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第4話 覗かれる記憶
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dmps_fun
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ストーリー
制服の少年を 追ってきた凶鬼達 | |
先ほどノインと共に 襲われたほどの数ではなかったが ルピコ達は苦戦を強いられた | |
召喚したクリーチャーの攻撃が 生半可なものであれば、凶鬼の体に 触れるだけでダメージを受ける | |
大きな攻撃は隙を生み 凶鬼の反撃で、召喚した クリーチャーがやられてしまう | |
凶鬼一体を倒すために 何体ものクリーチャーを 召喚せざるをえなかった | |
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はぁ、はぁ…… |
ルピコ | |
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何とか……凌げましたね…… 無事ですか、カノンさん? |
ルピコ | |
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私は大丈夫! |
カノン | |
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だけど、この人が…… |
カノン | |
凶鬼に切り裂かれた脚と 土気色に染まった肌の色 | |
息はまだあるものの 一目で一刻を争う事態だと いうことが見て取れた | |
ルピコは痛ましい傷を 手当しようと手を伸ばすが | |
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――触れるな |
??? | |
その行為は冷たい声に制止された | |
ルピコが顔を上げると そこには制服を着た 複数の若者達がいた | |
声を発したのは その先頭に立つ少年 | |
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結界装置…… 深手を負った生徒と 見ない顔の連中……か |
??? | |
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端的に問おう 僕達の仲間を傷つけたのは 君達か? |
??? | |
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誤解です! |
ルピコ | |
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私達はただ 倒れている方を助けるために 凶鬼を撃退しただけで……! |
ルピコ | |
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そうなのだわ! 倒した凶鬼はそこに―― |
カノン | |
カノンは先ほど戦闘した 凶鬼の方へ指をさす | |
だが、そこに 凶鬼の亡骸はない | |
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なんで? さっきまでそこに……! |
カノン | |
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凶鬼は倒されると消滅する 知らないのか? |
??? | |
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……奇妙な奴らだ 真偽はどうあれ 捕縛させてもらう |
??? | |
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抵抗するなら容赦はしない |
??? | |
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待ってください 私達に敵対するつもりは ないんです! |
ルピコ | |
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それはこちらが判断する |
??? | |
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君達が何者であれ 放置することはできない |
??? | |
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安心してくれ 弁明は後で聞かせてもらう |
??? | |
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君達を捕まえた後 尋問でじっくりとな |
??? | |
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(ダメです、聞く耳を 持ってくれません……!) |
ルピコ | |
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(ルピコ、ここで捕まると ノインとはぐれてしまうわ) |
カノン | |
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(この人達は明らかに 組織立って行動してる) |
カノン | |
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(私達が別の世界の 住人だと知られたら 何をされるかわからない) |
カノン | |
ここで特定の勢力と 敵対することは大きなリスク しかし…… | |
もし彼らが、デュエマシティへ 信号を送った者達なら 何か狙いがあることになる | |
危険がデュエマシティに 及んでしまう可能性があった | |
そう考えた 【プレイヤー】は カードを構える | |
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――ごめんなさい 私達は捕まるわけには いきません |
ルピコ | |
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レヴィ隊長 ここはアタシが |
制服の女子(水文明) | |
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いや、僕がやる 時間をかけてはいられない |
レヴィ | |
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――始めよう |
レヴィ |
勝利時
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この人も真のデュエリスト! それも相当な手練れです……! |
ルピコ | |
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見事な召喚術だが…… 闘いに関しては未熟だな |
レヴィ | |
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召喚術による闘いは 召喚者を狙うのが最も効率的だ |
レヴィ | |
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一体、何を―― |
ルピコ | |
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きゃあっ!? |
カノン | |
突如足元から生じた水流の渦が カノンを捕らえる | |
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カノンさん!? |
ルピコ | |
カノンの声に気を取られた隙に 水の刃が召喚したクリーチャーを 切り裂き | |
そして、水で作られた手が 【プレイヤー】を めがけて―― | |
そこで 【プレイヤー】の 意識は途絶えた | |
………… | |
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目覚めたようだね |
レヴィ | |
【プレイヤー】が 目を開けると、自分の体が 椅子に拘束されていた | |
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君に聞きたいことがある |
レヴィ | |
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ああ、回答には気を付けてくれ 君の体は僕が掌握している |
レヴィ | |
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感じてみろ 自分の体に「何」があるかを |
レヴィ | |
レヴィと呼ばれていた少年の 言葉に、意識が自分の体へ 引き付けられる | |
確かに、「何か」がある | |
それは冷たく まるで腹の中で蛇のように うごめいていた | |
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暴れても無駄だ その椅子の拘束は外れない |
レヴィ | |
周りを見回すが、広い空間に レヴィと、クリーチャーらしき 者が一人だけ | |
ルピコとカノンの姿は どこにもなかった | |
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他の二人はどこかって? ……さぁ? 君の回答 次第かもしれないな |
レヴィ | |
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では答えてもらおう 君は何者だ? |
レヴィ | |
【プレイヤー】を 冷たく、突き刺さるような 言葉と視線が射貫く | |
心なしか体の内側が 締めあげられるような気すらする | |
しかし 【プレイヤー】は 沈黙を貫く | |
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……何も喋らない、か |
レヴィ | |
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そんな様子じゃ 後ろめたいことがあるように 見えてしまうよ |
レヴィ | |
二人の安全が分かるまで 話さない、そう伝えると レヴィは肩をすくめる | |
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好きにするといい どうせ、魔法で君の思考を読む |
レヴィ | |
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別のことを考えても無駄だ 常人ではこの魔法を 欺くことはできない |
レヴィ | |
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オクトーパ先生 始めます |
レヴィ | |
