Lemniscate 過去ログ2

― 飛電インテリジェンス本社・社長室 ―


飛電或人「………(先日の戦いでインフィニットによって粉々に粉砕された飛電ゼロワンドライバーの残骸を前に、悲痛な表情を浮かべていた) 」

イズ「……或人社長。(そんな或人の背中を、ヒューマギアの秘書は無表情で見つめていた。人の心を持たない彼女であったが、その顔には何処か陰りのようなものも見られ、社長と同じ気持ちを何処かに抱いているようにも思えた)……先日の戦闘データを閲覧した結果から申し上げますと、ゼロワンドライバーのスペックをパワーアップするだけでは、あのインフィニットという得体の知れない相手に太刀打ちするには対抗策としては欠けるところがあるかと存じます。 」

飛電或人「……(「イズの言う通りだ」と、振り返らず背中で静かに答える) 」

イズ「我が社が誇るテクノロジーを結集するだけでは、真のゼロワンドライバーを完成させることは難しく思われます。そこで、これは私自身のご提案なのですが…或人社長ご自身の意見…想いをお聞かせください。 」

飛電或人「…俺の…想い…?(ヒューマギアであるイズの口から思いがけない言葉を聞き、驚いたように振り返る) 」




イズ「はい。これまでの戦いを通じて…AIのデータ解析では理解できないものがあることを、或人社長が我々社員に教えてくれました。私は社長秘書。或人社長のことならば、どのヒューマギアよりも理解しているつもりです。 」

イズ「……ですが、私はヒューマギア。AIが人間の気持ちを理解できる日は近づきつつこそありますが、完璧ではございません。そんな私や他のヒューマギアの社員だけでは、真のゼロワンを造り出すことには限界があります。 」

イズ「ゼロワンは、或人様にしかなれないもの…ですから、社長としての矜持、ゼロワンのアイデンティティー、我が飛電の理念…あなたの「夢」を…どうか、私たちに教えてください。私たちは、或人様と共に、"夢に向かって飛んでいきたい"です。 」

飛電或人「…イズ……!(いつも傍にいてくれた大切な人。そんな彼女の言葉を胸に抱き、瞳を閉ざす。そして…) 」

飛電或人「………わかったよ。(意を決したかのように瞼を開く)ありがとう、イズ。俺も…俺一人だけで抱え込み過ぎていたのかもしれない。社長として、これからの飛電をどうしていくか…人とヒューマギアが共存できる未来を実現できるかどうか…あらゆる課題を、全部、一人で…それが社長の責任だと思っていたから… 」

飛電或人「…でも、今のイズの言葉でようやく分かったんだ。誰かと共存できる未来は、自分一人で思い描くものじゃない。俺たちの「夢」は、俺たちでつくっていく…!人とヒューマギア…あらゆるものが手を取り合える世界を、俺はこれからも…イズ…君や、社員や、仲間と一緒に…!(徐々に表情が明るく照らされていく) 」

イズ「……!(或人の表情に「笑顔」を感知し、同様に唇の口角を上げる) 」

飛電或人「にししっ…♪……!(イズと笑い合っていたその時、あることを閃く)…そうか…そういうことか……! 」

イズ「……?(或人の反応に目をぱちくりさせる) 」

飛電或人「……イズ、頼みたいことがあるんだ。俺の案を、聞いてくれるか…?(そう言うと、テイルスから受け取った小さな無限鉱石を手に、イズに真剣な眼差しを向ける) 」

イズ「…承知いたしました、或人様。(潔い笑みを浮かべる) 」



― エネルギープラント ―




インフィニット「 ヒ ュ ォ ォ ォ … (鉄塔の上から工場区域を俯瞰していた)…ここを陥落させればより多くのゴミ共を始末できる。そうすれば…絶望は高鳴り、俺の中に眠る「コイツ」が目覚め…俺は…… ッ…ッ…ッ…ッ…!――――(鉄仮面の中で、不気味に嗤いあげている) 」


――――― そんなことさせるか!!(頭上のインフィニットへ向けられた叫びが空に響く)


インフィニット「 ……?(声のする方へ視線を落とし込む) 」

桐生戦兎「(他の住人たちと共にインフィニットの眼前に駆けつけてくる) 残念だが、お前の企みはここで潰える。カシャンッ(頭上の奴を睨み上げながらビルドドライバーを装着する) 」

黒ウォズ「どうやら、間に合ったようだ。テイルス君の言う通り…感覚共有とやらで奴の居場所を事前に特定できたのは見事だったん、ン我が魔王。 」

常盤ソウゴ「ああ…!今度は被害が起こる前に、アイツを倒す!!カシャンッ(インフィニットを見据えながらジクウドライバーを装着)…いくよ、みんな! 」

キャロル LV.99 まおう「 おー!・・・▼ (ドット絵でがにまた走行し駆けつける) 」

明光院ゲイツ「フン…まずは「奴」の作戦通り、俺たちで陽動を仕掛ける。…反撃のチャンスを作るぞ、いいな。カシャンッ(ジクウドライバーを装着) 」

インフィニット「……わざわざゴミ共の方からご挨拶に来るとはな。(何故居場所を特定されたのか、その点に懸念する様子は示さず、ただ目の前に現れた戦士等を悠長に見下している)どうやら俺自身の力を見せしめてやらなければならないようだ。(ふわりと宙へ浮かんだかと思うと、鉄塔から彼らと同じ地上へ降り立った)……少し遊んでやろう。(「来い」と掌を突きつけた) 」


――― Vs. インフィニット ―――




常盤ソウゴ「 最初から本気で行くよ! \ ジオウ !/ \グランドジオウ !/(ジオウライドウォッチとグランドジオウライドウォッチをジクウドライバーに装着) 変身!! 」

常盤ソウゴ→仮面ライダーグランドジオウ「 \祝えッ!!!/ \カメンライダァアア~~~ ! ! ! グ・ラ・ン・ド ! ! ジオゥゥゥウウウウ~ ! ! !/ (仮面ライダー「グランドジオウ」へ変身) はああぁッ!!(刀剣武器「サイキョーギレード」を手に真正面から立ち向かう) 」

ゲイツ→仮面ライダーゲイツ「 変 身 ! グルン ――― カ ッ コ ー ン ッ ! ! \RIDER TIME!/ \KAMEN RIDER~♪ GEIZ!/(仮面ライダー「ゲイツ」へ変身)フン…!(ジカンデザックスを弓のように構え、後方から遠距離射撃を行いグランドジオウをバックアップする) 」

黒ウォズ→仮面ライダーウォズ(ギンガ)「 \ギンガ !/ \アクション !/(ギンガミライドウォッチをドライバーに装填) ―――― 変身! \投影(トーエイッ) ! ファイナリータイム !/ \ギンギンギラギラギャラクシー ! 宇宙 ノ 彼方 ノ ファンタジー ! / \ウォズ ギンガファイナリー ! ファイナリー ! !/(仮面ライダー「ウォズ・ギンガファイナリー」へと変身)みなのもの、ン我が魔王に続け!(高らかに腕を上げた後、グランドジオウに続いてインフィニットへ殴りかかる) 」

キャロル LV.99 まおう「 デロロデロロロ♪ (キャロルは変身ベルトを使用した!しかし何も起こらなかった!)解せぬ▼ 」

桐生戦兎→仮面ライダービルド「 シャカシャカシャカシャカ…ガチャンッ ! \ラビット×タンク !/ \ベストマッチ ! ! / (ラビット&タンクフルボトルを上下に振り、それぞれをビルドドライバーに装填) \Are you Ready ?/―――― 変身!!\ハガネノムーンサルト ! ラビット×タンク !/ \イェーイッ ! !/(仮面ライダー「ビルド」に変身)チャキ…はああぁッ!(ドリルクラッシャーを握りしめ、インフィニットへ特攻していく) 」

北村「 う……うわああああああああ!(エネルギープラントから逃げ出す) 」

インフィニット「揃いも揃って妙なスーツを着込んだか、脆弱な人間らしい戦い方だな。(突きつけたままの掌からキューブ状のエネルギー弾を、グランドジオウに向けて発射。併せてゲイツの射撃も相殺していく)フン…!(ウォズの拳を右手ではたき落とし、左手で反撃のカウンターパンチ)ギャギィンッ… ! ! (ビルドのドリルを素手で受け止め、突き放し、回し蹴って吹き飛ばす) 」

仮面ライダーグランドジオウ「くッ…!!(キューブエネルギーを交差した両腕で受け止め、防御しつつも自らゲイツの盾となる) 」

バンジョー龍我「オイセントォッ !! オレモタタカウッ !! ニゲロォ!! ファ!!? ドボーン!!!! (蹴り飛ばされたビルドに激突されて海へ墜落する) 」

キャロル LV.99 まおう「おかしなスーツ?ふ、それこそ昭和から令和まで同じシリーズを通しているビンテージという名の骨董品共と一緒にしてくれるな(今まさに、ドット絵という殻を脱ぎ捨て、彼女はふさわしい姿へトランスフォームした――――)―――――わたしゃ根っからのシティ派だよ\ゴールデンカラモクヨォォォォォ/(それはまさに『ポリゴン』、64時代のモデリングであった)見せてあげよう、令和の雷を……!! 令和フラアアアアーーーーーッッシュ!!!!!(テレビに顔をくっつけた子供が軽く失神し魂が消滅する程のポリゴンフラッシュを、額から極太ビームとしてインフィニットへ放つ) 」

仮面ライダーウォズ(ギンガ)「ッ゛…!(右肩部を殴打されるも、怯まず次の攻撃として連撃を叩き込まんと接近戦を持ちかける) 」

ヒロ「俺にぃぃ!!!!まぁぁかぁぁせとけえええ!!!!(某芸人風に現れる) 」

仮面ライダーエボル「「 ハーッハッハッハッハッハァ!(突如現れた亜空間の中から悠々と出てくる)ちょっと目を離したすきに、随分と面白くなってるじゃないか。(メリメリと空間を軋ませるほどの気迫を出しながら戦場へと駆け抜ける) 」

仮面ライダーゲイツ「…アイツいったい何者なんだ???(射撃しながら、遠目からキャロルを見てドン引きしている) 」

仮面ライダービルド「くぅ…!(蹴り飛ばされて態勢を整え直す)――――!エボルト…ッ…!(「ついに現れたか」と、その武器の切っ先をエボルに突きつける) 」

猿渡カズーミ「オイ!! テメーナニヤッテンダ バカガ!!(バンジョーの頭をつつく) 」

キャロル「くたばれ歩く地雷原!!!!!(任せた!!頑張れ!!(建前)) ドンッッッッ  ギュルルル(ヒロの足首を掴みインフィニット……ではなく全く見当違いの方向へぶん投げる)間違えた(やったぜ) 」

インフィニット「目障りな光だ――――失せろ!!(キャロルが放つポリゴンフラッシュのビームを掌でいとも容易く受け止めると、その掌から彼女が放ったものの二倍以上はある赤黒の閃光を解き放った)ヒュンッ―――ドゴォッ ! !(ヒロが現れるや否や高速移動で接近し、彼を勢いよく殴り抜けた)ドッ、ガッ… ! !ドッ、ドドッ…! ! ガッ、ドンッ ! !(ウォズとのラッシュに乗り出し、彼の攻撃を完璧に受け流しながら間隙に一撃を見舞っていく) 」

ヒゲ(氷室)「半端な覚悟じゃライダーになれねえ。 」

バンジョー龍我「イデッイデデデデ!! オイヤメロォ!!! バカッテイウナ!! セメテキンニクツケロ !!! (溺れかけてるところに頭を容赦なく突かれてジタバタしている) 」

