バスカヴィル

The hound of the Baskervilles



一の火種が尽きようと
 百の灯が芽生え
 千の業火が焼き尽くす
  –––––– 名称不明 1980年代に発生したテロ主犯の遺言より」



概要


“M”?を筆頭に活動する『組織』と称される巨大機関直属の実働部隊
現在は風の国を拠点とし『異端審問官』を担当している
一般的には”架空の組織である”とする声も多く存在自体が疑われているが、事実として離反者が存在する
彼等の役割は有り体に言えば魔術の根源等とは異なる、人の手による物理的、社会的『抑止力』に該当する

彼等に指令を下す『組織』は『世界政府』成立当初より存在し、経済、情報、技術躍進の操作に根深く関係していたとされる
『世界政府』の成立によって著しく発展を遂げたグローバル社会の中枢に寄生し現在も尚、
常に『貿易商』『軍事産業』など液体が如く形を変え一つの『理念』の元存在し続けている
その『理念』の解釈もまた時代の流れを通じて歪み、絶えず変体するため当初の理念を見失っているようにも見える

組織としての機能


前述にもある通り多種多様に姿を変える過程で他分野に渡り専門性を身につけている
どの時代にも一貫して『異能者』『戦闘民族』などを寄せ集めた特殊部隊を有するため、
物理的に障害を取り除く手段を用いていた。現代に至っては『AI』『ハッキング』の技術に特化
あらゆるネットワーク、システムに干渉する術を有する。これまで痕跡などから逆探知し拠点を洗い出そうと試みたものの”秒単位”でIDを書き換えるため追跡は不可能だった


構成員

(追記修正可 離反者含む)

All.0 旧創設メンバー

 バスカヴィルの創設メンバー
 当時は世界政府に雇われた傭兵部隊『ケルベロス』でしかなかった

 旧〜現総帥。過去の一切を抹消し構成員は愚か幹部にさえも姿を晒さない
 社会的、物理的に存在せず、しかしてその役割を果たすゴースト

 旧バスカヴィル、通称『ケルベロス』時代における伝説。『ライヘンバッハ戦線』でシャルロットが殉死し、直後に姿を消す
 "M"の正体を知る数少ない存在。"M"と明確に敵対し後のC.C機関?の前身たる組織を創設した
 現在のバスカヴィルにおける潜入、体術、及びそのマニュアルは彼のスキルが継承されたもの 

 旧バスカヴィル、通称『ケルベロス』時代における伝説。『ライヘンバッハ戦線』でシャルロットが殉死し、直後に姿を消す
 現在のバスカヴィルにおける潜入、工作技巧、及びそのマニュアルは彼のスキルが継承されたもの

 旧バスカヴィル、通称『ケルベロス』時代における伝説。バスカヴィルにおける最初の離反者
 レストレード大佐率いる反世界政府軍に寝返り、核による宣戦布告を行なった
 ブギーマンによって抹殺され核攻撃は阻止されるが、この事件は後に創設以降最悪の反逆、『ライヘンバッハ事件』として語られる
 現在のバスカヴィルにおける潜入、剣術技巧、及びそのマニュアルは彼のスキルが継承されたもの

Army.1

総指揮を取り仕切る極少数の幹部。他に要人護衛や部隊の運営を受け持つ他、
後述の部隊指揮官もこのArmy.Ⅰへ該当する

Army.Ⅱ

主戦力となる実働部隊の一つ。通称『死刑執行官』本格的な暗殺、武力制圧を受け持つ実在の証明を許されない存在
独自の技巧、異能を有する少数精鋭。数を要する任務に当たる際には後述の『Army.Ⅴ』を率いる

 『Army.Ⅱ』指揮官。実質『二代目ブギーマン』となった男

 元『Army.Ⅱ』所属。二代目ブギーマンの指揮の元少年兵として教育されていた
 『チキュウオチ』をベースにした疑似体験育成の成功ケース
 ミストに拉致される形で離反することとなる