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わかりました レヴィ君、いつでもどうぞ |
オクトーパ | |
奥からオクトーパと呼ばれる クリーチャーが現れると同時に | |
【プレイヤー】の 足元に魔法陣が浮かび上がる | |
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もう一度聞く 「君は、何者だ?」 |
レヴィ | |
レヴィの言葉で 強制的に思考が開かれる | |
すると、質問に関連する記憶が 次々と映像となって 周囲に浮かび上がっていく | |
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デュエマシティ…… |
レヴィ | |
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守護者……クリーチャー…… 真のデュエリスト達…… |
レヴィ | |
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エイリアン、ゼニス ドラグナー、侵略者…… |
レヴィ | |
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――そして、禁断 |
レヴィ | |
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……なるほどな 異なる世界からやって来たのか 凶鬼を知らないのも納得だ |
レヴィ | |
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【プレイヤー】 君は数々の巨悪と闘い 食い止めてきた戦士か |
レヴィ | |
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……次の質問だ 「どうやってここへ来た?」 |
レヴィ | |
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ん? どうした、急に映像にカードが 混ざり始めたぞ |
レヴィ | |
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いや、混ざっているどころじゃない 強固な意志で、頭の中で デッキを組み始めたのか!? |
レヴィ | |
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待ってくれ、君の記憶が 見えない! 一旦デッキを 組むのをやめてくれ! |
レヴィ | |
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一体君達はどんな目的で こちらに来たんだ 答えてくれ! |
レヴィ | |
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くそっ、カードが邪魔で 何も見えない……!! |
レヴィ | |
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はっはっは! こんな方法で魔法を破る 人間を見たのは初めてです |
オクトーパ | |
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レヴィ君、もういいでしょう 少なくとも彼らは敵ではない ことは分かりました |
オクトーパ | |
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……そうですね |
レヴィ | |
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三人に同じ魔法で素性を 見ても、誰一人として 嘘をついていない |
レヴィ | |
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敵対する気がないのは本心です |
レヴィ | |
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彼らがここへやって来た理由は 行方不明となった仲間の捜索 純粋な動機です |
オクトーパ | |
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【プレイヤー】君が 異様にカードに執着しているのは 少し気になりますが |
オクトーパ | |
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この程度であれば こちらも協力は可能でしょう |
オクトーパ | |
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【プレイヤー】 非礼を詫びるよ |
レヴィ | |
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地上で人間と出会うなんて稀でね |
レヴィ | |
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君達がもし敵なら 何が起こるか分からない状況だった 許して欲しい |
レヴィ | |
尋問中の張り詰めた印象からは 一変、レヴィは柔和な雰囲気で 語り掛けてくる | |
敵意は感じないものの 先ほどあった腹部の異物感は 未だに残っている | |
何かを仕込まれていたら 怖いので、恐る恐る 聞いてみる | |
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腹の中に何を入れたのか? ああ、ごめんごめん アレは君の出方を伺うための嘘さ |
レヴィ | |
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魔法にかかりやすくするために 自白剤のようなものを飲ませたんだ 少しお腹の調子が悪いだけだよ |
レヴィ | |
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君が敵なら、あの段階で 僕を容赦なく襲っただろう やられる前にね |
レヴィ | |
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そんなに怖がるくらいに キレイに引っかかっていたなんて |
レヴィ | |
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闘いの時にも思ったが 君は純粋だな |
レヴィ | |
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……君の頭の中を覗いて 敵ではないことがよく分かったよ |
レヴィ | |
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【プレイヤー】 君達の仲間の捜索を 我々も手伝うことにしよう |
レヴィ | |
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だが、我々からも一つ 頼みがある 君の仲間と共に聞いてほしい |
レヴィ | |
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安心してくれ 傷つけたりしていないさ |
レヴィ | |
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……もが |
ルピコ | |
レヴィに案内され、別の部屋へと 案内された先で目に入ったのは | |
カノンと、口いっぱいに 料理を頬張っているルピコだった | |
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むぐ……ごくん |
ルピコ | |
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【プレイヤー】さん! あはは、お恥ずかしいところを |
ルピコ | |
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もう、ルピコ だから落ち着いて食べてって 言ったのに |
カノン | |
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いやぁ、ご飯食べずに こっちにきちゃったから お腹ペコペコで……えへへ |
ルピコ | |
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【プレイヤー】君 君も食べるといい お腹が空いているんだろう? |
オクトーパ | |
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さて、改めて 君達への疑念は晴れた 我々は君達に協力しようと思う |
レヴィ | |
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その代わり 君達の組織の責任者と 話をさせて欲しい |
レヴィ | |
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むぅ……いきなり戦闘を 仕掛けてきた上に、尋問してきた 人を信用できると思いますか? |
ルピコ | |
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ルピコ、振る舞われた料理を 頬張りながら言っても 説得力ないのだわ…… |
カノン | |
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ぐっ……確かに しかし、こちらにもそうせざるを 得ない理由がある |
レヴィ | |
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君達が闇文明の手先であれば こちらも危うかったんだ |
レヴィ | |
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レヴィ君 この子達は別世界の住人だ |
オクトーパ | |
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我々が今どのような状況に 置かれているかを知らない |
オクトーパ | |
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この王立アカデミー・ホウエイル のこともね |
オクトーパ | |
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ここは一度 この世界の簡単な歴史を 知ってもらうのはどうかな? |
オクトーパ |
敗北時
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思ったより粘るな |
レヴィ | |
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抵抗すればするほど 苦しみが長引くことになる |
レヴィ |