Vanitas vanitatum et omnia vanitas......
私だ。アリウススクワッドのリーダー、サオリだ。
元気にしてるか、これを読んでいる人達は。
なぜ水着の姿なのか?それはコクマーとの戦いで活躍できる衣装だからだ。
DJブースで有害水流を放ち、コクマーを悪寒状態にする。それが水着の私のやり方だ。
この戦いの動画を見るがいい。私がどれだけDJに向いてるかが分かるのだが...
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ん?世界陸上か?現実世界では凄い事が行われているな。
日本人を応援しよう。
そういえばH0pePRiSMは見たか?
ホラー要素があって驚くな......
さて、茶番はこれくらいだ。私の最近の話を話そう。
それでは、行くぞ。
2025/09/17 11:30
私は今、船に乗っているぞ。
先生のスポンサーが手配したらしい。
......!?
スポンサー?なんのことだ?私もただ......ありえないらしいな。
私にそんなお金があると思うか?と言われると辛いな...
なるほど、「試験」か。
アリウスの連中にも試験が欲しいようだ。
どうして試験の話のするのか、教えて欲しい。
「学園生活」を経験してほしいから、らしいな。どういう意味だ?
先生の話を聞いた。
トリニティから編入した生徒も、きっと楽しいばかりではなかったのだろう。
どんなに周りが優しくしてくれても、それに追いつかない自分がいるはずだ。
無意識に他者を恐れたり、世間のやり方に馴染めなかったり。
分かっているらしいな、他人事ではないからな。
どうやらアリウススクワッドにも「勉強」や「試験」があるらしい。
どうすればもっと上手にヘイローを壊せるか、感情をコントロールして殺意を抱けるかだったらしいがな。
嫌なのは分かるぞ。ヒヨリ。確かに人の心が無かったからな。
アツコはお金を稼ぐためならアリウスで教わったことも生かし方もあるらしい。
誰かを消してほしいという依頼がたまに届いていたらしく、全部ヒヨリが断ったらしい。
「ヘイロー」を破壊すること自体抽象的な表現らしい。だからアリウスではあまり使わなかったようだ。
使うなら、外で話をする時くらいだ。私たちの間で誰かをからかう時、も使うらしいな。
アリウスだとそれは「消す」という単純な言葉で使われていたそうだ。
外でも結構使う言葉ということはアリウスを出てから知った。
使い方はちょっと違った。冗談で使うらしいが、言葉通りの意味で使っていた。
かつてのアリウスは、キヴォトスの中で「死」に近い存在だった。
ちょっと話がそれたらしい。だからお金を稼ぐためならどうとでもなるようだ。
勉強しないといけないのは、世界と戦う方法を知るためだ。
勉強は、自分の知らないことを知っていく行為だ。
知らないことは、「世界そのもの」だって含まれるようだ。
それは例えば......契約書という概念を知らなければ、
いいように利用される可能性が高くなる、ということか?
逆に、契約書について勉強していればリスクを最小限にできるらしい。
たしかに、それなら理解できる。これが「勉強を通して、世界と戦う方法を知る」ということか。
「世界を知る」と降りかかる危険を回避できるようになるという、知識という名の自己防衛手段だな。
アリウスに残っている人たちも、戦う方法を知ることができる。
もう一人?今回のスポンサーか?
2025/09/17 11:38
スポンサーは
桐藤ナギサだったらしい。
な、やめろミサキ!落ち着け!
落ち着いてと言われたので落ち着いた。ミサキは先生に説得力がないと言った。
どうやらクルーズ船を貸し出したようだ。停泊させたまま施設と空間を借りているだけの通常の支出らしい。
流石はぶっ壊れSPECIALだな。戦線に参加しないのに、やってることがデカすぎる。
御厚意ってことにした。早くしないと、
桐藤ナギサに置いてかれてしまう。
いいレストランだな。メニューが無い?どんな注文にも答えられるらしい。
マスターのモブロボットだ。コース料理を運んできた。美味しいな......
贅沢だった。腹は満腹でいっぱいだ。
食後のティータイムにトワイライト社の茶葉が出てきた。薫り高いらしい。
これが粗茶......?
昔の「ウォータータイム」らしい。アリウスの優秀者には、温かい水が支給される。
今くらいの時間らしい。
皆さんをお呼びたてしているのはティーパーティーらしい。
なぜ編入生から先生が聞いたことをティーパーティーが?
編入生が先生に合った時点で報告が上がっていたそうだ。
ミサキが言う監視ではなく「サポート役」として担当の生徒が編入生についている。
先生に報告したことは、編入生の子たちが先生に報告したらしい。
確かに、アリウスをトリニティやティーパーティーを信用できないことは知ってるな。
だが先生は信じるか。助けてくれたからな。本気を出せばワルキューレとかに連絡して
アリウスをもっと怖いところに入らせるようなやつだからな。
急に謝罪?アリウス分校に謝罪するらしい。
テロを起こしたのは、確かにアリウススクワッドだが?
