イエロー・イーター

イエロー・イーター()/Yellow Eater》

アイコン ゲスト
年齢 10歳
身長 124㎝
性別
種族 強化人間
一人称 あたし
二人称 あなた、君、お前
好きなもの 虫、綺麗な物、正義を執行する事
嫌いなもの 悪人
能力 虫を操る程度の能力

「さぁ、処刑の時間だぁ~~~~~~~~っ!!」

人物

『フレアチューバー逆襲編』オリジナルキャラクター。
宇宙を股にかけ、犯罪者を粛清する謎の人物、『白き執行者』の配下の1人。
美しい金髪の三つ編みと、よく通る声が特徴の少女で、笑顔と模した白い仮面で顔を隠している。
黒のローブに身を包み、鮮やかなテントウムシ柄の靴を履いている。
普段は年相応の無邪気な一面を見せるが、標的を前にすると、上記の台詞を高らかに叫び、正義を“執行”する。
自身や仲間たちの事を『最強の正義の味方』と称し、悪に苦しむ人達を救うため、奔走している。

本編での動向

フレアチューバーの刺客、セーラーミロメールこと釜山の手により、アキラを心身ともに傷つけられ、怒りと憎しみに震えるミオリの前に突然現れ、フレアチューバー打倒に力を貸すと告げ、共に行動することを提案する。
以降、彼女らを先導する形となり、フレアチューバーによる数々の襲撃からミオリやその仲間達を守る為、戦いを繰り広げた。

閉鎖中のカオスホールに、ミオリ達を連れて籠城し、釜山の襲撃によって傷ついたアキラと龍助を治療したり、自身の“相棒”である虫たちの力を借り、バリケードを作るなど、ミオリ達を守る為に尽力する。
その最中、フレアチューバーの“課長”クラスの強豪コンビであるポイシスとロックラルによる襲撃を受け、虫達のバリケードも易々と突破されてしまうが、臆することなく単身で2人に立ち向かい、ミオリ達を逃がす事に成功する。
その後、同じくホールに残った龍助と共にポイシス、ロックラルと交戦し、狭い建物内と虫の大群を活かした戦法で、互角以上に近い善戦を見せるも、ポイシスとロックラルがあらかじめホール周辺に仕掛けていた爆弾によって、ホールを倒壊させられ、惜しくも取り逃がす結果に。

それからしばらくして、ミオリ達の逃げ込んだ地下シェルターに向かい、彼女らと合流を果たすと共に、次の作戦に打って出ようとする。
ところが、そこで後をつけてきたと思われるフレアチューバーの課長クラス3人(増岡、ポイシス、ロックラル)による襲撃を受けてしまう。

そんな状況でも、怯むどころか余裕の笑みを浮かべながら、ポイシスとロックラルの勝負を受けたばかりか、同時刻に配信されていた釜山のインタビュー中継の現場に通信を繋ぎ、釜山及びフレアチューバー全体に向けて、堂々と宣戦布告するという、大胆な行動に出る。
そして、後から加勢に現れた堕天使ディアスと協力し、ミオリ達を外へ逃がした後、ポイシス、ロックラルとの2度目の激戦を繰り広げる。

小さいながらも、“絶対正義”の名のもとに、強大な敵と戦う姿勢を貫くその姿は、ミオリ達の心を大きく動かした。
その一方で、楽しそうに笑いながら相手を攻撃したり、後をつけられている事に気付かず、ミオリ達の避難先に敵を連れて来てしまったり、下手に刺激をすると危険な状況にも関わらず、敵を挑発する様な行動を平然と行うなど、正義の味方を名乗る者としては、暴力的で慎重さに欠けた行動も目立っていた。
それでも、勇敢なその姿を、ミオリ達は“正義”だと信じて疑わなかった。


しかし、ポイシス、ロックラルとの2度目の交戦中、宇宙警察の刑事、アズマが乱入した事によって、事態は一変するのだった―――――――――――




※以下、衝撃の真相
+ ...
実は、彼女こそがアキラを釜山に襲わせた張本人であり、しかも街に住む住人達を全滅させようと画策までしていた事が、アズマによって暴かれる。

