登録日:2025/07/16 Wed 23:38:05
更新日:2025/07/21 Mon 14:35:44NEW!
所要時間:約 47 分で読めます
無限に広がるコムネット世界
その平和を守るのが私、春日結とコレクターズでーす!
『コレクター・ユイ』はNHKで放送されていたオリジナルアニメ。
それまで月曜日から金曜日の30分番組だった『
天才てれびくん』が『天才てれびくんワイド』として放送時間を44分に拡大したのと引き換えに金曜日の放送を廃止したため、その空いた枠で始まったのがこの作品である。
1期が1999年4月から10月までの放送で、2期が2000年4月から10月まで。2期の放送前後の半年間は1期の再放送で繋いだ。
そして2度目の1期再放送を終えた後、この時間帯で始まったのが『
天才ビットくん』である。
原案は
麻宮騎亜。『サイレントメビウス』や、後の『
仮面ライダーフォーゼ』に登場する
ゾディアーツのキャラクターデザイン担当などで有名な漫画家である。
監督は後に『
クレヨンしんちゃん』の監督を務める
ムトウユージ。
シリーズ構成は『ガンダムW』を手がけた
隅沢克之(1期)と『Dr.スランプ』や『デジモンアドベンチャー』を手がけた
西園悟(2期)。
あるいは隅沢は『ゾイド -ZOIDS-』、西園は『ゾイドジェネシス』と、この後にゾイドのアニメも参加することとなる二人でもある。
音楽は『
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の
川井憲次。奇しくもサイバーネタの経験者である。
コンセプトはサイバーパンクの魔法少女もの。
舞台は近未来で高度に発展した電脳世界「コムネット」。主人公の春日結が電子の妖精コレクター・ユイに変身し、世界を脅かすバグと戦うという物語。
そういった内容なので魔法少女の用語がデジタル用語に置き換えられている。変身が「ダウンロード」で敵を倒すことが「イニシャライズ(バグの初期化)」など。
よく間違えられるが「コレクター」とは「Collector(収集家)」ではなく「Corrector(訂正者)」。要するにバグを修正する者という意味。
サイバーパンクであること以外は普通の魔法少女。ごく普通の中学生がマスコットキャラから選ばれ変身バンクでヒーローに変身して悪の組織と戦う。
当時はまだインターネットの一般普及率がそこまで高くなかったこともあり当時の魔法少女アニメとしては異質の存在だった。
ただしスタッフもよくわかっていなかったのか時折デジタル用語の意味を間違えている。
スタッフ曰くモチーフとなっているのは『南総里見八犬伝』……を原作としたNHKの人形劇『新八犬伝』。
各地に散らばった8人の仲間を探して旅に出る物語である。
『コレクター・ユイ』も前半ではコムネット世界各地に散らばった「コレクターズ」という8人の仲間を集める物語になっている。
これを基にしコミカライズ版での結の愛読書は『八犬伝』になっている。
作風は基本的に明るいコメディタッチ。
アホみたいに明るい主人公のユイちゃんはじめとして敵味方かかわらずほぼ全員が天然入っている。そのためバトル中でもそれ以外でも雰囲気はゆるい。
戦闘中相手が抜けていたおかげで窮地を脱したという展開がたまにあるくらい。
しかしクライマックスや一部キャラなどシリアスに決める時はビシッと決めてくれる。
ゆるさの象徴として『ユイちゃんの四コマ劇場』がある。
AパートとBパートの間のアイキャッチで流れ、その回にまつわる四コマ漫画が流れる。
様々なキャラが出るが全てユイの中の人が演じている。ちなみに執筆しているのは小学館の漫画家であるこやまゆき。
また女児向けアニメにしてはお色気推しが強いことも特徴。
そもそもユイちゃんがNHKの女児向けアニメの中学生主人公という肩書に反して
かなり胸が大きい。流石に作中で言及されることはないものの作画で圧倒的な存在感を示している。
というかこの作品の女性キャラ大体がスタイルがいい。特に変身バンクは対象年齢の割には描写が攻めていることで有名。
NHKアニメらしく(?)円盤化がやたら遅く、放映から17年後の2017年にようやくDVDが発売された。
2024年末に動画サービスで配信が始まったので今視聴することは容易。
【あらすじ】
◆1期
とある近未来。この世界では「コムネット」と呼ばれる電脳世界が社会を大きく支えていた。
ある時コムネットの管理ソフトであったグロッサーが人類に反旗を翻したことから物語は始まる。
コムネットの最高責任者である犬飼博士はグロッサーへの対策を立てようとするが一歩遅く命を狙われ、意識不明の重体に陥る。
だがその直前対グロッサー用ソフトであるAI「コレクターズ」8人をコムネット世界にばらまいていた。
主人公の春日結は明るく元気なごく普通の中学生。
ある日コレクターズの一人であるIRに呼びかけられ、コムネットを守る電子の妖精「コレクター・ユイ」として戦うことになる。
こうして結はグロッサー一味と戦いつつ、8人のコレクターズを探すことになるのだった。
◆2期
グロッサー一味との闘いから時が経ちコムネットは平和を取り戻していた。
だが新たにコムネットで2つの事件が起きてしまう。
ひとつはコムネットのプログラムを無作為に狂わせる凶悪なウイルス「バグルス」が発生したこと。
もうひとつが正体不明の謎のコレクター「コレクター・アイ」が現れたこと。
そんな事件の中、結の隣の家に篠崎愛という寡黙な少女が引っ越してくる。
無愛想ではあるが決して悪い子ではないと気が付いた結は彼女と仲良くなろうとする。
彼女との交流を深めるうちに、愛と「コレクター・アイ」が似ていることに気が付いていく。
【用語】
◆コムネット
本作の舞台となる電脳世界。
『コレクター・ユイ』世界はVR技術が高度に発展した世界。そのため社会では遊びから仕事まで様々な形でコムネットが使われている。
結たちがコムネット世界に遊びに行った先で事件に巻き込まれコレクター・ユイとして戦うことになるのが各話の流れ。
『バーチャライザー』と呼ばれるVRゴーグルを使うことで入り込める。なお入ることを「バーチャル・イン」と言い、出ることを「バーチャル・アウト」と言う。
コムネットの中ではネットと言われる様々な世界に分かれている。スポーツを体験できる世界もあれば、テーマパークとして遊べる世界もある。本当に無限に近い数のネットがありどんな仮想体験も可能になっているため、本作で「遊びに行く」は「コムネットで遊ぶ」と同義。
結たちのクラスが遠足に行く回がコムネット世界に遠足に行くという内容であった。この世界の観光事業がどうなっているのか気になるところ。
作中ではあまり目立たないがメールネットや電力管理ネットなどインフラ管理のネットもあるらしい。
さらに2期からはコムネットの時間の進みが現実の256倍となっている。そのため単純計算で、コムネットで80日遊んでも現実では8時間しか経過していないことになる。それを利用し資格取得の専門学校ネットも流行りだした。
このように好きなだけ好きなことが出来るという夢のような世界。
だが作中では様々な事件が起きている。
最も怖いのはコムネットの過剰使用。コムネットに入っている間は現実世界の肉体は意識がない状態に。故に長い間コムネットに居すぎると肉体が衰弱することになる。
一応市販のバーチャライザーはリミッターがかけられている(10時間)。しかしコムネット世界でバグが発生した場合や、特別なバーチャライザーを使っている場合、現実に戻れなくなってしまう。
医療施設で処置を受ければ延命は可能であるものの昏睡状態は免れない。その上コムネット上の意識がバーチャル・アウトしなければ現実の肉体は意識を取り戻さないことになる。
本作の敵はそう言ったバグを引き起こす存在が多く、命にかかわる危険が増えている。
◆コレクター
本作の魔法少女枠である電子の妖精たち。
作中ではユイ、ハルナ、アイの3人が該当する。
