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第3話 時空のひずみ
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dmps_fun
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ストーリー
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貴様らは一体どこから来たのだ |
デっちゃん | |
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なんだ デっちゃんも気になってるじゃん |
ノイン | |
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行動を共にするのだ こやつらが何者なのか 知っておく必要がある |
デっちゃん | |
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(何て答えるべきかしら……) |
カノン | |
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(あまり私達の世界の情報を ここで話すわけにも いかないし……) |
カノン | |
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(ここは私に任せてください!) |
ルピコ | |
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え、えーっとぉ…… 私達は遠くの街から来て…… |
ルピコ | |
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ほぉ、街か 何という名だ? |
デっちゃん | |
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デュ……デュエマシティという すっごく遠くにある街です! |
ルピコ | |
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(ルピコ!?) |
カノン | |
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デっちゃん、聞いたことある? |
ノイン | |
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ないな やはりこの者達は 嘘をついている |
デっちゃん | |
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ひずみより出でた凶鬼(きょうき) 奴らを知らないなどありえん |
デっちゃん | |
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あの泥のような奴らの 襲撃をまぬがれる場所は この世界では限られている |
デっちゃん | |
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とぼけた道化か 何かを隠したくせ者だろう 関わる価値はないな |
デっちゃん | |
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それか、よほどな 世間知らずの馬鹿だ |
デっちゃん | |
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ごめんなさい 私達にはあまり話せない 事情があって…… |
カノン | |
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友達が欲しいって言う割に ガードが固いなぁ |
ノイン | |
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じゃあ、私達の方から話そっか どこから話すべきかなぁ |
ノイン | |
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遥か昔、大地が「ひずみ」により 汚染されてしまったの |
ノイン | |
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この大地のそこかしこに ある黒いものが、それなの 当然触っちゃダメだよ? |
ノイン | |
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あの泥のようなクリーチャーを 私達は「ひずみの凶鬼」 って呼んでるんだ |
ノイン | |
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奴らは、ひずみにより汚染された 所から突然現れるようになった |
ノイン | |
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どこからともなく現れるし 何でも溶かしちゃうから みんな大慌て |
ノイン | |
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今じゃ、この地上の どこに行っても あのクリーチャーが彷徨ってる |
ノイン | |
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だから奴らを「知らない」 というのはありえんのだ |
デっちゃん | |
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それからは、生き延びるために ずーっとあのクリーチャー達と 闘い続けてるの |
ノイン | |
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もちろん、私も 闘い続けている内の一人 |
ノイン | |
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私の住んでいる所は…… 中でも過酷な状況だった |
ノイン | |
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いつかこの状況を変える 戦士を作りあげるために 毎日、拷問みたいな訓練が続いた |
ノイン | |
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ろくな食べ物も貰えず 人体実験みたいなことも される毎日 |
ノイン | |
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そんなだから、戦士達すら 厳しい訓練についていけなかった |
ノイン | |
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何人もの子が 脱落していったよ 私はその生き残り |
ノイン | |
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娯楽といえば……闘いの道具 として渡されたこのカード デュエマだけ |
ノイン | |
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……あっ |
ルピコ&カノン | |
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だから私とデっちゃんは 嫌になって家出して―― |
ノイン | |
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ん? 【プレイヤー】 何でシャッフルし始めたの? |
ノイン | |
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すっごいシリアスなところ すみません…… |
ルピコ | |
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【プレイヤー】さんは 無類のデュエマ好きで…… |
ルピコ | |
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きっと、カードを見て ノインとデュエマしたく なったのだわ…… |
カノン | |
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……あっはは! 変なの! ほんと、貴方達は 不思議な人達だね |
ノイン | |
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いいよ じゃあ、息抜きにデュエマしよっか |
ノイン | |
黒衣の少女がカードを取り出し カードを持つその手が 光り輝き始める | |
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ノ、ノインさん? なんで手が光ってーー |
ルピコ | |
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これって、真のデュエル……!? |
カノン | |
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見せてみて 貴方の実力を! |
ノイン |
勝利時
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すごいね……! 見たこともない戦術ばっかりだ |
ノイン | |
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びっくりしたぁ 結構自信あったんだけどなぁ |
ノイン | |
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びっくりしたのは こっちなのだわ |
カノン | |
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いきなり 真のデュエルだなんて…… |
カノン | |
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命がけじゃないよう 調整していたとはいえ 心臓に悪いですよ…… |
ルピコ | |
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……そんなに驚くこと? 学校じゃ必須技能だよ? |
ノイン | |
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召喚術を高めるために みんな今みたいな「決闘」で 競い合うんだ |
ノイン | |
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こんな事も知らないとは よほど平和ボケした 辺境だったのだな |
デっちゃん | |
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大体、何かするつもりなら 三人を相手に真っ正面から 挑むなんてしないよ |
ノイン | |
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正々堂々と、なんて危険だし そんなことするのは光文明や 火文明の子達くらいじゃない? |
ノイン | |
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……それも、そうね 私達も身構え過ぎていたみたい |