キャロル「どういうことだ。アニメ一本終わらせかけた、実質世界を滅ぼす威力のビームだぞって言ったじゃないかボム爺さん(吹き出しの中にボム爺さんの映像を思い浮かべながら真顔で困惑の色を浮かべ)バタフリー(ポリゴンの肉体から元の状態で脱皮し、それを身代わりに赤黒の閃光から逃れる)ッッベー、即死を免れるとは言えみがわりにHP持ってかれた。だが勝負はこれからだぁ(HP:1/350) 」

仮面ライダーエボル「桐生戦兎ォォオ! まぁたお前と戦うことに、なるとは……―――――なぁ!!!!!(間合いがとれる場所で止まり、手をかざした)ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォオオオオオオ!!(時空の歪みを利用した圧縮爆発を周囲にまき散らす) 」

仮面ライダービルド「―――ッ!?ここでそれは不味い…!!(エボルの挙動を察し、物陰に身を隠すように飛び込んだ) 」


チュボボボボボボッギャアアアアアアアアアアアアアアアンッ ! ! ! ! !(エボルトが引き起こした圧縮爆発が、エネルギープラントのタンク内に濃縮されたガスと混ざり合い、とんでもない爆発を巻き起こした)


仮面ライダーウォズ(ギンガ)「ぐぅ…っ…!(全く隙がない…!?)(インフィニットの猛攻の前に屈する)この爆発は――――くぁッ!!(大爆発による衝撃と熱風に吹き飛ばされ、地面へ転がり倒れる) 」

キャロル「しまった、ストーンボムだ。これにはポリゴン知ってる17歳もびっくり(エボルトの引き起こした爆発に思わず瞳が小さく濃縮し、おもむろにポケットから安全第一のヘルメットを取り出し)  パキィィィーーーーン (巻き込まれぬようそれをかぶる事で防御する) 」

仮面ライダーゲイツ「なにッ―――ぐわあああぁぁッ!!!(仮面ライダーエボルが巻き起こした大爆発の衝撃に吹き飛ばされる) 」

仮面ライダーグランドジオウ「ゲイツ!ウォズ!……くっ…だったらこれだ!\ブレイド !/(「ブレイド」のレリーフに触れる) 」

現場猫「安全第一、ヨシ!(キャロルの頭の後ろからひょっこり顔を出す) 」

仮面ライダーブレイド(ケンジャキ)「―――― 2 0 0 4 ――――(グランドジオウの力により、2004年の世界から召喚される)―――ダディャーナザン ! ブンベイア、ザゲラレナイノガ!?(橘さん!運命は、避けられないのか!?)ウェーーーーーイ!!!!(醒剣ブレイラウザーを手にインフィニットへ斬りかかる) 」

橘ギャレン「(建物の物陰からケンジャキを見ている)(※見ているだけ) 」

ヒロ「…!速い!!(殴り飛ばされる) 」

インフィニット「 パ チ ン ッ (指を鳴らすと空間にノイズが走り、何もない空間に大きな棘付き鉄球が数十個出現し、転がりながらキャロルやブレイ、ヒロに襲い掛かった) 」

キャロルチャン「ヨシ!(現場猫の頭上からひょこっと姿を表す) 」

仮面ライダーブレイド(ケンジャキ)「ダディャーナザン !ナズェミデルンディス!?アンダドゥーレハ、アカマジャナカッタンデェ…ウェ!(橘さん!なぜ見てるんです!?あんたとおれは、仲間じゃなかったんで…ウェ!!)(鉄球に吹き飛ばされて元の時代へ戻るように消滅する) 」

顔の隠れた謎の男「―――――――――――――――ほう。……これが今、この時代を絶望に満たしている存在…というわけか。(大爆発の直後、重厚感のある声を放ちながら、どこからか何食わぬ顔で歩いてくる) 」

仮面ライダーグランドジオウ「あーもー!(役立たずのブレイドに癇癪を起こす)くッ…はっ!!(サイキョーギレードで迫りくる鉄球を退けつつ、インフィニットへ少しずつ接近を試みる) 」

仮面ライダーエボル「「 おいおいおい、この程度の爆発でくたばるなんて味気無いぞ? もっとオレに見せてくれ……お前等の進化とやらをな!!(そこからの高速移動。ライダーズ達に迫り、格闘に強烈な波動を織り交ぜた攻撃を繰り出す) 」

仮面ライダービルド「―――― はああぁッ!!(コンテナの上から飛び出し、頭上から仮面ライダーエボルへドリルクラッシャーを振り下ろし急襲する) 」

キャロル「とーーーーーう!(アーチを描くようにして飛び上がりバク転しながら転がっていくトゲ付き鉄球を踏み砕くように蹴りを入れながら着地)だーるまさんがぁぁぁぁ……転……がったぁぁぁぁァァァァ—————!!(今日の魔王というタスキを提げ、トゲ付き鉄球を大道芸よろしく転がしながらインフィニットへ向かっていく) 」

仮面ライダーゲイツ「くそっ…!なんだコイツは!?こいつもライダーなのか…ぐはァ…!(エボルの高速移動に翻弄されながら、死角から殴り飛ばされる) 」

インフィニット「ヴヴン……グゥンッ… ! ! (鉄球と共に向かってくるキャロルに対し掌を突きつけると、手中に出現した黒い渦から斥力の波を放って跳ね返し、ヒロの方へ転がるように操作した) 」

仮面ライダーウォズ(ギンガ)→仮面ライダー黒ウォズ(タイヨウ)「\ タイヨウ ! / \アクション !/ (ギンガミライドウォッチを一度取り外し、レボリュードセレクターを回して「タイヨウ」フォームを選択して再びドライバーへ装填する) \ファイナリータイム !/ \灼熱バーニング ! 激熱ファイティング ! / \ヘイヨー ! タイヨウ ! ギンガタイヨウ !!/ (太陽の力を司る「ギンガタイヨウ」フォームへ変身)これならばどうだい!?(太陽の如き灼熱の熱風を、インフィニットに向けて放つ) 」

キャロル「————!!(やべ……ファインプレーになる……!なんとか蹴り飛ばして軌道を変えないと……!)オラァァァァァァァァ止まれ工工工エエエェェェェェェ—————— ッ!!!!!(おもっくそヒロの方向へ鉄球を蹴り飛ばす)なんという威力!!速度だ!!そこまであのモグラやろうが憎いか!!おのれインフィニットォォォァァァァ—————!! 」

電話猫「どうしてオウンゴールを決めるんですか、どうして…(ちょうどヒロの傍にいた猫が涙目で鉄球から逃走する) 」

顔の隠れた謎の男「……中々、苦戦を強いられているようだな。……力が欲しいか?(―――――――――――その謎に満ちた男は、ジオウへと語りかけた。) 」

インフィニット「この程度の炎…俺の憎悪の熱さに比べれば涼しいくらいだ、な。(ウォズの熱風を、手で振り払っただけで吹き飛ばした)シ ャ キ ィ ン ッ ――― ダ ッ ! (空間に走るノイズが赤いナイフへと形成され、それを手に取り駆けだす。その矛先は、キャロルへ向けられた) 」

ヒロ「…………今こそ俺は花形満になる時!!!(鉄バットで鉄球を待ち構える) 」

仮面ライダーグランドジオウ「―――!その声……あんたは、いったい…?(歩みを止め、思わずその謎の男の方へ振り返る)俺はもう…誰かが犠牲になる世界は御免だ…!みんなを守れる力があるならば…俺は…… 」

仮面ライダーエボル「「 おおっと!(すんでのところでビルドの存在に気付き、ドリルクラッシャーの切っ先を回避する)ギギギギギギっ!(スーツにかすって火花が飛び散る)ハッハッハッハッハッ! アブねぇなぁ桐生戦兎ォ……―――――こりゃ、お仕置きだな(ビルドの頭上に瞬間移動し、連続した攻撃を叩き込む。腕部・脚部「EVOゼノベイダーグローブ・シューズ」は接触した物体を自在に分解・再構築できる。その破壊力は攻撃対象の装甲を無視して内部中枢に攻撃を叩き込むことが可能) 」

キャロル「ブンッッッブンッッッ(戦いの余波で発生した瓦礫とか鉄塊とか空き缶とか回覧板とかをしっかり殺意を込めてヒロへぶん投げ) ————(闘気はない、明日の昼飯のおかずを考えていそうな気の抜けた半目でインフィニットを見据え)ス……  ボウッッ!!!! (右手に火炎エネルギーを収縮させつつ、サイドステップを踏み紙一重でインフィニットの刺突を回避。僅かに頰に切れ目が走るがこれを気にとめる様子はなく) タンッッ  タンッッ (左へ旋回しサイドステップを踏む。器用にインフィニットを囲むようにして立ち回るが反撃に転じる気配がない。しかし手には炎熱を灯し続ける) 」

仮面ライダービルド「(くそッ、避けられた―――)―――ヅッ゛!?(頭上に旋回され、見上げた時にはすでに遅く―――)ぐああぁッ…!!(連撃を叩き込まれ地面に屈され…)づあぁッ…!!(凄まじい一撃の連続の前に転がり倒れる)ピキ…パキ……はぁ……はぁ……!(普段のセント海原滅多に壊れることのないマスクの右目部分が罅割れ、そこからスーツ内の戦兎の右目が露わとなる)…はぁ…はぁ……ッ……!やはり、強い…ッ…(ドリルクラッシャーを杖代わりに、よろよろと起き上がる) 」

ヒロ「…………予想できるかこんなもの!!!!(鉄球を打ち返そうと構えていたところキャロルが投げ込んだ諸々が命中し倒れる) 」

インフィニット「俺と踊るか、いいだろう。(自らを囲うように移動し続ける彼女を睥睨し、ナイフを逆手持つ)―――― フンッ!!(風をも斬る勢いで虚空を刃で薙ぎ払うと同時に紅い稲妻を纏う竜巻を巻き起こし、キャロルを上空へと吹き飛ばす)ふん――― タンッ ! (その後自らも宙へ浮かび、上空のキャロルへ目掛け逆手持ちのナイフで連閃を刻まんと縦横無尽に獲物を振るった) 」

仮面ライダーウォズ(タイヨウ)「…ッ…仮想現実の力がこれほどのものとは…(…しかし、まだ勝機はある…この「作戦」が成功すれば――――) 」

バンジョー龍我「マズイゾセントォッ!! ニゲロォッ!!! 」

顔の隠れた謎の男「……ならば、今一度求めるがいい。大いなる絶望に打ち勝ちし……力を!―――――――――――――ふんっ!(力強く手を掲げ、その手は鉄球へと向けられた。すると……その手ひとつから放たれる不思議な力によって鉄球の動きを止めてしまう) 」

仮面ライダーグランドジオウ「なっ――――(鉄球を止めた男の実力を確かなものと確信し、身の内に秘めた想いを吐露するか悩む。葛藤の末に、若き魔王は―――)……お願いだ…力を…貸してくれ…!!(自分一人だけの力だけでは強大な敵に立ち向かうこと、そして仲間を守ることは困難と判断し、得体の知れない男に懇願する) 」

仮面ライダーエボル「「シュタッ――――ッ(工場の爆炎をバックに王者のように佇む)どうした、このままじゃジリ貧だぞ? ヒーローならもっとここで一発大逆転を狙うところじゃないかぁ~~?(あおるような口調でゆっくりとした足取りで周囲を)……さて、そろそろパーティーも御開きかな? この空間ごとお前等を破壊するのも、悪くない(フェイス越しではあるが、ニヤリと邪悪な笑みを浮かべているのがわかるほどのオーラを出す) 」

