聖槍院 九鈴幕間その6

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dangerousss3

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九鈴蝦地獄

雪山で死んだ九鈴は、地獄の中を歩んでいた。
トングで次々に獄卒共を捉え投げ飛ばし、前へ。前へ。
「あわせてもらう……!私の友、雨竜院雨雫に!」
目的は只一つ。若くして命を落とした親友に再会すること。
殺人者である自分がここに来たのは必然。
だが、あの心優しき雨雫が地獄に居るというのは納得できない。
だから、本人に会って確かめる。
身の丈八尺の獄卒達の海を、トングで開き進んでゆく。

「うわああん、シンナちゃーん!亡者が暴れてるよー!」
情けない声を上げ、獄卒のひとりが“地獄のトラブルシューター”曼珠沙華深奈に助けを求めた。
深奈は亡者であるが、地獄に来た経緯が特殊であるためか、責め苦も受けつつ獄卒の手伝いもするという独特の立場にあった。
「自分らでどうにかしなよーアババッ」
ただいま責め苦の真っ最中。深奈は目、鼻、耳、口から業火を噴き出しながら、驚くべきことにある程度の寛ぎすら見せていた。
「それがさー、あの子“復活”が確定してるみたいで獄卒パワーが効かないんだよー」
「じゃあさ、アイツに行かせたら?アバッ、適任じゃないかなー?」
深奈は気分が乗らないので適当に代役を指名した。
(“また”雨雫さんに来客かー)
深奈は自分同様に肉親の“巻き添え”で地獄に来てしまった雨雫に同情的な感情を持っていた。
だが、それと同時に、羨ましくもあった。
死亡時に胎児であった深奈に、現世からの来客など、未来永劫ありないのだから。
(妬けちゃうよねー(物理))
そして、深奈は本日何度目かの炭化を迎えた。

九鈴の前に、ひとりの魔人亡者があらわれた。
「ドーモ。ロブスターです」
「あっロブスター!弟がファンなんですサインください」
「ハハハ奴と私は微妙に別人で小銀河ダンゲロスMVPだ死ね」
「エクスしている・・・・」
そう、FFS人気に便乗してエクスしておりニンジャを越えたザリガニでまさにザリガニそのものでエクスデス・エクルヴィスと呼ぶべき存在だが倒すと
「アバハハハ真のロブスター今日ふはこれからで『ロブスターは無効票』全てなかったことになりこのSSはwikiにも載らない」
「くっだまされた」
そしてロブスターと共にこのSSは崩壊し九鈴は意識を失った・・・・

気がつくと病院で王大人「奇跡だ」
「くっわすれてる。地獄にいた記憶をなくしているが、このトングを持って旅に出よう」
新たな掃除・・・・

集中治療室のベッドの中で、九鈴はようやく己の敗北を理解した。
そして、何故だか雨竜院雨弓の戦いがどうなったのかが非常に気になった。
雨弓さんは勝てたのだろうか。
九鈴は映像資料を見せてもらおうと、ナースコールに手を伸ばした。

(「九鈴蝦地獄」おわり「浄罪の雨」に続く)