今もあり続けているようだ。「公会議」を境に、トリニティとアリウスの関係は変わった。
しかし「一つだった」と言える部分が残されている。
解釈の違いという理由で、アリウススクワッドを追放した。これがトリニティの過ちだ。
すぐ傍らで苦しんでいた方々を、政治的な事情と立場で、ナギサが軽んじていたらしい。
その苦しみや痛みが、今もなお続いている。それを放っておいたままなのがトリニティの正しくない行いだったようだ。
あの事件の被害者は確かに
桐藤ナギサだ。アリウススクワッドが加害者。
被害者が加害者に謝るなんて、確かにおかしいな......ミサキの言う通り、裏があるはずかもしれないが、
ミサキの言葉を慎ませることにした。
「誰もが納得できる回答」とそうでもないものを、
桐藤ナギサが持っている。
「誰もが納得できる回答」は、アリウス分校の残存生徒というトリニティの火種の懸念を、
ナギサ一人の謝罪で消すことが叶うのならば、それは非常に良いコストパフォーマンスの良い政治的手段だとは思うということらしい。
「そうでない返答」は、エデン条約という事件があのような顛末になったのか、
ティーパーティー以外の者では触れられない、過去の記録にまで手を伸ばして始まりから見つめ直した末に、
ふとトリニティの校庭を見下ろしそうすべきだと思った。
アリウスとトリニティは今のままを続けてはいけない。根本から関係を正す。
過去の過ちを抱えるトリニティから、何等かの形で和解の意思を示すべきだと、
ティーパーティーのホストの一生徒は思ったそうだ。
この前私がボコボコにされたお姫様のことだな。
アツコは、ロイヤルブラッドと呼ばれていた。アツコは、全てのテロ行為を謝罪した。
分校にも、謝罪すべきだな。責任は、「行動」で示さないといけない。
私からも謝るべきことが山ほどあるが......それを話し出したら、今日だけで終わってしまう。
他に言いたいことはあるのかと言ってみた。
本題に入るようだ。
先程「試験」の話があったかと言ったらしい。アリウスもこの社会の一員であることを知りたいらしい。
施しに思われるかもしれないのだが......
優しさや親切の裏に「私はあなたより優位にある」という意識が潜むことに気づかず、
つい他人を教え導こうとしてしまう。自分の物差しで他人の人生まで図ろうとする態度は傲慢になるらしい。
だが、
桐藤ナギサはそうじゃない。信用しよう。
2025/09/17 11:50
もうすぐ日が沈むな。急ごう。
アリウス現地で授業をやるつもりだ。
護衛任務として、残っている生徒を説得するらしい。
2025/09/17 11:57
ここで「アリウス総合試験」をやるようだ。
先生からの報酬はそれなりにやるらしい。
それ以外の作戦も先生が考えている。
それにしても廃墟みたいだな...。
2025/09/17 12:01
着いたな。アリウスに戻って大丈夫なのかとヒヨリは言うそうだが......?
もやもやするな。先生とヒヨリの言う通りだ。
残っている連中にとって、私たちは裏切り者も同然だろう。
盛大なお迎えかもしれないのだがな......。
今のまとめ役は梯スバルだ。
話が通じるようで、どこかズレるタイプだったな。
話が出来ない訳でもないという観方もできるが、どんな相手でも会話を試みるのが一番だ。
――止まってくれ。
......これより作戦体制に移行する。準備は良いな?
アリウススクワッド、任務開始だ。
先生にゆっくり話せる最後の話をした。
先生が傷ついたり苦しんだりするのを、もう見たくない。心の傷でも、身体の傷でも同じだ。
アリウスにくると、色々と思い出してしまう。色々なことがあったからな......。
トリニティに編入した子は、アリウススクワッドに感謝していたらしい。
アリウススクワッドがあの作戦を実行したからということだ。テロ。
編入した子たちから感謝の言葉を授かった。れっきとした事実だ。
普段はちゃんと勉強しているのか?アツコは好きらしい。教育用のBDもあったな。
先生の壮大な計画か......不安だな......。
どうした?そういうことか。
アリウスに帰ってきた。
2025/09/17 12:08
モブ生徒か......。梯スバルもいる。
何の目的で来たのか聞かれたようだ。
仕事で来たらしい。何?指名手配されて逃げ回っている?
実は、今も似たようなものだ。その生活に嫌気が差しただと?
少し疲れてはいるな。
この場では嘘はつきたくない。アリウス分校ではな。
何?あなたたちの居場所は残っていないだと?そうとも限らない。
ただ、笑いがこみあげてくるな、今からの話を思い浮かべると。
怒りを貰ったことは謝罪させてくれ。過去をなかったことにはできないが......。
みんなで「試験」を受けるために、アリウスに用になった。
伝え方が悪くて伝わらなかったな。「結論ファースト」で結論から先に述べると会話のテンポが良くなってな......
つまり、みんなで試験を受けようという話だともう一回伝えた。馬鹿らしい。
これが例のぶつだ。生徒だから試験を受けるべきだ。
何?相性最悪?
先生が助け船を出した。生徒の本分は勉強らしい。
アリウスも学園でアリウススクワッドもアリウス分校の生徒だからな。
どうやらすべての生徒に勉強が必要とは限らないらしい。それも正しいな。
一回やってみて、それでも無意味だったら全部やめればいい、名言だな。
なに?スバルたちの議論は平行線?露骨にがっかりした顔をしたな、先生。
というわけでスバルからの「試験」を受けることにした。
アリウスに入る資格があるかどうかを。
アリウスの裏切者だと!?
あの時から変わっていないらしいな。存在価値を証明したいようだな。
セーフティ解除してきたか。アリウスではよくあることだからな。
アリウスのやり方はこうだ。私たちはこうして生きて来たんだ。
応戦準備だ!
