T-ウィルス


アンブレラ製薬会社が開発した新型RNAウィルスの総称。
正式名称は「Tyrant Virus」

1966年にオズウェル・E・スペンサーがジェームズ・マーカス、エドワード・アシュフォードと共に発見した始祖ウィルスをベースにしている。
「生体の遺伝子を組み替える」という特性を持ち、これが数多の生物兵器を世に生み出す原動力となった。
同時に、別種の生物同士の遺伝子を組み合わせし易くする緩衝材の役割も担っている。
一方で、T-ウィルスに感染した生物は凶暴となる副作用を持ち、これが名前の元となる。
変異の大きいのウィルスであり、感染経路は経口から空気まで多岐に渡る。
感染した生体に起こる変異も一定しない。
おおまかに分類すると、
  • 爬虫類、両生類、魚類、甲殻類等:著しい巨大化と凶暴化
  • 鳥類:凶暴化
  • 哺乳類:新陳代謝の活性化による耐久力の上昇と、その副作用としての表皮や内部組織の劣化、及び凶暴化
となる。
潜伏期間も一定しておらず、感染から所謂“ゾンビ化”までの時間にばらつきがある。
空気感染の場合は、初期症状が現れるのに24時間、脳組織の劣化まで5日、完全な“ゾンビ化”まで10日ほどと見られるが、あくまで一つのケースである。
しかし、肉体の弱体化に比例して症状の進行速度は上がり、死に瀕する状態となった場合には即座に“ゾンビ”となる。
また、上記のように、T-ウィルスによる“ゾンビ”は厳密に言うと甦った死者ではない。
死体に見えても、それは仮死状態と見るのが妥当と思われる。

驚異的な感染力を持つT-ウィルスだが、人間の場合、10人に1人の割合で抗体を持っている者がいる。しかし、あくまで感染しにくいだけである。
一方で、極稀に完全な適応力を持つ場合も存在する。

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最終更新:2011年03月27日 15:12