アキラの体に、2種類の寄生虫を忍び込ませ、その内の1匹、宿主の脳を操る寄生虫の力を使い、アキラの脳をコントロールして、釜山たちのいる場所へと自ら向かわせ、釜山がアキラに食いつき、彼女の体に接触した所で、彼女の体に忍ばせていたもう1匹の虫を釜山の体内に侵入させたのである。
アキラを通じて、釜山に寄生した虫の正体は、宇宙のとある銀河系の惑星に生息する、極めて危険な宇宙害虫の幼虫であり、彼女の使役する虫の中でも特に凶悪で、恐ろしい性質を持つ、最大にして最悪の切り札とも言える存在。

その虫の力を用いて、彼女は釜山本人を地獄の苦しみの中で嬲り殺した挙句、更に周りの住人達さえも皆殺しにしようと企んでいた。

正義の仮面で覆い隠していた彼女の本性、それは、自身の気に入らない人間を綺麗な世界を汚す不純物と考え、片っ端から自らの使役する宇宙害虫達の餌にしていく、卑劣で残忍な悪魔の様な少女であり、彼女が今まで高らかに掲げていた、“絶対正義”とは、あまりにもかけ離れた存在であった。
最初こそ否定していた彼女だったが、次々と決定的な証拠を挙げられ、追い詰められると、隠していた本性を露わにし、交戦中であったポイシスやロックラルは勿論の事、自身の計画を暴いたアズマと、共に共闘していたディアスにも牙を向き、襲い掛かった。

数々の宇宙害虫を使役し、自身も異形の姿へと変貌を遂げ、4人を追い詰めようとするが、一時的な休戦協定を結び、力を合わせた4人によって逆に追い詰められ、最後はロックラルの石化能力によって四肢の自由を奪わわれ、行動不能になったところを、アズマによって逮捕される。



※彼女の正体
+ ...
本名、斑目紀香(まだらめ のりか)。かつてはアキラと同じ小学校に通う4年生で、茶髪の三つ編みと、そばかすだらけの顔にメガネをかけた、非常に地味な印象の少女であり、いじめられっ子で、周りの人間に対して心を閉ざしていた。
そんな彼女が唯一心を開いていたのが、アキラと同じクラスの生徒である桐川紀子(きりかわ のりこ)という少女であり、心優しく、容姿の美しい彼女と話したり、遊んだりする、そんなささやかな時間が、彼女の心の支えになっていた。

しかし、ある日の事、突如紀子が行方をくらましてしまい、紀子と過ごすささやかな時間を失った彼女は、毎日辛い日々を過ごす事になる。
そんな日々に耐えかね、学校をさぼって公園のベンチに座っていた彼女の前に、ブルー・イーターと名乗る謎の人物が現れ、紀子はフレアチューバー株式会社に拉致され、その会社の社員である釜山によって嬲り殺しにされたという事実を告げられる。
その残酷な事実を知った彼女は、釜山と、釜山に犯行を指示したフレアチューバー、そして、フレアチューバーを持ち上げる住人達に対する復讐心を燃やし、ブルー・イーターのスカウトを受け、白き執行者の傘下に入る事を決意する。
そして、白き執行者から力を授かった彼女は、先輩であるブルー・イーターの指導の下、数多くの犯罪者を“絶対正義”の名のもとに粛清していった。

最初こそ、純粋に悪の力によって蹂躙される弱者達の為に、正義を執行していた彼女であったが、多くの犯罪者を手にかけていく内に、自らの持つ強大な力に溺れていき、遂にはその力を自らの身勝手な願望を叶える為に使い始める。
その願望とは、自身の望む美しく、住みよい世界を実現するというものであり、その願望の為に彼女は、自身にとって邪魔、もしくは前から気にくわないと思っていた人間達を、片っ端から始末しようと企てたのである。
手始めに、自身をいじめていたクラスメイト達を、使役する虫達の力を用いて嬲り殺し、その次に、頻繁に夫婦喧嘩を繰り返し、騒音を立てていたと言う理由で、自宅の隣に住んでいた住人をも手にかけ、更にはいつも口うるさく、容姿が気に入らなかったというだけで、自身の両親を、そして引きこもりだった兄までも「邪魔」だと称して手にかける。
後にアキラを釜山に襲わせたのも、美しい容姿を持ち、優しくて格好良い兄がいて、憧れの紀子とも非常に仲の良かった彼女を、以前から激しく妬んでいたが故の、身勝手極まりない行動であった。

