RPO
目標復旧時点(Recovery Point Objective)。障害の後、どの時点までのデータを取り戻すかの目標です。NIST SP 800-34 Rev. 1 は、RPO を「障害の後にデータを復旧しなければならない時点」と定義しています。
言い換えると「失ってよいデータの量」
RPO が「1時間」なら、障害の直前1時間分のデータは失ってもよい、という意味になります。
- RPO 24時間:毎晩のバックアップで足りる。障害の時刻によっては、その日1日分の入力をやり直す
- RPO 1時間:1時間ごとのバックアップや、差分の記録が要る
- RPO ほぼ0:別の場所へ、書き込みのたびに複製する仕組み(同期レプリケーション)が要る
RTO は障害の
後に向けた目標(いつまでに戻すか)、RPO は障害の
前へ遡る目標(どの時点のデータまで戻すか)です。
バックアップの設計とのつながり
- RPO は、バックアップを取る間隔の上限を決める
- バックアップは、取れていることより戻せることが大事。定期的に復元を試す
- ランサムウェアは、つながっているバックアップごと暗号化することがある。ネットワークから切り離した複製や、書き換えできない形の複製を持つ
- 複製の仕組みは、誤った削除や改ざんも即座に複製してしまう。RPO ほぼ0の仕組みだけでは、過去の時点に戻れない
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出典
確認日:2026年10月14日
最終更新:2026年10月15日 09:54