屍人

元は、地上が暗闇に覆われていたころに生活していた先住民。
「光の大洪水」が起こり、彼らの一部が海底に逃げ延びた。
しかし、わずかながら光の影響があったため、闇霊と違い実体を失う結果となってしまった。
闇霊たちとは、同族でありながら別の運命を辿ってしまったため愛憎入り混じった複雑な関係となっている。

屍霊

赤黒いガス状の姿をした、先住民の成れの果て。
光に弱く、懐中電灯程度の光でも滅失してしまう。
太田ともえが見た「気持ち悪いもの」や「穢れ」は屍霊のこと。
屍霊が海底で集まり固まったのが堕慧児であり、そこから個々の屍霊が発生している。

屍人

屍霊が死体に憑依したもの。赤い水の影響による屍人とは根本が異なる。
光に耐性があるが、闇人のように死体を修復・作りかえる力はないらしく、挙動は頼りなく、言動もはっきりしない。
闇人同様、死体の記憶に引きずられる傾向がある。




闇人

元は、地上が暗闇に覆われていたころに生活していた先住民。
「光の大洪水」が起こり、彼らの一部が地底「冥府」に逃げ延びた。
その者たちが長い月日を経て融合し、「母胎」という一つの存在となった。
その母胎から分裂した分身体が“闇霊”であり、闇霊が人間の死体に憑依したのが“闇人”である。
母胎は地上を奪還するため、「写し世の世界」を作って、そこから現世に干渉を行っていた。

闇霊は全体で一つの命を共有しているため強力な自己再生能力を持ち、一時的な行動不能状態にはなっても短時間で復活してしまう。
対処法としては、死体に滅爻樹の枝を刺すか、死体を爆弾等で木っ端微塵にするか、宇理炎によって滅するかで復活を阻止できる。
また光に弱く、陽光や強い光の下では損傷を受け、最悪行動不能になってしまう。


闇霊

白い海蛇のような身体を黒い布で覆った「母胎」の分裂体。
死体に憑依し、闇人となる。物理攻撃や光によって消滅させることはできる。

闇人

闇霊が死体に憑依したもの。彼らは憑依した死体を「殻」と呼んでいる。
元が一つの意識体であるため、個々の闇霊に個性などは存在しないのだが、闇人となった場合は「個性」に近いものが存在する場合がある。これは死体にある記憶や死の間際の強い感情に引き摺られるため。
しかし、影響を受けるとは言え、元々の目的である「地上奪還」「死体の確保」などを掻き消すほどではない。
闇人には零式、戦闘力に特化した甲式・乙式の三種類がある。

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最終更新:2011年03月27日 16:28