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第2話 繋がれた少女
最終更新:
dmps_fun
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ストーリー
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何よこれ…… |
JJ | |
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なんでこんな、手錠や鎖なんか つけているのよ |
JJ | |
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これじゃあろくに着替えも 出来ないじゃない |
JJ | |
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……? 着替え? |
謎の少女 | |
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でも、中の服は 思ったよりもキレイね |
JJ | |
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仕方ないわ 簡単だけど少し整えてあげるから じっとしてなさいよ! |
JJ | |
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う……うん |
謎の少女 | |
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はい、出来た 今できる事としては こんなもんでしょ |
JJ | |
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にしても、手錠や鎖なんて すごい趣味ね 私だったら絶対つけないわ |
JJ | |
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……ダピコは好きそうだけど |
JJ | |
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私もこれ……キライ…… |
謎の少女 | |
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なら、何でつけてんのよ 誰かに捕まってたの? |
JJ | |
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分かんない…… 重いし、邪魔…… |
謎の少女 | |
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……そっか アンタは記憶がないんだった |
JJ | |
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本当に何にも覚えてないの? 名前も? 過ごした場所も どこから来たのかも……? |
JJ | |
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…………うん |
謎の少女 | |
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ふ~ん…… その割に、言葉は話せるのね 変なの |
JJ | |
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……名前くらいは 思い出してないの? 不便なんだけど…… |
JJ | |
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分かんないんだもん…… |
謎の少女 | |
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んー……じゃあ アタシが決める! |
JJ | |
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えーっとね…… あなたの名前は……ヴィヴィ! |
JJ | |
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ヴィヴィ? |
謎の少女 | |
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ビビりだから……ヴィヴィ! 呼びやすいし 貴方にぴったりでしょ! |
JJ | |
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……うん、ヴィヴィ! |
ヴィヴィ | |
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それじゃあ ヴィヴィに少し質問 |
JJ | |
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アンタ、もしかして あのクリーチャー達が どこに居るのかわかるの? |
JJ | |
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さっきも、私には見えないのに 居る、って言ってたし…… |
JJ | |
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最初、あの亀裂が現れた時も アレが出てくる前に空を 見てたわよね |
JJ | |
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何となく、怖いのが来る……って そういうのが分かるだけなの |
ヴィヴィ | |
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怖いの……すごく…… |
ヴィヴィ | |
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いたっ そんなに強く握らなくても大丈夫 今は私が居るでしょ! |
JJ | |
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う……うん |
ヴィヴィ | |
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……私とルピコも クリーチャーだけど 私達は怖くないの? |
JJ | |
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うん、皆は平気 ルカは……ちょっと怖いけど |
ヴィヴィ | |
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クリーチャーだからって 訳でもないんだ……アテに なるんだかなんないんだか |
JJ | |
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ま、敵のクリーチャーの 位置が分かるんなら好都合ね |
JJ | |
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ルカ姉の屋敷まで一気に行くから 敵が居たら教えてね、ヴィヴィ! |
JJ | |
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う、うん……! |
ヴィヴィ | |
空から現れた大量の クリーチャー達は レース場にも降り立ち | |
クリーチャー達は何も言わず ただただルカの前に立ち塞がる ように鎮座していた | |
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貴方達も…… さっきの奴らの仲間かしら? |
闇の守護者 ルカ | |
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………… |
クリーチャー達 | |
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会話をする気はないワケね じゃあ何? この街を 侵略しに来たの? |
闇の守護者 ルカ | |
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闘うなら受けて立つわよ |
闇の守護者 ルカ | |
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………… |
クリーチャー達 | |
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……ねぇ、私は暇じゃないの 要件があるなら早くしてくれる? |
闇の守護者 ルカ | |
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用がないなら私は行くわ 悪いけど、そこを 通してもらうわよ |
闇の守護者 ルカ | |
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ダメだ |
クリーチャー達 | |
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ハァ……はいはい 貴方達の準備が整うまで 待つわよ |
闇の守護者 ルカ | |
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ルカさん! 無事ですか!? |
ルピコ | |
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えぇ、無事よ 貴方達も無事なようで何より |
闇の守護者 ルカ | |
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この状況は……一体……? |
ルピコ | |
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さぁね、分からないわ 何やら私達をここから 出したくないみたい |
