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TPM


Trusted Platform Module。PC などに組み込まれた、暗号の処理を行う安全な部品です。仕様は業界団体の Trusted Computing Group(TCG)が定めています。

できること(Microsoft の説明より)

  • 暗号鍵を生成し、保管し、その使い方を制限する
  • 端末ごとに固有の鍵を使って、端末を認証する
  • 起動の過程で読み込まれたコード(ファームウェアや OS の部品)を測定して(ハッシュ値を計算して)TPM に記録し、端末の完全性を確かめる手がかりにする
  • TPM の中の鍵を、正しいソフトウェアで起動したときにだけ使えるように設定する
同じ説明は、TPM が物理的な改ざんへの耐性を持ち、マルウェアが TPM の安全機能を改ざんできないように作られているとしています。

使われ方の例

  • ディスクの暗号化の鍵を TPM で守り、起動の過程が改ざんされていれば鍵を出さない(Windows の BitLocker など)
  • 起動の測定の記録を使って、端末が正しい状態で起動したことを確かめてから、社内の資源への接続を認める(ゼロトラストの考え方)

限界

  • TPM が守るのは鍵と起動の測定で、起動した後の OS の上で動くマルウェアを止めるものではない
  • Microsoft は、BitLocker で TPM だけで鍵を出す既定の設定は、起動の前に PIN などを求める設定より安全性が低いとし、技術を持って長く端末に触れられる攻撃者に対しては、TPM と PIN の併用を対策に挙げている。端末の扱う情報に合わせて設定を選ぶ

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出典

確認日:2026年10月15日
最終更新:2026年10月15日 14:38