*概要 敵グループや敵全体を一度に攻撃する武器。「全体攻撃武器」と呼ばれることも。 グループごとに攻撃できるのはムチ、全体を攻撃できるのは[[【ブーメラン】]]などの系統。 共通するのは左から順に攻撃するのでこちらから見て右に位置する(後に攻撃を受ける)[[モンスター]]ほど被ダメージが低くなる。 バイキルトやちからため系の効果は最初の1匹のみ。 長らく会心の一撃は発生しなかったが、Ⅸからはムチやブーメランでも会心が出るようになった。 #contents(fromhere=true) *DQⅢ(リメイク版) 複数攻撃武器が特に強かったのはリメイク版Ⅲ。 敵のステータス等はそのままで複数攻撃武器が導入されたので[[【はがねのムチ】]]や[[【グリンガムのムチ】]]、[[【はかいのてっきゅう】]]などが猛威を振るう結果になり、戦闘が非常に大味になってしまったという批判が根強い。 *DQⅣ(リメイク版) Ⅲで反省したのか、特に第5章までは、[[【いばらのむち】]]を[[【せいなるナイフ】]]に、ブーメランを[[【クロスボウ】]]に、 [[【モーニングスター】]]を[[【ホーリーランス】]]に名称変更することで複数攻撃武器が出てくるのを極力抑えようとしている。 結果的にバランスは良好になったが、何故かグリンガムの鞭と破壊の鉄球のみ登場しており、これらの武器は猛威を振るう。 *DQⅤ~Ⅶ 初出はⅤ。それまでは一部の例外を除き、複数攻撃は呪文攻撃しかなかったが、この複数攻撃武器によってお手軽かつノーリスクで敵を一掃できるようになった。 戦闘のテンポを早くするなどの恩恵もあるが、呪文の価値が相対的に低下した(同時期に出た特技などでさらに拍車がかかった)負の側面もある。 冒険序盤では「[[【はがねのつるぎ】]]と[[【やいばのブーメラン】]]を持ち、相手に合わせて装備を付け替える」という新たな戦い方が生まれたが、その戦法も特技を覚えると忘れ去られてしまう。 ただしⅥはともかく、Ⅴでは特技の複数攻撃には属性が付いている為、無効化する敵のことも考えると、武器の付け替えの戦法は後半においても覚えておいて損はない。 SFC版Ⅴでは、バイキルトの効果は攻撃した敵全てに及ぶが、ちからため・きあいためは最初の1体にしか効果が無い。 Ⅴ~Ⅶには剣なのに全体攻撃が可能な[[【みなごろしのけん】]]が登場。ただし呪われている。 *DQⅧ ややブレーキがかけられた。 テンションアップ→複数攻撃が異常に強かったりとまだまだ優遇されている面は否めないものの、[[スキル]]制によるヤリや剣の強化、 それに対するブーメランスキルの微妙さのため中盤以降もコンスタントに全体攻撃武器が登場するにもかかわらず使い勝手は悪い。 (ムチスキルはやたら強いが、それは範囲攻撃のお陰ではなく[[【双竜打ち】]]によるものである。) *DQⅨ ブーメランの出番が転職[[クエスト]]の関係で[[【ビタリ山】]]以降と遅くなり、 序盤はとりあえずブーメラン、というⅤ以来の慣習が久々に姿を消した。 *不思議のダンジョンシリーズ トルネコ2では前方3方向に攻撃できる[[【妖剣かまいたち】]]、自分の周囲8方向に攻撃できる[[【剛剣かまいたち】]]が登場。 その後、前方3方向の効果は少年ヤンガスではグリンガムのムチに譲り、 周囲8方向の効果はトルネコ3では[[【キラーヘッド】]]に、少年ヤンガスでは破壊の鉄球に譲っている。 また、前方2マス先まで攻撃できる[[【ストレイトソード】]]も一応該当すると言えなくもない。 ----