基本的にコメントは画面内に全て収まるようにサイズの変更が行われます。
その処理が「リサイズ」と呼ばれるものです。
前回の【改行】で"縦のリサイズ"である「改行リサイズ」の解説を行いました。
今回は"横のリサイズ"である「臨界幅リサイズ」と両者を組み合わせたリサイズの
解説を行っていきたいと思います。
目次
①臨界幅リサイズ
②二重リサイズ
③高さ固定(二重リサイズ編)
①臨界幅リサイズ
コメントの横幅を広げて行くとどうなるでしょうか?
画面上のコメント表示領域は横544px。
ですが、表示領域の限界までコメント幅を広げようとすると、
ある一定の幅に達した瞬間、
コメントは画面内に収まるようにどんどん縮小していきます。
(改行リサイズを起こしていない場合)
この縮小処理によるコメントのサイズ変化のことを「臨界幅リサイズ」と呼びます。
臨界幅リサイズは改行リサイズと違い、
コメントの横幅によって縮小の度合い(縮小率)が細かく変わります。
縮小されるタイミングについてはサイズによっても異なってきます。
ここでは細かな解説は行いませんが、
縮小されていくにつれてサイズ間の違いは少なくなっていきます。
臨界幅リサイズを利用すれば
より細かくコメントの高さを調整することが可能となります。
ただし、縮小率によってコメントの横幅も大きく変わってくるので、
改行リサイズよりも地道な調整が必要となります。
テスト動画で何度も試してみると良いでしょう。
②二重リサイズ
改行リサイズが発生した状態で
コメントの横幅を広げていくとどうなるでしょうか。
本来なら臨界幅リサイズが発生し、
コメントの縮小が起こるはずなのですが……?
ある一定幅を超えると縮小するどころか
元のサイズに戻ってしまいます。
この現象を「二重リサイズ」と言います。
改行リサイズと臨界幅リサイズが同時に起こった状態の事です。
このように、コメントが画面の大きさを超えて存在しています。
画面上では黄枠がほとんど表示されないので、
現在の状態が非常に確認しにくいコメントでもあります。
上の画像は「big」のものですが、
「medium」や「small」でも同じように二重リサイズを発生させることができます。
各サイズの二重リサイズ発生条件は
big:3行以上かつ漢字幅×25以上の横幅
medium:5行以上かつ漢字幅×40以上の横幅
small:7行以上かつ漢字幅×57以上の横幅
となります。
(OSにより若干の誤差あり、要検証)
※smallでも二重リサイズ自体は発生しますが、
通常コメントでは60文字の制限があるため投稿できません。
(投稿者コメント等ならば可能です。)
二重リサイズは「改行リサイズ」と「臨界幅リサイズ」の
二つのリサイズ過程を経ているので、
他のコメントと比べると若干表示の際の負荷が高くなります。
表示の際の負荷が高いと動画がカクカクになったり、
一瞬止まったりと、視聴に影響する場合もあります。
負荷の度合いはPCのスペックによるようですが、
多くても一度に3~4コメント程度で留めておくのが良いようです。
また、負荷が大きい関係から、
フォント化けの確率も非常に高くなります。
そのため、他のコメント以上にフォントの安定に気を使う必要があります。
最も簡単な方法はあらかじめフォント変化させておく方法ですが、
詳しい説明は「知識編Ⅴ【フォント操作】」ならびに「製作編」で行うことと致します。