闇の守護者 ルカ | |
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結局、避難しきれなかった 観客達もここに足止めね…… |
闇の守護者 ルカ | |
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貴方達はこいつらに 何もされてない? |
闇の守護者 ルカ | |
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はい、私達も今の所は 大丈夫です |
ルピコ | |
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そうだ、ルカさん……! JJさんとあの子は今どこに!? 探してもみつか――むぐっ……! |
ルピコ | |
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(しっ――大丈夫よ あの子達なら少し前に 一緒に外へ行かせたわ) |
闇の守護者 ルカ | |
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(二人とも無事なんですね……! 良かった……) |
ルピコ | |
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気を付けなさい ここに留めているということは 逃がしたくない理由があるはずよ |
闇の守護者 ルカ | |
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そ、そっか……そうですよね でも、ルカさん |
ルピコ | |
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なんだか、最初のバイクの 人達とは違って…… 攻撃する気はないように見えます |
ルピコ | |
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ただ単に……人間達を 閉じ込めておきたいだけのように 思えます |
ルピコ | |
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まだ分からないわよ ……一体、ヤバいのが降りてきた 奴の狙いが何かによる |
闇の守護者 ルカ | |
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警戒を緩めちゃだめよ、ルピコ 【プレイヤー】 |
闇の守護者 ルカ | |
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ほら、噂をすれば出てきたわ |
闇の守護者 ルカ | |
大量のクリーチャー達をかき分け ひときわ異彩を放つクリーチャー がルカ達の前に現れる | |
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――貴方がこいつらのボス? 一体、何の目的があって こんなことをしているの? |
闇の守護者 ルカ | |
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じっとこちらを観察して 何を見定めていたのかしら |
闇の守護者 ルカ | |
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私の名は――ミラダンテ 使命を果たすため 未来より来た |
ミラダンテ | |
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――――は? |
闇の守護者 ルカ | |
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み、未来から!? クリーチャーが時を超えて 現れたってことですか!? |
ルピコ | |
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(未来……異世界にクリーチャー こういったものが実在する以上 あり得る範疇かしら……) |
闇の守護者 ルカ | |
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(……言葉の真偽は 今は重要ではないわね どうせ私達は知りようがない) |
闇の守護者 ルカ | |
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私はルカ、この街を守る者の一人 こっちはクリーチャーのルピコと 人間の【プレイヤー】 |
闇の守護者 ルカ | |
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それで? 一体どんな重要な 使命を持ってこんな辺境へ やってきたのかしら? |
闇の守護者 ルカ | |
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私は「あるもの」を探している そして、それの完全な破壊が 私の目的だ |
ミラダンテ | |
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それさえ差し出せば 私達はすぐにこの場を去ろう お前達に危害も加えない |
ミラダンテ | |
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(散々荒らしといてよく言うわ オマケにこっちに選択肢は ないようなものじゃない) |
闇の守護者 ルカ | |
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(実質、これは脅しね) |
闇の守護者 ルカ | |
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「あるもの」とは何かしら? それが分からなくては 差し出しようがないわ |
闇の守護者 ルカ | |
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「あるもの」の 現在の状態は不明だ 私にも分からない |
ミラダンテ | |
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詳細を伝えることも不可能だ 「あるもの」を悪用される 危険性もある |
ミラダンテ | |
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話にならないわね 貴方も分からないものを どうやって差し出せと言うのよ |
闇の守護者 ルカ | |
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そ、そうですよ! もし私達が嘘をついたって 分からないってことですよね |
ルピコ | |
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そんな状態でどうやって それを見つけるつもり なんですか? |
ルピコ | |
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破壊すれば分かる 偽ろうとしても無駄だ |
ミラダンテ | |
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ぴ、ぴえっ…… |
ルピコ | |
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「あるもの」は確かにこの時代の この世界、この場所に存在する |
ミラダンテ | |
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それは間違いようのない 確固たる事実 |
ミラダンテ | |
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せめて特徴くらい教えなさい 形なども分からないっていうの? |
闇の守護者 ルカ | |
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それならば伝達は可能だ |
ミラダンテ | |
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ヒューマノイド…… いや、この世界で言うところの 人間の少女……のような形だ |
ミラダンテ | |
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(少女……? まさか……) |
闇の守護者 ルカ | |
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我々から見ると人間の形は どれも同じに見える |
ミラダンテ | |
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手当たり次第に破壊すれば 解決するが 我々はそれを好まない |
ミラダンテ | |
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しかし、お前達が拒否 するのであれば、我々は この世界の破壊を選択する |
ミラダンテ | |
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未来への脅威は 摘まなければならない |
ミラダンテ | |
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(未来への脅威…… 何か大きな影響をもたらす存在 ということ?) |
闇の守護者 ルカ | |
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で、でも……この街に 女の子は沢山いますよ? 私やルカさんだってそうですし |
ルピコ | |
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そうね、そんなものは 特徴でも何でもないわ |