Corrector(訂正者)の名の通り、コムネットに現れるバグを修正することが使命。
エレメントスーツと呼ばれる衣装をまとっている。ちなみに魔法少女ものにしては珍しく、コレクター間で衣装を交換することもある。
変身には「コムコン」と呼ばれるブレスレットが必要。
1期ではIRからスーツをインストールする必要があったが、2期からはコムコンだけで変身できるようになった。
1期での変身の掛け声は「エレメントスーツ、ダウンロード(IR)」。2期では「エレメントスーツ、ミラクルダウンロード(変身者)」。
変身するとまず衣服がコレクター共通のレオタードに変換される。その後にコレクターそれぞれのスーツが着用され変身完了となる。
ちなみにこの変身バンク、
- 鼠径部が丸見えなレベルで股の角度が急なハイレグレオタード
- バストアップのカットで胸の谷間まで描かれておりしかも揺れる
- 変身完了時の妙に恍惚とした表情
などやたらとエロ推しになっている。何がスタッフをそこまで駆らせたのか。
さらに強制変身解除した場合、最初にドレス部分だけが霧散し数秒間レオタード姿で放置された後普段の衣服に戻る。
余談だがとある回のバンクではアナログ撮影のミスのためか、変身途中の魔法少女の体を覆うキラキラが一瞬消失しているというとんでもない作画ミスがある。そのシーンではユイちゃんがケツの割れ目まで晒している。
コレクターの平和を守ることが使命であるため戦闘力は高い。
コレクターごとに形の違うバンドと呼ばれる杖が武器。「コレクター・イニシャライズ!」の叫びと共に放たれる星形の光弾が必殺技。これを浴びた相手はバグの部分が初期化される。
さらにコレクターズの力を借りることで属性の力を得ることが可能。いわゆるフォームチェンジ枠。
属性は地、水、風、火の4つに分かれる。属性によりエレメントスーツが新たな姿に変換される。なお2期からはフォームチェンジにもちゃんとバンクがある。
1度にふたつ以上の力を借りることも可能。この場合は力の種類にかかわらずスーツがノーマルモードとなる。ただしいくつも一度に力を借りすぎると負担が大きい。2期からは一度に複数の力を借りることはなくなった。
◆コレクターズ
コムネットの平和を守る8つのソフトたち。別名ユイちゃん大好きクラブ。
元々は対グロッサー用のソフトを8つに分解したもの。
それぞれが人格を持ち結たちの頼れる(?)味方となってくれる。全員がコムコンをどこかに装着している。
序盤ではコムネット世界のどこかに散らばっており、結は彼らを探すことになる。
当たり前だがコンピューターソフトであるためコムネットでしか存在できず、現実世界には登場しない。
コレクターズそれぞれが何か固有能力を所有している。
コレクターズたちはそれぞれ属性を持っている。それをコレクターに貸すことで、彼女たちのエレメントスーツをフォームチェンジさせられる。
属性の内訳は
IR・フォロー→地属性
コントロル・アンティ→風属性
エコ・レスキュー→水属性
ピース・シンクロ→炎属性
グロッサー事件が解決したため2期ではバグルス事件解決のため日夜活動している。
IR、コントロル、レスキュー、シンクロの4人が2期ではレギュラーキャラに。それ以外のコレクターズは一部回でスポット参戦という形になった。
◆グロッサー一味
1期に登場する敵組織。
首領はグロッサーというソフト。元々はコムネットのホストコンピューターであったが感情を持ち人間に反旗を翻した。
建前上の目的はコムネットの支配。自身が作り出した部下であるグロッサー四天王を先兵に向かわせている。
各話ごとにどこかのネットを崩壊させようと暴れており、結たちはそれに立ち向かうことになる。
◆バグルス
2期から登場するコンピュータウイルス。
これに感染したソフトは理性を失い凶悪な怪物となってしまう。さらに最初に感染したソフトをバグルスの中心にしてどんどん周囲に感染していく。コレクターがイニシャライズすることで元に戻るが、バグルスの中心を駆除しなければ結局広がり続ける。
作中では何もかも不明なウイルス。なぜ出てくるのかどのタイミングで出てくるかも不明。そのためコレクターズたちはバグルスが出現してから現場に向かうという後手後手の戦いを強いられる。
ついでにバーチャル・インした人間も広義のソフトであるため、人間にも感染してしまう。
バグルスの対策が2期の結たちの目的となる。
【登場人物】
◇コレクターたち
◆春日結/コレクター・ユイ
CV.
大本眞基子
本作の主人公。私立スクロール学園に通う中学2年生。
彼女がIRによってコレクターに選ばれたことが全ての始まりとなった。コムネットを守る
コレクター・ユイとして戦っている。
大雑把だが素直で前向きないい子。
とんでもないガサツ少女であり料理も苦手でパソコンも下手。負けん気も強くよく周りに呆れられることが多い。隣に住む大学生の瞬兄さんに恋をしているが未だに想いを打ち明けられていない。
単純な楽天家で楽しいことが大好き。序盤の結が戦う理由の大半は「コムネットが楽しい」「スーツがカワイイ」というシンプルなものであった。そのためIRにも「もっとコレクターとしての自覚を持ってもらいたい」と言われている。
夢は漫画家と声優。どちらかではなくどちらも目指しているらしい。結らしいといえばらしい。地味に素質はある方であり、特に画力は結構高い。余談だが『ユイちゃんの四コマ劇場』は彼女が執筆しているという裏設定がある。
そんな彼女だが「諦めが悪い」と言われるほどの前向きウジウジして行動できないくらいならたとえ失敗すると分かっていても前に進むという強い根性を持っている。作中ではその諦めの悪さがコレクター・ユイの強さと表現された。
こんな性格ゆえに「ユイが好き」という者は多い。ぶっちゃけ結構な人たらし。
感受性が強く相手の気持ちを察する力は強い。落ち込んでいる相手に対してはきちんと的確な言葉をかけてやることが出来る優しさを持つ。基本的には真正面から体を張ってコミュニケーションを取りに行くスタイルなのでかかわった大抵の相手からは信頼されている。
特にコレクターズたちはユイのことが大好き。彼ら彼女らが戦うのは使命があるというのが大きいが、同時に自分たちを力づけてくれたユイと一緒に居たいというものがある。
みんなユイが好きなのである。
逆にユイもみんなのことが好き。
自分にかかわってくれた多くの人たちのおかげで今の自分があり、だからこそみんなが好きだと考えている。周りに強い影響を与えているユイだが、それはユイ自身が周りに影響を与えられたからなのである。
1期終盤でコレクターを解雇されたが、それでも戦おうとした理由は単純に「みんなが好きだから」であった。
みんなユイが好きだしユイもみんなが好きというのが『コレクター・ユイ』の物語。
そして終盤で意外な人物もユイが好きだったと明かされる。
そんな彼女のもう一つの姿がコムネットを守るコレクター・ユイ。
普段はピンクを基調としたフェアリーエレメントスーツを着用している。
決め台詞は「ゴミバコポイポイのポイよ!」……だったが2期ではとある事情で言わなくなった。
結らしい直情的な戦い方が特徴。突拍子もない言動が多いユイだけあり意外な行動で敵の意表を突くことがある。「戦闘中授業で言われた質問の意味をずっと考えていたらそれが敵を倒す突破口になった」というシチュエーションもある。
◆フェアリーエレメントスーツ
コレクター・ユイの基本フォームとなるピンク色のスーツ。
元々は結とIRが初めて一緒に行った銀河ランドという遊園地ネットの隠し特典であった。それをIRが改造しつくったスーツ。
上述の通りイニシャライズは基本スーツでしか出来ないため自然と最も使用するスーツとなっている。
イニシャライズのバンクで明らかにスカートの中身が見えている。だが見えているのはレオタードなので問題はない。
◆ファイヤーエレメントスーツ
火の力を借りることで使用する赤色のスーツ。火炎技を飛ばすなど攻撃力が高い。
フォームチェンジの中では最後に登場した。必殺技は「フレイム・ボンバー」。