キャロル「ぐえーーーーーッ!!(苦痛なのかそうでもないのか間抜けな叫び声を上げつつ思惑のまま大の字の体制で吹っ飛び)————(上昇と落下が均等に釣り合った一瞬の浮遊状態、一瞬だけウォズへ目配せ)————(殴ることは体力の無駄、ここは————)   BOMB!!  (合掌したかと思いきや、彼女が『爆発』し、人型を形どった複数の炎がバラける。それは先に爆発した『キャロル』を型取った)ズバラララララァァァァ!!!!(そして順応無人に振るわれる斬撃に悉くが両断され、彼女を形どった炎は人の肉体のように血を流し瞬く間に解体され—————) 」

キャロル「  ドズッッッ  (最後の一閃が残るキャロル本体の左肩を貫通、確かな手応えがインフィニットの腕に返る)ッ……うるあァァァ————!!!!(しかしこれに負けじを両足を絡めて関節で固定。十文字固めに徹し、自らもろとも落下に合わせ地面に叩き付けようとする) 」

顔の隠れた謎の男「――――――――――――――ふ………それでこそ『――――――』。(肝心な部分をノイズが掻き消す)……よかろう。 ――――――――――――――〝『変身』〟(するとその男は、仮面ライダーの唱えるべき言葉を発し、エフェクトに身を包んだ) 」

インフィニット「その程度の陽炎で俺を翻弄しようなど、弱者は実力も考えも詰めが甘い。(炎の人形を滅し、ついに本体に刃を突き立てた)貴様の墓標を立ててやろう。さァ、眠れ―――――!?(彼女を嘲ったその隙を見事に突かれ、十字固めされ身動きを封じられる)なんだとッ…!?くっ…貴様ァ…!!(落下する最中、背後のキャロルを睨みつけながらもがきだす) 」

仮面ライダービルド→桐生戦兎「はぁ…はぁ……ぐッ……――――(しかし立っていられるのもやっとで、変身を維持できずついに解除されてしまう)はぁ……はぁ……「ヒーロー」…か……(弱った表情の中に、何故かその言葉に口角が上がる) 」

桐生戦兎「愛と正義のために戦う者…それがヒーローだ……ラブ&ピースが、この現実でどれだけ弱く、脆い言葉なのかは分かっている。そんなものを背負って戦うヒーローだって、弱くて、脆いものさ…けどな…それでも謳うんだ!愛と平和は俺がもたらすものじゃない。一人ひとりがその思いを胸に生きていける世界をつくる…そのために俺は戦うッ!仮面ライダー『ビルド』として…ッ…!!(決死の覚悟でエボルトの前に立ち、懐から何かを取り出す―――最後の切り札「ジーニアスフルボトル」を) 」

ヒロ「まさか…味方に………してやられるとはな…(ガクッと 」

仮面ライダーグランドジオウ「―――――!(「変身」の言葉に動揺し、神々しい光に立ち眩む) 」

桐生戦兎「 \ グレート ! オールイェイ ! / \ ジーニアス ! /(ジーニアスフルボトルをドライバーへ装填)ガッ―――グルグルグル… ! ! \ イェイ ! / \ イェイ ! / \ イェイ ! / \ イェイ ! /(レバーを勢いよく回していく) 」

桐生戦兎「 \Are you Ready ?/ ――――――   変  身    」




桐生戦兎→仮面ライダービルドジーニアス「 \ 完全無欠ノボトルヤロー ! / \ ビルドジーニアス ! ! / \ スゲーイ ! / \ モノスゲーイ ! ! /(白いスーツに、全身に60本ものフルボトルが刺さったビルドの最終形態「ビルドジーニアス」へと変身を遂げた) 」

キャロル「おっと、てっきり物理的ホールドも難なくすり抜けするドラパルトもびっくり性能かと思ったけどそうでもないのな?(八重歯の見える凶悪な悪童めいた笑みを覗かせ)そんなに"てめぇ自身"が気に入らねェってんならッ!手前を手前でぶん殴る手助けぐらいはしてやるよッッッッ!!!!!!!!(足裏から火を吹き、それを推進力にコークスクリューが如く回転しながら地へ突っ込んだ) 」




仮面ライダーオーマジオウ「―――――――――――――――――――――――――(光に包まれた男はやがて、黄金を帯びた姿として降臨した) 」

インフィニット「この程度で俺を封じたつもりか…!?貴様諸共、ゴミ共を吹き飛ばしてやr―――――!?(落下の寸前、力を開放しようとしたその時だった。ある異変に気が付く)…ッ……ッ……ッ……??!(攻撃を繰り出そうと動かした掌、しかし、何も起きなかった―――) 」

仮面ライダーウォズ(タイヨウ)「フッ…――――(そうだ…無限鉱石に対抗できるのは無限鉱石。奴の仮想現実を無効化するには鉱石が不可欠。そして…今君と密着している彼女そのものが――――鉱石なのだから)(前回、キャロルが無限鉱石を丸々呑み込んだ映像がフラッシュバックされ、仮面の内で不敵な笑みを浮かべた) 」

インフィニット「―――――― グ ア゛ ァ゛ ッ゛ … ! !(キャロルに拘束されたまま、大地に激しく墜落したことで、鉄仮面から吐血によるものと思われる血が噴き出した)――――――!?(力が…解放されない…!?なぜ……!)……まさか…ッ……!!(土煙が立ち込める中、ぐらりと起き上がってはキャロルを強く睨みつけた) 」

仮面ライダーグランドジオウ「―――――!?(見覚えのあるその風格、姿に、若き魔王は驚きを隠せなかった)お…お前は…ッ…!!「オーマジオウ」…!? 」

仮面ライダーゲイツ「なにッ…!?オーマジオウだと…!!?何故、奴がこの時代に……!? 」

仮面ライダーエボル「「 ――――ッッッ!!!(桐生戦兎の独白、そして覚悟。最後の切り札であるジーニアスフルボトルによる変身、【仮面ライダービルドジーニアス】の姿を見て、思わず身構える)お前……ククク、やはり人間は面白い。――――だが(その姿を見ても尚崩さぬ絶望のオーラ)希望の光が強まれば、その際に生じた影もまた強くなる。自然の摂理だ。人間は光ばかり見つめ続け、影にはまるで目もくれず同じ歴史を繰り返す。これが希望だ夢だと語り続け、右往左往とまるで羽虫のようにな。(メキメキメキメキ)……無理だ桐生戦兎。俺はお前を否定する。お前がどれだけ尽力しようと影は消せない。――――俺を、倒せないッ!! 」

キャロル「————そう、初歩的な事だ友よ(”それ”は煙を両断し軍靴の根を床板にかき鳴らした。つま先が灰色のカーテンから現れる)否定した、己という存在を否定し、しかして己の力を誇示したい者がたどり着くのは借り物だ。借り物は所詮借り物だから身になった力ではない。(次に状態が露わになる。それは黒炎を身に纏っていた)だが私はキャロライン・ヴァンシュタインだ。借り物に借り物で対抗するなどと冗談じゃない死んでもごめんだ。私は私のままでお前にほえ面をかかせねば気が気でなかった。だからいっそ『自分のものにした』。故に、導かれる最適解は————— 」

仮面ライダービルドジーニアス「…いいや、「無理」なことなんて何一つない。どんな凡人も、天才も…諦めなければ、不可能を可能に変えることができる!俺が証明してやるッ!!ギュンッ―――――(神速移動でエボルトに迫り)―――― はァッ!!!(渾身のライダーパンチで反撃に打って出た) 」

キャロル「┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨(三歩、全身が露わになる。頭髪は漆黒に染まり腰まで竜の尾の如く垂れ下がっては威風に靡き、黒帯を全身に巻きつけ、同色の炎が薄を巻いていた)——————私自身が無限鉱石となる事だ。 」

仮面ライダーオーマジオウ「……久しぶりだな、若き私よ。 さて………(インフィニットのほうを向き)……〝時間の流れを塞き止めていた〟のが、よもや貴様のごとき存在だったとは。 」

インフィニット「減らず口もそこまでだ、すぐに黙らせてやる…!貴様等の抱く希望や夢とやらを、ひとつ残らず「絶望」に変えて俺の糧として喰らってやる。そして二度と抗えないように屈服させてやる。 」

仮面ライダーエボル「「ぬぅおおお!!(仮面ライダービルドジーニアスのパンチを技巧で受け流し、自身も攻撃に移る)ズガアァァ! ドドドドドドドドドッ!!(爆発を伴う波動攻撃で中・遠距離による牽制、そして肉薄してからのパンチや蹴りの応酬) 」

インフィニット「なんだ貴様は…――――!?(何だこの男…尋常ではない気を感じる…この俺が…一瞬でも"恐怖"を覚えるほどの…)…いや、馬鹿な…この俺が、"恐怖"だと…?ありえん…俺は、この世で史上最強の存在…無限の力を宿す…唯一無二の強者だ…ッ…(オーマジオウを前に、その絶対的な存在感を忌み嫌うように睨みつける) 」


人の夢や希望ってのは、お前たちが思ってるほど弱いものじゃないよ―――――(とある青年の声が、インフィニットとエボルトに届く)


仮面ライダービルドジーニアス「はああああぁぁッ!!(ズッドドドッ、ガッ、ガンッ ! ! ズッドドドドッ ! ! !)(次元を超越した速度で互いにラッシュを叩き込み合い、一触即発の殴り合いへと発展する) 」

キャロル「元に戻らないんだけど(ダイマックス染みた赤黒いオーラで構成された無げつ……ではなく無限鉱石パワー状態のまま棒立ちしている)元に戻らないんだけど、あのこれ……え? 」

仮面ライダーオーマジオウ「……感じるぞ。己が絶望の力が衰え、今まさに滅びの道を辿ろうとしている…恐怖を。だが……案ずる必要はない。お前の抱く恐怖は……………間も無く、終焉を迎えよう。 」

飛電或人「 ザ ッ ――――― ごめんみんな、待たせた。(先日の戦いで全身ボロボロながらも、その表情は以前にもまして明るく、希望に満ち溢れているようだった) 」


{{[[BGM♪:仮面ライダーゼロワン BGM - 或人の決意 (Kamen Rider Zero-One Soundtrack - "Aruto's Determination" by Go Sakabe)


仮面ライダーウォズ(タイヨウ)「あれは…!(オーマジオウの姿を目に驚嘆する)よくやったキャロル君。後は…――――おっと、ようやく完成したようだね。(助っ人・或人の登場を待ちわびたように彼を見つめる) 」

イズ「コツ、コツ…(或人と共に現場へ現れる)或人様… ス … (或人に飛電ゼロワンドライバーにそっくりな、新たなドライバーを差し出す) 」




飛電或人「スチャ…(新たなプログライズキーを取り出し、イズからそのドライバーを受け取る)…イズ、一緒に叶えよう。(彼女に温かい笑みを浮かべる) 」

インフィニット「貴様は…ああ、覚えているぞ。二度もこの俺に挑み、無様に敗れたゴミか……いまさら何をしに来て……?なんだそれは…?(或人が手に持つそのドライバーを訝しむように見つめた) 」

飛電或人「…“ゼロツ―ドライバー”…!これが俺の夢の証 ―――― 人と人工知能が、共に歩んでゆく証だ! カ シ ャ ン ッ \ ゼロツードライバー ! / (ゼロツーユニットを装備した新たな飛電ゼロワンドライバー、その名も「飛電ゼロツードライバー」を装着する) 」





飛電或人「インフィニット…お前を倒すッ!(ユニットを展開) \ Let's give you power ! / \ Let's give you power ! / \ ゼロツージャンプ ! /(ゼロツープログライズキーのボタンを押す) 」

飛電或人「――――― 変 身 ! ! ―――――(キーをドライバへ装填) 」

飛電或人→仮面ライダーゼロツー「 \ ゼロツーライズ ! / \ Road to Glory has to Lead to Growin' path to change one to two ! / \ カメンライダーゼロツー ! ! / \ It's never over. / (ゼロワンを越えた次のステージへ――― 仮面ライダー『ゼロツー』へと飛躍する) 」

