プロファイル
- 【アリトン】
- アリトンの瞳は濁っていた。あの日、自らの親の命を奪い、身も心も悪魔に捧げた時からだった。僕のフリをしながら生きるのは楽しいかい。刃と共に突きつけた真相。別にかばってくれなくていいんだよ。それにね、もううんざりなんだよ。振り下ろされた水の刃、いつかの砂浜に残した二人の名前は、波にさらわれた。
- 【西魔王アリトン】
- 水の刃が切り裂いたのは、水を留めし少年をずっと見守って来た精霊だった。止めどなく溢れる水。もう、私がいなくても大丈夫だよね。最後の力を振り絞ってまで守りたかった少年は、水へと還る精霊を、一人の女性として抱きしめた。兄さん、僕たちは行くんだ、完全世界へ。西魔王アリトンは傷跡だけを残し消えた。
関連テキスト
- 【西魔王の瞳:神級】BOSS:アリトン
- 常界の蒼き母なる青き海に包まれた孤島、そこには一人、振り出した雨の中、曇り空を見上げ、喜びの笑みを浮かべる少年がいた。その瞳が濁っていたのは、濁ってしまった世界を見過ぎたせいだろうか、それとも、彼の心が濁っていたせいだろうか。
- 【
イベントテキスト
】
- 全てを悪魔に捧げた少年の瞳は、暗く濁っていた。
少年の振るう刃は、ずっと兄を見守ってきた少女を無慈悲に切り裂く。
水に還りつつある少女を抱きしめた兄を前に悪びれることなく、少年は嘲笑する。
また、大切な者を失っちゃったね?
- 青き海に包まれた孤島、竜宮郷「ニライカナイ」で待ち受けるは「西魔王アリトン」。
血肉を分けし水の兄弟の復讐劇の結末は!?
全てを悪魔に捧げた無慈悲な魔王。
竜宮郷「ニライカナイ」で待ち受ける「西魔王アリトン」を倒すことが出来るか!?
アリトン降臨ダンジョンのテキスト
- 【フォクスリウム】
- 大いなる母なる海、そんな海を彷徨っていたフォクスリウムが目にしたのは、波打ち際、寝そべりながら太陽を睨みつけていた一人の少年だった。金色の髪に、濁った蒼い瞳。その瞳は水を留めるのではなく、水を、罪を洗い流すことを選択した瞳だった。兄さんは本当に愚かだ。少年は立ち上がり、海へと刃をかざした。
- 【フォク・スィー】
- 猫がコンコンっ、と鳴いた。狐の面を外すこと無く変化を遂げた姿のフォク・スィー。降り出した雨に喜び駆け回る猫は、止まない雨に濡れながら喜びの笑みを浮かべた一人の少年を目にした。もっともっと、どこまでも降り続いてよ。その少年の蒼い瞳が濁っていたのは、雨のせいではなく、罪から逃げたからだった。
- 【水番人アルカラ】
- アンタ、つえーな。【ドス:レティーロ】を解いたアルカラは少年達を夜汽車へ乗せた。揺れる景色、向かうは聖なる扉。そして車中、彼は少年へと扉付近で起きている出来事を伝える。それぞれが、それぞれの目的の為に、起き続けている悲劇を。そして、言葉は続く。そうそう、アンタの弟も聖なる扉へ向かってるべ。
- 【闇戯精ハムレット】
- 楽しく戯れようぜ。【ヴェノム・ファントム】を手にした闇戯精ハムレットと、水を留めし少年による闇と水の刃の戯れ。女共の前で負ける気分はどうだい。先に弾かれたのは少年が手にしていた刃。首元に突きつけられる刃、そして、その刃の主を貫いていた三つ目の刃。久しぶりだね、兄さん。その瞳は濁っていた。
- 【フルト】
- フルトは古の竜王により、一人の人間の監視を命じられていた。人間でいながらも、悪魔であろうとした一人の人間。彼は身も心も悪魔に捧げ、そして西魔王の地位を手にしていた。何故彼を監視する必要があるのか、それは完全世界という曖昧な言葉の意味を探る為。黄昏の審判の裏側、何かが動き出そうとしていた。
