レイダー:ファング・ザ・ハウンドドッグ

※この先ネタバレ注意











































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最初のダンジョンに登場する最初のボス。
猟犬。 まあ…犬。 ワンワンキャンキャンとやかましい。
弱い犬ほど…とは言うが、実はそう弱くもない。
元々は名前通り「狩り」の為のレイダーで、特に集団の中の目標を仕留めるのに長けている。

さて。こいつは試験的に作られたレイダーで、制作にあたり「素体」を用意した。
その「素体」とは――スプリング・デイの「残りカス」だ。

つまるところ、少女の身体と頭に犬の手足がくっついたメイデンの残りの部分。
要は犬の身体と頭に少女の手足がくっついたレイダーと言うわけだ。
スプリング・デイはおそらく、それに気づいた上でぶち殺したんだろう。
あの辛辣な態度は、自分の黒歴史のようなものを見せつけられた腹いせかもしれないな。

設計上、何度も「遊んで」やればあなたに懐くようにできている。
犬らしく撫でてやれば喜ぶ。 どこを撫でても喜ぶ。
こうなったらコイツはもうお前のものだ。
猟犬として扱ってやってもいいし、芸をさせてやってもいいし、あるいは飼い殺しにしてもいい。

ただ、どれだけ愛情を注いでやってもこいつは所詮レイダーだ。
魂を消費し続けて動く人形の面倒をどこまで見てやれるかは見ものだ。
最終更新:2016年07月16日 07:26