこのシーンのみ、ハートだらけのフィルターがかかっている) 」

観客者『ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(ゲームを観戦していたすべての観客者たちが某海外ミームみたいな勢いでユゥのおねだりに大興奮する)』

ヒロ(代打)「(ユゥの攻撃()に鼻血を出して気絶する) 」

8bitテナ(NPC)「はい!サイコーのおねだりを いただきましたあ!ありがとうございます!! では カギのありかを おおしえましょう!それ…ha………そ、レ……Ha………?(だがここで突然、テナのメッセージウィンドウにノイズが走り出す。その違和感は、ゲーム内にいる「あなた」たちにも伝わった) 」

ユゥ(メイド)「……あれ……?どうか…しましたか……?(不思議そうに何度も首を傾げてみせるが…) 」

8b■tテナ(NPC)「  カ……カ……カ、   の  りりりr カ    ha  ■■■■■??? ■■ッ!! で   ■す   ?  (次第に、そのドット調のグラフィックデータが黒い何かに覆われていき―――) 」

8b■t繝ナ(NPC)「 繝?Ξ繝薙?譛?鬮假シ■繝?Ξ繝薙?譛?鬮假シ■繝?Ξ繝薙?譛?鬮假シ■繝?Ξ繝薙?譛?鬮假シ■繝?Ξ繝薙?譛?鬮假シ■繝?Ξ繝薙?譛?鬮假シ (――――ついには、跡形もなく砂嵐の塊へとなり果てたのだった) 」

あなた(勇者)「―――――!!?(様子が一転したテナの姿に、咄嗟にユゥの前に割り込み彼女を庇うように身構える) 」




ボコボコボコボゴボゴボゴボゴボボボボボボボbbbbb…――――――― ッ ! ! ! (砂嵐の塊そのものと化したドットキャラクターの成れの果てを中心に発生するのは、得体の知れない黒い物体。固形とも液体とも判別しがたい形状の不定形物質がみるみると肥大化し、ゲームエリアを食い破るように…その発生地点を基準に異常なノイズが迸る。ゲームの演出にしてはあまりにも生々しいものであった―――)


ホムラ「―――――!まって…何か、変じゃない…っ…!?(その異変に、ゲーム観戦していたホムラたちも思わず目を疑った) 」

天王寺璃奈(発明家)「……っ……!?なに、これ…っ……!?これも…演出……?いや、絶対…違う気がする…っ……!これって、まさか…――――――(みるみると膨れ上がる黒い物体を絶句しながら見上げる) 」

メディ「――――――― ゲームに起こる障害……まさか、『 バグ 』なのでは…ッ……!? 」

ヒロ(代打)「なんだと……!?(璃奈とメディの言葉を聞いて)となると、俺たちも……!? 」

トランセンド(馬)「いやいやいやいやッちょちょまって……!?ヤバくない…流石にヤバくないこれ…っ……!?今迄みたいなノリじゃないでしょこれぇ!!? 」


グチグチグチグチグチグチィ…ッ…―――――― ! ! ! (四方へ肥大化した暗黒物質は徐々にその輪郭を形作り、何らかの形に落とし込もうと形状化を行い始める。頭上に浮かんだ巨塊から五方向へと物体が伸びていく――――)


テナ「う、うわああああああああああああああああああああああ!!!!なんということでしょう!!!!!プレイヤーの皆様!!ご観戦中の皆様!!大変申し訳ございません!!!機材トラブルによりゲームシステムに ☠☠☠深刻なエラー☠☠☠ が発生してしまいましたァ!!!雷電!今すぐゲームの電源を切るんだッ!!……あれ、可笑しいな???電源が…切れないッ!!?こ、これはァーーーッ!!!とんでもないアクシデントですッ!!!ただいまスタッフが懸命に原因を調査しております!明日まで!明日までお待ちください!!(ここぞというタイミングで現れては頭を抱えて荒れ狂う) 」


グボボボボオボオボbbb……ッ ! ! ! (伸び出た物体は宛ら獣を彷彿とさせる四足と尻尾になり、最後に隆起した大きな部位が頭部と思わしき形状を形作ると―――――)




ゴスペル「――――――  グ ル ル ル ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ ! ! ! ! (―――― 巨大な黒い物体は、漆黒色の獰猛な獣へとついに変貌を遂げたのだった…) 」

メディ「……!(ピロリ、ピロリ…――――)(黒い群体が成した獣…その姿を画面越しに解析しはじめる)……これは…っ…!璃奈様!聞こえますか!今ゲーム内に現れたその怪物の正体を突き止めました!突如ゲームに発生した「バグ」を解析した結果……その正体は、『 バグスターウイルス 』ですッ!!(耳元のヒューマギアモジュールに手を当てながら、ゲーム内の璃奈に通信を送る) 」