仮面ライダーゼロツー「 仮面ライダー"ゼロツー" ―――――― それが俺の名だ! 」

イズ「……!(新たな姿へと進化を遂げた或人に、喜びの笑みを浮かべた) 」

インフィニット「終焉…?戯言を抜かすな。終焉を迎えるのは貴様らゴミ共だッ!!(オーマジオウに激昂する)……フン…弱者共の足掻きを見るのも、余興としては悪くない。だが、遊びは終いだ。グッ…グッ…(キャロルによって一時的に無力化された力が再び戻ったのか、何度も拳を握りしめては己の力の再生を実感する)……来い…すぐに終わらせてやる…! 」

仮面ライダーエボル「「 ッ!?(ラッシュ比べに圧し負け、ズザザと間合いを開けた直後に聞こえた青年の声。そして、周囲を見れば多くのライダーたちに集まる夢や希望、その光が満ち満ちていることに気が付く)……これはッ!(さすがのエボルトも驚愕。さっきまで劣勢だった相手に溢れ出てくる明日への輝きが、なんともまぶしく思えた) 」

仮面ライダーゼロツー「……ああ、終わりだ…この戦いも…お前たちの企みも…! ダッ… ! ! (颯爽と駆け抜け、インフィニットへ殴りかかる) ふんッ、はぁッ!!(続けて間髪入れず上段蹴り、ワンツーパンツと繋げて攻撃を叩き込んでいく) 」

仮面ライダーオーマジオウ「――――――――――――祝え!新たなるライダーの出現を!(黒ウォズを模したように腕を広げ、仮面ライダーゼロツーに祝福を浴びせる) 」

インフィニット「フン…!(ゼロツーの殴打を仰向けに反って回避し、続く攻撃も素手ではたき落としていなしていく)この一撃で…貴様は終わりだ。 ド ォ ゥ ン ッ … ! ! (全身から迸る紅のオーラ…弱者への激しい憎悪を、右足に集束させて跳び出す)―――― フ ン ッ ! ! ! (ライダーキックの要領でオーラを纏った右足による強力な飛び蹴りをゼロツーに見舞う) 」

仮面ライダーゼロツー「―――――――!! 」

仮面ライダーウォズ(タイヨウ)「ああ、我が魔王…私の祝福を…orz 」


ボッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァンッ ! ! ! ! ! (インフィニットの強力な一撃がゼロツーに炸裂し、激しい爆発が巻き起こった)


インフィニット「……フン…他愛もない。所詮貴様ゴミ共が進化したところで、この俺には到底及びはしないのだよ。 」

イズ「……!(インフィニットの激しい一撃がゼロツーへ炸裂し、巻き起こる大爆発。秘書として、仲間として、一度はその光景に衝撃を覚えるが…)………――――(或人様…――――)(しかし、ヒューマギアは絶望しない。ただひたすらに、信じている…ともに叶えることを決意した、あの揺るぎない「夢」を――――) 」


ォ ォ ォ ォ ォ ォ … ッ … ! ! ! (爆発によって湧き起る黒煙の中に、更に濃い一つの人影が底に浮かび上がる)


仮面ライダーゼロツー「――――――……その結論は、"予測済み"だ。(黒煙の中で悠然と立ち尽くしていたのは、確かにインフィニットの一撃が直撃したはずのゼロツーだった。しかし、その体は無傷。それもそのはず…彼の発言通り、インフィニットの攻撃を事前に予測していた或人は、ゼロツーの残像をあえて残し、奴を翻弄したのだ――――) 」

仮面ライダーオーマジオウ「……ふっ……私も一度、やってみたかったのでな。(ぇ(ウォズに) 」




仮面ライダービルドジーニアス「―――― エボルトオオオオォォォーーーーッ!!(エボルトがよそ見していたその時、ビルドの手にはフルボトルバスターが握られ、すでにエボルトの頭上で振りかざした状態ですぐそこまで迫っていた)はあぁッ!!(ガキィィィイインッ ! ! !)(エボルトを縦一文字に一閃、そして)…ガキョンッ――――\ フルフルマッチブレイク ! /(バスターキャノンモードへ変形し、フルボトルバスターにフルフルラビットタンクボトルを装填。銃口にエネルギーが集い、強力な虹色のエネルギー弾を至近距離で盛大に放った) 」

インフィニット「――――!!?(確かに仕留めたはずの相手が倒れもせず、傷すらついていないことに動揺したのか…鉄仮面の中で双眸が泳ぎ始める)…小賢しいッ!!(殺意を剥きだし、再びゼロツーに殴りかかろうとする) 」

仮面ライダーゼロツー「 ふんッ!! (インフィニットの拳が突き出されると同時に身を屈め、カウンターパンチを見舞う)ふっ、はっ…はぁッ!!(その後繰り出されるインフィニットの攻撃を次々と回避・防御し、その度に反撃の一手を確実に挟み込んで撃退していく) 」

インフィニット「ぐゥ…ッ…!!(人間如きが…この俺の攻撃をこうも見切るだと…?)――― ふざけるなァッ!!(手中に集わせたエネルギーから光弾を高速射撃し、遠距離戦へと持ち掛ける) 」

仮面ライダーゼロツー「 ギ ュ イ ン ッ ――――(稲妻の如き速度でエネルギー弾の嵐を潜り抜けていき…)―――― はああぁッ!!(インフィニットの鉄仮面を強く回し蹴る) 」

仮面ライダーエボル「「 ―――――なにッ!?(バッと振り返るがすぐそこまで迫っていたことで深くを取った)ぐぬぅう!(スチームブレードを取り出し応戦しようとするが、一瞬の隙に入り込まれ縦一閃に斬られる)なぁにぃいいいい!?(そして、強力なエネルギー弾が炸裂し、その場で大爆発を起こす)ぐぁあああああああああああああああああああッ!? 」

インフィニット「ぐぁッ…!!(ゴロゴロと転がり吹き飛ばされる)……な、何故だ…ッ…!?俺の…無限の力でさえ追いつけない…だと…ッ……??(蹴られた鉄仮面を片手で抑えつけながら立ち上がる) 」

仮面ライダーゼロツー「俺とイズ…人間とヒューマギアが、同じ「夢」を見てるからさ! ……お前を…止めるッ!! キュピーン ! (装填されたキーを再び押し込む)    \ ゼロツービッグバン ! ! /   はッ!!(インフィニットを蹴り飛ばし、後を追うように上空へと高く跳び上がった) 」

仮面ライダービルドジーニアス「勝利の法則は…――――― 決まったッ! \ ワンサイド ! / \ 逆サイド ! / \ オールサイド ! / (レバーを三回以上を回し込む) \ ジーニアスフィニッシュ ! ! / (エボルトを虹色のグラフで拘束し、全身のフルボトルから噴出するエネルギーで加速して超強力なライダーキックを叩き込んだ) 」



仮面ライダーゼロツー「はっ―――ふんッ―――やッ―――とりゃあぁッ!!(宙へ浮かんだインフィニットを、空間を高速で駆け抜けながら何度も蹴り抜けていく。そして…) ( "ゼ ロ ツ ー ビ ッ グ バ ン" )――――――― は あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ ぁ゛ ぁ゛ ッ゛ ! ! ! (とどめの一撃として、最後にビッグバンの如きすさまじい大爆発を巻き起こす超強烈なライダーキックを炸裂させた) 」

インフィニット「 グ フ ア゛ ア゛ ア゛ ァ゛ ァ゛ ッ゛ … ! ! ! ! (ビッグバンの如き大爆発を纏う強力なライダーキックが全身に直撃し、盛大に爆発する) 」

仮面ライダーエボル「ぐっ!(拘束され、遂にはさっきまで見下していたはずのビルドを見上げる羽目に)……――――――あ~ぁ、余裕ぶっこき過ぎたな。(大袈裟に肩を落として見せた直後、伝家の宝刀たるライダーキックは彼の腹部に直撃し、爆発とともに吹っ飛んだ) 」

仮面ライダーグランドジオウ「……!やった…!! 」

イズ「……或人様…!(貴方を、信じてよかった…)(爆発を背に悠然と佇むゼロツーの雄姿を目に焼き付け、人間らしい安堵の微笑みを浮かべた) 」

仮面ライダーウォズ(タイヨウ)→黒ウォズ「 ヨシ! (現場猫と一緒にヨシのポーズで勝利を祝う) 」

仮面ライダーオーマジオウ「……我が力なく絶望を乗り越えたか。これは………奇しくも、私が見てきた時間〔とき〕の流れとは大いに異なるものだ。(仮面ライダーゼロツーの奮闘劇を見据えながら) 」

仮面ライダーゼロツー「―――――!(勝利を確信しかけたその時、ある事態を"予測"し、唐突に爆発によってできた黒煙へと振り返る)……いや…"まだ"だ…! 」




インフィニット「――――――……グゥ…ッ……!!(黒煙の中、絶大的なダメージを受けてよろめくインフィニットの姿があった)……ゼェ……ゼェ……ッ……!(鉄仮面の中の赤い瞳が激しく揺らぎだす、激しい憎悪を含んだその瞳が――――) 」

黒ウォズ「……あれほどの攻撃を受けても尚立ち上がる…なんという生命力… これも、無限鉱石によるもの中、はたまた彼自身の潜在能力なのか…(立ち上がるインフィニットに啞然とした) 」

仮面ライダーゼロツー「決着はついたんだ…観念しろ、インフィニット…! 」

インフィニット「ゼェ……ゼェ……ッ……!……決着…だと…?……クククッ……!何をもって、すべてが終わったと思い込んでいる…?弱者共が…強者であるこの俺に一矢報いたところで…図に乗るなよォ…ッ!!(ふわりと宙へ浮かび上がる最中、手中に黒い球のような物体を生み出し、それを虚空へと静かに解き放った) 」


ポ ゥ …――――――――――― ズ ズ ズ ズ ズ ォ … ッ … ! ! ! (黒球は虚空を転がるように移動し、徐々にその形を肥大化させていく)


仮面ライダーグランドジオウ「なんだ、あれは…!?(黒い球体のような物体に身構える) 」

インフィニット「そんなに終わりを迎えたければ…いいだろう…この俺がすべてを終わらせる。あらゆる次元から閉ざされた"無"の世界―――― 「虚無空間」に呑まれて、永遠の闇を彷徨うがいい!!(黒球にエネルギーを注ぎ込む) 」



―――――   ボ   ォ   ア   ッ   !   !   !   !  ――――― (インフィニットによって黒球は瞬く間に巨大化し、あらゆるものを吸い込むブラックホールへと変化する)


仮面ライダーオーマジオウ「………もはや、力の出し惜しみなど、してはいられぬようだ。 」

仮面ライダービルドジーニアス「ぐ…ッ……!!?これは…ブラックホール…ッ!?(エボルトと同じだ…こんな物理的法則を無視したものまで安易に生み出せるのか…!?)(吸い込まれまいと両足に力を入れて踏ん張り続ける) 」

仮面ライダーゲイツ「くそッ…まずいぞ!このままだと全員、あの空間に呑まれてしまう!! 」


ズ オ オ オ オ オ オ ア ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ッ ! ! ! ! ! (ブラックホールは尚も肥大化を続け、比例するように吸引力も凄まじいものへとなっていく)


インフィニット「(ブラックホールから離れるように宙へ高く浮遊し、地上の者たちを見下ろしながら掌を突きつけた)―――― 消えろ…永遠にッ!! 」


――――“シャンブルズ”――――


――――  シ  ュ  ン  ッ ――――(安全な宙へ浮かんだはずのインフィニットが、突如としてブラックホールの至近距離に出現する…いや、"出現させられた"のだ)