そして、自身の地味な顔つきにも嫌気がさしていた彼女は、自らが思い描く理想の顔を手に入れるため、街の遺体安置所に忍び込み、自身が最も慕っていた人物である紀子の遺体を見つけると、彼女の遺体から顔を剥ぎ取り、持ち帰るという暴挙に出る。
その後、ブルー・イーターに頼み込んで、顔を取り換える手術を施してもらい、以前の自身の顔を捨て、紀子の美しい顔を手に入れることに成功する。
故に、アズマ達の前で仮面を外して曝け出した素顔は、地味で根暗な『紀香』の顔ではなく、内に潜む悪意すら感じさせない程に済んだ瞳と、太陽の様に活気に満ちた、美しい『紀子』の顔であった。

こうして、正義を盾に身勝手な悪意を暴走させ、欲望を叶えていった彼女の先に待っていたのは、僅か10歳にして宇宙の監獄行きとなるという、哀れな末路であった。






戦闘

子供とは思えぬ、超人的な身体能力に加え、多数の虫を操る能力の持ち主。
指揮者の様に指を振る事で、夥しい数の虫を呼び出し、標的に食いつかせたり、行動の妨害を行う。

使役する虫一覧

+ ...
  • 黒蟲(ブラック・バグ)
正式名称『オオツナミムシ』。体長約5㎜ほどの、羽の無い真っ黒なゴキブリの様な姿をした虫。
一見ひ弱に見えるが、凄まじいほどの群れを成して行動する習性があり、その群れの大きさたるや、街1つを真っ黒に覆い尽くし、まるで大津波に飲み込まれているかのごとし惨状を作り出すほどと言われている。

  • 特攻蟲(アタック・バグ)
正式名称『ヒトツキオオカブト』。鋭く長い刃の様な角を持つ、体長約80~170㎜前後の甲虫。
肉食性で、獲物を見つけると猛スピードで特攻していき、鋭利な角で串刺しにする。

  • 癒蟲(ヒーリング・バグ)
正式名称『チドメシロゴキブリ』。体長24~30㎜ほどの、白く美しい羽を持つゴキブリの一種。
口から出す分泌物には、非常に強力な治癒効果があり、どんな傷でも立ち所に塞ぐことが出来る。
しかし、同時に恐ろしい習慣性を秘めている為、宇宙麻薬取締法によって厳しく規制されている生物。

  • 狙撃蟲(シューティング・バグ)
正式名称『オオソゲキバチ』。体長約70~130㎜前後にもなる大型の蜂で、血の様に赤い色をしているのが特徴。
その名の通り、猛毒の針を弾丸のように射出し、獲物を狙撃して捕える習性を持つ。
普段は単体での行動が多いが、人や獣など、大きな獲物を見つけると、多くの仲間を呼んで一斉に取り囲み、あらゆる方向から毒針を撃ち込み、息の根を止めにかかる。

  • 装甲蟲(メタル・バグ)
正式名称『ウルトラハガネムシ』。体長約18~24㎜ほどの、美しい銀色をしたコガネムシの様な姿の甲虫。
恐ろしい毒や鋭い牙など、強力な攻撃手段は何1つ持ち合わせていない、一見するとただ綺麗なだけの虫に見えるが、体を覆う装甲が恐ろしいほどに硬い。
どれほど硬いかというと、ロケット弾やミサイルなどで爆撃しても、傷1つ付かない程。
乱獲により数が減っており、宇宙生物保護法によって手厚く保護されている生物の1つ。