◆ウォーターエレメントスーツ
水の力を借りることで使用する青色のスーツ。
どちらかと言うと守りにたけている。着用していると熱を感じなくなる。
必殺技は「ネイチャー・ウォーター」。
◆ウインドエレメントスーツ
風の力を借りることで使用する緑色のスーツ。高速移動が可能であり移動に使うことが多い。
コントロルから力を借りた場合は30秒間時を止めることが出来、アンティの力を借りた場合は未来予測ができる。
◆ソイルエレメントスーツ
地の力を借りることで使用する橙色のスーツ。ウサミミに厚い生地など着ぐるみっぽい。
一番馬力の強い形態である。必殺技は「アニマル・ボンバー」。
◆エンジェルエレメントスーツ
コレクター・ハルナの基本形態であるスーツ。
本来使わないはずだったが、2期1話で間違えて春菜用のコムコンを渡されたことで一瞬だけ変身した。
作中ではそれだけの扱いであるものの、なんと1回きりのバンク映像も用意された。
◆ダークエレメントスーツ
コレクター・アイの基本形態であるスーツ。
本来はユイ専用スーツのはずだったが盗まれたことでアイが使うことに。
1話にてお試しで変身(ちゃんとバンク付き)。終盤で諸事情にてアイとコムコンを交換したためまた変身することになった。
+
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2期終盤の新スーツ |
◆アドヴァンスドエレメントスーツ
2期終盤に登場したフェアリーエレメントスーツの強化バージョン。出力は16倍に上がった。
バグルスに破壊されたコムコンを犬養博士が修理ついでに強化したことで誕生した。
装飾が普段のフェアリーエレメントスーツより豪華になっている。
◆ファイナルエレメントスーツ
所謂最終回限定フォーム。8人のコレクターズとハルナ・アイの力をユイに結集したことで誕生した。
変身時の口上が「ファイナルエレメントスーツ、ハイパーミラクルダウンロード」と微妙に長いことに定評がある。
今までのすべてのスーツを合体させイエローで統一したような外見をしている。
全ての力を結集したという「みんなユイが好き」の集大成といえるフォーム。
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◆如月春菜/コレクター・ハルナ
CV.利田優子
結の同級生であり親友。
中盤までは何も知らない一般人であった。だがとある秘密を抱いておりコレクターとして戦うことになる。
完璧超人な中学生。
おしとやかで優しく滅多に声を荒げることはないみんなのまとめ役。その上成績優秀スポーツ万能と出来ないことを探す方が難しい。しかも社長令嬢であるらしく家は金持ち。持っていないものがないというすごい女の子。
良くも悪くもガサツな結とは対照的である。結も「女の子らしい女の子」と評している。あとちょっとだけ自分を自虐している。
親友の結との仲は非常に良好。
いつも一緒でありよくコムネットの中で遊んでいる。コレクター・ハルナ編など特殊な事情がある回を除いてはほぼともに行動している。
結は春菜に憧れているが逆に春菜も結に憧れている。結には春菜にはない前向きさがあり、春菜もそれをよく理解している。春菜曰く「いつも明るく前向きで一緒にいると元気になれる不思議な人」。
そういった気質を理解しているからか、結の奇抜な行動に困惑はするものの否定したことはない。
クラスメイトであり結の幼馴染のタカシとは恋仲。
物語開始前から付き合っておりほぼクラス公認の仲。教室でも構わずいちゃつくという熱いカップルである。タカシ曰く「俺と如月の相思相愛の仲は誰にも邪魔できない」。
春菜自身学校で人気が高くファンも多いがそれでもタカシのことを選んだ。
実は正規のコレクターは結ではなく春菜。
元々犬養博士は対グロッサー対策として、グロッサーの弱点である特殊な波長があることに気が付いていた。
調べる中で、メールソフトで交流していた春菜の声色に同じ波長が含まれていると知る。
彼女こそがグロッサーに有効だと考え、春菜の使用を前提としたコレクターシステムを開発していたのだった。
だが犬養博士も全く予想外だがもうひとり、結も同じ波長をもっていた。
それでIRが春菜と間違えて結をコレクターに任命したのが第1話である。この話には実はさらに裏があったのだが。
終盤までコレクターもグロッサー一味も何も知らない一般人だった春菜。
だがグロッサーたちの策略でコレクターのことを知ってしまう。「自分の代わりに親友を戦わせてはいけない」と考えコレクター・ハルナへの変身を決めた。
こうして終盤にて結からコムコンを受け取り戦うことに。
だがコレクターとしての素質はあるものの争いごとを好まない性格から徐々に疲弊していった。
それでも結のために戦おうとしていた春菜。だが結から「私はみんなが好きだからその気持ちに正直にコレクターをやるんだし、春菜も自分の気持ちに正直になっていい」と言われ辞める決意をする。
その後グロッサーにより洗脳されイビルハルナと化してしまうが結との友情により洗脳を打ち破った。
それからは結の後方支援を担当するようになった。このため1期では2話しかコレクターとして戦っていない。
ちなみにこの一件の春菜は
- メル友がコムネット最高責任者だったせいで勝手にコレクターに任命される
- 結が代わりに戦うことになるので実質的に使命を断れない
- 結の人徳で成り立っていた組織でいきなり後任のリーダーをやることになる
とかなり肩身の狭い想いをしていた。
2期では直接的な戦いにはかかわらなくなっていた。しかし中盤にてバグルスの罠でユイが戦闘不能に陥ったことで戦線復帰。
トリプルコレクターとして戦うことになる。
元々犬養博士が選抜していたこともあり最良のコレクター。
本人が頭脳明晰なこともあり司令塔としての役割が強い。状況を適切に判断した上に8人のコレクターズたちへの役割分担を行える。
というかハルナの戦い方はやたら殺意高い。初戦闘時はコントロルの高速移動で攪乱→エコの植物で拘束→躊躇なくイニシャライズという容赦のなさであった。
◆エンジェルエレメントスーツ
天使のような形状のハルナ基本のスーツ。へそ出しルックが魅力的。
ワンドがバトンのような形状をしており、イニシャライズ時に上下に長く変形する。
◆イビルハルナ
グロッサーの罠により
ハルナが悪堕ちした姿。普段とは対照的に悪魔のような形状のスーツになっている。
グロッサーによって操られた洗脳状態であり、ユイも迂闊にイニシャライズが出来ず苦戦することになった。
◆ファイヤーエレメントスーツ
◆ウインドエレメントスーツ
◆ウォーターエレメントスーツ
◆ソイルエレメントスーツ
2期にて披露したフォームチェンジスーツ。基本はユイのものと衣装が同じ。
1回しか使っていないのだがに全てに変身バンクが撮り下ろされている。
◆篠崎愛/コレクター・アイ
CV.荒木香恵
2期から登場する新たなコレクターであり2期の実質的な主人公。
スクロール学園の姉妹校らしい私立バックスクロール学園に通っており、そちらでは演劇部の部長も務める。
瞬兄さんのいとこであり、諸事情から彼の家に居候することになる。
同時に犬養博士の元から新型のコムコンを盗み
「コレクター・アイ」に変身している張本人。
なお愛は変身時は
バイザーで顔を隠しており、結たちも終盤まで正体は知らなかった。
寡黙できついが根はいい子。
無口であまり協調性を見せず人に心を開くことはほぼない一匹狼気質。演劇部では孤立状態になっている。
だが敵意を見せる相手には相応の事情がある場合が殆どであり認めた相手には誠意で返す。言葉にはしないので分かりにくいが、認めた相手には面倒見のいい行動を見せている。
寡黙なのも突き詰めると不器用なだけであるらしい。曰く
人に助けを求めるのがものすごく苦手であるとか(その割には助けを求められるとつい動いてしまうが)。
つまり
ツンデレで
クーデレというかなり難儀な性格。
お隣ということで結と交流することになる。結のことは最初は嫌っていた。