ロー「消えるのはお前だ ―――― インフィニットッ!!! ジジッ…バジバジィッ… ! ! (インフィニットの位置を転換させた張本人が、ついに本人の前に姿を現わす。右手に緑色に煌めく稲妻状のエネルギーを蓄えながら…) 」

インフィニット「――――― ッ゛ ! ! ? (あまりの突然の出来事に動揺する間もなく、背後に現れたブラックホールの方へ勢い良く振り返って戦慄が走った) ぐ…ッ……ぉおお…ッ…!!!     !!    (自ら生み出したブラックホールに呑まれまいと、決死の抵抗をする中、目前に現れたローの姿を血走った眼で捉えた) 」

黒ウォズ「くっ……――――――!(待っていたよロー君…!今こそ、「作戦」の最終段階だ…!)(ブラックホールへの抵抗を続ける中、ローの奇襲に勝機を見出したかのように不敵に笑う) 」

ロー「この手術(オペ)は…お前を体内から破壊する!!―――― “ガンマナイフ”ッ!!!(  ズ  ド  ン  ッ  !  !  !  )(エネルギーを短剣の形へと練り上げ、インフィニットの身体に思いっきり突き刺した) 」

インフィニット「 グ フ ァ゛ ア゛ ッ゛ … ! ? (エネルギーが胸部に突き刺さり、吐血する)…こ…この程度の攻撃ィ…ッ…!!(ローに掌を突きつけ、仮想現実の力を開放しようと試みるが)――――!?(その時点である異変に気が付く。キャロルにホールドされた時と同じ感覚…そう…"仮想現実の力が行使できない"という異変に――) 」

ロー「気が付いたところでもう遅ぇ…!今の攻撃と一緒に――――― "無限鉱石をお前の体内へ注ぎ込んだ"…! 」

インフィニット「なんだとッ…!?だ、だが…ッ…!俺の身体に鉱石の力を注ぎ込めば、帰って俺をパワーアップさせるだけだ!なのに…何故、体が…ッ…!? 」

ロー「理論的にはな…だが、お前の体内に鉱石を注入させる際、俺の能力(オペオペの実)で無限のエネルギーの流れを逆流させることで、体内で結合した鉱石がお前の力を一時的に中和させたんだよ。今この瞬間―――― お前は「無力」だッ!!! "このタイミング"を絶対に逃すわけにはいかなかった…!!お前ら、決めろ!!(そう言うとインフィニットの身体を土台として蹴り飛ばし、ブラックホールから退くように跳び上がった) 」

仮面ライダーオーマジオウ「フッ……この私に指図をするとは。……よかろう。ならば、今こそ……… 」

仮面ライダーグランドジオウ「よし…ッ…!(ローの計らいによってピンチがチャンスとなった瞬間を逃さず、ブラックホールの吸引力を利用して一気にインフィニットの元まで跳び上がった)\グランドジオウ !/ \ オールトゥエンティ タイムブレーク ! ! /  っはああああああぁぁぁーーーーッ!!!(全平成ライダーの虚像を纏い、平成ライダーキックをインフィニットの身体に炸裂させることで、ブラックホールに閉じ込めようと蹴り飛ばした) 」

仮面ライダーゲイツ「 いいだろう…! \FINISH TIME!/ \ タイムバースト ! ! /(「らいだー」と「きっく」の文字で作り出された誘導レールに沿って突進しながらライダーキックを繰り出した) 」

仮面ライダーオーマジオウ「―――――――――――――――――― 終 焉 ノ 刻 ! (その場で浮かび上がっていき…) 」

仮面ライダーオーマジオウ「―――――――――――――――――― 逢 魔 時 王 必 殺 撃 ! (全身に黒と金のオーラを纏うとともに、マント状に展開されている針「アポカリプス・オブ・キングダム」を上げてエネルギーを増幅、「キック」の文字を大量に出してインフィニットを包囲して動きを封じ、飛び蹴りを放つ。) 」

インフィニット「―――――!!(この俺が…「無力」……だとッ……?) 」


この瞬間、インフィニットの脳裏に、己の敗北の歴史がまざまざと蘇る。弱さを嫌い、嘆き、憎んだこれまでの日々を。力を手にし、己を弱者と見下した者たちへ、すべてを見返そうとした日々を――――


インフィニット「俺は…俺はァァアアア――――(何かを強く訴えかけようとしたその時、全身に最後の強烈な一撃が次々と炸裂し―――) 」

インフィニット「――――― グ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ! !(大の字に肢体を広げて悲鳴を上げながら、皮肉にも、自らが生み出した暗黒の渦の中へと呑み込まれてしまった――――) 」


ズ ズ ズ ズ ズ ゥ ゥ … … ――――――――(インフィニットが虚無空間に呑まれた瞬間、ブラックホールは瞬く間に縮小し、やがて完全に消滅した――――)


仮面ライダーゼロツー→飛電或人「……終わった……!(インフィニット、そしてブラックホールが完全に消滅したのを見届けると変身を解除し、先程まで黒い渦があったはずのその虚空を静かに眺めていた) 」

黒ウォズ「祝え!悪しき無限の力を宿した亡霊を、我が魔王とその家臣が打ち滅ぼした瞬間である!! 」

仮面ライダーゲイツ→明光院ゲイツ「俺は家臣になったつもりはない! 」

仮面ライダーグランドジオウ→常盤ソウゴ「上手くいった気がするよ…! ……!(勝利を喜んでいた時、ふとオーマジオウの方へ振り返る)…力を貸してくれて、ありがとう。(やや複雑そうな表情を浮かべながらも、今まで対峙していたはずの「未来の自分」に感謝を示した) 」

仮面ライダーオーマジオウ「…………実に見事な働きだった、若き私たちよ……。まさかこのような日が訪れるとは………夢にも思わなんだぞ。 」

仮面ライダービルドジーニアス→桐生戦兎「………(変身解除後、一人だけ陰りのある表情を浮かべていた)……(本当に、これで終わったのだろうか…エボルトも、あれで倒されたとは思えない……)………まだ、気は抜けないか…(ぼそりと自分自身へ言い聞かせるように呟いた) 」

飛電或人「テイルスとローが考えた「作戦」のおかげで、なんとかインフィニットの無限の力を封じることができた。無限鉱石があったとしても、一回限りの力…使うべきタイミングがシビアだったから…作戦通り上手く決まって本当に良かった。 」

ロー「…だが、肝心の「卵」とやらの破壊には至らなかった。奴が言っていた「虚無空間」がどんなもんか知らねえが、奴の体内に「卵」がある限り、油断はできねえ。なにせあんなブラックホールを簡単に生み出せる力を持っていたんだ…その空間から脱出してくる可能性も否めない。今は深手を負っているだろうが、念のために次の対策を考える必要があるぞ… 」

飛電或人「…戦いはまだ終わっちゃいない…ということか…(渋い顔で頷きながら、手に握られたプログライズキーに視線を落とした) 」

仮面ライダーオーマジオウ「……まるで……若かりし頃へ、舞い戻ったかのようであった。若き私よ………―――――――― ジ リ ッ !(突然、オーマジオウの姿に一瞬だけ歪みが生じる)……む………… 」

常盤ソウゴ「――――!(オーマジオウに走った歪み、決して見逃しはしなかった) 」

仮面ライダーオーマジオウ「……今のは…………  ジリッ… ジリジリッ…ジリッ…  ……これは………いったい……どうしたことか。(オーマジオウに生じた歪みは、徐々に露わになっていく) 」

黒ウォズ「……!これは…一体何が…?(オーマジオウの異変に目を見張る) 」

仮面ライダーオーマジオウ「 ジリッ ジリジリッ ジリッ…ジリジリジリッ …………まさか…………   ………若き私…そして、お前達………よく聞け。 これは恐らく………何らかの兆候なのだろう。今より然程遠くはない……………お前達の未来で、何かが起きようとしている……私には、それがわかる。 」

明光院ゲイツ「未来だと…?おい、いったい何が――――!(オーマジオウに問い詰めようとしたその時、ソウゴに手で制される) 」

常盤ソウゴ「……(ゲイツの気持ちを察しながらも、冷静にオーマジオウの言葉を受け止め、そして向き合う)……俺にも、わかるような気がするよ。…でも、大丈夫。だって…"未来なら、自分の力で変えられる"からね。(若き魔王のその表情には、未来への不安も恐怖もない、ただ…希望に満ち溢れているようだった) 」

黒ウォズ「―――――!(かつて、大乱闘にてもう一人の自分(=白ウォズ)に言い放ったソウゴのあの言葉が脳裏によみがえった)……ン我が魔王…(ソウゴの、未来を恐れない王者たる風格に、改めて感服する) 」

仮面ライダーオーマジオウ「………〝時間〟がない……。どうか………お前達の、手で………(足元から徐々に粒子化していくように削れていく)―――――――――――さらばだ、若き―――――――――――――――――〝同胞たち〟(そう言葉を残し、消滅していった…) 」

常盤ソウゴ「……やってみるよ…なんか、何もかも…上手くできそうな気がするから…――――(光となって空へと消えていく未来の自分を見届けながら、そう呟いた) 」


こうして、インフィニットを退けることに成功し、穏やかな日常が戻ると思われた。しかし、それもいずれは束の間となるだろう。


来るべき日、すべてが本当の終わりを迎える日は、必ずやってくる。


その日が齎すものは、希望か、絶望か、あるいは――――――








― 虚無空間 ―




音も、風も、光も、何もない空間…ただ、際限なき闇のみが、無限に広がる世界


インフィニット「ゼェ……ハァ……ッ……!!(そんな、"無"の世界でただ一人、現実世界で受けた激痛に苛まれながら、真っ暗な地面の上でのた打ち回っていた) 」

インフィニット「…ハァ…ハァ…ァ゛…ッ゛……!……こ、の……俺が…「無力」……だと……っ…? ……ち、違う…ッ……お、れは……俺は……無力、じゃ…ない…ッ……弱く、ない……ッ…!! 」

インフィニット「…俺は……俺はァ…ッ…――――――――― 」


何者かの気配を微かに感じる


インフィニット「―――――!! 」


何者かの呼吸が微かに聞こえる


インフィニット「………(自分以外何もないはずの空間に、別の何かを察したのか、自らの体を起こして気配を感じるその方角を静かに見据え始めた) 」


姿形のない「ソレ」は、確かに彼の目の前に存在する


インフィニット「……貴様……誰だ…?(深淵の暗闇に見出したその得体の知れない「何か」を睨みつける) 」






× × ×「―――――――――――――――― 」







――― DARK DARKER YET DARKER  " 暗く 闇より暗く 尚暗く " ―――


――― THE DARKNESS KEEPS GROWING " 暗闇は ただ肥大化してゆく " ―――


――― THE SHADOWS CUTTING DEEPER " 影は鋭く 深淵を切り裂き " ―――


――― PHOTON READINGS NEGATIVE " 光量子測定値は負数 " ―――


――― THIS NEXT DRAMA SEEMS " この次の物語は " ―――


――― VERY…VERY… " 非常に…非常に… " ―――


――― INTERESTING " 興味深いものになるだろう " ―――


――― WHAT DO YOU THINK? " 君は どう思う? " ―――




― テイルスハウス ―


桃白白「どどん波ァーッ! 」

ろろん「ろろんぱぁ~☆ (σ・∀・)σ・・・━━━━━━━☆ 」

桃白白「どどん波ァーッ!! 」

ろろん「ろろんぱぁ~☆★ (σ・∀・)σ・・・━━━━━━━☆ 」

飛電或人「家の中でビーム撃つなああああああーーーー!!!(テーブルに潜って天井から降り注ぐ瓦礫から逃れてる) ていうか、アンタ誰!?(桃白白に) 」

桃白白「世界一の殺し屋、桃白白だじょー。(どーーーーん!) 」

ろろん「だじょー!(`・ω・´)ドーン 」

飛電或人「なんだってビーム撃てる殺し屋がこんなところにいるんだよ!!ロシア(違)の殺し屋は恐"ろしあ"…… 」

桃白白「どどん波ァーーーッ!!! 」

ろろん「ろろんぱぁ~☆★☆  (σ・∀・)σ・・・━━━━━━━☆ 」

飛電或人「すなーーーーっ!!! 」

ろろん「 ぴ え ん 」

テイルス「あーもー!まーた部屋散らかってるよ~!(出先から帰宅してくる)或人、片付け手伝ってよー! 」

飛電或人「なんで俺がああああああああああああああ!?!?!?!?誰か助けてくれえええええええええええ 」


インフィニットとの対戦から数日が経った。世界は無限鉱石による被害も落ち着き、各地で突発的に騒動が起こることもなくなった。日常は、穏やかさを取り戻したのだった…


はらぺこあおむし「(テイルス宅の残骸を片付けるハロウィンのアルバイトをしている) 」

キャロル「か~~め~~は~~め~~~~    ベギラ"マ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"——————!!!!!!(鳥山作画で手からなんかすごいビームをぶっ放し日テレを消し炭にする) 」

