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HSM


Hardware Security Module。暗号鍵を生成・保管し、鍵を機器の外に出さないまま、署名や復号などの暗号の処理を行う専用の機器です。

なぜ使うか

  • 鍵を平文で機器の外に出さないので、サーバのディスクやメモリから鍵そのものを盗まれにくい
  • 物理的な攻撃への耐性を持つ製品がある(下の FIPS 140-3 のレベルで確かめる)
  • ただし、HSM を使う権限を持つサーバが乗っ取られると、攻撃者は鍵を取り出せなくても、HSM に署名や復号を「頼む」ことはできる。HSM を使える主体と操作を絞り、使った記録を残す(最小権限の原則)

FIPS 140-3

米国の、暗号モジュールの安全要件の基準です(2019年3月22日、FIPS 140-2 を置き換え)。
  • 国際規格 ISO/IEC 19790:2012 に整合し、試験は ISO/IEC 24759:2017 に従う
  • 上がるにつれて厳しくなる、4段階のセキュリティレベル(レベル1〜4)を定める
  • 暗号モジュール検証制度(CMVP)が、この基準への適合を検証する
製品を選ぶときは、「FIPS 対応」という宣伝ではなく、検証済みの一覧で、型番・ファームウェアの版・レベルを確かめます。あわせて、どの基準での検証かを見ます。CMVP は、FIPS 140-2 での検証を、2026年9月21日を過ぎた時点で「過去の一覧(Historical)」に移し、以後は既存のシステムでの利用に限るとしています。

TPM との違い

項目 HSM TPM
置き場所 データセンターのサーバの側。ネットワークや拡張カードでつなぐ 個々の端末に組み込まれた部品
主な用途 多くの鍵を集中して守り、大量の署名・復号を行う(認証局、決済、データベースの暗号化の鍵) その端末の起動の検証と、端末の鍵の保護

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出典

確認日:2026年10月15日
最終更新:2026年10月15日 14:38