カノン | |
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それにしても 【プレイヤー】の 召喚術は妙だ |
デっちゃん | |
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力がそこのファイアー・バードに 流れているのか…… |
デっちゃん | |
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否、互いに力を 補い合っているのか? |
デっちゃん | |
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なんだか私達の力にも似てるよね 私もデっちゃんが居ないと 闘えないし |
ノイン | |
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フン、どちらも半端者 ということだな |
デっちゃん | |
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デっちゃん 人にそういうこと言わないの! |
ノイン | |
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……まさか自分に似てる人達が 居るなんて想像もしなかった |
ノイン | |
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ますます貴方達に 興味が出てきたよ! |
ノイン | |
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ねぇ、貴方達の住んでた場所は どんな所だったの? |
ノイン | |
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教えてよ、嘘でもいいからさ |
ノイン | |
黒衣の少女は 爛々とした瞳でルピコ達を 覗き込む | |
最初は悩んでいたルピコだったが その瞳に負けたのか 仕方がないと言葉を漏らす | |
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……私達の街、デュエマシティは 世界中からデュエリストが 集まる街なんです |
ルピコ | |
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毎日デュエリストが そこら中で切磋琢磨して デュエマの腕を磨きあっています |
ルピコ | |
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真のデュエルではなく 普通のデュエマで! |
ルピコ | |
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【プレイヤー】さんは その街の中で最も強い デュエリストなんですよ! |
ルピコ | |
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最近はクリーチャー達も 街に集まるようになって…… |
ルピコ | |
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だからこそ起こる トラブルもありますけど |
ルピコ | |
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それでもみんな仲良く暮らすために 手を取り合って 頑張っている街なんです |
ルピコ | |
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私はルピコ達とは 元々別の場所に住んでいたの |
カノン | |
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たくさん迷惑をかけてしまった私を ルピコ達は迎え入れてくれた |
カノン | |
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共に生きるために クリーチャー達もデュエマを 学んでいるのよ |
カノン | |
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きっとびっくりするのだわ 機会があれば 貴方達にも見てほしい |
カノン | |
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共存しているだけでなく 仲良く……? |
ノイン | |
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そんな街が どこかにはあるんだ…… |
ノイン | |
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夢物語だな |
デっちゃん | |
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クリーチャー達がデュエマをして 何になるというのだ とても同じ世界の話とは思えん |
デっちゃん | |
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で、ですよね…… でも、私達が住んでいた所は そういう場所なんです |
ルピコ | |
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……まさか お前達が住んでいた 場所というのは、別の―― |
デっちゃん | |
ぐーーーーっ…… | |
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あははー……ごめんなさい 動きっぱなしでお腹が 空いちゃいました…… |
ルピコ | |
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ごめんごめん 話すのに夢中になりすぎて 気を遣えなかったね |
ノイン | |
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そろそろ一休みしよっか |
ノイン | |
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近くに休める場所があるはずだよ ついてきて |
ノイン | |
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確かこの辺に~……っと、 古い結界装置が生きてたはず…… |
ノイン | |
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あったあった! これをこうして、っと…… |
ノイン | |
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ん? 起動しないな あっれぇ……? |
ノイン | |
しばらく悪戦苦闘した後、 途中で諦めたのか不意に立ち上がり 結界装置を蹴り付けた | |
ガン! という音と共に 異音を鳴らしながら薄い壁の ようなものが広範囲に広がっていく | |
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よしよし、起動したね これで一安心 凶鬼はもう入ってこれないよ |
ノイン | |
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あ、結界装置は繊細だから 触っちゃダメだよ? 骨董品で壊れやすいから |
ノイン | |
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(さっき蹴ってなかった……?) |
カノン | |
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(蹴ってましたね……) |
ルピコ | |
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それじゃ、野営の準備するから 三人はゆっくり休んでて |
ノイン | |
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家出する時に 色々道具を持ってきたの テントとか色々! |
ノイン | |
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えーと、料理とかもしたいし 薪になる木を用意して…… ささっと火をつけて……と |
ノイン | |
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……火を……つけ…… 火を…… |
ノイン | |
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あ、あれ……? おかしいな…… 薪が湿気ってるのかな |
ノイン | |
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あ、私がやりますよ |
ルピコ | |
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こういうことも想定して サバイバル用の道具は いくつか持ってきてるんです |
ルピコ | |
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ルピコちゃん 薪が湿気ってるから意味ない―― |
ノイン | |
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はい! つきました! |
ルピコ | |
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え゛っ? |
ノイン | |
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……す、凄いね! じゃ、じゃあ私は テントを張って…… |
ノイン | |
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あ、テントなら 私が張っておいたのだわ |
カノン | |
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え゛っ? |
ノイン | |
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ゴールデ……ええと 知り合いに教えてもらって 野営は訓練済みなのだわ |
カノン | |
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器用で良いではないか ……ノインと違って |
デっちゃん | |
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しょ、食材調達! 食材調達は任せて! |
ノイン | |
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食べられるものを 倒して取ってくるから! |
ノイン | |
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……はぁ あの調子ではまた トラブルを起こすな |
デっちゃん | |
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私はノインを見てくる 貴様らはここで大人しくしていろ |