 元『Army.Ⅱ』所属超特化型マイテイ人養成プロジェクトにおけるサンプル
 組織に迎合せず、明確な敵意を示した上で離反

 元『Army.Ⅱ』所属

  • マチルダ (殉職)
 元『Army.Ⅱ』所属

 『Army.Ⅱ』所属
 数少ないマイテイ人の生き残りの女性。魔術型
 攻撃魔法に特化し、これを軍隊格闘技に複合させ装備を所有せず暗殺を可能とする

  • Army.Ⅲ
主戦力となる実働部隊の一つ。通称『真理官』 情報工作を担当する部隊であり常にハッカーと戦闘員が行動を共にする
Army. Ⅱ同様に少数精鋭の部隊だが、戦闘員の数は前述より多く、主にArmy.Ⅴの中でも優れた者が採用される

 白のタキシードを羽織りピエロマスクで顔を覆う組織内指折りのハッカー
 ラプトップ端末に打ち込み、読み上げさせることで会話をする

  • Army.Ⅳ
主戦力となる実働部隊の一つ。通称『代行官』 近年新設された対異能、魔導に特化した戦闘部隊
特定の敵勢力に対して相性を考慮し『有利を取れる』と判断された構成員が一名導入される
『0から育てた』10代の若者を中心に編成されている


  • Army.Ⅴ
主戦力となる実働部隊の一つ。通称『本隊』 武力制圧、情報工作など任務全般に幅広く戦力として動員される雑兵
個々の戦闘力は上下幅が広く『准将級』〜『伍長級』まで存在する
基本的な兵装は防弾、退魔仕様の黒スーツとハット。近接装備として日本刀型のセルキュエーユが採用されている

  • 戌井
  現Army.Ⅴ幹部の一人。刀術の達人で組織内の戦闘力は『准将級』に設定されている
 東洋人ながら眉を剃った彫りの深い骨格、黒の短髪を後ろへ流した強面の男

 元『Army.Ⅴ』指揮官。何の前触れもなくボガートを連れ姿を消し離反
 後に二代目ブギーマンに抹消されたが、ボガートの奪還は叶わなかった


セルキュエーユ


『棺桶』の意
『異能者』や『敵性生物』といった、生態を材料として整体の特性を活かす『対異能者歩兵兵装』
グラナートファミリエが魔学と化学を結集、完成させた技術、原当主リズの意向により廃棄された筈だが、
これをバスカヴィルは『一般兵の使用が困難』という理由により廃棄された試作段階のセリュキュエーユを使用する

抑止力


“M”の唱える『不規則性社会悪』の理念に基づき、開発される『予定』だった『超常戦闘力』を有する『個人』による社会抑止
考え方としては、小隊にも満たない人数で数多のエネミーに立ち向かい、幾度となく救世をなしてきた『英雄』はその理想に近くも最も遠い存在であると定義する
『英雄』の殆どが特定の理念に属さず、『個人的感情』『人として持つ良心』に基づいて救世を成している
個人として救世をなす力を持ちながら感情という理念に基付いて行動する不規則性、不確実性を危険視し警戒を払うべきというものである
これらに対抗手段として考案されたのは『組織理念』という規範に従う『規則性』『確実性』を有した『個人』、或いは『技術』の戦闘力で対処する手段であった

  • 超特化型マイテイ人育成

40年前に始動した『家族構成』『遺伝子構成』、即ち親の代から血統を厳選し全戦闘民族において最強の水準に値するであろう『超特化型マイテイ人』を育成するプラン
離反者であるブギーマンの子孫の育成からこの計画は始動したが、孫の代から離反者が現れ、またある者は育成に失敗し計画は凍結された

  • 追体験性育成

近年に実施された計画。『英雄』の戦闘記録を衛星映像から再現、VR訓練に反映。非検体をサイコセラピーによって精神を剥奪し、
その人物になりきり追体験することで同一の技術を有した兵士を作り上げること。脳裏に染み付いた戦闘経験をそのままに人格を破壊する必要があるため、被験体の脳死率が高い
成功例は当時最優の諜報員であったブギーマン最古の英雄?の記憶を移植させた『ボガート』のみ
だがそのボガートはミストの手によって奪取されたため数少ない成功例を失いこの計画も現在保留とされている

組織

正式名称不明
この存在を認知する一部の人物でさえもこの組織の名称は発音できず『適当な単語』に変換される




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最終更新:2019年05月03日 14:52