このページではコメント機能のより踏み込んだ仕様の説明をさせていただきます。
……少し難しい内容も含まれてくるかもしれません。
でも、こういった仕様を最初に知っておいてもらえると
後の方での説明がとっても楽になるんです。
どうかお付き合いのほど、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
※画像は一部旧プレイヤーのインターフェースとなっていますが、
基本的なボタン配置はほぼ同じなため、解説に支障がないものに
関してはそのまま使用していますのでご了承ください。
◎目次
①コメント領域
HTML5プレーヤーにおける
コメント表示領域は動画の表示サイズと全く同じです。
中画面モード時:縦360px 、 横480px
大画面モード時:縦480px 、 横854px
フルスクリーン時:PCモニターに準拠
+
|
flash版プレイヤーの場合 |
4:3モードの場合、
コメント領域は横544ピクセル(px)、縦385ピクセルです。
動画の表示サイズが横512px、縦384pxなので
それよりも広い領域になります。
横のコメント領域は動画の表示サイズより左右にそれぞれ16px、
縦のコメント領域は画面下に1pxはみ出ます。
(画面下にはみ出た1pxは表示されません。詳細は「 制作編Ⅱ【コメント位置調整】」にて)
|
②コメント表示時間
コメントの表示時間は4:3モードの場合、
「ue」「shita」コメント ⇒ 3秒
「naka」コメント ⇒ 4秒
となります。
この表示時間はサイズに関係なくほぼ一定です。
※nakaコメントの表示時間について
nakaコメントの表示時間はなぜ4秒間なのでしょうか。
通常、コメントは投稿した時点から3秒後に画面から消滅します。
しかし、nakaコメントはコメントを投稿した時点(コメント欄に表示される再生時点)より、
1秒前から画面上に表示され始めるため、合計4秒間の表示となります。
※見えにくい場合はクリックで拡大してください
よって、nakaコメントは画面上に表示され始める時点と、コメントを投稿した時点が一致していません。
よく、弾幕などでフライングしているコメントを見かけることがありますが、
それはnakaコメントの以上のような仕様のためです。
③コメント入力文字数・表示数
※入力文字数
通常コメントの最大入力文字数は
75文字までです。
全角・半角スペースも一文字、改行でも一文字消費します。
(改行については「
知識編Ⅱ【改行】」にて解説いたします。)
※コメント表示数(1画面に同時に表示できるコメント数)
1画面に同時に表示できるコメントの数は40コメントまでです。
表示されるコメントが40を超えた場合、
コメントが順に消えていきます(非表示になります)。
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⇒ |
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「41」のコメントをすると、一番最初に投稿した「1」のコメントが表示されなくなります。
この現象は一画面のコメント数が40を超えた瞬間に起こるので、
今まで表示されていたコメントが突然消えることもあります。
④コメント保持数(取得レス数)
コメント保持数(取得レス数)とはプレイヤー右側のリスト(「コメント欄」)に表示されるコメント数のこと。
1動画に保持されるコメント数は以下のように決まります。
※2011年2月3日、コメント保持数の仕様が変更されました。
コメント保持数は「和集合」となりました。
取得条件①⇒動画の長さによって、以下の数だけコメントが取得される。
「0:00~0:59」の動画 ⇒ 最新100コメント
「1:00~4:59」の動画 ⇒ 最新250コメント
「5:00~9:59」の動画 ⇒ 最新500コメント
「10:00~」の動画 ⇒ 最新1000コメント
取得条件②⇒動画を1分ごとに区切り、1分につき新着順に100コメントが取得される。
(ex)動画の長さに応じて以下のようにコメントが取得される
・「16:00~16:59」の動画なら1700コメント(100コメントを17コ取得)
・「10:00~10:59」の動画なら1100コメント(100コメントを11コ取得)
・「7:00~7:59」の動画なら800コメント(100コメントを8コ取得)
・「99:00~99:59」の動画なら10000コメント(100コメントを100コ取得)