彼女と絡むことになったのは二校親睦の演劇部交流会でのこと。最初はあまりにも棒読みで性格の軽い結を内心バカにしていた。だが本人なりに真摯に練習を続ける姿を見て、結局放っておけずに練習に付き合ってやっていた。
その後もつい結のことを構ってしまっている。口下手なので言葉にはしないものの結のことは気に入っている。
母親が昏睡状態で入院しており定期的に病院に向かっている。
はやく目覚めることを祈りとある絵本を読んであげている。だがその絵本にはバグルス事件の中心にいるとされる少女が描かれているなど謎が多い。
犬養博士から盗んだ新型のコムコンを使って変身する。
とある目的のため単独行動でバグルス狩りをしており、ユイたちにも正体を明かしていない。
頭のいい愛らしい論理的な戦い方をする。序盤では通報を聞きユイたちが現場に向かった後にはアイがバグルスを倒した後、ということもよくあった。
◆ダークエレメントスーツ
黒と紫を基調としたメイドっぽいスーツでありアイの基本フォーム。
普段はバイザーを着用し正体がバレないように戦っている。
余談だが遊戯王には「バックアップ・セクレタリー」というそっくりさんがいる。
◆フェアリーエレメントスーツ
終盤にてとある事情にユイとコムコンを交換したことで変身した。
どちらかといえばかっこいい系のアイが、かわいいピンクのスーツをまとっているため、あまり似合っていない。
なお同じフェアリーエレメントスーツでも、ユイとアイでわずかにバストサイズが描き分けられている(ユイの方が大きい)。
◆ウインドエレメントスーツ
◆ウォーターエレメントスーツ
終盤でアイが仲間になった際に使用。ユイやハルナと比べると派手な使い方をする。
◆ソイルエレメントスーツ
地の力のエレメントスーツ。このスーツは基本フォルムが着ぐるみであるため、絶望的に似合っていないことで有名。コムコンも空気を読んだのか、色合いが他2人より落ち着いた灰色になっている。
ファイヤーエレメントスーツは未使用。
愛の目的は、コムネットで意識が行方不明となり昏睡状態に陥った母・あずさを目覚めさせること。
話は10年前、コムネット開発者である父が亡くなったことから始まる。
夫が亡くなってからというものの、愛の母は目に見えて落ち込むようになっていった。
それがきっかけとなり「母を悲しませてはいけない」と強い子になる決心をする。
これが感情を表に見せず助けを求めない現在の愛の源流となっていった。
そして半年前のこと。あずさが事故により昏睡状態に陥ってしまう。その上バーチャル・インしている最中の事故だったため、意識がコムネット上を彷徨ってしまうことに。
コムネットで母を探す中不思議なぬいぐるみと出会う。そしてそのぬいぐるみに、とある少女のソフトのバグを取り除いてほしいと依頼され、新型のコムコンを渡される(なので実際に犬養博士からコムコンを盗んだのは愛ではなくぬいぐるみ)。
その少女の姿は幼少期に家族と作った絵本の少女と瓜二つであった。そこから母との関連性を感じた愛は、わずかな望みをかけコレクターとして活動を開始した。
このようにただ母のためだけにコレクターをやっている。
自分の好きの感情に正直に向き合った結果コレクターになったのが結。
対照的に「母のため」と自分の感情を閉ざし続けていたのが愛。
このことから結からは「自分の感情に仮面をしてしまっている」と評された。
◇コレクターズ
◆犬養元継
CV.
麦人
コムネットの最高責任者。穏やかで善良な性格の老人。
グロッサーの脅威に気が付きコレクターズを開発した生みの親でもある。そのためコレクターズたちからは慕われている。
1話にてグロッサーから襲撃を受け意識不明の重体に。直前にバーチャル・インしておりショックからコムネット世界では記憶喪失となっている。そんなこともあり何故自分がコムネットに居るのかわからず当てもなく彷徨っていた。そのため現実世界の肉体は衰弱し病院で意識を取り戻さない状態にある。
行方不明状態の犬養博士を探すことも結たちのひとつの目的。1期終盤にてシンクロたちの力により記憶を取り戻した。
2期ではコレクターズのまとめ役になった。新たなコムコンを開発したりバグルスの対策をしたりしている。
ここからコレクターズを紹介。順番は作中に登場した順。
◆IR
CV.西村朋紘
インストーラーをつかさどる第8のソフト。コムコンの色は黄色。
コレクターズの中ではIRのみ擬人化されておらず狸に似たマスコットの姿をしている。
彼が結のパソコンに現れ、彼女をコレクターに任命したことで結の戦いが始まった。
礼儀正しく生真面目な性格。
一人称が「身共」で語尾が「ありまする」など古風な口調を使いたがる。
堅物な性格ゆえに結の日常生活のだらしなさに口をはさむことも多い。特に結のコレクターとしての自覚のなさには頭を抱えている。
能力はインストール。
コムネット内のデータに対し他のデータをインストールさせることが出来る。
結たちがコレクターに変身するのもこの仕組みを活用してのこと。ネット上の結のデータに、リアルスキャンしたエレメントスーツをダウンロードすることで変身させている。実はエレメントスーツ以外にも、仲間たちの衣装を変えさせることが出来る。
逆に直接戦闘能力はほぼない。
作中では結の相棒と言える存在。言い換えると魔法少女もののマスコット枠。
ガサツな結と几帳面なIRで喧嘩することもあるが初めて出会ったコレクターズということもあり実際は息が合っている。
2期1話で結が自分無しで変身できるようになった時には、自分がもう必要ないと悲しみ家出してしまっていた。だが結の「ひとりで変身できるようになったからこそIRにはIRに出来ることをやってほしい」という言葉を聞き仲直りしている。
結にとってはとても大切な友達。
◆アンティ
CV.根谷美智子
未来予知をつかさどる第3のソフト。占い師も兼ねている大人のお姉さん。コムコンの色は紫色。
最初はコムネットの恋占いネットで「フォーチュナー」と名乗り正体を隠していた。そんな時に結たちと出会い行動を共にするようになる。
常に落ち着いている大人な性格。
未来を見ることが出来るためか達観しておりどんな状況でも割り切るタイプ。結がコレクターズから外れ代わりに春菜がリーダーになった際は、周囲が動揺する中「運命」として受け入れていた。
同じ属性のコントロルに思いを寄せられているが本人は煙たがっている。コントロルに会いたくないのでアンティに化けたフォローに向かわせたというほど。
能力は未来予知。
ある程度未来で起こる可能性を知ることが出来る。漠然としているが外れることはないため、どう行動をとればいいかわからないときに重宝されることになる。
未来予知は大抵当たる。だが結の行動のみ当てられず大体外れてしまう。そしてアンティはそんな結に対して好感を持っている。
2期では恋占いネットを新規リニューアルしていた。
◆エコ
CV.
渡辺久美子
環境保全をつかさどる第4のソフト。生意気な少年の姿をしている。コムコンの色は橙色。
最初は大自然の公園ネットに潜んでいた。だが自然を愛するあまり環境破壊をする人間に怒りを燃やし危害を加えており、ユイたちと対立することに。最終的に和解しコレクターズ入りした。
エコのメイン回では環境破壊や捨てられたペットなど人間のエゴに関するものが多い。
まだ幼く自然を愛する少年。
初登場回で自然を汚す人間に積極的に危害を加えていたように、自然を愛するあまり子供っぽい行動に出てしまうことが多い。
素直になれないため口に出すことはないが結に懐いているため、春菜が代わりにリーダーになった際最も反発したのは彼だった。
能力は自然の操作。
植物などの蔦を自由自在に操作することによって相手を攻撃できる。何もないところから植物をはやすこともできるため汎用性は高い。
親友はネッティーという首長竜型のソフト。
大自然の公園ネットで使われなくなったマスコットキャラクターであり、2期ではよく一緒に行動していた。
◆レスキュー
CV.
