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チャモっていいとも!

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匿名ユーザー

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チャモっていいとも! ◆NIKUcB1AGw


桃鉄DXから逃げ出したパワプロクンポケットは、森の奥に潜伏していた。
むろん、ただ隠れるのが目的ではない。彼は桃鉄DXに負わされたダメージの回復に努めていた。
基本能力が高校球児であるパワポケに、回復能力は無い。
だが幸いにも、支給品が傷を癒やせる代物だったのだ。

パワポケはゲントの杖を振りかざした!
パワポケの傷が回復した!

パワポケに支給されたのは、ゲントの杖。
何度でもノーリスクで傷を癒やすことができ、しかも武器にもなる優れ物だ。

「ふう……」

ダメージをほぼ完全に回復したところで、パワポケは一息つく。
ノーリスクとは言っても、ゲントの杖は決して万能ではない。
まず傷を癒やすことはできても、体力の回復はできない。
そして効果を発揮するには、頭上に高く掲げなければならない。
単純作業とはいえ、繰り返して行えばけっこうな疲労になるのである。
もっとも、そのおかげで筋力ポイントはそこそこたまったのだが。

「さて、これからどうしようかな」

アゴに手を当て、パワポケは考え込む。
優勝を狙うという大前提は揺るがない。そのためにおのれを鍛えるという目標も変わらない。
だが、それではおおざっぱすぎる。より細かく具体的な目標が必要だ。

「そうだな、市街地を目指すか……。トレーニング器具が入手できるかもしれない。
 それに……」

パワポケは、市街地のある方向に視線を向ける。
実際には木々に遮られて街は見えないが、彼はその方向にあるものを感じ取っていた。

「あのあたりにいる……。俺の同類が……!」

パワポケが感じていたのは、ときめきメモリアルの存在であった。
そもそもパワポケの大本であるパワプロのサクセスモードは、「ときメモの野球版」というコンセプトで作られた代物である。
しかもこの地においてときメモは、パワポケと同じく自分のステータスを上げることを第一目的として行動している。
そんな彼女にパワポケが何らかのシンパシーを感じたとしても、おかしくはないだろう。

「そいつと出会うことがプラスになるかマイナスになるかはわからないが……。
 どうせ他に指標になるものもないんだ。探してみるのも一興だろう」

口元にわずかな笑みを浮かべながら、パワポケは市街地に向かって走り出した。



【D-6 森】

【パワプロクンポケット】
【状態】疲労(中)
【装備】ゲントの杖@ドラゴンクエストVI
【道具】支給品一式x2
【思考】
1:優勝狙い
2:市街地に向かい、同類(ときメモ)を探してみる
3:あのはがね投法の男(パワプロ94)と戦ってみたい。
※外見は野球マスクです。


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