テイルス「…それにしてもさ、或人たち遠征組のおかげで何とかインフィニットを退けることができて、ここ最近大きな事件はめっきり減ったよね。あの時は危険だったから、僕とろろんは待機していたけれど…何とか上手く作戦が決まったみたいでほんと良かった。 」

ヒロ「どうして…(日テレごと消し炭にされる) 」

アーロン「これは俺の物語だ(アーロン伝と達筆に記された同人誌を路上販売している)ジェクトはシンだ、スタンドはビキニなんだ 」

聖白蓮「やめなさい(別世界のアーロンを張り倒す) 」

飛電或人「サッ、サッ…(箒と塵取りを両手に残骸を片付けている)ああ…実際奴を前にすると冷や冷やしたが…誰一人犠牲を出すことなく、奴を抑え込むことができたんだ。 」

キャロル「 ~これまでの粗筋~ \デンデンデン♪デン♪デンデンデン♪デン♪デデ♪デデッデデ♪デデデッデデー♪/ (DBの粗筋に流れるBGM)ムゲンダイボールを7つ集め無敵の力を手に入れた超生物、インフィニット。彼の手によってケイオスのほとんどが消失した 」

アーロン「…………。(その場を立ち去る) 」

回想のインフィニット(鳥山明ver)(セル)「俺は無敵だ!最強だ!!大津愛も永遠なんだァァァァァ!!ティーエムレボリューションンン!!!!(ケイオスから直列に並ぶ惑星を次々と極太光線がかんつうしていく)(画像は開発中のものです) 」

回想のヒロンクス(鳥山明ver)(トランクス)「おーーーーーい!!誰か忘れてませんかってんだ!!ろろんちゃんを守るイケメン★スーパーヒロンクsハァァァァァァァアッァァァ——————————————————————!!!!!(ビームに巻き込まれ太陽に突っ込む)(画像は開発中のものです) 」

脚本家の関羽「そんなもの(あらすじ)はない。(無慈悲) 」

ヒロ「ハァ☆ 」

回想の仮面ライダーピッゼロワン(鳥山明ver)(ピッコロ)「魔貫光殺砲ォォォォォォォ—————————— !!!!!!(インフィニットへ指先から戦闘力を集中させた螺旋状に渦巻く光線を放つ)(画像は開発中のものです) 」

ろろん「ん~……――――(どどん波のポーズをとっている最中、無限鉱石の感覚共有で見た「誰か」の記憶がふと思い出される)……あの時見たものは、やっぱり……―――― 」

回想の太陽(鳥山明ver)(首領パッチ)「誠に遺憾である(ビームとなったヒロンクスに貫かれビッグバンを引き起こす) 」

回想のヨクゥ(鳥山明ver)(ヨクバリス)「未だピッゼロワン!オラごとインフィニットをやるんだばらああぁぁぁぁァァァァァァァァ(巻きつく攻撃でインンフィニットを拘束、自らも魔貫光殺砲に貫かれる)(画像は製品版です) 」

飛電或人「いや誰だよ!!解釈違いです!!!(回想シーンを必死にもみ消す) 」

回想のインフィニット(鳥山明ver)「ち……畜生オオオォォォォォォォォ——————!!!!(1カメ)ち……畜生オオオォォォォォォォォ——————!!!!(2カメ)ち……畜生オオオォォォォォォォォ——————!!!!(3カメ)(ヨクウごと太陽に突っ込み爆発四散 ここまで約3分)(画像は開発中のものです 実在の鳥山明、フレアチューバー、若本とはなんら関係ありません) 」

テイルス「そうだね!鉱石の研究の方も大体は解明できたし、そろそろ最後のカオスエメラルドの行方も探さないと……ん? 」

未来アルティメットキャロルパン「—————その後、ムゲンダイボールを集めてケイオスはなんとか復活した。しかし114514回復活していたヒロはさすがにどうにもならなかった(飛電或人にほっぺを引っ張られ回想をもみ消されながらも糸目で) 」

回想の第二の太陽(鳥山明ver)(フラダリ)「それでは読者のみなさん、さようなら(鳥山明先生の次回作にご期待ください!) 」

どうにもならなかったちゃちゃヒロ「ぴえん 」

ろろん「おろろん?どしたのテルルン?100円玉でも拾ったの?( ・ω・) 」

回想の仮面ライダーピッゼロワン(鳥山明ver)→ピッコロ「 10円ッ!!! (回想から飛び出して10円玉を拾い上げる) 」

テイルス「違うよろろん!そうじゃなくて……カオスエメラルドレーダーが反応しているんだ…!(レーダー端末を両手に驚嘆している) 」

飛電或人「なんだって…!?(驚くあまり掃除道具を投げ捨てレーダーのもとへ駆け寄る)それ、最後の一個なんだよな…?ば、場所はどこなんだ!? 」

テイルス「サーチしてみるね!えっと~……!?ま、まって!これは…っ…!……カオスエメラルドがかなりのスピードで動いている…?しかも…"こっち"に向かってきているよ…!! 」

ヒロ「ッハア…(YTR★  ……!?向かってきてる?どういうことだ…? 」

回想のヨクゥ(鳥山明ver)→ヨクバリス「オラァ腹ぁ減っちまったァ!(階層から飛び出しピッコロが拾った10円を貪り食ってしまう)かぁぁーうっめぇなぁ!カオスエメラレルドってそれお宝じゃあぁねぇかぁ!オラワクワクスッゾォ!よーし、火影のグルメ族王(殺さずのるろうに)に!オラはなる!! ┣¨  ン  ッ!   」

ピッコロ「クソマァ!!!!(10円ごとリスに食われる) 」

ろろん「……!(テイルスの発言を聞いておもむろに家を飛び出した) 」

テイルス「あっ…!ろろん!(彼女を追いかけるべくレーダーを持って外へ出る) 」

キャロルチャン「「「「「「「「(151人に増えコサックダンスを踊りながら見送る)」」」」」」」 」

ろろん「はっ、はっ……!(テイルスハウスから少し離れた野原へとやってくる)…もしかして、ろろんが持ってるエメラルドと、引きあっているのかな…?(辺りを隈なく見渡してエメラルドを探そうとするが…) 」


ジジンッ―――バジジッ――――ジッ―――――ジジジッ――――――(聞き覚えのある、あの耳を劈くようなノイズ音がろろんの耳の中を駆けていく――――)


ろろん「あぅ…っ……!?(激しいノイズ音に一瞬頭痛のような痛みが走る)……この感じ……(ひょっとして…――――)―――――!!(何かの気配を感じ取り、ふと頭上を見上げた) 」

インフィニット「―――― ジッ…バジッ……ジジンッ……(少女が見上げた先にいた者は、姿を消したはずの「奴」。力を渇望しその猛威を罪なき者へと振るい続けた恐怖の権化だった)…………(全身に僅かなノイズを走らせながら、鉄仮面の内側よりろろんを見下している。その右手に、「紫色のカオスエメラルド」が確かに握られていた…) 」




ろろん「――――!?(あまりに突然の出来事に狼狽え、声が震えだす)……ぁ…ぁ……き、君は……!!(倒されたはずのインフィニットの復活、そして、その彼が手にしている紫色の宝石を交互に見つめながら、必死に言の葉を紡ぎ出そうとする) 」

飛電或人「おーーーいっ、ろろーーん! どうだ、見つかったか―――――!!?(ろろんの視線の先に釣られて上空を見上げると、そこにいた人物に驚愕の色を露わにする)……ィ、インフィニット……ッ…!? な、なんで…なんでお前がこんなところに…!!(ドライバーを手に咄嗟的に身構え戦闘態勢に入る) 」

テイルス「はぁ、はぁ……!待ってよ~…!……あれ…?みんなどうしたの―――――?!い…インフィニット……!!ど、どうして…!?或人たちが倒したはずじゃ…… 」

ヒロ「お前は…あんときの!!ろろんちゃん下がって…!奴は危険だ…(ろろんを庇うように彼女の前へ出る) 」

テイルス「……!あの手にあるの…ま、間違いないよ!あれが、レーダーがキャッチした最後のカオスエメラルドだ!まさか…そんな……最後のエメラルドがあいつの手に渡っていたなんて…!(頭を抱え込む) 」

インフィニット「……フン。あの程度でくたばるとでも思ったか、つけ上がるなよゴミ共。(ゆっくりと地上の芝生へ着地する)だが、弱者の足掻きのおかげでいい退屈凌ぎにはなった。そろそろ、貴様等と…そしてこの世界にケリをつけてやろう。(突き出した手で虚空を握り潰し、今までにない激しい敵意、憎悪を剥きだす) 」

ろろん「……ゴクリ……(息を呑んで意を決し、ヒロの庇う手を「大丈夫だよ」と降ろして自らインフィニットへと歩み寄っていく)……"あの時"……ろろんが見た記憶は…―――― 君のだったんだね。(真っすぐな瞳で、彼の仮面の瞳に語り掛ける) 」

インフィニット「…………?(「何のことだ?」と、語り掛けるろろんを静かに睨みつける) 」

ろろん「………………… 」


違う!俺は弱くなんかない……!……俺は、お、俺は……俺は弱くない……ッ! 俺は弱くないーーーッ!


俺は……また失うのか…っ……?弱いから…弱いからか……?弱ければ、死ぬ…俺は、死にたくない…ッ……強く、ありたい……!俺は、弱くない……弱く、な……――――


ろろん「……………… 」


俺 は 弱 く ね゛ え゛ え゛ え゛ え゛ え゛ え゛ え゛ え゛ え゛ え゛ え゛ え゛ え゛ え゛ ッ゛ ! ! ! !


