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第９話 凶鬼襲来
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dmps_fun
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ストーリー
| 暗闇の中の魔法学校が 炎により照らされていく | |
| この炎は一か所だけではない | |
| このホウエイルの 様々な箇所で同時に 引き起こされる混乱 | |
| それを遠巻きから眺める 一つの影があった | |
 |
ここまでするんだね アイツらは…… |
| ノイン | |
 |
……「影の者」の仕業か |
| デっちゃん | |
|
いや、影の者だけで ここまでのことが可能なのか？ |
| デっちゃん | |
|
……こうなっては残された 時間は少ないぞ |
| デっちゃん | |
|
だが、魔導具を見つけるなら 絶好のタイミングだ |
| デっちゃん | |
|
それとも―― |
| デっちゃん | |
 |
はぁ、本当にままならないね |
| ノイン | |
|
まだ私達は ここにある魔導具を 見つけられてない |
| ノイン | |
|
混乱に乗じても 見つけられる保証もないし |
| ノイン | |
 |
もし、この混乱のせいで ホウエイルの魔女が 目覚めたなら…… |
| ノイン | |
|
魔導具を探すどころではない 一巻の終わりだな |
| デっちゃん | |
|
なおさら迷っている暇はない 決断しろ |
| デっちゃん | |
|
ノイン、お前は 「どちら」につくのだ |
| デっちゃん | |
| 黒衣の少女は 自らが所持する魔本に手をかける | |
| しかしその時 少女の目にある人影が映った―― | |
|
おい、待てノイン！ どこに行く！？ |
| デっちゃん | |
 |
凶鬼だ！ 凶鬼が学校に侵入したんだよ！ |
| 自然文明の生徒 | |
 |
おいおい、お前達 何言ってんだ |
| 闇文明の生徒 | |
|
ここは天上だぜ？ 凶鬼なんかいるわけ―― |
| 闇文明の生徒 | |
|
何だ、この音は！？ け、警報！？ |
| 闇文明の生徒 | |
 |
『ホウエイル内に凶鬼が出現 繰り返します ホウエイル内に凶鬼が――』 |
| 校内放送の声 | |
 |
馬鹿な！？ どうして……！？ |
| 闇文明の生徒 | |
 |
寮だ、寮に逃げろ！ あそこは個別に結界がある！ |
| 火文明の生徒 | |
|
みんな、近くの寮に逃げるんだ！ |
| 火文明の生徒 | |
 |
きゃあああああ！ ろ、廊下に凶鬼が！ |
| 光文明の生徒 | |
 |
に、逃げろ！ 逃げるんだ！ |
| 水文明の生徒 | |
 |
く、くそっ！ 闇文明の奴らだ！ 奴らがここに引き込んだんだ！ |
| 自然文明の生徒 | |
 |
痛っ ちょ、ちょっと押さないで―― |
| 闇文明の生徒 | |
 |
だ、ダメなのだわ！ 散り散りになっちゃ！ |
| カノン | |
 |
……いけません 皆さんパニックを起こして……！ |
| ルピコ | |
|
皆さん、こういう時こそ クリーチャーを召喚して 仲間を守るんです！ |
| ルピコ | |
|
だ、だめだ…… 集中できなくて 召喚が―― |
| 闇文明の生徒 | |
| この学園の生徒達は 闘う訓練を積んでいる | |
| ……だが、大半の生徒は 地上に降りたことすらない者達で 構成されていた | |
| 凶鬼のような 本当の脅威にさらされた ことのない者達は | |
| 授業で習った通りの行動など 取れはしなかった | |
 |
早く逃げろ！ あっちから迫って来てるぞ！ |
| 光文明の生徒 | |
|
あっちからだけじゃない そこら中に居るわ！ |
| 光文明の生徒 | |
 |
きゃぁっ！ |
| ルピコ | |
 |
ダメです……みんな 恐怖で、闇雲に逃げてる……！ |
| ルピコ | |
|
ルピコ！ 一緒に居た闇文明の方達は！？ |
| カノン | |
|
わ、わかりません！ 人波に呑まれて はぐれてしまって……！ |
| ルピコ | |
|
みんなを、探さないと……！ |
| ルピコ | |
 |
……！ 凶鬼が、ここにも！ |
| ルピコ | |
 |
ふぅむ 生徒達の準備が整っていないのに こういった形で現れるとは…… |
| オクトーパ | |
|
ままならないタイミングで 異変が起こるものですねぇ |
| オクトーパ | |
|
【プレイヤー】君達が 来てからこれが起こったのは 偶然か、はたまた…… |
| オクトーパ | |
 |
オクトーパ先生！ |
| ルピコ | |
|
【プレイヤー】君 貴方は闘い慣れている そうでしょう？ |
| オクトーパ | |
|
ここの生徒達は私が守ります |
| オクトーパ | |
|
君達は散り散りになってしまった 生徒達を、ここへ誘導して もらえないでしょうか |
| オクトーパ | |
|
――もちろんです！ |
| ルピコ | |
|
カノンさん、ここは 闘いに慣れている私達が みんなを救いましょう |
| ルピコ | |
|
ええ、やりましょう ルピコ！ 【プレイヤー】！ |
| カノン |
勝利時
 |
数が多い……！ |
| レヴィ | |
|
「いずれ世界の停滞が終わる」 ……それが、これか？ |
| レヴィ | |
 |
――まだ闘える者は隊列を組め！ |
| レヴィ | |
|
奴らは脅威だが 冷静に対処しろ |
| レヴィ | |
|
