存在は確認できるのだが、実際には出現しない
モンスター。
出現しない理由は様々であり、中には「没」と言う表現が適さないものもいるが、とりあえず通常の手段ではゲーム中でお目にかかれないモンスターの総称という事になっている。
元々登場させる予定だったものを没にしたものかどうか、ゲーム内に実際にデータが残っているかどうかでいくつかに分類できる。
- パターン1
登場させるつもりでモンスターデータを作成していたが、何らかの理由により登場しない事になってしまい、データの残骸だけが残された…というパターン。
存在が判明する経緯も様々で、単純に後の世での解析によって見つけられる場合もあれば、事前情報の雑誌イラスト等で発表されていたのに登場しなかった、と言う場合もある。- パターン1-1
容量不足。一番よくあるパターン。容量不足によりシナリオやマップの一部が削除された結果、そこに登場する予定だったモンスターも陽の目を見ることが無くなった…など。
- パターン1-2
設定ミス。普通に登場させるつもりでいたのに、出現地域の設定のし忘れ、間違って出現率を0%にしてしまった…など。
- パターン1-3その他外部の事情。
特殊なケースで、【GBC版Ⅳの没モンスター】がこれに当たる。容量不足でも何でもないが、事情により企画自体が没になった事で新モンスターも没になった。
また、政治的・世間的な事情による配慮でモンスターが没にされる事もあり得る。例えば2011年東日本大震災の影響で3DS版Ⅶから【つなみ】の特技が削除されているが、これがSFC版Ⅵの発売前であったなら、【キラーウェーブ】などのモンスターごと削除されていた可能性が高い。
- パターン2
最初から登場させる予定がなかったものが、何らかの形でモンスターとしてユーザーの目に触れてしまったもの。- パターン2-1
デバッグ用モンスターの残骸。目的とする部分のデバッグに必要の無い部分は適当に設定されている場合が多く、名前や姿は滅茶苦茶な事が多い。当然ながら解析でないと見つからない。
- パターン2-2
ただのイメージイラスト。【キーファ】と【ヘルジュラシック】が戦うイラストが載っているPS版Ⅶ説明書のように、この手のイラストはゲーム内容との整合性よりもイメージを優先して描かれる、またはゲーム内容を把握していない人が描いている事が多いため、そもそも登場させる予定の無いモンスターが描かれている事がある。
このうち、パターン2-2については名前すらも不明であるタイプも多い。一番有名なのはⅥの下敷きに載せられていたモンスターだろうか。
FC版Ⅳは特に、パターン1-1なのか1-2なのか、とにかくデータはあるのに出てこないと言った没モンスターが多いが、FC版Ⅳの没連中はリメイク版で全て正式に出現するようになっているので、出せなかった事は開発スタッフにとって不本意なことではあったようだ。
また、同じくFC版Ⅳの没モンスターのうち、じごくのざりがに・シャークマンタ・たこまじん・ピラニアンの4匹は
【海鳴りのほこら】から出た瞬間のみ実際にエンカウントする事ができる。
普通にプレイしていればまず出会わないままゲームが終わるのだが、ともかくゲーム中で実際に出会う手段があるのだからと、この4匹を没モンスターに含めるかどうかでは一部で意見が分かれる。
なお、没モンスターが後に本編に採用されることもあり、サウルスロードなどはこうした復活組の1匹である。
※ 後に復活・正式登場したモンスターは没になっているソフトを付記
最終更新:2014年01月13日 16:11