デュエプレ ストーリーまとめ@wiki
オープニング
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ストーリー
| 暗闇の中に浮かぶ一つの影 | |
| 魔凰と呼ばれた存在の姿が 一つだけある | |
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……なんだ? 何が起こった? |
| デ・スザーク | |
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確か、私は 光の龍と闘っていたはず…… |
| デ・スザーク |
| そうだ、あの龍めが ノインの元へ向かおうとした私を阻んだ | |
| デ・スザーク |
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……より正確には 我が物顔で力を振るう奴が 目障りだっただけだが―― |
| デ・スザーク | |
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あの火文明の……アレはなんだ? よくわからんやつまで 盾ついてきた |
| デ・スザーク | |
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異様な力を感じ ノインを取り戻しに来ただけだというのに 面倒ごとに巻き込まれたものだ…… |
| デ・スザーク | |
| そこへ、強く頭を揺さぶるような 衝撃が、デ・スザークを襲う | |
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くっ……この不快な感覚は 誰の術式だ? |
| デ・スザーク | |
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またあの光の龍が―― |
| デ・スザーク | |
| デ・スザークが怒りの矛先を 光の龍へ向けていると 少女の姿が目に入る | |
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(……なるほど この無礼な術式は お前の仕業か、ノイン) |
| デ・スザーク | |
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――どうやら、魂だけでなく 精神まで繋がったようだな |
| デ・スザーク | |
| なぜか目の前の少女は デ・スザークがいつも通りに話しかけている ことに対して不満を持ったらしい | |
| 大きな目を細め あからさまに顔をしかめている | |
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今、光文明のドラゴンを止めるために 認識阻害の魔術を使おうとしてる |
| ノイン | |
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精神を繋げて認識阻害の力を流せば 裁きの紋章を止められるらしいの |
| ノイン | |
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力を貸して |
| ノイン | |
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(精神を縛り付ける術式を 認識阻害の解釈を広げて打ち消す、か 少しは頭を使ったらしい) |
| デ・スザーク | |
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…………フン 光文明の力か どうりで不快なはずだ |
| デ・スザーク | |
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そんなものに我が力を乗せるなど 考えたくもない |
| デ・スザーク | |
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勝手にしろ |
| デ・スザーク | |
| 突っぱねると、目の前の少女は 何やら困った顔で おろおろとしている | |
| ……そうだった こいつは魔術を使えないのだったな | |
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貴方が力を使ってくれないと…… 私…… |
| ノイン | |
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少し見ぬ間に、軟弱になったものだ |
| デ・スザーク | |
| たとえ魔術が使えなくとも 魔導具を使うことはできるだろうと 指摘すると、ノインは目を丸くして驚く | |
| ノインの手にしている魔本 それは、見た者の記憶を操る魔導具 ひとたび読めば記憶を奪われる代物 | |
| 厳密にいえば……そこに ノインでも使いやすいように 改良を加えたものだが | |
| いざという時の奥の手 ……今のノインならば 使っても問題はないだろう | |
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え!? これって、ただの魔力が 込められてる本じゃなかったの!? |
| ノイン | |
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っていうか 魔導具を持ってるなら言ってよ! |
| ノイン | |
| 何やら、隠していたと勘違いしたのか 怒って喚き散らしている | |
| 面倒だ なぜこんな世話を焼かねばならんのか | |
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一度起動させる程度の 力は込めてあるはずだ |
| デ・スザーク | |
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せいぜい、自分の記憶まで 飛ばさぬよう気を付けることだな |
| デ・スザーク | |
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後で、しこたま文句を言ってやる |
| ノイン | |
| ノインは ページには目を落とさず 手にしている本を――開く |
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全部の記憶じゃない…… 一部の記憶だけ消す |
| ノイン | |
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――読む者の記憶を喰らう書よ |
| ノイン | |
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我が意識を媒介とし その力を解放せよ――! |
| ノイン |
| その瞬間、空間が震え―― 二人の間にひびが走った | |
| ノインの髪も 周囲に広がりつつあった力も 途中で切り取られたように動きを止める | |
| 静止した闇の中で デ・スザークの黒衣だけが揺れた | |
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これは、何だ……!? |
| デ・スザーク | |
| 何と醜い姿だ 不死の炎から零れた、哀れな残滓よ | |
| ??? | |
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貴様……何者だ |
| デ・スザーク |
| 亀裂を押し広げ 一人のクリーチャーが姿を現す | |
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我が名は、ガ・リュミーズ |
| ガ・リュミーズ | |
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貴様と同じ不死の炎から生じ 貴様よりも、本質に近い者だ |
| ガ・リュミーズ | |
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ほざけ 出来損ないの陽炎が、何を知った口を―― |
| デ・スザーク | |
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世界を焼き尽くすはずの炎を抑え 守り、導き、未来まで気に掛ける |