2025/09/17 12:16
なんとかだな、僅かな差だったが......。いや、僅かではないか。
ヒエロニムスの方が強かったな。しかし鈍ったな、それはTier3だからな。
スバルは精彩を全体的に欠いている。
アツコ、ヒーラーの癖に生徒を気絶させるというのはどういうことだ?
みんな怯えている。先生は勉強しようと言っている。
ボロボロだな。もうすぐ夜になるらしい。
選抜された教育実習の先生が1時間目の授業をやるらしい。今選抜が行われているようだな。
まさか、先生の言っていた「壮大な計画」はこれのことだったのか!?
サオリ先生とか言われたようだ。どう教えればいいんだ?
社会の教科書か......。できる!
こうして私は授業をした。
感想を聞くと、最高だったらしい。
ヒヨリも、アツコも、ミサキも、授業をした。
2025/09/17 12:23
倉庫についた。先生が自由に使ってくれ。こんな場所しか用意できなくて......すまない。
寝袋を持ってきたと先生は言うようだが......
先生に今日のことを含めて、相談したいことがあると言い話した。
2025/09/17 12:25
私は相談する前に、ペットボトルのお水を飲んだ。
なに、本当に良かった......?
なんとか形になっていたのなら良かったが、あんまり褒められても困るな......。
目に狂いはなかった?実は私、昔は教官をやっていたのだ。とはいえ私ももっと勉強が必要だ。
教えることから学ぶことも多いのだな。
年寄り臭いのが先生だなというのでダメージを与えてしまったようだ。
それからしばらく喋らない時間が続き、私は謝りたいことを話した。
そして、失礼なお願いをする。自分の犯したことと向き合う決心がついた。
私はまだ、先生に「謝罪」していないことに気が付いたんだ。
あの時......?
あの話題の変え方には無理があったな。
今だけは私のわがままに付き合ってくれると嬉しい。
これは、私が乗り越えなきゃいけない「過去」なんだと、そう思うんだ。
このアリウスの地でも、あの出来事と向き合わなかったら、
アリウスのみんなに合わせる顔がない。この先に進む勇気も全部なくなってしまいそうで......。
先生のお腹を見せるように言った。
私の罪を、消えない傷をこの目で確かめたいから。
あ、これが......。
すま......ない......。すまない......。ごめん......。ごめん...なさい...。
ごめんなさい。ごめんなさい...ごめんなさい。
本当に、私は......。私は......。どうすれば......。先生......。
......先生。私なんか......。私が、そんな......。くっ......。ひぐっ......っ......
うぅ、うあああ、ああああああ......!
私はうずくまった。そこに先生が私の肩に手を置いた。治っているらしい。
傷跡は残っている。分かっている。どんな行為も結果を残す、過去は覆らない!
いっそ、いっそのこと......!
なに、何もしない方が良かったという悲しい言葉は聞きたくない?
確かに、残っている傷もたくさんあるな......。
痕が残っても、それと共に生きていけるのは強い生き物らしい。
それが先生の生き方なのか......?
でも、私にはよく分からない......。本当に、何も分からないんだ......。
自分の犯した罪と、向き合えば、少しは前に進めると思った......。
でもそれは私の勝手な思い違いだったのかもしれない......。
もしサオリがあの時に戻れて、あの時の自分と向き合えるのなら?不思議な話だ。
私も似たようなことを考える。何度も......何度も。
後悔しなかった日は......一日だってなかった。未熟で馬鹿な子供が、取返しのつかない罪を犯した。
自分の行動の結果、どれほどの多くの日常を壊すことになるのかも......何も分かっていなかった。
できることなら、あの頃の自分に一発ぶん殴ってやりたい。
「自分が何をしようとしているのか、ちゃんと分かっているのか」と......
「そのままじゃ、取り返しがつかなくなるぞ」と......
でも......そんなことはできない。
今ここにいるのは......選択し、行動した後の私だけだ。
だからせめて、その事実を背負って生きていくしかない。それだけのことだ。
もし世界中が、私を罪人として責めたとしても、
今後同じ状況に置かれた時、より良い選択ができるようになって、行動する前に立ち止まって考えるようにする......。それを約束してほしい?
そうしたら先生は、いつだって......何度だって......。
私は泣きじゃぐった。それを先生が、背中を撫でた。
そういえば......アリウスの環境に、少し変化があったんだ。
授業のお陰で、少し打ち明けられたみたいでな。
休み時間にいろんな話をする機会が増えてな...。
以前に比べて生活が良くなったと言っていた。
「ウォータータイム」も今や「ティータイム」でな、
建物や設備は見ての通りだけどな。
どうやら、外部から金銭や物資が入るようになったみたいで、その資金の詳細は分からないが、
アリウスに変化があったらしいな。変わらない物などない。
生活が、良くなっていることは確かだ。
ということは私たちも、変われるのだろうか......?
大丈夫らしい。先生がいてくれて、とても幸運だった。もし、先生がいなかったら私は......。
私は先生と一緒に寝る冗談を言った。私は戻ることにした。
冗談か......半分、本当だったのだが。
2025/09/17 12:40
ハーモニカ......スバルのか。あいつも変わらないな。
なんだ......誰だ、お前は!
