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第5話 王立アカデミー
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dmps_fun
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ストーリー
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さぁ、席について |
オクトーパ | |
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これから貴方達には 簡単な歴史の授業を 受けてもらいます |
オクトーパ | |
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はーい! |
ルピコ&カノン | |
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歴史の授業と言いましたが この世界は歴史らしい歴史は 残っていません |
オクトーパ | |
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歴史が消え去るほどの 出来事が遥か昔に 起こってしまったのです |
オクトーパ | |
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今やおとぎ話のような伝承が 残っているのみ それをお話ししましょう |
オクトーパ | |
――はじまりは 一つの大きな樹でした | |
大きな樹には 大きな実がみのります | |
その一つ一つが あまりにも大きいものですから | |
樹の実は、その内側に 世界を丸々一つ 包み込んでいました | |
一つの樹の実に 一つの世界 | |
大きな樹は たくさんの実をつけて 元気に育っていきました | |
――ある時 大きな樹の根元に、一羽の 大きな黒い鳥がやってきました | |
おなかを空かせた黒い鳥は 樹に登り、丸々と育った実に かぶりつきました | |
いくら鳥の体が大きくとも 樹の実のほうがもっと大きいので 上手く食べられません | |
そこで大きな鳥はこう考えました 『内側に潜って食べてしまおう』 | |
黒い鳥は樹の実の中に入ると 内側から食べてしまいました いくつもいくつも、食べました | |
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世界を繋ぎ止める樹…… |
ルピコ | |
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世界を繋ぐ世界樹の お話に聞こえますね |
ルピコ | |
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この世界でも、私達の世界と 認識はそう変わらないみたいです |
ルピコ | |
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……ってことは、世界をいくつも 滅ぼすクリーチャーがいる ということですか……? |
ルピコ | |
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まるで禁断の星のようです |
ルピコ | |
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……あり得るのだわ |
カノン | |
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ウェディングが言っていたのだわ 私達の尺度では測れない 巨大な存在が |
カノン | |
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この多元宇宙には いくつもいるんだって |
カノン | |
困ったことに、黒い鳥は決して おなかいっぱいになりません | |
ついに大きな黒い鳥は 私達の住む樹の実を食べようと 実の中へと潜り込みました | |
大きな黒い鳥により この世界には混乱が起きました | |
黒い鳥の吐く吐息で 太陽は黒く染まり | |
地上には影の者達が ひしめくようになりました | |
影の者達は 生きとし生ける者に見境なく―― | |
襲い掛かってくるのです |
勝利時
しかし、世界を守るために 英雄達が立ち上がりました | |
黒い鳥と英雄達の激しい闘いで 世界を繋ぐ塔は折れ | |
人々は住む場所を失って 逃げまどうようになりました | |
何人もの英雄達を失いながら 闘いは長く続き…… | |
大きな殻を持つ魔法使いが 黒い雲の向こう側へと 大きな鳥を退けたのです | |
……ですが、地上はすでに 汚染が蔓延し、未だ影の者が うごめく地 | |
大きな殻の魔法使いは 住む場所を失った人々を 天上に招待しました | |
大きな鯨の上に素敵な街を作り 暮らせるようにしてあげたのです | |
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こうして、今のホウエイルは 出来上がりました |
オクトーパ | |
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ここは王立アカデミー・ホウエイル |
オクトーパ | |
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魔法学校であり 生物達の最後の砦 |
オクトーパ | |
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ここでは日々、召喚術や 地上の汚染を浄化するための 研究をしています |
オクトーパ | |
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魔法学校…… |
ルピコ | |
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窓の外に見える人達は みんなこの学校の 生徒なのね |
カノン | |
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そうとも ここでは多くの人間が 召喚術を学んでいる |
レヴィ | |
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君達の世界では、カードは 娯楽のための道具のようだが こちらでは違う |
レヴィ | |
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僕達人間が闘うための道具だ |
レヴィ | |
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黒い鳥の影響で現れた 影の者達…… |
カノン | |
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それが私達を襲ってきた 凶鬼なのかしら? |
カノン | |
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我々は闇文明の者達だと 解釈しています |
オクトーパ | |
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彼らは凶鬼を作り 他の文明を滅ぼそうと 画策する者達なのです |
オクトーパ | |
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しかし凶鬼は 彼らの恐ろしさの 本質ではありません |
オクトーパ | |
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本当に恐ろしいのは 「魔導具」 |
オクトーパ | |
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闇文明の者達は 「魔導具」と呼ばれる特殊な道具を 作り出し、汚染を広げています |
オクトーパ | |
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(時空のひずみを広げる 魔導具……) |
ルピコ | |
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(汚染というのが時空のひずみなら そこからさらに凶鬼が生まれる とても危険な状態ね……) |
カノン | |
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魔導具はそれ一つで 文明を滅ぼす力を秘めている |
レヴィ | |
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……そんなものが いくつもあるのが 現在の地上だ |
レヴィ | |
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我々ホウエイルの目的は 地上を取り戻す事 |
レヴィ | |
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そのためには、地上を浄化して 再び住める土地に しなくてはならない |
レヴィ | |
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だから定期的に地上に降りて 汚染を広める魔導具の捜索と 排除を行っているんだ |
レヴィ | |
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この地上浄化作戦の最中に 君達と出会った、ということだ |
レヴィ | |
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……待ってください、地上って! 先ほどのお話に「天上」という 言葉もあったということは……! |