木村亜希子
保護をつかさどる第5のソフト。看護婦のような姿をした少女。
天然腹黒ドS。コムコンの色は水色。
初登場時は医療ネットで犬養博士を治療していた。そこでフリーズに襲われ結たちと出会った。
おっとりのんびりとした天然の入った性格。
マイペースで何を考えているかわからないつかみどころのない言動が特徴。相手が怒っていようと焦っていようとのんべんだらりと躱してしまう。ユイが自分を守ってピンチになっている時すら自分のペースを崩さなかったことも。
天然故かやたらと図太く言いたいことをズバズバ言うためアンティとは喧嘩になっていた。
「〇〇ってかわいそ~」と自分の世界に入って言い出すのが口癖。1期は本当に話の通じない子だったが2期では大分まともな性格になった。
能力は外見通り治癒。手元から包帯を出しプログラムやソフトを回復させる。また2期ではバグルス除けのスプレーを開発するなど薬品全般にかかわっているようだ。
……だがそれ以上に恐ろしいのがトラップ作成能力。トラップづくりが趣味であり、天然属性からくる情け容赦なさから相手を的確に追い詰めていく。
初登場回ではバーチャルホームアローンな徹底したトラップでフリーズを追い詰めた。逆にトラップを見つけ出すのも上手い。
好きなものはフリーズ。
◆コントロル
CV.
高橋広樹
制御をつかさどる第1のソフト。名目上はコレクターズのリーダーである
残念なイケメン。コムコンの色は赤色。
最初はSFヒーローネットの宇宙海賊「シャドーブラック」に変装していた。犬養博士を単独で見つけるつもりだったらしい。だが結の人柄を知り仲間に加わる。
自称ヒーローなナルシストで迂闊なところが多い残念な男。
リーダーということで自分に自信を持っており何かあるごとに「リーダーとして!」と付け加えたがる。だがカッコ付けたがる性格もあり大体ドジを踏んでいる。
ついでにアンティに思いを寄せているがそれが原因でやらかすこともある。2期では彼女に粉をかけるため正装してバグルス除けのスプレーを付けなかった結果、バグルスに感染するというあんまりな目に遭った。
そんな奴なので周りからはあまりリーダーとして見られていない。
本人がコレクターズに号令をかけようとしたりリーダーっぽいことをやろうとするたびにスルーされるのがお約束となっている。というかそもそもコレクターズは結をリーダーだと考えているので……。
擁護するとリーダーにこだわるのは、ナルシストだからではなく「リーダーだからこそまず自分が危険な目に遭わなければならない」という意識故。その辺りはユイからストレートに喝を入れられたことで多少は柔らかくなった。
元々リーダーソフトとしてつくられたので調子に乗らなければ有能。
能力は瞬間移動。
目にもとまらぬスピードで移動することが出来る。コントロルの使い方もあり戦闘力はシンクロに次いで高い。ただし狭いところではすぐにぶつかってしまうため使いこなせないという弱点も。
色々残念な男だがリーダー故か地味に出番が多い。
1期後半でコレクターズが最低1度は主役回を貰う中、主役が最も多いのはコントロルだった。ついでに1期最後の主役回を飾ったのも、IRを差し置いて彼である。
コレクターズのリーダーであるためか、コレクターズ全員集合の場合は美味しい立ち位置をもらいがち。
◆フォロー
CV.里内信夫
服従をつかさどる第7のソフト。ふくよかな体系の糸目の男。コムコンの色は桃色。
ピースと一緒に小島に引きこもっており彼と一緒に結の仲間になった。
のんきでおちゃめな性格。
結からは「誰とでも仲良くなれるのがフォローのいいところ」と言われていた。後述の能力を使って仲間たちをからかうこともある。かわいい女の子が好きであり特に結のことを気に行っている。
能力は変身。
想像したものに何でも変身することが出来る。架空のものから動物、仲間たちの姿など変身できるものに限りはない。一部だけ変身するということも可能。当然だが仲間の姿になってもその仲間の能力を使うことはできない。
◆ピース
CV.西松和彦
非暴力をつかさどる第6のソフト。学識豊かな博士風の老人。コムコンの色は若草色。
争いを嫌いマリンアドベンチャーネットに小島を作ってフォロー引きこもっていた。だがこのネットがグロッサー一味との戦いの舞台になったことで結の仲間に加わった。
頑固で偏屈なおじいちゃん。
面倒くさいツンデレ気質であり常に愚痴っぽくあまり仲間のことを認めない。特にリーダーとしては未熟すぎるコントロルのことを突っ込んでいる。だが彼がリーダーの自覚を見せた時には僅かに笑顔を見せるなど悪い人ではない。
能力は武器の作成。
武器であれば何でも作成することが出来る。バズーカ砲から戦闘機まで作れるものは幅広い。武器についての知識も深い。しかし本人は平和主義者なので自分で作った武器を自分で使おうとはしない。
結に「平和主義者なのに武器が作れるの?」と言われたが「武器が作れるのに平和主義者」らしい。
◆シンクロ
CV.松山鷹志
調和をつかさどる第2のソフト。コムコンの色は緑色。
1期前半にてコレクターズが結のもとに集結する中、彼のみ姿を現さなかった。
何か事情があるようだが……。
実はグロッサーに洗脳され四天王の一人ウォーウルフとなっている。
犬養博士がグロッサーから暗殺されかけた際、博士の意識をコムネット世界に送ることで窮地を救ったのは彼。
だが犬養博士を逃がすべくしんがりを務めグロッサーにとらわれることになった。
終盤にてその正体が明かされコレクターズに復帰した。ちなみに中の人はその回の脚本を渡されるまで何も知らなかった。
結のことは強く慕っている。
ウォーウルフ時代に、敵である自身すら救おうとする彼女の姿を見て、結のことを気にかけるようになった。コレクターズはみんな結のことが大好きだがその中でも特に愛が重いのがシンクロ。
2期では結が片思いをしていると聞き露骨にやきもちを焼いていた。
よく言えば芯の通った性格で悪く言えば頑固。
自分が認めた者以外には決して協力しようとしない。春菜がコレクターズのリーダーになった際は、「俺は結と犬養博士以外には従わない」として共に戦おうとはしなかった。
能力は……不明。作中ではコレクターズいちの武闘派として扱われている。
調和のソフトである以上それに関する能力を持っているはずだが明かされなかった。
2期では1話目からバグルスに感染してしまいウォーウルフの姿に戻ることに。
洗脳されていたとはいえ仲間たちを傷つけた姿であるため内心苦悩している。
温泉旅行では一時的にシンクロの姿に戻ったりもしたが、完全に元に戻れたのは最終回だった。
◇現実世界の人間
◆東堂瞬
CV.磯部弘
結の隣の家に住んでいるお兄さん。そして結が想いを寄せる相手。
コムネットと人体をつなぐバイオコンピューターを専攻する医大生であり病院で働いている。
気さくで穏やかな青年。結のことを妹のようにかわいがっており仲が良い。結に遊びに誘われれば忙しい合間を縫って付き合ってやるなど面倒見のいいお兄さんである。
歌にも素養があるらしく、結たちが文化祭で出し物をやると聞いた際は合唱曲をつくってプレゼントしている。
病院では何の因果か意識不明状態の犬養博士の担当をしていた。
結との出会いはまだ彼女が幼かったころ。こちらの街に引っ越してきた直後に、公園で転んで泣いていた結と出会い家まで送ってあげたのがきっかけ。それで家が隣同士であると分かりそれから家族ぐるみの付き合いをすることになった。
ちなみに放送開始直後の監督インタビューでは「スタッフたちの間では影が薄い」とばっさり切り捨てられている。……2期での扱いはそういうことかもしれない。
グロッサーに襲われ洗脳されてしまう。ウォーウルフがグロッサー四天王から抜けた穴として新たな四天王である「鉄仮面」となった。
コミカル要素の強いグロッサー四天王の中では終始シリアスで口数も少ない。
実はグロッサーと一体化されている。
メタ的な話、最終回はユイとグロッサーの対話で話が進むため、グロッサーの人間体として彼が選ばれたのだと思われる。
実際最終回では瞬の口を通してグロッサーは自分の意思を語っていた。
全ての戦いが終わったあとは現実世界に復帰した。
海外留学したため登場せず。……本当に終盤再登場するなどなく最後まで出てこなかった。
中盤で「結がコムネットで出会ったお兄さんに恋をする」というエピソードがある。その回でも存在を一切触れられなかった。
◆春日伸一
CV.