わ
2025/09/17 13:06
そ、
2025/10/08 11:05
ああ、私は無事だ。何があったのかというとな、
ハーモニガの音が響いてな、謎の少女が現れて倒されて暗くて息苦しい霧の中に放り込まれた感覚がしてな、
ラッパの音が響いたんだ。
そこにミネが現れて、試験と同等に救護の手を差し伸べることも注意事項って言っていた。
どうやら善意のボランティア団体が、救護の精神を広めるためにここを訪れたようだ。
どうやらミネは救護所の設営をするらしい。
2025/10/08 11:18
臨時救護所が出来たようだな。こんな所で授業とは......
数学的に考える?よく言うな、先生。
状況を数値で正確に表現しようとする。
だから数学を学ぶ人は問題の原因と結果を明確に定義して、そのプロセスを説明できるというのがミサキの見解だ。
他人を説得しやすくなるのが数学だ。しかも数学が出来たらちょっとかっこいいらしいな。
マイア?色々あったのか?
大人は怖いらしいな、ヒヨリ。マイアが泣いてるが......?
大人と世界が悪いって言えば楽になるようだな。無視した方がいいらしい。
先生が「生きてみろ」と言っているから、アリウススクワッドはここにいる。
立派になったな、ミサキ。
虚しい......全てはただ、虚しいだけだ......。
という耳にタコが出来るほど聞いた言葉だが、誤解されることも多かったと思ってな。
すべてのものはいずれ過ぎ去る......だから、無理をする必要はない。
本来はその程度の意味なんだ。
私も、お前たちも......すべては等しく過ぎ去っていく。
けれどいつか振り返って、「あの時はそんな事もあったな」と笑い合える日が来るかもしれない。
もちろん......そうならない可能性もある。
分からないから未来なんだ。一つの考えに固執するのは、あまり褒められたことじゃない。
......確定させるべき未来なんて、仕事の対価くらいだろう。
何かが鳴り響いた。あのラッパのようだ。4回目らしいな。
2025/10/08 11:22
何があったんだ?
な、なんだこいつら......!?
突然現れた、攻撃が通るらしいが効果は薄いとスバルが言ってたな。
この気配......前にラッパの音が聞こえた時に見た「アレ」と同じ......?
これが4体も現れたようだ。
なんだ!?こっちに向かってくる!?
ミネが現れたな。行くぞ。
2025/10/08 11:25
ヤバい!ミサキがやられた!私への攻撃を庇って、ミネも......!
なんだ、こいつ(ミネ)は!?ミネの後ろに下がれ......!?
2025/10/08 11:27
ミネ、恐ろしいな。
......なんだあれは?3人がラッパを吹き鳴らしている!?
ゲマトリアなのか!?
バトロイ世界の皆、大変だ。
ブルアカの世界の「世界の終わり」が始まろうとしている。
救護騎士団の人を安全な場所に移さないと大変だ。
ミネはどうやら命に別状はないらしい。
2025/10/08 11:29
礼には及ばない。先生の役に立てたのなら何よりだ。
セナが現れた。ミネのバイタルには異常は見つかっていない。
昏睡状態が長いように見えるが、想定の範囲内だ。
しかし、良い予感がしないとセナが言っていた。
まさか、ミネはあの4人の少女に殺されたのでは......?
と思ったら生きていた。
先生の言葉が無かったら、私は取り込まれたまま戻ってこられなかったようだ。
アリウスの生徒たちの「日常」を守っていただけないかと言っているらしい。
ミネも、ある事は忘れていた。
日常とは、奇跡の連続だと。
ミネは、意識を失った。一時的だったようだ。
行ってしまったな。セイアを治療したミネが、今度は意識を失うとは......。
ミネを良くない状態にしたのは、「黙示録の天使」。
そう、「世界の終わり」の始まりだ。
2025/10/08 11:47
とんでもない一日だったな。
あの状況でよく三人は働いてくれた。
本当に、この先も逃げながら生きていくのか......?
ミネさんのお願いについて話してみるか......。
あいつが思っているのとは、かけ離れていたことなんだがな......。
誰かにとっての日常が別の誰かにとっては「奇跡」らしい。
それを守るのが今のアリウススクワッドだ。
「当たり前」を守ってほしい。簡単じゃないから、先生が頑張らないといけない。
明日も授業をやるようだ。モモトークでお知らせすると先生は言う。
嫌なことを繰り返し乗り越えることによって、人は強くなるのが先生らしい。
アリウスでもよく言われてたな......もっと違う言い方をしていたがな。
アリウス式の訓練に比べれば、先生の授業の方がずっとマシだと思う。
2025/10/08 11:57
これが「無断欠席」か?何故全員一斉に?
先生にあいつに電話してみたが、出ないらしい。
マイアは皆が言った場所の心辺りがあるようだ。
何!?「ポルタパシス」!?
2025/10/08 12:00
「ポルタパシス」は「平和の門」という意味らしい。
あそこの扉は絶対に開けてはいけないようだ。
始まりすらも忘れ去られた内戦で、アリウスの支配者は入れ替わってきた。
それでも一貫して「ポルタパシス」には近づくなという掟だけはずっと鉄則として守られ続けてきたんだ。
......今にして思えば、ずいぶんと不思議なことだ。
あそこには、一体何が眠っているのだろうな。
「ポルタパシス」......前の「アトラ・ハシース」と何か関係があるのか?
とはいえ、「アリウス」の過去が眠っているという話を聞いたが......。
「あそこ」の歴史は「アリウスが武力衝突を起こしたからアリウスを破門した」というのが自業自得だったらしいな。
歴史は勝者の記録、とはよく言ったものだ。
「トリニティ」の図書委員会か......。
組織についての話はちょっとだけ聞いているらしいな。
委員長さんは凄い性格らしい。
待ってくれ、どこでそれを知ったんだ?