天王寺璃奈(発明家)「…えっ……!?『バグスターウイルス』って、さっきの事件が起きた元凶のウイルスじゃ……!(檀黎斗が仕組んだゲームショウでの騒動の一件。会場の全員が突如としてゲームの世界に囚われてしまう原因となったモノ。それは一連の騒動を解決したことで消滅したものと思われたが…)……まさか…っ……! 」

メディ「ええ、そうです…!まだゲームショウのメインサーバーに、バグスターウイルスの残留意思が潜んでいた可能性が極めて高いです…!この密度…恐らくですが、すべてのバグスターウイルスが一つの意思として結合し合い、あのような姿になったものと思われます…! 」

ホムラ「じ、じゃあ……!まだ…あの事件は本当に解決したわけじゃなかった…ってことなの…!? 」

メディ「……恐らくですが、これはウイルスを生み出した元凶である檀黎斗氏も予期しなかった事態でしょう。 まさかバグスターウイルスが独自の意思でアルゴリズムを形成するなど…とにかく!そのゲームエリアは大変危険です!急いでログアウトをッ!! 」

天王寺璃奈(発明家)「……ダメ…!それが、さっきから試みても全然反応しない…!多分だけど、さっきの事件と同じ症状が起きているんだと思う…!きっと、現実世界とゲーム世界の境界線が…バグによって強制的に遮断されているかもしれない…!こっちはなんとかしてみる…!メディたちは、念のために黎斗さんにこのことを伝えてきて…!お願い…っ…! 」

ホムラ「なら、私が行く!メディちゃんはここで璃奈ちゃんたちをサポートして…!きっとそれがいい…!こっちは任せておいて!(そう言うと慌てて運営本部のある方角へと駆け出していく) 」

メディ「ホムラ様……!わかりました…よろしくお願いします…! テナ様、このような事態です。バックヤードにあるこのゲームのサーバーを調べさせてください。 」

テナ「…………ええ、かまいません!!ドーゾお好きに調査してください!!当スタッフより優秀な貴女がいればきっと解決することでSHOW!!(メディをブース裏へと促し、自身はオーディエンスサイドに居残る) 」

メディ「………(真意のつかめないテレビ男を凝視するが、今はなりふり構っている場合ではないと判断し颯爽とバックヤードへ飛び込んでいく) 」

天王寺璃奈(発明家)「……みんな…!きっと、メディたちがなんとかしてくれる…!私たちは…この目の前のバグをなんとかできないか考えてみよう…!どの道…このまま逃げていても、きっとバグによってゲームエリア全体が浸食されてしまう…… なら、被害が拡大する前に、ここで食い止めないと…っ! 」

トランセンド(馬)「なんとかって……いったいどうやって!?キミたちは訳知りかもしれないけど、ウチは今ただの馬なんだよ!?走ることしかできないんだが!?ぴえーーーーーー!(´;ω;`)ブワッ 」

ヒロ(代打)「………(トランセンドの様子を見て)俺か璃奈ちゃんが…どちらかを乗せてくれ。飛び道具と合わせれば早い移動砲台として戦えるはずだ。(トランセンド

ユゥ(メイド)「……う、うん…っ、わかった……!私は役に立てないかもしれないけれど……でも!きっとゲームの中でなら、何かできそうな気がする…!そうだよね…っ?(「あなた」と視線を交わす) 」

あなた(勇者)「……!(ユゥと視線が合い、「あなた」は勇敢にも頷いてみせた。今の「あなた」は、魔物を相手にする勇者そのものだ。その剣を手に、大いなる敵に挑む――――!) 」

ヒロ(代打)「………(トランセンドの様子を見て)俺か璃奈ちゃんが…どちらかを乗せてくれ。飛び道具と合わせれば早い移動砲台として戦えるはずだ。(トランセンドに) 」

トランセンンド(馬)「おっ!それは案外名案…かも!?おっけー!ここまできたらどうにでもなれよ!やったげるよ!! 」

あなた(勇者)「……!(新たなる脅威を前に恐れず一致団結する「あなた」たちは、眼前の大きな壁に挑もうとしていた…!▽) 」

テナ「おお!見てくださいみなさん!このような事態にも果敢に挑もうとする勇者たちを!!我々にはどうすることもできませんが、彼らに期待するしかありません!しかし…!番組にアクシデントは付き物です!!ゲームにバグがあるように、これはある意味必然的なことなのかもしれません!ならば画面の前のちびっこと大きなお友達の皆さん!声高らかに彼らを応援いたしましょう!!負けるなプレイヤーのみなさん!がんばれプレイヤーの皆さん!愛すべきゲームの明日の為に!! 」

ゴスペル「――――――― ゴ ル ル ル  ル   ル    ァ      ッ     !    !      !   (バグの化身が、牙を剥きたて襲い掛かる――――!) 」







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最終更新:2025年07月17日 09:50