銀色の道

曲の誕生

NHKで放送された『夢をあなたに』(夢であいましょうの後継番組)の主題歌として誕生したこの曲は、ダークダックスがテレビ番組で発表したのが少し早く、その後にザ・ピーナッツがレコードを発売、少し遅れてダークダックスが発売することとなった。

「ダークといえば・・・」

最初こそザ・ピーナッツとの競作であったが、1975年にそのピーナッツが解散した為、現役の歌手としてはダークが歌い継ぐことになった。そのため、曲を聴く民衆からは「ダークといえばこの一曲!」というイメージが定着することに。マンガが療養に入った後も、キーなども変えずそのままの曲調で歌い続けた。後年のCDにもメンバーのゲタは『ダークダックス永遠のテーマ曲』であると記している。

音源

1966.10.10 キングレコードより

新曲として1966年に発表。B面は作詞:羽柴由起子、作曲:佐々木勉の『誓いのウエディング・リング』。編曲はどちらとも熊坂明氏が担当。この年の紅白歌合戦でも披露した。伴奏はギターを中心としたシンプルなもので、歌のほとんどがユニゾンであった。

1976.12.01 ポリドールより

花のメルヘン』のB面に収録。オーケストラによる伴奏で、若干アップテンポとなっている。歌もコーラスが中心になり、2番のみユニゾンに。編曲は服部克久氏。

1987.04.21 メルダックより

ダークダックス・パーフェクト・コレクション・オブ・メルダック』第1弾の1曲目に収録。ポリドール盤と比べて若干ゆったりとしたテンポ。コーラスアレンジの変更は無く、この音源が新録音としては最後となった。編曲は山中紀昌氏。

余談

最終的に最後の収録は1987年のものとなったが、マンガが倒れる直前、1997年12月15日放送の『ふたりのビッグショー』内で歌ったのが4人で最後の銀色の道といえる。ちなみに、新たな試みとしてゲストの小椋佳が全員のパートを1人で歌った。(1フレーズずつ)
最終更新:2024年08月05日 12:28