私の未来
自分の60年後の未来を予想してみる。
私は60年後、80歳になる。もう、そう遠くない未来だ。
これから体力が少しずつ落ちて行く。歳を取るごとに、今までできていたことができなくなって行く。筋肉が落ちて、歩くことができなくなる。
私が80歳になる頃、自分の親は死んでいるだろう。
自分がどのような老化のし方、死に方をするかは分からない。ある日突然に死ねたらいいが、癌や脳梗塞になり、じわりじわり苦しんで死ぬかもしれない。もしかしたら10年間くらい植物状態になったり、重度の認知症になる可能性もある。
ようするに、自分がどんな老人になるか、どんな死に方をするかはギャンブルだ。悪い宝くじだ。
私はなぜ、こんなギャンブルをしなければならないのだろう。ふざけるな。
誰もがどんなに真面目に一生懸命生きていても、肝心な最後は運任せになってしまう。老化や死に方は人生で最も困る可能性があり、一番大事なことなのに。みんなちゃんと考えようとしない。これっておかしくないですか?
私は自分が老化すること、死ぬことにとてつもない恐怖を感じる。
人々は『仕方がない。みんなそうだろう。命あるもの必ずいつかは死ぬ』で片付けるが、私には納得がでいない。私は老化もしたくないし、死にたくない。なんとかして、この夢のない未来を変えたい。
仕方がないという世の中がどうかしていると思う。なぜ、危機を感じないのだろう?諦めてしまうのだろう。絶対におかしい。
現在、iPS細胞や体のロボット化が研究されている。体の臓器を人工的に作ったり、機械にする。
私が老人になる頃、2050年にどれくらい技術が進化しているか分からない。もしかしたら、私の老後には間に合わないかもしれない。おそらく、完成する前に自分は死んでしまうだろう。
死んだ後も不思議だ。天国や地獄があるのか、それともまたどこかの惑星に今の記憶を全て消されて生まれ変わってしまうのか。あるいは何もかも全て消えてしまうのか。
なぜか一番大切なことが分からないのだろうか。
自分が老化する未来を考えると恐ろしいが、私はそれに対抗するために冷凍保存の技術を活用しようと思う。
この技術は、自分の体を死後に冷凍し、100年後、200年後のテクノロジーで蘇生しようとする技術。
冷凍技術は2050年には今よりもかなり高度になっている。もしかしたら、動かなくなった体を冷凍しておけば、生きて戻って来れる可能性を残せる。だから、今からコツコツ貯金をし、私は2050年の冷凍技術で保存し200年後に生き返りたいと思う。
それと、2050年の未来は、冷凍保存だけでなく、冬眠技術やiPS細胞、体の機械化ができるようになっている可能性だってある。冷凍保存するためにお金を1000万円貯めておいたとするが、何も冷凍保存だけに使う必要はない。間に合って、もっと安全で合理的な手段があればもちろんそれでもいい。
いずれにしろ、今から貯金をしないと死は確定してしまう。人は大金はすぐには作れない。毎月の積立が大切だ。
自分の立ち位置と未来の状況をしっかりと見極めていくことが大切だ。
最終更新:2020年05月15日 18:24