動画を投稿すると、投稿者のみが扱うことの出来る
特別なコメントを使用することが出来ます。
それが「投稿者コメント」。
投稿者コメントはニコニコ動画のコメントの中で
最も自由度が高く、通常コメントにはない、
様々な機能を使用することが出来ます。
このページでは投稿者コメントの主な機能を紹介いたします。
◎目次
①投稿者コメントの主な仕様
動画の投稿者のみが使用することが出来るコメント機能を「投稿者コメント」と呼びます。
(略して「投コメ」とも呼ばれます。)
「動画の説明文」の横にある「動画情報・コメントの編集」タブから
投稿者コメントの編集画面に進むことが出来ます。
投稿者コメントはニコニコ動画の全コメント中最も規制が緩いコメントです。
主な仕様は以下のようになっています
・コメント領域
4:3モード ⇒ 横544ピクセル(px)、縦385ピクセル
16:9モード ⇒ 横672ピクセル(px)、縦385ピクセル
通常コメントと共通。
・コメント表示時間
デフォルトの表示時間は通常コメントと共通です。
「ue」「shita」コメント ⇒ 3秒
「naka」コメント共通で ⇒ 4秒
ただし、コマンド欄で秒数指定を行うことによって
自由に表示時間を変更することが出来ます。
※秒数指定
「@秒数(数字を入力)」をコマンド欄に入力する。
・コメント入力文字数・表示数
※入力文字数
通常コメントの最大入力文字数は1024文字までです。
※コメント表示数(1画面に同時に表示できるコメント数)
1画面に同時に表示できるコメントの数は40コメントまでです。
・使用できるコマンド
位置・サイズ・色指定コマンドを使用できます。
ただし、通常コメントと同様、プレミアムカラーとカラーコードは
プレミアム会員しか使用できません。
「full」「invisible」も使用できます。
一方、「sage」「patissier」などといった
通常コメントの機能に関連したコマンドは使用しても意味がありません。
・その他の主な仕様
※半角・全角スペースがキャンセルされない
半角・全角スペースのみの投稿が可能です。
※常に通常コメントの上に表示される
通常コメントのレイヤーの上に表示されるため、通常コメントの下に潜り込むことはない。
※コメントの透明化が起こらない
通常コメントは投稿してから時間が経つと透明度が変化していきますが、
投稿者コメントの透明度が変わることはありません。(別に設定をする場合を除く)
②投稿者コメントの機能Ⅰ-エディタ編集
投稿者コメントの最大の特徴はコメントを自由に編集できる点にあります。
編集画面の右側(「コメント欄」)で各コメントの編集・削除を行うことが出来ます。
また、上記の編集方法に加え、
テキストによるエディタ編集も可能です。
上画像にもある「エディタ表示」ボタンを押すとエディタ編集画面に進むことが出来ます。
エディタ編集を使えばメモ帳などで編集したものをそのままコピー&ペースト、といったことも可能です。
※エディタ編集時のコメント表示の基本書式
⇒ 「再生時:コマンド:コメント本文」
※エディタ編集の注意点
エディタ編集では、コメント欄への反映時、
上記の基本書式を満たしていないテキスト行は無視されてしまうため、
通常の方法ではコメントの改行をコメント欄に反映させる事ができません。
そのため、エディタ編集においては「\r」といった命令で改行を行います。
(ex)
「コメントアート\r\rこめんとあーと」と書くと
2回改行される⇒3行のコメントとしてコメント欄に反映される。
※「改行replace」
ニワン語の「replace(置き換え)」機能を用いて
特定の記号・文字を改行に置き換えることが出来ます。
⇒0秒時点に「/replace(target:'owner',src:'~',dest:"\r")」とコメント。
⇒「~」の文字を入力したところで改行を行う。
置き換え文字は自由に変更可能です。
③投稿者コメントの機能Ⅱ-ニコスクリプト
投稿者コメント上で、動画に様々な機能を付加することが出来ます。
その機能のいくつかを日本語で簡単に入力出来る形にしたものを
「ニコスクリプト」と呼びます。
ニコスクリプトの説明・種類に関しては
ニコニコ動画ヘルプにて詳細な説明がありますのでそちらを参照してください。
④投稿者コメントの機能Ⅲ-ニワン語
ニコスクリプトはその内容を日本語入力でわかりやすくしたものですが、
それらの機能は元々「ニワン語」と呼ばれるプログラミング言語の機能です。
「ニワン語」で直接スクリプトの記述を行うと、
ニコスクリプトの枠組みを超えた機能を動画上に付加することが出来ます。
また、ニワン語の図形描画スクリプト等を用いて、
通常のコメントでは不可能な自由奔放な表現を用いた作品を制作しているユーザーもいます。
読み込みに時間がかかるので注意
ニワン語はコメントアートとは本質的な機能が異なるので
こちらのwikiでは詳しい説明を省略します。
⑤フルレイヤーコメントアート
投稿者コメントと通常コメントは互いに干渉することはありません。
これを利用して、通常コメントと投稿者コメントを組み合わせた
コメントアートを制作することが出来ます。
そのようなコメントアートを
「フルレイヤーコメントアート」と呼びます。
※主なフルレイヤーコメントアートの実践例
・一画面に多くのコメントを表示させることが出来る。
多くのコメントアートを投稿者コメント・通常コメントどちらも使って
出来る限り詰め込んだ例。
・「@逆」を利用した双方向演出}
ニコスクリプト「@逆」を使用すると、
nakaコメントの流れる方向を逆向きにすることが出来ます。
どちらかのコメントのみ逆向きにすれば画面の双方向からコメントを
表示させる演出を付けることが出来ます。
※ニコスコメントによる通常コメント保存
通常コメントはコメントが多く投稿されればいずれ流れてしまいます。
しかし、ニコスクリプト「@置換」を用いて、コメントの保存先を
「ニコスコメント」にすると、
流れるはずの通常コメントをいつまでも流れずに動画上に保存しておくことが出来るようになります。
・ニコスコメントへの保存手順
1. 通常コメントを保存したい所に、投稿者コメントで置き換え前後を同じ文字にした「@置換」を書き込む。
2. 通常コメントで@置換で指定した文字を含むコメントを書き込む。→コメントはニコスコメントとして投稿される。
3. 投稿者コメントの「@置換」を削除(ニコスコメントは削除されない)
フルレイヤーコメントアートの保存法として便利です。
最終更新:2014年08月08日 13:39