う゛ わ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ ぁ゛ ぁ゛ ぁ゛ ぁ゛ ぁ゛ ぁ゛ ぁ゛――――――――――


ろろん「―――――― とっても…つらかったんだね…?(濁りのない潤んだ瞳で、静かに向かい合う) 」

インフィニット「………!?(恐怖でも、敵意でもない。ろろんがその瞳に浮かべる透明な感情に、一瞬、動揺する) 」

ろろん「大切にしていたもの…全部、なくなった…そうなってしまったのも、「自分のせい」だって…だから……"自分もなくしてしまえば"…もう、何も失うものはないんだって… 」

ろろん「……でも…自分をなくしちゃうなんて…それだけは……だめ……!ろろんには、ろろんだけの……君には、君だけのものを持ってるはずだよ…? 」

ろろん「それを"なかった"ことにしたら…生きているって、思えなくなる…心が、寂しくなるよ……(胸が締め付けられるような、悲痛の思いを表情に、一歩、また一歩とインフィニットへと歩み寄っていく) 」

ろろん「…ろろんも…みんながいてくれたから、たくさんのものをもらった…だから…!……ろろんと、一緒に見つけよう…?君の…君だけの、本当に大切なものを―――――― 」

ヒロ「…ろろんちゃん……(俺も、君がいてくれたから…大切なものをもらった…きっとそうやって俺たちみんなのことを救おうとしてきたんだよな…?)(ろろんの背を静かに見守る) 」

飛電或人「……(ろろんは、インフィニットに歩み寄ろうとしている。アイツの気持ちを、正面から受け止めて理解しようとしている。きっとそれは、彼女にしかできないこと…)(インフィニットへ語り掛けるろろんを静観する) 」

インフィニット「…………――――――――(優しく語りかけてくる言葉に、重々しい鉄仮面が俯きかける) 」

インフィニット「―――――  黙 れ ッ ! ! (静寂を破るように、か弱い少女の言葉を遮るように放った怒号。その声音には、純粋無垢な彼女には決して理解できないであろう深淵の如き深い闇の底に沈んだ憎悪が渦巻いていた…) 」

ろろん「ぇ―――――――!? 」

インフィニット「…貴様に俺の何がわかる…ッ…!?力のない者は何も得られない!力無き者は罪人(つみびと)だ…この世界を生き抜く価値すらもない! 」

インフィニット「だが俺は違うッ!!もう何も失うことのない…いや、失うくらいならば…俺以外のすべての弱者を踏みにじり、すべてを奪い尽くしてやる!!圧倒的な"無限"の力…!!俺だけが持つ究極の力で、「持たざる者」から「持つ者」へと昇華する!! 」

インフィニット「 お 前 の 全 て も 奪 っ て や る ぞ ッ ! ! !  (刹那の一歩でろろんへと差し迫り、振りかざした手刀で天使を穿った―――――――) 」

ろろん「       !!        」




爛漫の天使より、花弁のような羽が楽園へと続く空へ飛び散っていく ―――――


テイルス「あっ―――――!!!? 」

飛電或人「ッ゛ッ゛――――――!!? 」

ろろん「………―――――――(白と黒、二つの羽が目の前を飛び交う中、空へ舞い上がるそれらに微かに手を伸ばす。薄ら薄らと閉ざされていく瞳の中に秘めたる思いを馳せながら…) 」

ヒロ「(―――――!!??)ろろんちゃ――――――!!(心臓を貫かれたろろんへ必死に駆け出し、手を伸ばそうとする) 」

ろろん「――――――――――――――――(スローモーションの世界の中、霞んだ視界の中でこちらへ手を伸ばすヒロへ向けて、静かに手を伸ばそうとするも…) 」


"ごめんね…ひろろん……っ……――――"


ろろん「    ト  サ  ァ  …  !  !    (ついに目を閉ざした天使の少女は、ヒロの胸の中へ静かに倒れ込んだ) 」

テイルス「……………そ…そん、な……っ…… ろ…ろろんが……っ……(受け入れられない現実を直視し、絶望のあまりその場に崩れ落ちる) 」

飛電或人「……っ゛……!?……!?(眼前で起きた仲間の死に、呼吸は乱れ、言葉は失っていく)……ぅ……うそ、だろ………?(がくりと挫き、ヒロの胸に倒れたろろんを、ただただ呆然と見つめることしかできなかった) 」

ヒロ「う、くく……… 」

仮面ライダーエボル「アッハッハッハッハッ(ぱちぱちと拍手しながらインフィニットの背後から現れ、絶望する面々ににこやかな笑みを向けながら)―――――――よっ!(まるで休日の昼下がりに偶然出会ったかのようなノリで挨拶をする) 」

ヒロ「…………うおおおおおおおおおおおお!!!!(腕に力を込め、自身の非力さに対してやり場のない怒りをぶつけるかのように叫ぶ) 」

ろろん「―――――(天使の羽は拉げたように折れかかって動かない。浅い呼吸も聞こえない。あのつぶらな瞳も、もう開かない。) 」


ピ カ ァ ァ ア … ッ … ! ! ! (倒れ込んだろろんの身体から…黄、透明、水色、青、緑、赤、六つのカオスエメラルドが出現した)


インフィニット「(ろろんから飛び出た六つのカオスエメラルドを引力で手繰り寄せ、周囲に囲わせ我がものとする)……ついに手に入れた…!これで俺は、大いなる存在へと進化を果たす…!ハ、ハハハハハッ!!! ……行くぞ、エボルト。今度はこの世界のなにもかも、滅ぼしてやる…!(カオスエメラルドと共に空へと舞い上がり、飛び去っていった) 」

桐生戦兎「――――!(偶然その場へ居合わせ駆け寄ってくるも、時すでに遅く、倒れ込んだろろんに言葉を失う。そして…)―――――!(彼女を殺めたインフィニット、そして意気揚々としたエボルトの二人に、並々ならぬ怒りを露わに―――) エボルトオオオオオオオォォォーーーーッ!!!!(激しい憎悪を剥きだした) 」

仮面ライダーエボル「 ――――なぜ守らなかった?そいつはお前等にとって大事な仲間だったんだろう?なぜ引き摺ってでも止めなかった?誰も犠牲にはしたくないんじゃなかったのか? ……お前達には失望したよ。もっとストイックかと思ったんだがなぁ~~~~~~~。……あいよぉインフィニット。じゃあ、―――――チャオ♪(亜空間の中へ消える。去り際桐生戦兎の方を見て、不気味なオーラを出すが、鼻で笑うようにして消えていった。) 」

アーロン「………遅かったか。(同じくその場へ現れる) 」

黒ウォズ「(戦兎と共に遅れて現場へ馳せ参じる)……なんてことだ…っ……こ、このようなことが……(悲劇に包まれた空間の中で物言わぬ人形となってしまったろろんが目に入り、思わず目を伏せた) 」

バンジョー龍我「オイマテエボルトォッ!!! クソッ!! オイセントォ!!! ヤベーッテ!!!コレマジデヤベーヨ!!! 」

黒ウォズ「…っ…ひとまず、ここから近い寄宿舎へ彼女を連れていこう。中に診療所があるはずだ。 」

絶望に暮れる中、一同はろろんを連れて寄宿舎へと駆け出した…――――


― 寄宿舎・Drえーりん診療所 ―


その後、駆けつけてきた外科医のローと、「えーりん」こと八意永琳の二人による緊急手術が診療所で行われた。数時間に渡る治療の中、仲間たちはただ、彼女が息を吹き返すことを、その奇跡をただ祈り続けた…


飛電或人「…………(診療所前のベンチに座り込み、青ざめた表情を浮かべながら刻々と過ぎていく時間の中で息を殺すように閉口していた) 」

八意永琳「――――……(治療が終わったのか、簡易治療室より出てくる) 」

テイルス「……!(治療室から出てきた永琳へ駆け寄っていく)あの……ろろんは……? 」

八意永琳「……あらゆる手は尽くしたわ…………けれど…… 」

飛電或人「ッ――――!!?(永琳の発言に思わず身を乗り出し彼女へと迫った)待ってください…ッ…!……そんな…冗談ですよね…っ……?最善を、尽くしてくれたんですよね…っ…??(形容しがたい表情で、震える唇から零れる乾いた笑みを零しながら永琳に迫り続ける) 」

ヒロ「……ま、まて…ま、まだ…ダメだと…決まったわけでは……! 」

ロー「――――― 喚くな。(永琳に続けて治療室から姿を現わす)……おめえら、よく聞け。結論から言うが…あいつはもう、"目覚めねえ"。(医師として最善の治療を尽くした男は、落ち着いた口調で、されど歪みを帯びたような顔でその事実を突きつけた) 」

テイルス「そん――――っ…!!…………(突きつけられた事実に、悲愴に顔を歪ませる) 」

アーロン「……やはり〝使い物にはならない〟か。(ローから放たれた結論を聞いた彼は、そう呟いた。) 」

ロー「…あいつが「天使」だと聞いた時は耳を疑ったが、実際に解剖して分かった。姿形こそは人間に似ているが、その人体の内部構造には明らかに他の人間とは違うものがいくつか見られた。特に…血液が通っていないあいつには、輸血を行うこともできねえ。永琳の秘薬の処方も試みたが…そもそもこの世の住人じゃないあいつには、まったく効果がなかった。………残念だが、俺たちにできるのは…ここまでだ……(帽子を目深に被り、陰る表情を覆い隠す) 」

飛電或人「 ッ゛ ! ! ? (「使い物にはならない」と発したアーロンの胸倉に掴みかかる)……なんだと…ッ…!?(憎悪を剥きだし、アーロンを睨みつける) 」

テイルス「やめなよ或人…!!(アーロンに迫る或人をなだめるように)……そう、なんだ……ろろんは…この世界の住人じゃないから……でも、だからって……こんなのって……(ぎゅうと瞳を瞑り、溢れそうになる涙をぐっとこらえようとする) 」

アーロン「………(或人に胸倉を掴まれるも顔色ひとつ変えず、或人を見下ろす)アレは……奴を退ける鍵だ。………と、思っていたのだがな。 」

桐生戦兎「……最っっ悪だ……(行き場のない悲しみを抱え、頭を掻きむしる) 」

現場猫「……こんなこと、全然ヨシじゃない…… 」

電話猫「ろろんさん……どうして……どうして……(悲しみの波を流している) 」

テイルス「ローも、永琳さんも…医学会では有名な人たちなんだ。そんな人たちが最善を尽くして治療を行っても、駄目だったんだ……受け入れたくないけど……ローたちの言うことは正しいよ……… 」

キャロル「—————(自販機横、通路添いのベンチに横たわりマガジンを顔にかぶせ、腕を枕にねぞべり沈黙を守っていた)      バサッ(乾いた音を立て、顔に覆いかぶさっていたそれを手で軽く払い床に投げ捨てると、腰を上げ)—————。 ガララ ガコンッ(物言わず、自販機からポカリをおもむろかつ乱雑に引っこ抜き一同へ背を向けたまま外へ歩を進めた) 」

飛電或人「…っ……(ローやテイルスの発言に掴んだ手の握力が脱力し、やがてアーロンから手を降ろし俯いたまま数歩引き下がった)………ろろんっ……どうしてだよ…ッ………! 」

ヒロ「……………結局、俺は……守れなかった……!(グッと拳を握りしめ) 」

飛電或人「…あいつは……ろろんはなッ…!!確か人間じゃないし、俺たちとは住む世界が違った住人かもしれない!!…けれど、それでもさ…俺たちは間違いなく「友達」だったんだ…っ…… それにあいつは、今まで俺たちに、いろんな"奇跡"を見せてくれた!どんな不可能だって、可能性を見出してくれたかけがえのない"光"だったんだッ!!…こんな……こんな、ことで……ろろんが…いなくなるなんてこと…ッ………ぐ…っ……ふぅ……うぅ…っ……(壁に拳を打ち付け、前髪で隠れた顔から雫が確かに零れ落ちた) 」

テイルス「…ヒロ…或人……(もはや彼らにもかける言葉が見つからず、ただ体を震わせながら閉口する) 」

アーロン「…………俺は次へ向かう。(感情を見せぬまま、外のほうへ向かう)……〝こうして立ち止まっている〟よりは、ずっといい。(そう言い残して歩いていった) 」

そうして、静寂に包まれたまま時間が過ぎていき、気が付けば日は暮れていた。沈みゆく太陽に赤く染まりゆくこの日の空は、美しくもどこか儚げさを残していた… 」

飛電或人「………(どのくらい時間を過ごしていたかは知らないが、あれからずっとベンチに座り込んだまま歪んだ顔のまま目を瞑っていた)………(外から聞こえる烏の鳴き声に呼ばれたかのように身を起こし、その場を後にしようとしたが…) 」