矢尾一樹
結のパパ。
あの結の父親と言うことで娘に負けず劣らず笑いの絶えない性格。結と一緒にダンスを踊るのが大好き。
結のことをかなり大切に思っている親バカ。特に色恋沙汰関連については厳しく、結に彼氏が出来ないように目を光らせている。ただ瞬兄さんのことは大切な隣人として優しく接している。
コムネット世界のエンジニアとして働いている。作中でもいくつか彼のつくったネットが登場する。
◆春日さくら
CV.天野由梨
結のママ。
夫と娘に比べると落ち着いておっとりとしている。ガサツな結にお小言を言う場面もあるものの、心の底では信頼している。
パパ同様娘がコレクターとは気が付いていなかったようだが、何か大きな秘密を抱えていることは感づいていたらしい。
◆富士タカシ
CV.
神谷浩史
結の幼馴染でありクラスメイト。彼女とは赤ん坊の時からの付き合いらしい。
明るくチャラい年相応の少年。何かやらかす結にツッコミを入れて、彼女に「バカシ」と言い返されている。ただお互い気心知れた友人であり、1期終盤で結がコレクターに復帰することを決めたのは彼の言葉からだった。
春菜とは恋仲であり物語開始前から交際している。なんだかんだで彼女を守る意識は強い。
◆観音崎レイコ
CV.永吉由佳
結の友人その1。
快活で気の強い男勝りな性格。調子に乗りやすい男子たちの注意をすることが多い。
◆柳アキコ
CV.菊池志穂
結の友人その2。
レイコとは対照的に子供っぽくのんびりとした少女。ミーハーで回ごとにブームが変わる。
作中では結、春菜、レイコ、アキコの4人で遊んでいることが多い。
◆市川一太郎
CV.内藤玲
結のクラスメイトである少年。
メガネをかけたオタク系でコムネットについて詳しい。名前の由来もソフトの方の一太郎オフィスだと思われる。
◆小林ヒデト
CV.松本吉朗
結のクラスメイトである少年。のっぽで大柄。性格はおだやか。
男子組としてタカシ、一太郎、ヒデトの3人で良く行動している。
◆佐山まなみ
CV.本多知恵子
結の担任の先生。妙に厚い化粧で頭に大きな花をつけているという奇抜な恰好が特徴。
ハイテンションな人であり自分のことを「マナマナ」と呼んでいる。一度会っただけの相手を「友だち」と呼ぶなど人懐っこく子供っぽい。
◆東条しのぶ
CV.甲斐田ゆき
瞬兄さんの母親。母というか姉に見えるほど若々しい外見が特徴。
2期では家に愛を下宿させ面倒を見ている。
◇グロッサー一味
◆ウォーウルフ
CV.松山鷹志
グロッサー四天王の一人である狼男。結からは「ワンちゃん」と呼ばれる。
四天王の中でも特に戦闘力が高く火炎放射とビームソードを武器に戦う。
グロッサーたちの中では高潔な人格。たとえ結など敵相手であったとしても受けた恩は返すという義理堅い性格をしている。そのため結にも「誇り高き戦士」とコメントされている。
仲間意識も強く、「目的のためなら四天王同士で協力するべき」と発言していた。……まあ結局うまく行かなかったんだが。
ユイとはとある戦いで共同戦線を張ったことがきっかけでお互いに理解し始めている。
実は最後のコレクターズであるシンクロがグロッサーに洗脳された姿。
ひとりだけ他の四天王とキャラデザやネーミングが違うという伏線がある。
2期ではバグルスに感染した事でウォーウルフの姿に逆戻りしてしまった。
◆ウイルス
CV.中田和宏
四天王である理知的な男。グロッサーからは「研究」の力を与えられている。
大きくはねた髪型からユイに「横ツンツン」と呼ばれる。
慇懃無礼な敬語で話す皮肉屋。仲間に対してもネチネチとした言葉を投げかけており、四天王を出し抜こうとしている。
そんな男だが変なところで律儀。ジャギーがトレーニングをしていた時には自身も息を切らしながらも付き合っていた。
頭脳派であり直接戦うよりも相手も罠にかけることを好む。事前にネットにバグをはびこらせ自分に有利な状況を作りそこに相手をおびき寄せるのが主な戦い方。
◆ジャギー
CV.杉野博臣
四天王である豪快な男。グロッサーからは「調査」の力を与えられている。
大柄な巨漢にモヒカンというインパクトのある姿。感情が昂ると腕をブンブン振り回すことからユイに「ブンブンおじさん」と呼ばれる。
体格そのままに単純な性格。ユイにおじさん扱いされて反論したり、誰も本名で呼んでくれないことを気にしたりと四天王の中でもコミカル。ハルナにまともに本名で呼ばれた際は涙を流していた。
戦闘の際はバズーカ砲を用いるなど派手な戦い方を好む。
そんな見た目と性格に反して実は本好き。「調査」をつかさどることもあり根を詰めて何か一つのことを調べることが得意である。
コムネットで最も大きな図書館の館長を任されていた。
◆フリーズ
CV.