取得条件③⇒①+②の重複しないコメントの合計が保持数となる
重複するコメントは「①動画の長さに応じた最新投稿コメント」が
動画のどの再生時間に投稿されているかで決まります。
よって、コメントの状態によってコメント保持数は一定数変動することとなります。
◆和集合によるコメント保持例(格納)
+
|
←クリック |
(ex1)「6:59」の動画に以下のようにコメントが投稿されていた場合
取得条件①「動画の長さに応じた最新投稿コメント」 = 「500コメント」
最新500コメントが上の図のように分布しているとする。
取得条件②「毎分の最新100コメント」 = 「700コメント」
各再生時間にそれぞれ投稿された最新100コメントが取得される。
取得条件③「動画の長さに応じた最新投稿コメント」+「毎分の最新100コメント」
-「双方の重複コメント」 = 「730コメント」
双方が重なる部分が重複コメントとなる。
今回の例では「0:00~0:59」と「5:00~5:59」部分が100コメント以上保持されているため、
結果として動画全体のコメント保持数は図の通り「730」となる。
「動画の長さに応じた最新投稿コメント」の分布が変わると
動画全体のコメント保持数も変動する。
(ex2)「6:59」の動画のコメント保持数範囲
・最低 ⇒ 「700コメント」
「動画の長さに応じた最新投稿コメント」が各再生時間区分のいずれも100を超えなかった場合。
・最高 ⇒ 「1100コメント」
「動画の長さに応じた最新投稿コメント」が再生時間の一区分に全て集中した場合。
となる。
|
保持されていたコメントは
「動画の長さに応じた最新投稿コメント」「毎分の最新100コメント」のどちらでもなくなった場合、コメント欄から流れていきます。
流れたコメントを見るためには過去ログ機能を使用する必要があります(プレミアム会員のみ)。
※コマンド「patissier」
上記のコメント保持数仕様のうち、
「②毎分の最新100コメント取得」を適用せずに
「①動画の長さに応じた最新投稿コメント」のみ適用するコマンド。
このコマンドを使用すれば、
毎分の区別なく、投稿されたコメ番順にコメント欄から流れていく}ようになります。
各分ごとにバラバラに流れていくのが不都合なコメントアート(歌詞字幕等)に使用するとよいでしょう。
※2011年2月3日、実装された新しいコマンドです。
⑤コメントの表示順
※「積み上げ」
同じコマンドのコメントを続けて投稿した場合、
コメントは以下のように、それぞれが重ならないように表示されます。
この現象を、コメントの「積み上げ」と言います。
「ue」コメントや「naka」コメントだと
下の方にコメントが積まれますが、これも「積み上げ」であり、
「積み下ろし」とは言わないので注意してください。
「積み上げ」の基本的なルールは以下の通りです。
- 同じ時点で投稿されたコメントの場合は投稿順(コメ番順)に積み上がる
一度表示されたコメントは(バグが起きない限りは)基本的に動きません。
そのため、再生時間が早い時点で表示されたコメントから順に積み上がります。
※ごく短い間隔で投稿されたコメントの場合、積み上がる順番が逆になる場合があります。
「ランダム化」という現象になりますが、「積み上げ」の特殊な例となります。
※「弾幕モード」
積み上げを繰り返し、画面の高さを超えるところまで
コメントを投稿すると、コメントは行き場を失い、
再生のたびに違った位置に表示されるようになります。
この現象を「弾幕モード」といいます。
このように再生のたびに位置が変動します。
弾幕モードはそれを利用したコメントアートもありますが、
基本的にはあまり起こさない方がいい現象でしょう。
⑥コメントの機能制限
ニコニコ動画では基本的には自由にコメントが出来ますが、
快適にサイトを利用するための制限が設けられています。
※連投規制
短時間に連続してコメントを投稿すると
規制がかかり、一定時間投稿が出来なくなります。
※NGワード
投稿してはいけない言葉などの規制もあります。
いわゆる「NGワード」というものです。
相手を中傷するような言葉、差別用語、18禁な言葉等
公開の場に適さない言葉はコメント出来ません。
その場ではコメントが投稿出来ても、一定時間経過後、
手動、あるいは自動で削除されます。
サイトURL(http://~)や、動画ID(sm○○)などの直貼りコメントも
削除の対象になります。(宣伝対策?)
コメントアートはそれらの規制を守って制作することが前提となります。
最終更新:2018年01月02日 01:43