ルピコ | |
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ここって、本当に 空飛ぶ鯨の上なんですか!? |
ルピコ | |
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そうだよ 地上は水含め全てが汚染されている |
レヴィ | |
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そんな中で生き残るには 空へと逃げるしかなかった ……と、伝えられている |
レヴィ | |
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事実、地上の大半は汚染され 完全に闇文明の領地と化している |
レヴィ | |
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生きている人間がこのホウエイル 以外に居る、なんてことは 滅多にない |
レヴィ | |
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だからこの学校で見ない顔の 君達を警戒せざるを得なかった すまない |
レヴィ | |
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そ、そうですか…… |
ルピコ | |
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ですが、私達に頼み事が あるんですよね? |
ルピコ | |
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私達に、何かできることが あるんでしょうか? |
ルピコ | |
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先ほどの伝承の中に出てきた 黒い鳥、「魔凰(まおう)」 |
レヴィ | |
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伝承の通りだとすると 奴は封印されただけだ いつかまた現れる可能性もある |
レヴィ | |
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このホウエイルに居るのは 戦士ばかりではなく、闘えない 一般人やクリーチャーも多い |
レヴィ | |
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そういった者達を 少しでもそちらの世界に移したい |
レヴィ | |
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例えそれができなくとも 地上の汚染の浄化のため 助力が得られるとありがたいんだ |
レヴィ | |
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ダメだ |
アーク | |
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こっちの世界には よそのクリーチャーをホイホイ 受け入れるキャパはない |
アーク | |
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そうか…… |
レヴィ(通信) | |
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汚染というのが本当なら より受け入れは難しくなる |
ロイ・マッカラン | |
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こちらも多くのトラブルを 抱えているんだ どうか分かってくれ |
ロイ・マッカラン | |
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本当ならば 【プレイヤー】達を 今すぐにでも返してもらいたいが |
アーク | |
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マハラジャ・ドラゴンを 捜索する必要もある |
アーク | |
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それまでならその三人を 好きに使ってくれて構わないよ |
アーク | |
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こちらができる協力は それが限界だと思ってくれ |
アーク | |
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わかりました 協力感謝する |
レヴィ(通信) | |
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こちらも、そちらの求める 「信号の発信源」の情報は 調査をしておく |
レヴィ(通信) | |
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ありがとう、助かるよ それじゃーね |
アーク | |
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……やれやれ また「世界の滅び」案件か…… |
アーク | |
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五守護が向かった先も 全て危機が迫っている世界 |
ロイ・マッカラン | |
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これは何か 関連があるんだろうか |
ロイ・マッカラン | |
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……悪いが全てに十全な 対応をすることはできない |
アーク | |
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こっちもギュウジン丸のせいで 世界がめちゃくちゃなんだ |
アーク | |
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新たなトラブルに ならなきゃいいけど…… |
アーク | |
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難しい話なのは分かっていたし 別世界の技術を持つ 君達の協力を得られるだけ幸運かな |
レヴィ | |
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別世界の知識を持つ君達が居れば 闇文明から地上を奪還する 手がかりを得られるかもしれない |
レヴィ | |
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……ということで しばらくは君達にはここに滞在し 協力してもらうことになる |
レヴィ | |
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オクトーパ先生 校長に会わせるべきでしょうか |
レヴィ | |
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校長は眠りについておられます レヴィ君もよくご存じでしょう |
オクトーパ | |
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ふむぅ、この子達は 長期の滞在になるかもしれませんし |
オクトーパ | |
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せっかくだ この子達をホウエイルの 生徒として編入させましょうか |
オクトーパ | |
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え!? いいんですか!? |
ルピコ | |
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ええ、もちろん 君達の存在は他の生徒の いい刺激になるでしょう |
オクトーパ | |
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……だとしたらクラス分けは 必要ですね 先生、お願いできますか? |
レヴィ | |
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やったー! 聞きましたか カノンさん! 私達魔法学校の 生徒になれるんですよ! |
ルピコ | |
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それって凄いことなの? |
カノン | |
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ルカさんが羨ましがるくらいには! デュエマシティに戻ったら 自慢しちゃおっと! |
ルピコ | |
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さて、では今から君達の マナの性質を確かめさせて いただきます |
オクトーパ | |
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マナの性質? |
カノン | |
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生きとし生ける者の 魂、生命、それらから 生み出される「マナ」 |
オクトーパ | |