「ロイヤルブラッド」の特権らしい。
アツコはお姫様のようだ。
私たちが見えていなかったところまで、アツコは知っていたのか?
アリウスが軽々しく話していたら、私たちが狙われていたらしい。
先生は超万能コスト下げ要因のウイに連絡を取るようだ。
ウイが怖い。だが先生は引き下がらない。
私たちは挨拶をした。
ヒヨリは雑誌のバックナンバーを聞いた。あるらしい。
どうやら先生の欲しい情報があるようだ。
トリニティにおいて準禁書のものもあるらしい。
権力を持つ者は自分に都合のいい状況を作りたがるようでな......。
不都合なことは隠したり、捻じ曲げたり。もっと大きな嘘で真実を覆い隠そうとするのがウイは許せないらしい。
アツコは「元」ロイヤルブラッド。それは本当のことだ。
この日記を読んでいるみんな、良く聞いてくれ。
......「ポルタパシス」は「平和の門」、その名の通りに使われる建物だったのが本来の事だった。
だが何故そうならなかったのか、記録がはっきりしていない。
アリウスで続いてきた内戦の「引き金」は、「ポルタパシス」の完成を巡る争いだった。
意味が逆転しているらしいな。今すぐじゃなくても、遠い未来には平和が訪れると信じた人々がいた。
「平和の門」を立てたとしても、平和なんて訪れやしないと思う人もいた。
それぞれの会話の根底には、トリニティと対話できる意見と、対話が成り立たないという意見もあった。
そして、それが内戦の発端になったようだな。
外に向いていた怒りが、内側に向き始めたとアツコは聞いている。
その時の怒りは、時を超えてずっと受け継がれて来た。トリニティに向けた怒り、自分たち自身の怒り。
もう、ずっと昔の話だがな。
アリウスの怒りを受け継ぐための方法は、一つじゃない。
内戦に勝った側は「ポルタパシス」をもはや平和の像徴たりえないと考えた側は別の使い方をすることに決めた。
そして「ポルタパシス」の地下に、大きな「記録保管庫」が作られたようだ。後の方針と戒めを残すためにな。
その「記録保管庫」に、アリウスで起こった出来事を一つひとつ書き残していくようになった。
こうして「ポルタパシス」とその「記録保管庫」は、アリウスの図書館としての役割を保っていったようだ。
これが150年以上前の話。「ポルタパシス」とその「記録保管庫」は今は立ち入り禁止区域だ。
その理由は分からない。物語と黒い感情に耐え切れないと思ってそうなったと思われるが......。
行き過ぎた怒りは逆効果らしいな。アリウスの歴史が「口伝」で伝えられたことには納得がいくが......。
あのゲマトリアのベアトリーチェが完全に支配するまで、アリウスの支配者は何度も入れ替わってきたらしいがな......
一貫して情報統制が流れたのはそれが理由らしい。
「口伝」にもデメリットがあるらしい。
人によっては少しづつ語る内容は歪んでいく。そもそも自分の冒険はかなり歪んでいる。
だから、ちゃんとした記録を見直すことが、アリウスを正しい姿に戻すための最初の一歩らしい。
「ポルタパシス」の記録を公開しても、大したことは出てこない。
スバルはどうやら、何かを知ったらしい。
ベアトリーチェがいなくなった後のアリウスは、「何でも許される場所」と認識しているようだが......。
アツコだけが知っている情報とは、アリウスの「秘儀」の話。
2025/10/08 12:10
その秘儀は、聞いた事が無い話だ。
「エデン条約」が結ばれる少し前、ベアトリーチェは「ポルタパシス」の記録保管庫に行っていた。
アツコ以外の誰にも言わず、何も言わずこっそりと。
ベアトリーチェには多くの秘密があった。その一つがそれらしい。
ユスティナの複製が顕現したのもそれ。
アリウスで異常現象が起こり始めたのは、その頃らしい。
見たこともないものがいっぱい転がり、武器だけ大量に支給されたようだ。
「増え始めた」という部分が大事。元々頻度は高くないがアリウスでは変なことが起こった事だ。
どの学校にも怪談は一つくらいあるが、アリウスはそれを遥かに超えていた。
あれはちょっととかそういう次元ではない。
理由はわからないが、アリウスはそういう「場所」になっていた。
アリウスには、もともと何かがあった。怒り、嘆き、恨み、絶望、諦念......。
強い思いは、何かの形で現れる。ユスティナ聖徒会、バルバラ。
ベアトリーチェの仕業だとは思っていたがな......。
そう考えることでアリウスの「裏の真実」から無意識に目を逸らしていたのかもしれないな......。
積もり積もった強い想いの奥底には何があるのか?想像するだけで怖いらしい。
黙示録の話をするらしい。
アリウスで起きている現象の核心に関わるようだ。
黙示録。それはトリニティとアリウスの両校に伝わる経典の最終章。
二つの学園が持つ経典は、もとは同一のものであった。
トリニティにとって黙示録はあくまで参考文献らしい。
しかしアリウスではな、黙示録の研究が特に重視されていた。
「世界の滅亡」について記されているからな。
アリウスは世界の滅亡を望んでいたのはその通りだ。
失うものなど無い人にとって、世界の終わりは「救済」だ。
自分が消えること。世界が終わる事。どっちも、自分にとっての結果としては同じ。