光文明はブロッカーで 凶鬼を押しとどめろ 円陣を組んで皆を守れ |
| レヴィ | |
|
クリーチャーがすぐに 使い物にならなくなる 交代でブロッカーを並べていけ |
| レヴィ | |
 |
水文明は光文明の フォローだ |
| レヴィ | |
|
陣形が崩れそうな場所を 補ってくれ 流体のクリーチャーなら容易だ |
| レヴィ | |
|
火文明は塀の上から 凶鬼を砲撃だ |
| レヴィ | |
|
光文明が耐えている内に殲滅しろ |
| レヴィ | |
|
自然文明はマナを生み出して 仲間達にマナの提供を |
| レヴィ | |
|
陣形が崩れれば瓦解する 君達の生み出すマナが要だ |
| レヴィ | |
|
――耐えろ 仲間達を守れ！ |
| レヴィ | |
|
お前達が守っている間に 僕が凶鬼を殲滅する |
| レヴィ | |
 |
さすがレヴィさん！ レヴィさんが来ただけで 凶鬼が近寄れないぞ！ |
| 水文明の生徒 | |
 |
マスター候補生のレヴィさんが 来てくれたならもう安心だ！ |
| 光文明の生徒 | |
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凄い勢いで凶鬼が減っていく！ これなら……！ |
| 火文明の生徒 | |
 |
待って、逆側！ いくらレヴィさんが強くても こっちは……！ |
| 自然文明の生徒 | |
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……お、多い……！ 倒しても倒しても減りません！ |
| ルピコ | |
 |
本当に……無尽蔵なのだわ……！ 一体どこからこんな……！ |
| カノン | |
|
こんなクリーチャー 見たことありません |
| ルピコ | |
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どこから現れて、何のために こんな事をしているのか…… 行為に志向性が見えません |
| ルピコ | |
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こんな状態じゃ 残らず殲滅するくらいしか 対処の方法がない……！ |
| ルピコ | |
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まずいわ 私達ほど召喚に 慣れてない生徒達が |
| カノン | |
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こんな大量の凶鬼達に襲われたら たとえ闘えても……！ |
| カノン | |
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（私が門を開いて 生徒達を助ける？） |
| カノン | |
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（……駄目ね どこに居るか分からない人の 場所には繋げられない） |
| カノン | |
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（ウェディングを呼ぶ？ これもダメ……ウェディングは 守る闘いは苦手） |
| カノン | |
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（それに、ウェディングが 凶鬼に溶かされたりしたら……） |
| カノン | |
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早くはぐれた 生徒達を探さなきゃいけないのに |
| ルピコ | |
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生徒を探しながら 走り回るのも、そろそろ 限界です……！ |
| ルピコ | |
|
どうしたら……！ |
| ルピコ | |
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三人とも ここにいたんだね |
| ノイン | |
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……夜は出歩かないように って言ったのに 出てきちゃったんだ |
| ノイン | |
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ノインさん……！ |
| ルピコ | |
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貴方に聞きたいことが 色々ありますが 今はそれどころじゃありません |
| ルピコ | |
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ノインさん、生徒の皆さんを 助けるのを手伝ってください！ |
| ルピコ | |
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……どうして？ |
| ノイン |
敗北時
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【プレイヤー】さん！ 何とか耐えてください……！！ |
| ルピコ | |
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ここで私達が倒れたら 被害者が増えてしまいます！ |
| ルピコ |