ジジッ…バジジジッ…――――!(静寂を破り捨てるかのように、再び聞こえだしたあの不気味なノイズ音。そは、寄宿舎のテレビや館内放送などから聞こえた)


寄宿舎だけではない。世界中の至る場所にて…テレビ、スマートフォン、ラジオなど…あらゆる端末機器にノイズが迸り、すべてのメディアが一斉にして強制されてしまう事態が起きたのだった。




ヒロ「………(同じくベンチでうなだれている)……結局俺は誰も守れない。無力なんだ…"あの時"から…まるっきり変わっちゃいない………ん…?(ノイズを聞き、音の方を向く) 」

西木野真姫「えっ…な、なによ、これ……壊れちゃった…?(自分のスマホに走るノイズに困惑している) 」

しずえさん「あれれ…?おかしいですね…?まだ島内放送の時間じゃないはずですが…(花壇の水やりをしていたところ、アナウンスから聞こえるノイズ音に首を傾げる) 」

デデデ「お~~~い、エスカルゴーーーン!テレビが壊れたZO~Y!やっぱり激安の殿堂製テレビはダメダメZOY!ドゥハハハ!! 」

スマブラを楽しんでいたニコリン「 殺 す ぞ (ノイズが走ったテレビにプロコンを投げつけ破壊する) 」

KBC「ファッ!? ホワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!(自宅のPCの画面がバグって発狂する) 」

せがた三四郎「お使いのセガサターンは正常です!! 」


ヴ  ォ  ォ  ン  ッ  ! (そして、その画面、その音声に、『インフィニット』の姿が投影された――――)



インフィニット「―――― 全人類に告げる。俺の名は、『インフィニット』。これよりこの世界のすべてを滅ぼす者だ。明日の正午、俺が生み出した幻影軍団と共に、全世界へ一斉攻撃を仕掛ける。(画面に映し出された男は、これを見ている者たち、そして聞いている者たちへ告げはじめる―――) 」

インフィニット「世界政府よ、名のある賞金稼ぎ共よ、そして…力ある者たちよ!止めたければ、俺のもとへ集え、そして抗え。決戦の舞台「関ヶ原」で、世界を賭けた"大いなる戦争"の幕開けだ!(その発言を終えると、彼の姿は世界から消えた) 」




ドナルド・トランプ氏「これは不正だ!絶対に許すわけにはいかない! 」

ゲストアイコン「 ←元気玉「トランプの指先で輝いている 」

ウソップ「おいおい、何だよ今のはよぉ~!?ていうか、これって……(街のスクリーンに映し出されたインフィニットの演説を聞いて戦慄する) 」

2B「人類…いや、世界への―――――宣戦布告…っ…? 」

ジュラル星人「魔王様! 」

ヒロ「……………(インフィニットの演説を虚ろな目で聞いていた) 」

ジュラルの魔王「 気 に す る な ! (※めっちゃ動揺している) 」

ペコリーヌ「ヤバイですね☆(← 」

新世界から集められたならず者達「へっ、命知らずの野郎だ。この世界には、そして俺達には!絶対に敵に回しちゃいけねー男!GODウソップ様がついているんだぜ!ろくな死に方できねーな、あのインフィニットって野郎は!\ソーダソーダ/\ヤッチャッテクダセェウソップサン!!/\ハラペコアオムシ/\コレモオマエノオカゲダヨウソップマンテ/ 」

はたけカカシ「やはり、うちはマダラ……いや、インフィニットか!? 」

マルス「一人で10インフィニットくらい倒せばいけるか!? 」

ベネット「て、てめえなんか恐くねえっ!!野郎ぶっ殺.してやらああああああああああ!!!!! 」

ゼルダ「ここまで来たら、(あいつを)殺るしかないでしょう! 」

オルガ・イツカ「俺は仮面Ride onソード……オルガ・イツカだぞ……!こんな宣戦布告なんてこたぁねぇ……!┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨(説明しよう!この┣¨┣¨┣¨┣¨は通称オルガエンジン!オルガが戦闘体制に入った際、抑えられない彼のエネルギー、凄味が溢れてしまった際に生じる轟音だと人々に間に噂される心音だ!)ガタガタガタガタガタガタガタガタ 」

ピット「僕たちなら、きっと殺れる!! 」

ニッキー「きゃーーー!たいへんたいへん!どうしよう!?戦争なんて絶対だめだよ~~~!!>< 」

SMOSH「許さん……絶対に許さんぞ虫フィニット共!!!!!!じわじわとなぶりKOROSHIにしてやる!!!!!!! 」

パルテナ「 イ モ ウ ト ノ カ タ キ ヲ ト ル ノ デ ス・・・ ! ! 」

ヒロ「…………あの子たちのところへ、行くのか……(意気揚々と立ち上がる者たちを横目に絶望した表情でベンチにもたれかかり、そのまま目を閉じる) 」

ジャン「ジャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン・キルシュタインです! 俺の嫁(とはニキティーのことだ!)を脅かす悪しき巨人!いやインフィニットって野郎はこの俺が駆逐してやるジャン!?俺の嫁(とはつまり、ニキティーのことだ!!)は俺が守る!!!ジャアアアアアアアアアアアアアアン!!!!(屋根から飛び降りるも勢い余って鶏小屋を突き抜けて落下し、ニワトリ共に襲われ瀕死に追い込まれる) 」

はらぺこあおむし「(インフィニットの指名手配書を配るハロウィンのアルバイトをしている) 」

ブン「戦争だってよ!やべーよねーちゃん、ねえチャーハン!!(怒れるあまりチャーハンをやけ食いしている) 」

フーム「正気の沙汰じゃないわ…戦争なんて、そんなこと絶対にあっちゃだめよ!! 」

SMOSH(許)「俺は許そうかな…… 」

キャロル「   パンンッッ    (乾いた音を児玉させ、帽子の影に隠れ見えない瞳に————)さぁ~~て、いっちょぶっとばすかぇ("火"は灯っていた。そこに憎悪も絶望もない、ただ『当然のことを当然のようにする』という、一振りの刀のように愚直な意思が閃いていた)——————今腐ったみたいなツラァしてるけどな、身体を腐らせるまで怠けてんじゃねーぞボロ雑巾がよ~~(ヒロへ一瞥もやらずそうあらぬ方へ吐き捨てると、ただ前へ進み始める) 」




海馬瀬人「ふぅ↑ん↓…インフィニットなど愚かな存在に過ぎん。とんだ邪魔が入ったが、俺達の戦いはこれからだ!最終決戦の地、アルカトラズが待っているぞ!進路をアルカトラズにとれ!全速前進DA!(ちゃっかり戦艦ハルバードの指揮官になってる) 」

メタナイト「ろくな準備もせずぶっつけ本番で最終決戦に臨んでしまったのはすべて私の責任だ。だが私は謝らないッ!!!(舵を取って戦艦ハルバードを発進させる) 」

ISONO「ダマッテハタラケ!!(海馬コーポレーション幹部のばくれつパンチがメタナイトへ飛ぶ!) 」

天津垓「(その頃、ZAIAエンタープライズ社―――)……我々に対する宣戦布告とは…いいだろう…! 政府軍、A.I.M.S.!出動準備だ!! 」

今日のボス:たまたま関ヶ原で昼寝していたところにインフィニットが現れ死亡

メタナイト「ぐわああああああああああああ(仮面が粉みじんになる) 」

門矢士「……… カ シ ャ …(街中のビル屋上にて、沈みゆく夕日をカメラに納める)………―――――――― だいたい分かった。 」

レレレのおじさん「お出かけですか?(粉微塵になった仮面を箒で掃き集めている) 」

喧嘩猫「ヨ死!!(ヨ死!!)ヨ死!!(ヨ死!!)(殺意に満ちた現場猫の集団が全国マラソンのコースを埋め尽くすようにして行軍する) 」

アンゴル「申し上げます!関ヶ原にインフィニットが現れましタァ!! 」

ベジータ「早速インフィニットを征伐しに出かける!後に続け、トランクス! 」

トランクス「(  !  )は―――――――――――――ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!(嬉々たる笑みを浮かべて父ベジータについていく) 」

銭形幸一「バカモン!!そいつ(アンゴル)がインフィニットだぁ!! 」

千夜「まあ、大変…!どうしましょう…今のうちに遠くへ避難した方がいいのかしら…困ったわ…(不安そうに頬に手を当てている) 」

ベジータ「 ダ ァ ニ ィ ! ? (過剰反応) 」

花京院典明軍団『『『やはり戦争か……いつ進撃する?わたしたちも同行する。』』』

空条承太郎「 総 動 員  」

ソードプリム「 総(ソー) 動(ド) 団 員  」

ヒロ「….ボロ雑巾、か(手を空へかざす)今の俺は………(過去に守れなかった大切な存在、守ると言ったが守れなかった少女、そしてまた守れなかった天使の少女の姿を思い浮かべ…目を閉じ、涙を流す) 」

鳴滝「おのれインフィニットオオオオォォォオオオーーーッ!!!!一刻も早く奴を排除しなければ、この世界は終わりだ!!! 」

オルガ・イツカ「よおお前らァ!!俺が!俺が!!俺がソード団団長オルガ・イツカだぞ!! 」

猫副総理大臣「黙れ小僧!!お前に世界を揺るがせるか!?引導をくれてやるわ!!! 」

タケシ「あいつは人間じゃねぇ!!(こうそくいどうで関ヶ原へ向かう) 」

ラフィエル「―――――――――――――なにも命を護ることだけが、救いとは限りません。(いつの間にかヒロの傍らにいたラフィエルが囁く) 」

モルガンズ「(一方、亜空軍文化新聞本社では…)なはははは!!!こいつはすごい!ビッグ・ニュースだッ!!!「インフィニット」と名乗る者と、世界政府…いやッ!!全国民の戦い!!世界を敵に回したたった一人の男と、怒り昂る者たちの激しい戦争の勃発だ!!!!(興奮のあまり目がギンギンになっている) 」

伊達政宗「果たし状か…ヘッ、この奥州の独眼竜に喧嘩を売るたぁーはいい度胸だぜ。そのPartyに俺も混ぜてもらうぜ。 」

何でも言うことを聞くと思ったら大間違えなアカネチャン「 や め た ら そ の 戦 争 ?  」

サボ「………戦いの火蓋は切られたか…(高台で鉄パイプを肩に乗せ、遥か先を静かに見据えていた) 」

飛電或人「…戦争…っ……インフィニット…ッ……!(寄宿舎内で佇み、悲しみは怒りへと変換されていく) 」

テイルス「まずいよ…!すべてのカオスエメラルドを手にしたインフィニットだ!いくら世界中のみんながアイツに挑んだとしても…それはとっても危険だ!!……?或人……? 」

飛電或人「……いや…俺が止めてみせる……!!…ろろんはもう、いない…でも、これ以上多くの人たちを失わせるわけにはいかない…ッ…!!俺は戦い続ける……ろろんの分まで…ッ……!(プログライズキーを片手に、寄宿舎を跳び出した) 」

テイルス「或人…っ…!!(彼を止めようと手を伸ばすも、制することはできずただ立ち尽くす)………!(その後、自らも覚悟を決めて彼の後を追いかけた) 」


大いなる戦争の幕開けまで、あと19時間―――――


ろろん「―――――――(病室のベッドで静かに横たわる少女。目覚めることのないその顔は、窓から差し込む夕日の光に照らされていた――――――) 」





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最終更新:2020年12月01日 13:21