ならば、どこかで、その前後が入れ替わることも不思議ではない。
黙示録には7人の天使3組が登場する。それを総称して「黙示録の天使」と呼ぶらしい。
恐怖や苦痛を煽るような物語に過ぎないと思っていたが、実在するんだな......。
黙示録に記される、世界の終わりを告げる天使。
「封印を解く天使」の7人が最初、「ラッパを吹く天使」が7人。そして最後が「鉢を注ぐ天使」の7人。
今回は「ラッパを吹く天使」。ラッパの音は確認されているので4回。
空から聞こえて来た声とも一致する。
「なお三人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている」のと一致するらしい。
7人がラッパを吹いたら大変だな。
黙示録の内容が現実になったとしたら、「激しい怒りが盛られた7人の金の鉢を持つ天使」になるらしい。
それが終わったら、今の世界は滅び信仰ある者のために新しい世界が訪れるらしいとアリウスは教わった。
しかし、あれは「ラッパを吹く天使」なのか?他の「何か」とも考えられるが。
アツコは何とも言えないらしい。
2025/10/08 12:15
ラッパが聞こえた子と聞こえなかった子がいるようだ。マイアは聞こえた。
だがスバルは聞こえていなかった。マイアは泣いた。
昨日、何かあったらしい。
アツコは何故マイアだけが来て他は来なかったのか問いかけた。
何故「ポルタパシス」に来たということだけが分かったのか。
マイアはしゃがみ込んでしまったな。その体は小さく震えたようだ。
皆黙っていたところ、ヒヨリが説得してあっちに行くと言った。
外の様子を見るようだ。だがマイアは待ってくださいと言った。
皆さんにもお話したいようだ。
マイアは昨晩の出来事を話した。ヒヨリが泣き出した。
ヒヨリはネガティブで優しいな。
ラッパが聞こえている人には共通項があるらしい。先生の授業だ。
斜め読みしてないのにさも理解したかのように話し出す人がいる。本をインテリアとしか思ってない人。
それを適当に読んで通じあえるわけがないようだ。ウイは話が脱線したらしい。
勉強を補助するために先生が導いてくれているのが授業だ。
聞き流したり終わった後に忘れるなら授業を受けたとは言わない。
ラッパの音を聞いた生徒は「世界の終わりの兆し」を感じ取った生徒は、
「アリウスの外の知識」を抵抗なく受け取った生徒のようだ。
言い変えれば「新しい考え方」に対して拒否反応が少なかった生徒だな。
「アリウスの外」に疑問を感じたのなら、「今のアリウス」に疑問を持ち始めてもいるらしい。
知識は、人を変える力を持つからな。
他の子も遅かれ早かれ、アリウスを変えたくない生徒から敵と見做される可能性が高い。
ラッパ吹きの天使は分からない。
だが別の考え方があり、「外の世界」に対するアリウスの敵意、不安、怒りというものが集まり、
一つの現象として現れたのではないかと言っている。
「ラッパ吹きの天使」が存在しているとしたら、ウイさんが思っている以上に重くて根深い存在かもな。
2025/10/08 12:25
先生が「ポルタパシス」に直接行くらしい。
とりあえず、先を急ごう。
2025/10/08 12:29
アリウスの生徒、無駄だ。それはよく分かっている。
だが、対立してばかりでは何も変わらない。
私たちは、スバルと話をしに来たわけなんだ!
そもそも、ここへの立ち入りは強く禁止されているはずじゃなかったのか?
陣地?それで倒せるのか?
撃たれたな。相手が多すぎるが、心配はいらない。
行くぞ。
2025/10/08 12:32
褒めてもらって光栄だ。
ん?ラッパの音?
2025/10/08 12:33
天使が現れたな。5回目と6回目らしい。
天使がアリウスの生徒を攻撃しているな。
今は救護騎士団もいない。天使の数も半分だ、始めるぞ。
ヤバい、撤退だ。
なんとか、隠れられた。
だが天使たちは、ポルタパシスの周囲を彷徨っている。
まるで次の獲物を探しているみたいだ。
モモトークだ。
白旗を振っているスタンプがある。
教えてもらった場所に向かった。
どうやら生徒は抜け道を知っている。その抜け道を進んでいくようだ。
あの階段を降りると、地下の記録保管庫につながる裏口があるらしい。
行ってみるか。
階段は結構深いな。
そこでスバルの所についた。
ポルタパシス、アリウスには、スバルたちが知らなかったあまりに多くのものがあるらしい。
2025/11/12 11:10
スバル、アリウスのやり方と言っていたな。
一つ、聞きたいことがあるんだ。お前の言うアリウスのやり方――
その先には、何があるんだ?
2025/11/12 11:12
あの話を聞きながら、昔のことを思い出したんだ。それで、つい気になってな。
衰えた?そうかもしれない。昔に比べれば、鈍くなった感覚はある。だが、それと引き換えに得たものも、確かにあったんだ。
こんなものは、先生の前でするような話じゃないが――
スバル。「厳格な教官と、親切な百人隊長」の話は知っているか?ああ、当然か。
スバルが「親切な百人隊長」?まさか、その役割はお前だっただろう?
どう考えても、私は「厳格な教官」だった。
なるほど、「人は生きてきたようにしか生きられない」か...