- 【水奏竜フルト】
- 水奏竜フルトが西魔王を監視するなかで知ったのはある教団の存在。東西南北に魔王を据え、完全世界を目指す組織。世界評議会の影に隠れ、目立たぬよう小国の権力者となり富を独占、歯向かう者へは無実の罪を。ある時は、アイドルという偶像崇拝による民の暴動を。そんな教団が表舞台へ立とうとしていたのだった。
- 【ロジン】
- 少女は家を飛び出し、雨に打たれていた。ある日目覚めた不思議な力、それは自分の輪廻転生の最後を知る能力だった。もう、生まれ変わることはないんだね。その能力が本物だと信じたのは、その能力が本物だったから。こんな力、欲しくないよ。ならば、僕にくれないかな。彼女に手を差し伸べたのは西魔王だった。
- 【水通者ロジン】
- 西魔王に導かれ、そして訪れたグリモア教団の超常神通室。なんで、私なんかを。その答えは簡単だった。輪廻転生の証明に必要なのは二つ。前世の存在の証明と来世の存在の証明。君が失くした来世、それこそが来世の存在証明なんだよ。西魔王は水通者ロジンをお姫様の如く扱うのだった。共に、最高の現世を過そう。
- 【アマイモン】
- 来客だ。教祖は告げる。どうすんの。アマイモンは問う。殺さずに、連れて来い。彼はその意味が理解出来なかった。冗談は止めろ。多銃砲型ドライバ【ベルセルク】に詰める弾。ここは僕が。水通者と共に表れた西魔王。女連れがしゃしゃんなよ。向けた敵意。君には、特別な任務を与えよう。教祖は言葉と共に消えた。
キャラクターデータ
名前 |
☆5【アリトン】 → ☆6【西魔王アリトン】 |
ドライバ |
刀型ドライバ【ワダツミ:偽式 】 → 【ワダツミ:グスク】 |
スキル |
LS |
アクアライズ:アサルトⅢ → アクアライズ:アサルトⅣ |
AS |
アブソリュート・ケア |
NS1 |
ワダツミ:偽式 → ワダツミ:グスク |
NS2 |
アクアシフト:ヒールダウン |
元ネタ |
グリモワール『
術士アブラメリンの聖なる魔術の書
』に登場する悪魔。 |
アオトとは一卵性双生児で、アリトンは弟。
グスク(=御城)は古琉球時代の遺跡の意。
セリフ
- 「兄さんは本当に愚かだ」
- 「もっともっと、どこまでも降り続いてよ」
- 「久しぶりだね、兄さん」
- 「また、大切な者を失っちゃったね?」
- 「僕のフリをしながら生きるのは楽しいかい」
- 「別にかばってくれなくていいんだよ。それにね、もううんざりなんだよ」
- 「兄さん、僕たちは行くんだ、完全世界へ」
- 「目障りだよ」「消えてくれないかな」「僕に逆らうのかい」
- 「悪魔に全てを捧げようか」「あははははッ……!」「闇よ、力を」「あははははははッ……!」
- 「完全世界を目指そうか」「さぁ、行こう」「あははッ……!」「実に愚かだ」
- 「死ぬのがそんなに怖いかい?」
- 「ならば、僕にくれないかな」ロジン
- 「輪廻転生の証明に必要なのは二つ。前世の存在の証明と来世の存在の証明。君が失くした来世、それこそが来世の存在証明なんだよ」ロジン
- 「共に、最高の現世を過そう」ロジン
- 「ここは僕が。」アマイモン
考察
主にキャラの目的だとか、キャラの行動時系列だとか。
コメント
- 運命って、悲しいね。 -- 鬼王 (2016-01-30 23:29:01)
最終更新:2016年01月30日 23:29