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これらには性質があるのです |
オクトーパ | |
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この学校では、その性質に応じて クラス分けを行っています |
オクトーパ | |
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向き不向きを判別し 得意な領域で活躍してもらう ためにね |
オクトーパ | |
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へぇ……私のマナは どんな性質なのかしら |
カノン | |
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私も気になります! |
ルピコ | |
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ルピコ君はやるまでもなく 分かる気がしますが…… いいでしょう |
オクトーパ | |
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始めますよ リラックスして―― |
オクトーパ | |
オクトーパの長い手足が 【プレイヤー】達の 頭に巻きつく | |
ぬちゃりとした感触もせず 不快感はない むしろ心地よさを感じる | |
しかし、頭ではなく…… もっと奥底の何かを 捕まれているような感覚があった | |
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ふーむ ルピコ君はやはり火文明ですねぇ |
オクトーパ | |
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【プレイヤー】君と カノン君は…… |
オクトーパ | |
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……ん? |
オクトーパ | |
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どういう事でしょう 何にも該当しない…… |
オクトーパ | |
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え? そんなことあるのだわ? |
カノン | |
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判別不能なんて こんな事は初めてです |
オクトーパ | |
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これが異世界の民…… こういうこともあるのですね |
オクトーパ | |
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実に面白い ぜひ様々なお話を 聞かせてもらいたいものですが |
オクトーパ | |
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ダメですよ オクトーパ先生 こういう時の貴方の話は長い |
レヴィ | |
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この後、僕の任務の報告を 聞いてもらわなくては いけないのを忘れましたか? |
レヴィ | |
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ああ、そうでした すみませんレヴィ君 |
オクトーパ | |
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今日はもう遅いし 寮の場所へ案内をしましょう |
オクトーパ | |
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寮も文明ごとに分かれて いますが……文明のリーダー達は 滅多に顔を出しませんし |
オクトーパ | |
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レヴィ君と同じ リーダー達が集まる寮で 良いでしょうか? |
オクトーパ | |
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異世界から来た者達を バラバラな場所で 寝泊まりさせるわけにもいかない |
レヴィ | |
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ウチはただでさえ 無駄な部屋が多い 三人入っても問題ないでしょう |
レヴィ | |
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僕が案内するよ ついて来てくれ |
レヴィ | |
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君達の探す信号の発信源 これの調査は時間が必要だ それまで自由に過ごすといい |
レヴィ | |
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明日になれば生徒達が 君達をもてなしてくれるだろう |
レヴィ | |
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そうだ、一つだけ気を付けてくれ |
レヴィ | |
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この世界では君達が 「異世界からやって来た」ことは 絶対に口外しないように |
レヴィ | |
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この世界は苦境に立たされている よその世界に逃れたがっている 者も少なくないんだ |
レヴィ | |
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もし君達の素性が知られたら…… 不要な混乱を生むことになる |
レヴィ | |
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(……にしても、「ドラゴン」か この世界では伝説上の生き物) |
レヴィ | |
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(居るとすればすぐに 報告が入ってくるはずだが…… 居るとしたら、地上か?) |
レヴィ | |
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ふぅ……ひとまず 何とかなりましたね |
ルピコ | |
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こういうのは初めてだから 少し疲れてしまったのだわ |
カノン | |
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そっか、カノンさんは こういう形で他の世界に 行くのは初めてでしたね |
ルピコ | |
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何もない所から 他の世界と関わるのって 大変なのね…… |
カノン | |
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ええ、いつも親切な方々に 助けられています |
ルピコ | |
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いつかは自分が 率先して助ける側に 回りたいんですけどね |
ルピコ | |
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私もせめて 【プレイヤー】達を 助けられるよう、頑張るのだわ |
カノン | |
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そういえば、この世界に来て 初めて出会った人……ノインさん |
ルピコ | |
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あの人とは結局 はぐれてしまいましたね |
ルピコ | |
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口ぶりからすると 学校の方のようですし また再会できるでしょうか…… |
ルピコ | |
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きっと、できるわ |
カノン | |
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……あら 【プレイヤー】が ウトウトしてる |
カノン | |
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眠いの? |
カノン | |
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じゃあ 続きは明日にしましょうか |
ルピコ | |
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おやすみなさい、カノンさん 【プレイヤー】さん |
ルピコ |
敗北時
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ほっほ 少し眠くなってしまったかな? |
オクトーパ | |
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あと少しで語り終えるところだ もうちょっとの辛抱だよ |
オクトーパ |