ムービーの作成方法には、 ゲームを起動した時点から作成する方法と、ゲーム中の任意のタイミングから作成する方法の2種類があります。
一般的には、通しTASなどのふつうのTAS動画は、ゲームを起動した時点から作成することになりますが、検証用のTASや個別ステージTASなどでは任意のタイミングから作成することになります。そのため、どちらの方法も正しくできるようにしておくことがよいでしょう。
リセットスタートとは、つまりゲームを起動した瞬間からTASのムービーを記録していく方法です。通常はこちらを使います。
ステートスタートとは、つまりゲーム途中の任意のタイミングからTASのムービーを記録していく方法です。個別ステージTASや検証用ムービーなどにはこちらを使用するとよいでしょう。
ムービーを最初から再生する場合は、ゲームリストからゲームを選択し、[記録]→[ムービーを再生]からムービーファイルを選べば自動で再生が始まります。ステートスタートで作成したムービーも、この方法で自動保存されたステートを読み込んで正しく再生されます。
ムービーの途中から再生したい場合は、まずは最初から再生する方法に従ってムービーを再生し、次にムービー中の任意のステーを読み込みます。このとき、失敗テイクのステートなど、記録されているムービーのもの以外のステートを読み込んだ場合、Desyncが発生しますので、読み込むステートが正しいかどうかあらかじめ確認しておいてください。なお、誤って関係ないステートを読み込んだ場合、そのままいったんムービーの再生を中止して再度再生し始めれば問題なく再生できます。
TASの制作中に、ある短い区間を部分再生したい場合があります。そういった場合は、まず部分再生区間の終端よりも後ろでステートを取り、数フレーム進めてから[記録]→[読込専用]にチェックを入れます。次に、再生したい個所のステートを読み込みます。再生が終わって続きを記録したい場合は、読込専用のチェックを外してから、終端部分のステートを読み込んで入力を記録します。
部分再生時に関係ないステートを読み込んだ場合も、Desyncの原因になります。まず読込専用のチェックを外し、終端ステートを読み込んでから、数フレーム進めて読込専用にし、正しいステートを読み込んでください。