用語集

組織


政治団体


自由経済党

長期間に渡って最大勢力を維持しており、統一歴160年時点での与党。
かつては新自由主義的な政策を採用していたものの、統一歴90年代の致命的な経済政策の失敗により10年以上もの間野党に甘んじ、その後保守国民党時代に広く支持を得ていた社会民主主義的な福祉国家路線を選択、真逆ともいえる方針の大転換に成功し長期間に渡って安定した政権基盤を維持し続けた。

経済政策では「大きな政府」志向であるが、嘗ては全く逆に小さな政府志向であった。外交面では共産圏諸国との関係を重視するほか、民主主義国家間の連帯を強く志向し、CELTO(セントラルシティ自由主義条約機構)の成立にも深く関わっている。
また絶対君主制を含む独裁的な傾向のある国家に対してはクラフタリアのあらゆる政党で最も敵対的であり、近年広がりを見せる脳主義に対しても批判的な立場をとっている。

保守国民党

与党となった時期もある大政党で、自由経済党に次ぐ議席数を誇る。
軍事政権が終焉を迎えた統一歴70年代に成立し、外交面では軍事政権時代同様に軍事政権または独裁的な国家と強い繋がりをもち、経済政策では大きな政府路線を志向し当時の自由経済党と対立した。
しかし、外交政策の破綻によって統一歴100年代に独裁国家主体の機構MTOから脱退、元の加盟国と対立するようになり、経済政策面でも大きな政府志向となった自由経済党に対し優位性と独自性を失い、以後は「永遠の二番手」と化している。

独裁的な傾向にある国家に対しては比較的好意的であるが、欧州の絶対君主制国家に対してはやや批判的であり、同時に共産圏国家に対しても敵視する傾向が強い。

共産党

クラフタリア共産党。時期にもよるが概ね3-4番目に多くの議席を有しており、内外で積極的な活動を行っていることから、自由経済党や保守国民党に勝るとも劣らない政治的影響力を誇っている。
軍事政権時代に活動していた共産主義系反政府組織を母体にしており、当時の共産圏諸国からの支援ルートを維持し続けている。そのため、共産圏からの兵器類調達などに現在でも主体的な役割を果たしている。
容共路線を堅持し、共産圏との関係を重視する自由経済党との繋がりは強く、一見水と油のように見える両党はそのイメージに反して蜜月関係にあると言える。

外交面では共産圏諸国と密接なつながりを持ち、欧州の絶対君主制国家を含む独裁国家に対しては極めて強く反発する。経済政策は不明だが、あらゆる事業の国有化を志向しているともされる。


王政党

クラフタリアにおける王党派。時期にもよるが概ね3-4番目に多くの議席を有しており、内外で積極的な活動を行っていることから、自由経済党や保守国民党に勝るとも劣らない政治的影響力を誇っている。
欧州系の移民を支持基盤とする君主主義政党であり、欧州の君主制国家との深いつながりを持つ。また、議員や政党関係者の多くが欧州諸国との貿易を行う商社等を経営している点も特徴である。
党内は「絶対君主派」「立憲君主派」に二分されており、両者の内ゲバは共産党との激突と並ぶクラフタリア議会名物である。統一歴160年現在、諸事情で前者はクラフタリア国内に存在していない。

例によって共産党との関係は最悪極まりなく、議会での乱闘騒ぎから双方の党関係者の暗殺合戦など激化を極めているが、絶対君主派が存在しなくなった現在では対立が小康状態にある。

他種族融和党

かつて存在した政党。エンダーマンやスケルトンといったいわゆるmod種族の代表政党として長年にわたり議席を確保してきたが、mob種族の一般社会への同化や、それに伴って目標を見失った過激派が複数の事件を起こしたことなどから支持を失い、統一歴130年頃に解体された。
なお統一歴100年代までは「多種族共生党」を名乗っていたが、過激派によるイメージダウンから一度改名している。

秘密結社ブレイン党

頭脳主義(後述)を掲げ各種活動を行う組織で、政党など正規の政治団体ではなく、非合法の秘密結社である。
頭脳主義国家である舞羅帝国やパタゴニア頭脳王国の影響下にある組織であると考えられているが、構成員や詳細な組織の構造など殆どの点で政府機関すら全容を把握できていない、謎に包まれた組織である。
統一歴156年、北連最終戦争時のパタゴニア軍のクラフタリア侵攻以後、クラフタリア国内世論は反頭脳一色となり、ブレイン党構成員は逮捕もしくは市民による「私刑」の対象とされたため、そのほとんどが地下に潜伏し、統一歴160年以後は表立った活動を確認できない。


企業


エメラルド・マリンユナイテッド(EMU)

舞院(まいん)重工(MHI)

ノース・インダストリーズ(NIC)

スティーブ・エレクトリック・システムズ(SES)

パタゴニア電機(PEC)

エアロスペース・パタゴニア

クラフタリア・エアクラフト・コーポレーション(CAC)

フェアリー・エアロダイナミクス(FAD)

アダムスキー・エアクラフト


思想


スティーブ教

脳主義


技術


ネザー機関

クラフタリアにおいて用いられる主要な動力装置。「ネザーリアクター」と呼ばれるネザー空間発生装置を中核として、発生させたネザー空間が持つエネルギーを様々な方法で動力に変換する装置の総称である。
統一歴50年代ごろに実用化された「ネザー蒸気ピストン機関」を皮切りに、様々な「ネザー機関」が誕生した。

①ネザー蒸気タービン
比較的初期に開発されたネザー機関。ネザーリアクターで発生させた高密度ネザー空間が発する高熱で蒸気を発生させ、タービンを回転させることで動力に変える。
以後開発されるネザー機関と比較してシンプルな構造で信頼性が高いが、復水器を始めとした付帯設備が小型軽量化を阻害したこと、効率化を図るためには発生させるネザー空間の密度を高め、より高熱を取り出す他なかったことなどから性能向上が早期に頭打ちとなってしまった。
統一歴80年から110年頃の海軍艦艇では積極的に採用されたほか、発電用としては統一歴160年代以後も主流であり続けている。
(採用例:艦船用ネザー機関N1000・N2500・N3000シリーズ 等)


②ネザー蒸気ピストン機関
比較的初期に開発されたネザー機関。ネザーリアクターで発生させた高密度ネザー空間が発する高熱で蒸気を発生させ、ピストンを往復運動させることで動力に変える。
ネザー蒸気タービンとほぼ同時期に登場したが、出力重量比が劣ることなどから大型船及び機関車用のものを除いて早期に姿を消した。
しかし比較的出力の制御が容易であり、ネザー蒸気タービン同様高い信頼性を持つことから、クラフタリアで統一歴160年代に至ってもネザー機関を搭載した蒸気機関車が現役であるなど、小規模ながら利用は継続している。
なお、ネザー蒸気ピストン機関はネザー蒸気タービンと共にネザーリアクターの発生する「熱」を利用することから「熱式ネザー機関」に分類されている。
(採用例:クラフタリア国鉄のネザー式蒸気機関車 等)


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最終更新:2022年06月03日 17:47