  • 殺戮蟲(ジェノサイド・バグ)
正式名称『シニガミムシ』。体長約20㎜ほどの、毒々しい色彩をしたハンミョウの様な虫で、彼女の使役する虫の中でも最強にして、最悪の切り札
他の生物の体内に卵を産む習性があり、大型の獣などを狙って近づき、細い卵管を皮膚の中に刺しこみ、卵を産む。
卵管は非常に細い為、宿主が痛みを感じる事は無く、成虫は短時間で宿主の体内に約300個ほどの卵を産み終えると、その生涯を終える。
卵は宿主の体内に入ってから数時間で孵化し、3日間程体内を動き回り、宿主から絶えず栄養を補給する。この時、宿主には初めて体のだるさなどの初期症状が現れる。
栄養を補給し終わった幼虫は、蛹となって更に3日間の潜伏期間を経た後、成虫へと変態を遂げる。そこからすぐに栄養を補給するために、変態を遂げてからわずか数秒後に活動を開始し、鋭い顎を用いて、宿主の体内を食い荒らす。
こうなると手の施しようはなく、宿主は地獄の様な苦痛を味わわされた挙句、命を落とす事になり、成虫は宿主の生命活動が停止し、肉の腐敗などが進んできた事を察知すると、宿主の体を食い破って外へと這い出て、次なる獲物を求めて広範囲を飛び回る。
非常に獰猛な肉食性で、小動物から大型の獣まで、肉がついている生物であれば構わず襲い掛かり、鋭い顎の先から分泌される毒を獲物に注入し、体の全機能を一瞬で停止させた上で、肉を啄んでいく。
この毒は非常に強烈で、この虫たった1匹で成人200人前後の命を奪えるとも言われており、実際に人間が襲われ、死亡したケースも数知れず。
その致死性と、狂暴性の高さ、そして、極めて恐ろしい繁殖方法などから、宇宙でもトップレベルの危険害虫としてマークされている。


技一覧

+ ...
  • まとわりつき
黒蟲(ブラック・バグ)を使役し、標的にまとわりつけせ、動きを鈍らせる。

  • ビートル・ダーツ
特攻蟲(アタック・バグ)を使役し、標的に向けて特攻させる。

  • 一斉射撃
狙撃蟲(シューティング・バグ)を使役し、あらゆる方向から毒針で狙撃させる。

  • 蟲盾(バグ・シールド)
装甲蟲(メタル・バグ)を使役し、丸い円盤状に密集させ、いかなる攻撃も防ぐ盾を作り出す。

  • 変身(ジャスティス・チェンジ)
内なる力を開放し、肉体を異形の姿へと変貌させる。
彼女の場合、ゴキブリのように長い触角と、蝶の様な羽を生やし、カマキリの鎌の様な両腕と、バッタの様に折れ曲がった両足を持つ、複数の虫と人間が融合した様な怪物の姿へと変貌を遂げる。

  • 虹色の鱗粉(イリュージョン・パウダー)
蝶のような羽を羽ばたかせ、幻覚作用のある鱗粉を撒き散らす。

  • 殺戮の鎌(キラーシックル)
カマキリの鎌の様に変貌した腕を、目にも止まらぬ速さで振るい、標的を切り裂く。

  • 殺刃乱舞(ダンシング・カッター)
乱れ舞うように両腕の鎌を振るい、発生させた衝撃波を広範囲にばら撒く。

  • 疫病神の刑
彼女が最も気に入らないと感じた標的にのみ執行する、最も残虐で非人道的な“刑罰”。
殺戮蟲(ジェノサイド・バグ)の幼虫を、何らかの形で標的の体内に忍び込ませ、そのまま成虫になるまで放置するというもの。
そして、成虫になると同時に、宿主の体内を食い荒らすというこの虫の性質を利用して、まずは宿主となった標的を嬲り殺しにする。
その後、標的の体を食い破って出てきた虫達を使役し、標的の周囲にいる人間達を襲撃させ、多数の命を奪い去る。
こうする事で、標的を災いを齎した厄病神に仕立て上げ、徹底的に貶めるという、彼女の残忍性を凝縮した様な最悪の奥義。



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最終更新:2019年08月14日 11:23