三石琴乃
グロッサー四天王の紅一点。グロッサーからは「実験」の力を与えられている。
ナイスバディのお姉さんでユイからの愛称は
「プリプリお姉さん」。
強気で口の悪い姉御タイプのキャラ。初出陣時はユイにまんまと敗北したウォーウルフに対し蔑みの言葉を投げかけていた。
だが意外と押されると弱いところがある。そのためレスキューのような人の話を聞かないようなタイプは苦手にしている。
能力は氷結。何でも物を凍らせることが出来る。作中の描写を見るに範囲がバカにならない力であり、その名の通りコムネット世界をフリーズさせてしまう。
そしてフリーズといえばレスキューとの絡みだろう。
フリーズ自身は初対面時にレスキューのトラップでボコボコにされたことで彼女のことを苦手としている。対して何故かレスキューはフリーズのことを気にいっている。戦闘中にフリーズの姿を見かけるとテンション上げて声をかけに行くほどである。
ばったりと顔を合わせてひきつるフリーズと喜ぶレスキューは2人のお約束。
グロッサー組の中では唯一レギュラーキャラに。サングラスを外し意外とかわいい素顔が明らかになった。
相変わらずレスキューに懐かれている。コミカライズ版ではついにデレて「親友」と認めた。
作中ではバイト探しをしている。
最初はウイルスとジャギーと共に研究をしていたが性に合わず職探しをすることになった。
だが自分に合った仕事を見つけられず様々なバイトを転々としている。
そんな中、謎の執事と出会い、少女型のソフトの探索を依頼されるが……。
◆グロッサー
CV.麦人
1期のラスボス。巨大な鉄仮面の姿をしている。
本来はコムネット全体のホストコンピューターであったが、人類に反旗を翻すようになった。
コムネット世界の支配をもくろんでおり四天王たちに対し命令を出す。
悪の首領らしい尊大な性格と口調をしている。ただ生みの親である犬養博士に対しては皮肉交じりの敬語で話す。
作中では何故か結のことを目にかけているような言動をしている。
物語は進み最終章。グロッサーは瞬の身体を乗っ取り結に対し自身の真意を告げる。
彼の目的は、春日結になること。
……すべての始まりは10年前、コムネットが開始した直後までさかのぼる。
当時コムネットのホストコンピューターとして働いていたグロッサー。そんな中偶然春日家にて古いコンピューターが捨てられる様子を目にする。
その光景を見て「自身もいつか捨てられる」と恐怖を抱く。だが同時に捨てられるコンピューターに対し涙を流す結を見て人間の心というものに興味を抱く。
それは「自分も人間になりたい、人間のように生きてみたい、人生を楽しみたい」という想いに代わっていった。グロッサー四天王が妙に人間くさい人格なのも、感情の可能性に興味を抱いたから。
だがそうした感情を犬養博士たちはプログラムにないバグと考えデリートしようとした。
そんな自分の感情を消されるまいとグロッサーは人間への反逆を企てたのだった。
生みの親にすら消されそうになったことで孤独を感じており自己否定の感情が強い。
そしてあの日涙を流し誰よりも人間らしく生きる春日結という存在に強く惹かれていった。
自分が嫌いで結が好きだからこそ、グロッサーを捨て春日結になろうとしたのだった。
みんながユイを大好きでユイもみんなが大好きだった『コレクター・ユイ』の物語。
その中にはラスボスであるグロッサーも含まれていたのである。
みんなが結のことを好きだからこそ自分を肯定できた彼女とは対照的に、グロッサーは自分を否定している。
グロッサーは結と同化し彼女になるため計画を立てる。
そのため結に試練を与え彼女を人間的にさらに成長させようとした。実はIRが春菜ではなく結のもとに来たのは、IRが間違えたからではなくグロッサーが細工したため。
結はグロッサーの予想をはるかに上回り試練を乗り越えていった。
その気になればコムネット全てをハッキング出来るが大規模な作戦を行うことはなかったグロッサー。それは目的がコムネット世界の破壊ではなく結になりたいからであった。
余談だが最終回にて結への愛を示すためコムネット中に幼少期から現在までの結の写真を張り付けていた。
前後のセリフや状況から、ヒロインを10年間盗撮し続けたラスボスとネタにされる。
このように自己否定の怪物から始まってしまったこの戦い。グロッサーをきちんと肯定しようとするのがコレクター・ユイ最後の戦いとなる。
◇2期からの登場人物
◆iちゃん
CV. 津村まこと
2期のキーパーソンである少女型のソフト。いつもクマのぬいぐるみをかかえている。
人見知りなのか口数が少なくあまり自分の意思を話そうとしない。
各話何かコムネット世界をうろついている。何かを探しているようだがそれが何であるかは本人にもよくわかっていない。
中盤以降バグルスの関係者であることが疑われる。
何故か毎回バグルス事件が起こる現場で姿を見られているのである。
さらに彼女が涙を流すとそこにバグルスが現れることが判明し……。
元々は篠崎愛の父が作ったソフトがバグルスの大本に感染した存在。
コムネット開発者である篠崎晋太郎は、仕事続きで娘に寂しい想いをさせていることを忍びなく思い、愛にメッセージを送ろうとした。
そのメッセージを送ろうと開発したメール用ソフトがiちゃんであった。容姿は篠崎家で自作した絵本に登場する少女の姿になっている。
だが晋太郎のネットから愛の家のネットまでの道中で、2期の黒幕に拉致されてしまう。
10年間の間ずっと監禁されており、その間黒幕の開発したバグルスにさらされたせいでバグルスを体に宿していた。それが原因で涙を流すと周囲をバグルスに感染させてしまう体質に。
半年前とある事件がきっかけで黒幕のことから逃げ出すことに成功する。だが10年間でデータがおかしくなっており、もはや自分の目的をほぼ忘れてしまった。それからぼんやりと記憶にある誰かを探し彷徨っていた。
彷徨う最中に涙を流しそのネットでバグルスを発生させていたというのが物語の真相。
実はいつも所有しているクマのぬいぐるみはiちゃんが気を失っているときに限り動くことが出来る。
こちらはデータが壊れなかったためiちゃんに何が起きているのかきちんと把握している。
そのためiちゃんの中のバグルスをイニシャライズする必要があると考え、犬養博士の元から新型のコムコンを盗んだ。
しかしコムコンは人間にしか使えず困っていたところ、偶然愛と出会い利害が一致した。
こうして生まれたのがコレクター・アイ。
最終回でアイの手によりイニシャライズされ、ようやく彼女にメッセージを渡すことが出来た。
◆篠崎あずさ
CV. 進藤尚美
愛の母親。現在はある理由で昏睡状態にあり入院している。
半年前黒幕の元からiちゃんを逃がしたのは彼女。
だが代わりに自身が黒幕につかまっていた。それが原因でバーチャル・アウトできず昏睡状態になった。
◆執事
CV. 小形満
コムネット世界に登場する執事の姿をしたソフト。
フリーズに対してiちゃんを探すように依頼した。その後フリーズの様子を見にちょくちょく登場する。
2期の黒幕に仕える男。
フリーズ本人も知らなかったが彼女がウイルス探知能力を持つことを知っていた。それがフリーズに依頼した理由。
最終盤ではコードが全身に絡まった化け物の姿となりコレクターたちに戦いを挑む。
だが最後はユイのイニシャライズを受けて敗北する。
実は彼も黒幕によって洗脳されていただけのソフトと明かされた。
◆謎の男
バグルス事件における黒幕。作中では黒塗りで声も明かされないなど一切正体が不明となっている。
その正体は黒川良(CV.辻親八)という男。元々はコムネット開発者の一人だったが思想の違いから追放された存在。学生時代は篠崎夫妻の友人だったらしい。
本当に伏線もなく最終回で唐突に登場したため困惑した視聴者もいるだろう。
「コンピューターソフトには感情など不用」という強い考えを持つ。
だが他のコムネット開発者たちはソフトが感情を持つことを重視していたため最終的に開発陣から追放を受けた。
それ以来犬養博士をはじめとするコムネット関係者に恨みを抱くように。その復讐としてコムネット世界を破壊しようとバグルスを生み出したのが一連の事件の真相。
本人も気が付いていないが実はすでに亡くなっている。バーチャル・インしている最中に現実の肉体が死を迎えたため電脳世界で彷徨う存在となっている。のちの『
電脳コイル』である。
最終回にて姿を現し自身の目的を語った。
中肉中背のスーツのおっさんがラスボスという面妖な光景になったものの、
- 自動追尾でコレクターズたちを追いかける
- 捕らえたコレクターズをイニシャライズ不能な棺に閉じ込める
- 棺に閉じ込めたコレクターズたちの能力を自由に使う
というチート過ぎるバグルスを用いてトリプルコレクターを追い詰めた。
だが犬養博士から自身がすでに亡くなっていると聞かされ暴走し、怪物のような姿になってしまう。
最終的にはファイナルエレメントスーツに変身したユイに敗れた。イニシャライズされる直前、僅かに安堵したような表情を見せていたが……。
◇その他
◆フィーナ/ホエホエくん
CV.甲斐田ゆき
結の父がつくった「マリンアドベンチャーネット」に登場するクジラ型ソフト。
本来は「ホエホエくん」という名だが本人がそれを嫌がり「フィーナ」と名乗っている。
声にとある秘密があり終盤で活躍することになる。
◆Q
CV.長嶝高士
スパイネットというネットに登場するスパイ。このネット最高のスパイと言われており、恐ろしく情報通だが誰も正体を知らない。
自分の安全よりもヒーローでいようとする結に興味を持ち協力する。
◆里見浩介
CV.
森川智之
2期に登場。結とスポーツネットで知り合った。そのカッコいい姿に結はメロメロに。
2期において瞬兄さんは存在ごと消されている気がする。
実は現実世界では大学のエースストライカーだったがケガでリハビリ中の身。現実逃避からコムネットに来ていた。
◆伏見めぐみ
CV.