デっちゃん | |
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食材って 倒してくるものでしたっけ…… |
ルピコ | |
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この辺にいそうなのって パラサイトワーム……とか? |
カノン | |
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ぜ、絶対嫌です!! |
ルピコ | |
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……ノインの話を聞いて 思ったのだけど |
カノン | |
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ノインの語る「ひずみ」が 私達の知る時空のひずみと同じなら |
カノン | |
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この世界は想像以上に 時間改変のせいで 荒廃しているみたいね |
カノン | |
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時空のひずみによる大地の汚染 その汚染から生じる 謎のクリーチャー達…… |
カノン | |
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アークが話していた ギュウジン丸が引き起こした 時間異常の影響と似ているわ |
カノン | |
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ノインさんの口ぶりからすると この世界全体が 同じ状況のようですね |
ルピコ | |
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彼女は謎のクリーチャー達と闘う 戦士みたいです |
ルピコ | |
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もしかして この世界でデュエリストは 戦士という扱いなんでしょうか |
ルピコ | |
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だとしたら真のデュエルを 挑んできたのも 理解できるかもしれないわ |
カノン | |
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この世界では闘いの道具として デュエマが広まった世界なのかも |
カノン | |
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ノインさんがデっちゃんを 救いに来た時に見せた力…… |
ルピコ | |
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あれも不思議ですね デュエマの最中には 使っていないようですし |
ルピコ | |
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一緒に凶鬼の群れを切り抜けた時 カードからクリーチャーを 召喚していました |
ルピコ | |
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私と同じように デュエリストの力とは 別の力を持っているのかもね |
カノン | |
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背負っている棺桶のようなものも 気になるし……彼女が 普通の人ではないことも確かよ |
カノン | |
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ノインが語っていた 「学校」というのも気になるわ |
カノン | |
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……色々気になりますけど 初対面であまり根掘り葉掘り 聞くのも失礼ですよね |
ルピコ | |
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ひとまずノインさんが戻ったら 安全な場所がどんな所なのか 聞いてみましょうか |
ルピコ | |
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ノイン、気づいたか? |
デっちゃん | |
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うん ……間違いないよ |
ノイン | |
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あの子達は別の世界から やって来た人だ |
ノイン | |
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奴らを「学校」の連中に 奪われるなよ |
デっちゃん | |
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奴らは利用できそうだ 我々が行動するために 必要な駒になるかもしれん |
デっちゃん | |
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分かってる だから―― |
ノイン | |
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何!? 戦闘音……!? |
ノイン | |
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……! |
カノン | |
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待って、ルピコ 足音がするのだわ |
カノン | |
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もうノインが戻ってきたのかしら |
カノン | |
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ひ、ひぃい! 殺されるぅ! |
制服の少年 | |
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ぴィっ!? |
ルピコ | |
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うわっ!? 誰だお前ら!? 凶鬼の仲間か!? |
制服の少年 | |
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僕に近づくなぁ! |
制服の少年 | |
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お、落ち着いてください! 私達は凶鬼じゃありません! |
ルピコ | |
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結界をすでに張りました ここには凶鬼も 入ってこれないはずです! |
ルピコ | |
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な、何!? 結界を張ったのはお前達か!? |
制服の少年 | |
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く、クソ! お前達のせいで 分断されたんだぞ!! |
制服の少年 | |
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貸せ!! 一度結界を解除して……! |
制服の少年 | |
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待ってください! かなり古いようなので 慎重に扱わないと危険ですよ! |
ルピコ | |
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うるさい! 黙ってろ! |
制服の少年 | |
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君達がどこの誰だか知らないが |
制服の少年 | |
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僕は王立アカデミー・ホウエイルの 地上派遣チームに選ばれた エリートなんだ! |
制服の少年 | |
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こんな旧式の結界 簡単に制御できる! |
制服の少年 | |
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ダメなのだわ! そんなに焦っていたら |
カノン | |
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できることも できなくなっちゃう―― |
カノン | |
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うるさいって言ってるだろ! どけ! |
制服の少年 | |
制服の少年は カノンを押しのけて 制御装置へ手を伸ばす | |
焦り切った早口で呪文を唱え 震える指先で装置を操る | |
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よ、よし! これを、こうして…… |
制服の少年 | |
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……あれ? な、何で……何で 動かないんだ!? |
制服の少年 | |
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なぜこの僕がこんな目に……! 僕はエリートだ、この程度の 機械を操作できないワケが……! |
制服の少年 | |
少年が結界装置に 悪戦苦闘していると | |
少年を追ってきたと思われる 凶鬼達が、どこからともなく 集まり始める | |
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凶鬼が集まってきたわ! 早く逃げないと……! |
カノン | |
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違う、違う違う! こんなはず……! 僕はエリートなんだ……! |
制服の少年 | |
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ダメです 動転して声が聞こえていません ……仕方がありません |
ルピコ | |
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【プレイヤー】さん! カノンさん! 戦闘の準備を! |
ルピコ | |
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私達でこの人を守りましょう! |
ルピコ |
敗北時
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もう少しよ! 【プレイヤー】 頑張って!! |
カノン |