闇の守護者 ルカ | |
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そう言うのなら構わない 我々は一人ずつ捕まえて 分析するだけだ |
ミラダンテ | |
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こちらも時間がない それはもう既に始めている |
ミラダンテ | |
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な、なんですって……!? |
闇の守護者 ルカ | |
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現在はあくまで人間を捕え 分析することに留めている できるだけ荒事は避けたい |
ミラダンテ | |
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だが、我々の時間も限られている その時が来れば我々は 強硬手段に出る |
ミラダンテ | |
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(ど、どうしましょう…… これって、まさか あの子のこと、ですか?) |
ルピコ | |
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(最近突然現れた少女…… わざわざ今探しに来るって事は あの子でしょうね) |
闇の守護者 ルカ | |
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……その様子 どうやらお前達には 心当たりがあるようだ |
ミラダンテ | |
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人間が同じように見えるクセに 些細な変化に気づくのね |
闇の守護者 ルカ | |
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無駄口を叩いている暇はない 少女を差し出せ |
ミラダンテ | |
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もし、差し出さないと いうのであれば、警告通り この世界ごと破壊する |
ミラダンテ | |
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これは全ての時間軸 全ての世界に関わる 何よりも優先すべきことなのだ |
ミラダンテ | |
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(……【プレイヤー】 ルピコ、貴方達はJJを追って 貴方達なら見つけられる) |
闇の守護者 ルカ | |
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(彼が言うことが本当なら あの謎の少女だけじゃなく JJも危険かもしれない) |
闇の守護者 ルカ | |
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(ルカさん……相手は クリーチャーです) |
ルピコ | |
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(世界を破壊するっていうのも 嘘じゃないですよ、これ……) |
ルピコ | |
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(そうね、寒気がするほどの 力は私も感じているわ 彼は本当に行える力がある) |
闇の守護者 ルカ | |
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(ただ、このクリーチャーの 言いなりになるのも危険よ) |
闇の守護者 ルカ | |
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(彼の言っていることが 真実とも限らない) |
闇の守護者 ルカ | |
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(彼は私達を良いように 使いたいだけかもしれないわ) |
闇の守護者 ルカ | |
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(こっちは協力せざるをえない としても、彼が求めているのは 要は生贄よ) |
闇の守護者 ルカ | |
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(よく知らない少女だとしても はいそうですかと渡すわけには いかない) |
闇の守護者 ルカ | |
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(……私はここに残って このクリーチャー達のことを 探ってみる) |
闇の守護者 ルカ | |
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(何なら、交渉の 余地があるかどうかもね ……これは難しいだろうけど) |
闇の守護者 ルカ | |
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【プレイヤー】 ルピコ、行きなさい |
闇の守護者 ルカ | |
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は、はいっ! 行きましょう 【プレイヤー】さん! |
ルピコ | |
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ならん ここから出ることは許さん |
ミラダンテ | |
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貴方達の目的の物を探すだけよ |
闇の守護者 ルカ | |
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言っただろう、我々は お前達を区別できない 再度見つけることは困難だ |
ミラダンテ | |
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お前の言うことが 真実であるとは限らない 信用もできない |
ミラダンテ | |
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そうね、信用できないのは お互い様だわ |
闇の守護者 ルカ | |
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代わりに私がここに残る 人質と思ってもらっても 構わない |
闇の守護者 ルカ | |
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……奴らを追え この数の差で 逃げ切ることはできん |
ミラダンテ | |
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はっ! |
クリーチャー達 | |
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まったく……行かせないわ この私が貴方達を阻むんですもの |
闇の守護者 ルカ | |
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この街の守護者として、この街で 勝手をするのは、私が許さない |
闇の守護者 ルカ |
勝利時
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フフッ、どうしたのかしら? 思ったよりも手こずってるみたい だけれど、これが限界? |
闇の守護者 ルカ | |
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(いくら何でも数が多すぎる チッ……もう限界が近いわ) |
闇の守護者 ルカ | |
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(まだ私がこうして 生きているところを見ると……) |
闇の守護者 ルカ | |
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(私達を傷つけるつもりはない、 というのは本心と思っても いいのかしら) |
闇の守護者 ルカ | |
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……どうやら、お前を倒さねば 今出ていった者達を 追跡することも叶わぬようだ |
ミラダンテ | |
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ならば……この革命の力 を以って、この不毛な闘いを 終わらせるとしよう |
ミラダンテ | |
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(そうよね……これ程の相手が この程度なワケがないもの!) |
闇の守護者 ルカ | |
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――待つんだ、ミラダンテ |
??? |
敗北時
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クリーチャーを操る力か…… |
ミラダンテ | |
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だが、その程度の力では 時間稼ぎにもならなかったな |
ミラダンテ | |
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まだよ…… まだ……終わってないわ! |
闇の守護者 ルカ |