そうだな。私は、学び、経験した通りにしか、周囲と接することが出来なかった。
スクワッドは、精鋭だったからな。リーダーともなれば、他よりも厳しい訓練が課されたものだ。
......私は結局、自分の過去を超えることが出来なかった。
......つくづく、情けない話だ。
「人は生きてきたようにしか生きられない」のは、私もそう思っていた。――アリウスにいた頃まではな。
おおよそ人の考え方は、それまでの人生に左右される。
そして、そうやって身についた考え方が、自分の人生を再生産していく。
この観点で見れば、お前の意見も間違いとは言えないだろう。
だがな、望みに任せて生きる可能性だって、人は持っているんだ。
これは......アリウスを出てから学んだことだ。
だから何だ、と?お前の考え方はよく理解できる、ということだ。私も同じだったからな。
道を見失った子供たちに、進むべき道を示し、生きる意志を吹き込んでやる。
それは同時に、お前自身の生きる意味や意志にもなっていたはずだ。
だが......その先には何がある?お前の言う「アリウスのやり方」で、その行きつく先は?
答えないか。そうか。答えなくていい。私にも分かっていることだからな。
そこにあるのは......憎悪と怒りだけだ。
それ以外には何もない。意味なんかないんだ。何も残らない。そういうやり方だからな。
私だってアリウスに残ったまま、別の世界があるなんて知らずにいたら――
「先生」に出会えなかったら......お前と何一つ変わらない生き方をしていただろう。
ずっど「厳格な教官」を演じ続けて、自分の知らないことは、全部否定して。
――自分たちのものだと思いこんだ憎悪を、果てしなく胸に抱きしめながら。
そもそも正しいか否かを判断できるようなものじゃない。
ただ......「他」を知るというのも、役に立つかもしれないという話だ。
自分の知らない外の世界。それを、ほんの少しでも「学んで」から、
改めて考え直してはみないか?
......考え方なんてのは、思いのほか簡単に変わったり揺らいだりするからな。
これを、何も知らない連中......例えばお前の言うところの、トリニティのお嬢様が言ったなら。
それこそ偽善と欺瞞に満ちた、能天気な楽観主義者の戯言に聞こえるだろう。
だが......私やスクワッドの意見ならどうだ?
......底辺で這いずり回ったのは、私たちも同じだったはずだ。
......能天気な楽観主義者なんて、私も好きじゃなかった。
正直に言えば、嫌いだった。憎しみしか持てなかった。
世の中の醜い部分には目もくれず。むやみたらに自分の主張を押し付けてくるのが、本当に嫌いだった。
だが、例外はいた。むしろ――
世界のおぞましさを知りながら――
世界は元から醜いものだと認めながら――
それでも、決して諦めない人がいた。結局、私は説得されてしまった。
「それでも」――この言葉は、あまり好きではなかったんだがな。
不利な状況にさらされながら、それでもと諦めず前を向く。
この言葉にも、意味があるのだと思うようになった。
なに、私だって大差ない?お尋ね者?ああ、その通りだ。だから......もうやめるつもりだ。
ヒヨリ、アツコ、ミサキとも話はついている。
三人が現れた。話そうとは思ったが、なかなかタイミングが合わなくてここで話した。
この件が終わったら、私は自首するつもりだ。もう、疲れたんだ。
テロリストと呼ばれるなら、自首した方がマシだ。自分でやったことのケジメを、自分でつける。
これ以上、自分自身から逃げるのは嫌なんだ。他のアリウス生たちについては、心配しなくてもいい。
すべて私が指導し、私が実行したことにする。......まあ、全くのウソというわけでもないからな。
だから、お前も――
な、何を言いたいのだと?今更善人ぶるつもりだと?
何か切れているな。目がついているならアリウスを見ろ?
確かに廃墟だな。あの頃より酷くはなったな。
マダムが去った後のアリウスは何が分かるとか言ってるな。
違うんだ、そんな大それた話をするつもりはない。
真理を悟った賢者なんて、私はそんなものを気取るつもりはないし、そんな資格もない。
私は、ただ......。ただ――
あの日以来、初めて見上げた空は、ただ青く澄っていた。
だからこそ、改めて思い知らされた。
ああ――きっとこの世界は、ずっと前から変わらずに、そこにあったのだと。
目は見ることに飽きることがなく、耳は聞くことに満足することがない。
先になされた事は、また後にもなされる。日のもとに新しきことなし。
幸せなこと、辛いこと、傲慢も、謙遜も。......怒りや憎しみさえも。
それこそ――
全ては虚しい。どこまで行こうとも、全てはただ虚しいものだ。
――自分の人生が惜しいと、思うようになっただけだ。
人生が惜しい?
それなら、ここにいるアリウスは?
......何があっても、いつか帰ってくる子供たちのために
この巣を守ろうとした私は?
何っ!?過去は決して消えはしない!?
過去はいつまでも残るし過去が現在を証明している...だと!?
ポルタパシスに絡みついたアリウス分校の過去こそがスバルそのもの!?
スバルが○ねば、世界も〇ぬ!?ならスバルの生き方が世界そのもの!?
何か変だな。
先生!私たちの後ろへ!
煽りすぎたはずじゃないんだ。
なんだ!?ラッパか!?
第七の御使が吹き鳴らすラッパの音がする時。
地を滅ぼす者、偽りし者。
その名を汚す者どもを
ついに滅ぼされる時が来ました。
アツコの言う通りだな。
2025/11/12 11:22
この私がいつのまに、苦戦している......?