| ガ・リュミーズ | |
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魔凰を名乗るには、あまりに醜い |
| ガ・リュミーズ | |
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私が何を焼き尽くすかは、私が決める |
| デ・スザーク | |
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――それがお前の最期の言葉でいいな? |
| デ・スザーク | |
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ククク、できるのならな |
| ガ・リュミーズ | |
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まずは私が、 歪みを生んだ時間ごと 焼き尽くしてやろう |
| ガ・リュミーズ | |
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誤った時の理を破壊する ――必ず、貴様も感謝することだろう |
| ガ・リュミーズ | |
| ひびが一斉に砕ける |
| 音も、闇も、ノインの姿も 白い破壊の中へ呑み込まれた |
| ――次にデ・スザークが目覚めた時 | |
| その身体は 黒い小鳥へと変わっていた | |
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なっ……なぜ、この姿になった? それに、ここは―― |
| デ・スザーク | |
| 砕かれた培養槽 焼け落ちた拘束具 瓦礫の間で燃え続ける青い炎 | |
| 培養槽から伸びていた管は裂け 何やら得体のしれない装置も 床へ倒れている | |
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闇文明の拠点…… それも、見覚えがある |
| デ・スザーク | |
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ここは、ノインの居た場所だ しかし…… |
| デ・スザーク | |
| 人の声も、機械の駆動音もない | |
| 闇文明が人間を戦士として育て 無月の門の欠片を埋め込んでいた かつての実験施設 | |
| 炎にまみれたそこに 人影があった | |
| 青い炎の中心に 幼いノインが立っている | |
| その背後にはガ・リュミーズ そう名乗ったクリーチャーが佇んでいる | |
| 女の指先から伸びる炎が 印を刻むようにノインの身体へ絡みつく | |
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ノイン! |
| デ・スザーク | |
| 思わず飛び出すが、青い炎が ノインとの間へ壁を作り 黒い小鳥を押し返した | |
| 小鳥の身体は炎の圧で 弾き飛ばされ、砕けた器具の上を転がる | |
| それでも黒い翼を打ち 再び炎へ向かって飛び上がる | |
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私だ、ノイン! |
| デ・スザーク | |
| 聞き慣れたはずの呼び声にも ノインの表情は変わらない | |
| 小鳥へ向けていた足も 一歩たりとも動かなかった | |
| ただ、その目だけが一度 瓦礫から飛び立つ小鳥を追う | |
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何、あの鳥……? |
| 9号 | |
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気に留めるほどのことではない |
| ガ・リュミーズ | |
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アレはただの力の残滓 お前には不要な物だ |
| ガ・リュミーズ | |
| ノインの視線が小鳥から外れ そのまま青い炎の奥へ 足を踏み出した | |
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ノイン! |
| デ・スザーク | |
| 二度目の呼び声にも ノインの足は止まらない | |
| 声は誰もいない施設へ響き ノインは黒い小鳥へ背を向けたまま 崩れた壁の向こうへ消える | |
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無駄だ 哀れな残滓よ |
| ガ・リュミーズ | |
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この人間は、既に私のものだ |
| ガ・リュミーズ | |
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……何を、言っている! |
| デ・スザーク | |
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貴様とノインが契約した『時』は 私が破壊した |
| ガ・リュミーズ | |
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貴様を選んだ過去など 初めから存在しない |
| ガ・リュミーズ | |
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貴様――! |
| デ・スザーク | |
| 向かってくる小鳥を意にも介さず ガ・リュミーズは周囲にまとう炎で その小さな体を弾き飛ばす | |
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ノインを使い お前に代わる破壊の化身として 私がこの世界へ顕現する |
| ガ・リュミーズ | |
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貴様が果たせなかった世界の破壊を この人間と成し遂げてやろう |
| ガ・リュミーズ | |
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――本望だろう? |
| ガ・リュミーズ | |
| ガ・リュミーズが笑う | |
| 青い炎が巻き上がり ノインとガ・リュミーズの姿は 跡形もなく消え去った | |
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待て! ……ぐっ!? |
| デ・スザーク | |
| 追おうとした翼が透ける | |
| 足元の影も、輪郭も 白い粒子となって崩れ始めていた | |
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……まさか 奴の言ったことは戯言ではないのか |
| デ・スザーク | |
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自身の存在が薄れている 過去を、書き換えているとでも言うのか! |
| デ・スザーク | |
| 過去から始まった破壊が 現在へ向かって進んでいる | |
| 追いつかれれば デ・スザークも、彼の知るノインも…… | |
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このままでは、私の存在が消える! ノインも……! |
| デ・スザーク | |
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そんなことは、させぬ! |
| デ・スザーク | |
| 黒い小鳥は 青い炎の残光を追って飛び去る | |
| ――その背後で、小さく動く影があった | |
| 崩れた実験施設には 一人の少年だけが残されていた | |
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う、ぅ…… |
| ??? | |
| 青い炎が消えた床には ノインの足跡さえ残っていない | |
| 傷が残る煤けた手で瓦礫を押し退け 自分の足で立ち上がる | |
| そして一人で 遠ざかった影の方角へ歩き出した |
















