『昏き星、遠い月』wiki

登場人物

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darkstar_distantmoon

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登場人物紹介

エドガー(演:所恵美)

「──アンタみたいなお嬢さんが、こんな危ないところで何してるんだ? ウロウロしてると危ないぞ?」

「オレたちは生きたい! ヴァンパイアだって、幸せになっていいはずだ!」

 後にヴァンパイアとなってしまう男装をした少女。幼い頃、物取りによって母親を亡くして以来、下町でひとり生きてきた。
 厳しい環境の中で生きてきたせいか、言葉遣いや態度などややスレた部分があるものの、性格は珍しいほど真っ直ぐ。不器用な優しさの持ち主。

+ 以下ネタバレ
 父親は貴族であったらしいが、エドガーは一度も会ったことがない。
 男装して正体を隠しているのは、身を守るためである。



クリスティーナ(演:天空橋朋花)

「あなたが選ぶなら、私も選びます。
 罪を重ねることでしか生きられないのであれば、
 その罪は、私が引き受けます。
 私から貴方に、この世ならざる生命を……。
 エドガー。生きて……」

 少女のようなヴァンパイアの男の子。
 一見すると大人びて見えるが、意外と物を知らなかったり、行動や思考に幼い部分があったりする。

+ 以下ネタバレ
 元人間のヴァンパイアで、元の名前は「クリストファー」。見た目は十代の少女のように見えるが、実際は100年以上生きている。
 クリスは幼い頃、血族を増やすことの出来るほど強い力を持ったヴァンパイアに誘拐されてしまった。そのヴァンパイアは彼らの一族の次期頭領となる予定であった。
 攫われたクリスは人間とは隔離された世界で育てられ、成長を止めるため十代でヴァンパイアにされた。
 クリスは自身をヴァンパイアにした相手を謀殺したことで、同じ一族のヴァンパイア達から追われ続けている(ヴァンパイア達にとって、同胞殺しは大罪とされる)。
 ヴァンパイアを謀殺した際に負ってしまった手の火傷を隠すため、常に手袋をしている。



アレクサンドラ(演:二階堂千鶴)

「貴様が……貴様が父と母を殺し、
 我が妹をヴァンパイアにしたと……!
 その悪逆……決して赦しはしない!
 その生命、この剣の前に、露と消えよ!」

 男装の麗人で、人間。その顔には常に気難しく、困ったような表情が浮かんでいる。
 優れた剣士であり、ヴァンパイアハンターとして平穏を守るため、を人間に戻すために剣を執る。
「魔を祓う力」(触れたものを浄化する)という、特異な能力の持ち主。

+ 以下ネタバレ
 生家は地方貴族であったが、さほど身分は高くなく、裕福ではなかった。実母を早くに亡くしたため、家族は父、義理の母、異母妹のノエル。
 生まれ持った力が強過ぎたが故に「清らかなもの」以外、触れることも触れられることも出来ない。生物でアレクサンドラに触れることが出来るのは動物と異母妹のノエルだけ。
 異能の持ち主だったために周囲からは「神に愛されている」と評されていた一方で、家族からはやや疎まれていた。そんな中、自身に対してただ一人偏見を持たなかった妹をアレクサンドラは心から大切にしている。



エレオノーラ(演:百瀬莉緒)

「まあ、なんてご立派な騎士道なんでしょう。……けど、その気高さで誰を救えるのかしら?」
「貴女の妹君……ノエルも、今ではヒトの血を吸うバケモノよねぇ?」

 女性。王家に連なる名門貴族の辺境伯夫人。夫の辺境伯は軍事力を有しており、国王からヴァンパイア討滅の勅令を受けている。

+ 以下ネタバレ
 正体は人間のフリをしたヴァンパイア。夫の辺境伯はエレオノーラの傀儡と化している。
 れっきとした人間であった頃、エレオノーラはヴァンパイアであると疑われ、それを理由に住まいの城を襲われ、夫と子どもを人間に殺されてしまった。エレオノーラは復讐のため、自らヴァンパイアとなる。
 家族を奪った人間を憎んでいて、ヴァンパイアの王国を作る事を目的に暗躍してきた。しかし、数百年の時を生きるうちに記憶が徐々に欠落し、夫や子供の存在はおろか、それを失ったことすら忘れてしまい、目的だけを果たそうとしている。
 与えられた血の影響なのか、エレオノーラは相手がヴァンパイアであること、ヴァンパイアの適性の有無を見抜く力を有する。



ノエル(演:水瀬伊織)

「うふふっ、お姉さま! 私、お姉さまのことがだぁいすき! 本当よ?」
「お姉さま……私とずーっと一緒にいてね。約束よ?」

 後にヴァンパイアとなってしまう人間の少女。
 生まれた時から体が弱かったため、ずっと屋敷の中で過ごしていた。そんな自分を心配してくれる優しい姉のアレクサンドラが好き。

+ 以下ネタバレ
 アレクサンドラの異母妹。
 ヴァンパイアの適性が非常に高く、エレオノーラによってヴァンパイアにされた人間の中で最強の力を有する。しかし、心身ともに幼いためか現状は狂化したに等しいが故に、自分で力を抑え切れない。そのため、エレオノーラの持つ香によって一日のほとんどは眠らされてしまっている。
 エレオノーラの持つ「魔除けの香」は表向きで、実際は「ヴァンパイアを眠らせるための強力な香」であった。



ルカ(演:永吉昴)

「へっへっへ、カモが来やがった。有り金全部と、そのドレスも置いていけよ」
「分かってんだろ、エドガー? この街ではこうしなきゃ生きていけない、ってことくらい!」

 人間の少年で、街の不良。
 クリスティーナから宝石やドレスを強奪しようとした際、誤ってエドガーを刺してしまったことで怒りを買い、殺されてしまう。

+ 以下ネタバレ
 エドガーとは、彼が下町にやって来た頃からの顔見知りだった。面倒見の良い性格で当時は仲も良かった。しかし、次第に悪い大人達と付き合うようになり、不良と化してしまった。
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