スバル!やめろ!何を考えているんだ!お前に、何があったんだ!
...聞こえてないな。スバルは現象になった。「ラッパ吹きの天使」らしい。
しかもマイアが来た。アツコ......何か知っているのか?
スバル一人だけがアリウスじゃないらしい。
2025/11/12 11:26
ロイヤルブラッド、特別な血。特別な家系。昔から色々な人に持ち上げられてきたが、
大した意味はなかったようだ。どんなに特別でも酷い目に遭うのは同じだったようだ。
出来ないことばかり増えた。私がいたから、アツコは耐えれた。
先生に出会えて、アツコは自分になれた。ミサキも、ヒヨリも。私もいなかったら、
アツコは喋らない人形か、生贄として一生、誰かと何かの像徴として生き続けたらしい。
黙示録の天使は、スバルが引き起こした。最初は無自覚に、ある意味では召喚したらしいがな。
あれは「7人のラッパ吹きの天使」ではない。昇華する可能性はあった。本物になりうる存在だった。
スバルが、完全無欠の審判者でいられたらだがな。
アリウスの秘儀を知っているのは、スバルだけではない。
スバルが暴いたお陰で、アツコはやっと話せた。
あの天使のようなものは、アリウスに積もったあらゆる感情が形を成した「現象」だ。
アリウスは、「何か」が起こる土地になった。
アリウスに堆積したものは、それだけの結果に導くに足る「何か」だった。
スバルは、「何か」が欠けてた。マイアが欠けてた。
スバルはマイアを捨てた瞬間、スバルの行動は正当性を失った。
スバルは「ラッパ吹きの天使」になろうとした。
気持ちは分かるようだ。アリウスに残ったみんなは審判者になりたかったからな。
だが審判者は本来完全無欠じゃないといけないようだ。
マイアが、アリウススクワッドを、先生を頼らなかったら、スバルは審判者になれたかもしれなかった。
スバルに声が聞こえた。マイアはそこに駆け寄った。
スバルのハーモニカが好きなようだ。
2025/11/12 11:31
これが例のハーモニカだ。
......!?3体目の天使!?そして2体が消え...たというよりは、3体目の天使に吸収されたように見えたらしい。
天使の中に人みたいなものがあって...スバルそっくり!?
とりあえず、あの天使との闘いに向かわせた。
これが終わったら、日記の続きを書くぞ。
2025/11/12 11:42
なんとか天使を始末した。だが、いつか制約解除決戦や総力戦で来るかもしれない。
スバルは、起きた。10秒、気絶していた。
スバルのやっていたことに意味はあった。
そもそも、私たちは本当に底辺の人生だったからな。
マイアは、スバルを支えて歩いた。
2025/11/12 12:04
私は警察署で暮らしている。
あそこでの暮らしはよくやっている。コノカ副局長に話されている。
私の刑は確定している。が、アリウススクワッドについて更新された。
テロのことは一日でも後悔している。今の私なら絶対にしない。
だが、昔の私も、私であることに違いない。
仮釈放されたようだ。建物が爆破されるのはブルアカの世界ではよくあることだ。
テロは確かに悪意と殺意があったが、皆反省している。そして自首した。
仮釈放は無罪ではない、この期間にやらかしたら、牢獄送りだ。
エルサルバドル刑務所でも構わない。
そして私は、トリニティの補習授業部に合いに行った。
アリウスの復旧作業も頑張っている。
今いる場所だけ復旧作業を頑張っている。ここが出発点だ。
新入生はいっぱいいる。意外とな。
ちょっと......自慢っぽく聞こえたら悪いけどな
先生のおかげでトリニティの試験が満点だった。
ありがとう、先生。先生は本当に......私の人生の恩人だ。
如何だったか?私の日記は。
今思えば、黙示録の天使と
聖園ミカどっちが強かったかは個人差だな。
とは言えヒエロニムスが復活したとの情報が入って先生は大忙しだ。
全く、あっちはあっちで面倒だがな。
プランクを含めた3か月を振り返って、私は楽しかったと思う。
仮釈放になった時は喜んでいたからな。
現実世界はどうだ?何?スーパー戦隊が終了?
ゴジュウユニコーンが未成年飲酒で降板?
結局は私と同じ罪人じゃないか。異常事態を発生させるとはヤバいな。
大変だな、現実世界は。
ドジャース2連覇か...凄いなメジャーは。
野球のことは詳しくないがこれは凄いな。
では、私はこのくらいにしておこう。
またこのアリウスで何かあったら、また新しい日記を書こう。
それでは、またな。バトロイヤー。
Ariani Squadiensis ~Memento Mori~
完
やあ、こんにちは。
「ブルーアーカイブの世界」のシャーレの先生だよ。
「歴代ゲームで一番可愛い魔王」と「天童アリスの救出作戦についての記録」という日記の作者で、
「小鳥遊ホシノはなぜああなったのか 完結編」の一部を書いた人でもあるよ。
最近ステラソラというゲームが出たらしいね。
この世界の魔王様は貴方と私と同じだよ。
あ、ヒエロニムスが復活してきたのは本当だよ。
聖園ミカ(水着)が弾力装甲をボコボコにしているし
もうヒエロニムスはおやつかもね。
あ、私はこれから5周年と「デカグラマトン3章」に向けて準備しないと。
じゃ、自分はこれで。