そのざきみえ
2期に登場する看護婦。実は浩介さんと付き合っているため結の恋は破れることとなった。
愛の母の看護婦らしくその後もよく登場する。
【主題歌】
歌:杏子
1期オープニングテーマ。聞いたことがある人も多いかもしれない。
本編終盤でも登場し結たちが何度か歌うことになった。そして、最終回では…。
……解釈次第では、歌詞で言われている「貴方」とはこの世にすでにいない人であり、タイトルの「永遠という場所」は死後の世界と捉えられる。
歌:ルゴルジェ
1期エンディングテーマ。オープニングほどではないが有名。
ミュシャ風のデザインのなかにちりばめられた、劇画調のコレクターズたちの画像が流れていく……のだが、一瞬だれがだれかわからないレベルで顔が濃い。特にシンクロは悪役に見える。
こちらも最終盤で本編に登場。コレクターズが最終決戦前合宿を行った際に歌っていた。
歌:彩月
2期オープニングテーマ。本作にしては珍しくハイテンポな一曲。
映像ではユイ、ハルナ、アイのトリプルコレクターの活躍が描かれている。
歌:彩月
2期エンディングテーマ。オープニングテーマとは対照的にゆったりとしたテンポ。
映像では静止画でコレクターたちの日常が描かれている。デフォルメのユイちゃんがかわいい。
結構ストレートに「最期の別れの言葉を言えないまま離別した大切な人への歌」になっている。
【漫画版】
3種類ある。
◆麻宮騎亜版
原作者による漫画であり全2巻。そしてまさかの未完。
フォームチェンジスーツとして新たに「天のエレメントスーツ(コントロル)」「雷のエレメントスーツ(ピース)」「月のエレメントスーツ(レスキュー)」が登場した。
◆岡本慶子版
NHK出版より発売された。3つのコミカライズの中では唯一1期から2期まで内容を網羅している。1期が全5巻で2期が全4巻。
雰囲気はアニメと比べるとおとなしめ。結ちゃん中心にアホみたいに明るかったアニメ版だが、そちらと比べると暗い要素が盛り込まれている。「明るい方にしか物事を考えられない」まで言われた結がアニメほどガサツではなく負の感情も抱くことが描かれている。
展開が一部アニメ版から変わっている。『カードキャプターさくら』のアニメと原作のようなものであり、大筋は変わらないが細かいところが大幅に変更された。
具体的には……
- アニメ版では1話で倒されたエビルハルナが最終盤まで登場するボスキャラに
- 瞬兄さんが2期でもレギュラーキャラとなりあずささんの治療を担当している
- 愛が結たちの通うスクロール学園に転入してくることになり出番がかなり増えた
などなど。
巻末オマケコーナーに「ユイちゃんのフェアリーネット」があり、読者投稿イラストや声優インタビューが掲載された。
◆こやまゆき版
小学館の雑誌である小学二年生1999年4月号から9月号まで連載。単行本化されていない。
作者のこやまゆきは本編の「ユイちゃんの四コマ劇場」を手掛けている。
幼児向けということもありストーリーは極限までシンプルに抑えられている。
追記・修正しないと、ゴミ箱ポイポイのポイよーっ!
- 大本さんの代表的なキャラで個人的にカービィの次に思い浮かぶのがこれ -- 名無しさん (2025-07-17 00:16:47)
- 放送当時はあまりに可愛い&エッチなデザインで恥ずかしくてちゃんと見れなかったなぁ… -- 名無しさん (2025-07-17 00:41:45)
- 当時は「グリッドマンみたいな魔法少女だなぁ…」と思って見てた。後にロックマンエグゼを見た時は「コレクターユイみたいなロックマン」と思った……あと変身バンクがエロい。凄くエロい! -- 名無しさん (2025-07-17 06:50:26)
- まだ無かったんかこの項目…主人公の中の人がカービィと同じなのは正直驚いた記憶が -- 名無しさん (2025-07-17 07:33:09)
- これとカードキャプターが同時期に放送されて、脳破壊された -- 名無しさん (2025-07-17 10:43:53)
- ↑2 前のWikiにもあったんだけどすぐに閉鎖されて項目もサルベージ不可だったんだよね。充実した項目にしてくれて感謝。 -- 名無しさん (2025-07-17 11:39:42)
- 小学生の頃コロコロコミックで紹介されていたのをきっかけに見て以来変身シーンがあまりにもエロかったので性に目覚めてしまった記憶がある(笑)以来ようつべで変身シーンを見てTENGA使ってます(笑) -- 名無しさん (2025-07-17 12:06:05)
- コレクターたち全員中学生なのに発育いいな… -- 名無しさん (2025-07-17 13:04:54)
- ToLOVEるにも「ゆい」と「はるな」がいるがさすがに偶然か -- 名無しさん (2025-07-17 13:59:21)
- 視ていた民だが篠崎愛って文字に今となってはグラビアアイドル思い出すわ -- 名無しさん (2025-07-17 14:39:51)
- コレクターに変身できる条件=長身で巨乳の女子中学生…の可能性 -- 名無しさん (2025-07-17 15:44:24)
- 制作日アニだけど版権は別の所だから作品としての扱いは他作品よりやや複雑という -- 名無しさん (2025-07-17 18:53:20)
- 因みにコレクター・ユイは何度も再放送されてたが、いずれの再放送ではアンティとフリーズが初登場する第4話のみが何故か再放送されなかった...本当に何故?また、劇中ではセーラームーンのあの台詞や、くまのプー太郎の「しあわせうさぎ」のパロディ?があったりする。 -- 名無しさん (2025-07-17 18:55:48)
- 改めて見るとグロッサー四天王の中でウォーウルフの浮き具合がわかるな、他はPCにまつわるネガ系ワードなのに一人だけ…なので -- 名無しさん (2025-07-17 19:18:00)
- 回によって変身バンクの光の濃さに若干ブレがあった気がするけど何度か撮影し直してたんだろうか。ある回では微妙にタイミングがずれて色々見えちゃってたし… -- 名無しさん (2025-07-17 22:07:59)
- ウォーウルフ好きだったわ -- 名無しさん (2025-07-17 22:30:41)
- エレメントスーツ…コピー能力… -- 名無しさん (2025-07-19 00:58:58)
- 第2期の第1話で結が春菜のエレメントスーツを間違えてダウンロードする際に変身シーンでの透過光が何故かズレてるんだよなぁ。そのせいで本来は光で隠されている結のおっぱいやお尻が丸見えになってる。勿論その場面には今でもお世話になってる。 -- 名無しさん (2025-07-19 03:23:53)
- 結の変身シーンは私服や制服が破けていくのが衝撃的だったなぁ。録画したビデオやDVDそして配信で変身シーンを何度も繰り返し見たりコマ送りにして見てる。やっぱりコレクター・ユイは結の変身シーンが一番印象深い。できれば春菜や愛も同じ様に服が破ける変身シーンがよかったなぁ。 -- 名無しさん (2025-07-19 05:52:04)
- なっつ!!個人的にフルダイブ系バーチャルリアリティの傑作だと思うハッピーエンドは良いものだ -- 名無しさん (2025-07-19 12:39:17)
- 顔も隠さずコレクター・ユイ姿で友達の前に出て結と同一人物だと気付かれない話があった気がするけど正体を隠す設定かなんかあるんだっけ -- 名無しさん (2025-07-19 16:00:36)
- 2期のラスボスの後半が結構怖かったような…何らかの理由で途中から緑色のゴーレムのような姿になった時に恐怖を感じた覚えがある -- 名無しさん (2025-07-19 16:57:58)
- 地属性のスーツがバニーデザインなのは秀逸だと思う。 -- 名無しさん (2025-07-19 17:12:44)
最終更新:2025年07月21日 14:35